2012-10-27
ワンダーサイト青山「OPEN STUDIO Creator-in-Residence 2012」を観てきました。

ワンダーサイト青山にて
「OPEN STUDIO Creator-in-Residence 2012」
を観てきました。
川久保ジョイさんの写真がすごく好きなので
今回あたらしいグループ展に参加してると伺い
ぜひ拝見したくなったのです。
今回は体験型ということで
とてもワクワクして出かけました。
でもちょと迷いました。
なんでワンダーサイト青山場所ってあんなにも分かり辛いの!
さてそもそもクリエイターレジデンスとは何なのか。
ホームページから引用してみたいと思います。
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クリエーター・イン・レジデンスとは
トーキョーワンダーサイトでは、アート、デザイン、音楽、建築といった創造的分野で活躍する世界中のクリエーターが滞在制作を行う、クリエーター・イン・レジデンスというプログラムを2006年より開始しました。東京の中心部に位置し、ファッションやクリエーターの街でもある青山という立地で、国内のクリエーターが年間約100名滞在し、活動しています。レジデンスのあるTWS青山には16の宿泊室と5つのスタジオ、また交流スペースやアーティストファイルをアーカイブしたライブラリーなどがあります。
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ふむふむ。クリエーターさんが泊まってるってわけね。
今回の川久保さんの展示は5階でした。
クリエイターさんはグスタヴォ・チリアコさんという方。
あと二人のアーティストさんと一緒のグループ展形式。
というか川久保さんに会えたので
今回は川久保さんに子供連れでも楽しめるバージョンにして頂きました。
川久保さんに鑑賞における簡単な展順を伺いいざ鑑賞開始。
★レジデンスの完成は11月なるそうです。
今回のスタジオはあくまでも見学ベース。
ぜひ完成形も見に行きたいと思いますので
今回は私の感覚的な想いを感想として残してみたいと思います。
はい私号泣してしまいました。
これほど迄に心を鷲掴みにされる展示は久しぶりでした。
すごいです。この3つの展示が奏でるストーリー。
静かですが心を鷲掴みにする猛烈な強さがあります。
3つの部屋にはそれぞれのストーリーがあるのですが
そのストーリーは独立しているようで
実は綿密に絡んでいます。
でもその絡みというのは
あくまでも自分の体験が基づいています。
1つ1つの作品の体験の前後に
作品発生のエピソード等も伺いました。
暗闇の中で私は息子をだっこしたり手を握りながら
これほど迄に色々な感情がわき上がってくるのか
自分で自分の中の感情の渦巻きに驚いていました。
私は溶けて行く紙を見つめながら
一番会いたいあの人にまた会えると信じていた自分が
猛烈に恥ずかしくなりました。
そう、当たり前のことなんてないのに。
「闇」から連想する数々な場面。
その闇から紡ぎだされる数々の物語が
私の心を揺さぶります。
とても深い、深い展示でした。
息子も静かに鑑賞し、一緒に体感してくれました。
彼もこの特別な体験を楽しんでくれたのなら私もとても嬉しいです。
ぜひ体験して頂きたいと思います。
それぞれにとても静かな物語なのに
これほどまでに衝撃的な体験が出来るインスタレーションは
なかなかないと思います。
11月、この3つのストーリーが
どのように完成していくのか
とても興味があります。
11月の展示も必ず伺いたいと思います。
10月28日迄。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術