2013-03-01
IOSSELLIANI T-02-IOS「鈴木一成「PURO」」を観てきました。

IOSSELLIANI T-02-IOSにて
「鈴木一成「PURO」」
を観てきました。
このタイトルはIOSSELLIANIで発売される新しいブランドだそうです。
イタリア語で「純粋」を意味する「PURO」。
今回の鈴木一成さんの展覧会はこのコレクションの発表に合わせて
2会期に分けて開催なんだうです。
今回前期はまず「シロイロにマツワル」。
一見何も映っていないように見えるこの作品。
よくよく見るとこれは雪景色。
そしてよーーーーーく見ると目を凝らすと
足跡とか何かの影とか
少しずつ景色が分かります。
こちらお話を伺うと福島の雪景色だそうです。
福島というのは実は私の実家の墓がありまして
昔昔は祖母の家に遊びに行ったりしました。
横浜育ちの私には雪は本当に楽しかったです。
そして同時にとても恐ろしいものでした。
道を間違えて雪に埋もれそうになったりした時は
「やばい息が出来ない!」
とマジで焦ったりしたものです。

ほのかに思い出した雪の感触を思い出しながら
ずっと白い作品をみていると
様々な影が映り込んでいるのことに気づきました。
影は様々に動いていてまさに「今」を感じました。
白い雪の大地というのは
真っ白のように見えてそこには
過去があったり未来があったりと
色々なものがそこに存在しているのですね。
どこまで気づけるか、
見えるかは自分次第なのかもしれませんね。

そして奧の方にある作品も注目。
こちらの右側は箱の中に「雪が降る状態」を作ったそうです。
じっと観てるとなんだか「しんしん」な感じがします。
雪が降る様というのは自分的には「しんしん」が
一番あってると思っています。おもわず息子に
「この箱の中には「しんしん」が入ってるのよ」
なんて話しかけたりしてしまいました。
このシリーズは3月20日まで。
後半3月21日から4月23日には、
「28cm」シリーズを展示されるとのこと。
こちらも楽しみです。

今日はここに来る前ちょと辛い人生経験をした息子さんが
一番楽しんでいました。
「僕はアートも好きで幸せ」だそうです。
親子を構って下さった作家の鈴木一成さんをはじめ皆々様。
本当にありがとうございました。
4月23日(火)迄。
不定休。詳細はお店のFacebookページを
ご確認下さい。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術