2013-02-04

東海東京証券ギャラリー「京都・妙心寺退蔵院 村林由貴 襖絵展~美の創造とそれを支える職人たち~」を観てきました。

東海東京証券ギャラリーにて

「京都・妙心寺退蔵院 村林由貴 襖絵展~美の創造とそれを支える職人たち~」

を観てきました。



椿昇先生に紹介して頂いたこの展覧会。
昼間にトークショーもあると伺い
ちょうど行ける時間だったので
頑張って親子で行ってみました。


伺った時間帯は村林由貴さんのトークの終盤。
話だけかしらとおもいきや
息子さん「僕は絵がみたいの」と立ち見エリアをずんずんずん。
ちょとドキドキしながら私もお話を伺いました。


現在、京都・妙心寺退蔵院には
1600年代初頭に絵師・狩野了慶によって描かれたふすま絵が現存しているそうです。
しかし損傷が激しい為普段は取り外して保管しているとのこと。

そこで副住職の松山大耕さんが「既存の文化財を保全するだけでなく「新たな芸術を生みたい」」と
新たなプロジェクトを立ち上げたそうです。それが
文化財に代わるふすま絵を描く若い絵師を募集するとのこと。

「若く才能がある」
「京都にゆかりのある」
「やりきる度胸がある」
「宗教や文化を尊重できる」

という厳しい募集条件に対して審査を勝ち抜いたのは
2011年3月に京都造形芸術大学院を卒業した村林由貴さん。

彼女は現在同院の64枚のふすま絵の制作を
400年前の絵師と同じ環境で開始しているそうです。

大切にしたい文化の保存だけでなく
今の若い才能が力を発揮する場所を与えること。
これってすごく大事ですよね。


村林さんのお話でとても印象に残ったお話がありました。
それは「襖絵を描く際にそこにいる人を想う」ということ。
絵が主張しすぎてはそこにいる人が落ち着けないのではということ。
そこにいる人を想いながら描くということは
実はとても「生活に密着している」ということ。
生活と芸術を両立させるバランス感覚は
今にも通じるものがあるなあとも感じました。

先日京都に行った時に二条城に行ったのですが
お城を歩くと全部が派手派手しいわけではないことが分かります。
日本には四季があるから尚更
そういうメリハリを求めていたのかもしれませんね。





トークショーが終わった後
じっくりとお道具や襖絵以外の作品を拝見。
今回はお寺の襖は持ってきていないそうです。
京都まで来て頂きたいとのこと。
二条城の廊下を思い出しながら
確かにそうだよなあと思い出しました。
世界観を意識した作品はその世界の中で拝見してこそですよね。
この前京都に行ったばかりなのに
また行きたくなりました。



本当に素晴らしいプロジェクトだと思います。
古美術は乗り越えた時代で鑑賞している私たちに

「ここまで時を超えて今ここで出会ってるのだから大丈夫。乗り越えられる」

と勇気を与えてくれると常々思っていました。

2011-03-03
思うこと】どうしてこんなに日本人は自信を無くしてしまったんだろう。


そして古美術にこのような現代の若い才能が融合していく様は
未来に繋がる勇気を示してくれたような感じがします。
見ている私も元気を沢山頂きました。
本当にありがとうございました。




息子さんは
作品を1つ1つじっくり観て、
練習作品もじっくり観て、
村林さんの写真もじーーっと観て、
自分のお気に入りを探していました。





そしてトークショーが終わり
人が少なくなった時に
少し大きめのノートにじっくり書き始めました。
そんなおかしな親子の姿を

暖かく見守って下さった皆様、そして村林由貴さん。
ありがとうございました。



椿先生いつもありがとうございます。
後藤さんフロントライン楽しみにしています!



2月17日迄。
無休です。詳細は日本橋経済新聞の記事をご参照下さい。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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