2013-04-04
YUKA TSURUNO GALLERY (TOLOT/heuristic SHINONOME) 「ホセ・パルラ「PROSE」」を観てきました。

YUKA TSURUNO GALLERY (TOLOT/heuristic SHINONOME)にて
「ホセ・パルラ「PROSE」」
を観てきました。
移転後初めて伺いました。
サッカーで東雲に行く日に伺いました。
まずTOLOTのスペースをじっくりと。
まるで日本でないような空間に
ちょとドキドキしながらYUKA TSURUNOさんに伺いました。

今回の展覧会のホセ・パルラさん。
不勉強なので初見なのですが
とても深く引き込まれました。
ホセ・パルラさんは言葉や文字やグラフィティ等数々の表現を組み合わせて
自分にしか出来ない表現で作品を発表している作家さんだそうです。
彼がインスパイアされるのは都市の壁なんだそうです。
世界中を旅している中で都市の壁にこそ歴史や文化が刻まれていると考え
壁に向き合いそこからその土地の空気、生活を感じて
作品を制作していくんだそうです。
確かに「壁」にはその前を行き交う人々が放つ空気が
染み付いているような感じがありますよね。
特に海外では何度も塗り重ねられたペンキの痕や
貼っては剥がされたポスターの断面や
雨風に晒された匂い等で
今自分がここにいなかった以前の世界に想像が広がる感じがします。

想像の扉が沢山並んでいるようなこの展覧会。
とてもライブ感を感じます。
よく見ると文字のようなものも見えてきますが
判読よりも感じるリズムに身を任せたいです。

特に釘付けになったのがこの作品。
日本人としてとても内側がとても刺激されます。
息子も「サムライブルーになった気持ちになったよ」
だそうです。
そしてすごく引き込まれたのが
事務スペースに展示された小作品のドローイング。
素晴らしかった。
部屋に飾ったら常に新しい気持ちいい風が吹き込んでくれるような
心地よい循環を産み出してくれるような作品でした。
この季節にぴったりの展示です。
ぜひ足をお運び下さい。
5月18日(土)迄。
日・月・祝日休廊です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術