2012-10-17

水戸芸術館「3・11とアーティスト: 進行形の記録」を観てきました。


水戸芸術館にて

「3・11とアーティスト: 進行形の記録」

を観てきました。


こんなニュースが飛び込んできました。
川島選手の腕4本に合成 「原発事故影響」と仏TV

地震から1年半以上も経ったというのに
こういう記事を読むと
とても胸が締め付けられます。

水戸に向かいながら
どうしてこういう記事が出ちゃうのかなあと
ずっと考えていました。




水戸は思った以上に遠かったです。
行きはのんびり用事を済ませながら行ったからなんですが。
息子は私と二人で移動するのはサッカー関連で慣れているので
お互いのんびり過ごしました。
道中もGoogleマップで確認しながら行ったので
私はまだまだiPhone5に出来そうにありません(^^;)。



水戸芸術館は初めての訪問。
とっても優雅な建物なんですねー。
さてそれでは鑑賞へ。
出展作品は拝見済みが多いよという事を聞いていたので
正直どういう気持ちになるのか
自分でも予想は出来ませんでした。




今回の展示は地震の日からそれぞれの作品が
完成した順に並べられています。
今迄観たことがある作品も
きちんと時系列で示されると
事の重み、行動力の大事さ、表現する勇気に
最大限のパワーが押し寄せてきます。


ああ、この作品はこの時に
制作されたのかと改めて思い出しながら
自分もこの時どんなことをしていたかを
思い出したりしました。
既に拝見済の作品が多かったからこそ
尚更そういうことが出来たのかもしれません。

例えばChim↑Pomの「気合い百連発」は
以前ギャラリーで拝見した時には分からなかった
時の背景が見えてきてマジで泣いてしまいました。




今回は息子と一緒の鑑賞。
彼にも当時はよくわからなかった状況が
時間の流れで以前よりかは整理出来たようです。

以前3331で拝見させて頂いた椿先生の自転車が
なぜここにあるのか、なぜこの時期に出来たのかを
時間の流れを改めてみてやっと分かったと話していました。

私があまりテレビを観ないので
息子は地震に関してはワイドショー的な番組を
殆ど見ていません。
その分一緒に作品を沢山みました。
だから作品を見て自分の思いと一緒に味わうということが
容易に出来たのかもしれません。



あと全体的に感じたのは
「触れる」に関わった作品がとても多かったこと。

自転車
ブランケット
ぬいぐるみを使ったインスタレーション
引き起こし
お皿の修復

等等「触れる」ことがとても大事なキーワードに
なっているなという印象を受けました。
この時期特に私も沢山息子をだっこしたなあとか
色々なことを考えさせられました。



今回の展示は時系列でそれぞれの文化活動を示しているので
最後になったらクライマックスがあるとか
そういう事ではありません。

この時だから現実に対してどのように行動したのか。
この時だからあの時の地震をどのように振り返られたのか。
この時だからあの時の恐怖をどのように語れたのか。

そして
今だからどんな言葉で、どんな行動を示せるのか。


それぞれの思いが胸に突き刺さってきます。
自然と自分自身を振り返ります。
私は何が出来るんだろう、私はどうやって家族を支えていこうか等
自分自身について深く深く考えさせられました。

息子はヤノベさんの作品を見て
「僕、この子知ってる。この子の絵家にあるよね」

(先日ドローイングを購入させて頂いたんです)
そしてヤノベさんの作品を見ながら
「この作品には出来たばっかりの時も今もすごく「心が乗ってる」ね。
 沢山の人の心が乗ってる。」
と何度もまわりをまわりながら話していました。


遠方ですが行ってよかったです。




あと1つ別の感想も持ちました。
フランスでのサッカーの揶揄報道を観た後だったからかもしれないんですけど
こういう被災地での文化活動をもっと世界に【伝える言葉で】伝えないと
ダメだよなって実感しました。

その時どんな活動をしたのか、
そこにいた人はどんな気持ちだったのか、
そして今どうだったのか。

こういう活動をもっと世界に【伝わる言葉で】伝えないと
日本と日本人がどんどん誤解されていくだろうなと恐怖を感じました。
実際伝わってないなあと思う事が
多々あるのが現状だと思います。

息子の世代が働く時代になれば
世の中はもっと世界全体で情報のやり取りをするようになるでしょう。
だからこそ自分の言葉でその時の想いを伝えることの
大事さを痛感させられました。
その点ではこの展覧会は持ち帰れるキャプションに
英語解説があったのでさすがだと思います。

私たちも英語や他の言語を頑張ろう。



被災地とそこに関わる文化活動を時間軸を見せられた後
自分の中で消化して
そして自分はこれからどう生きていくのか。

自らに深く問いかけてくる展覧会でした。



オススメです。
全力でメッセージがぶつかってくる展覧会ですので
鑑賞時には体力使います。
ぜひ思い切り体力を使って頂きたいと思います。


12月9日[日]迄。
月曜日休館です。


追伸。


水戸芸術館のタワーにも登りました。

こちらのタワー、NHKのニュース等でよく出てきたので
ぜひ観てみたかったのです。
正直観るだけだと思っていたら
登れるということなので登りました。
独特の壁に私だけクラクラしてしまいました。。。。

そしてタワーのスタッフのお姉さんに
「翼おにーちゃん(加藤翼さんのことをこう呼ばせて頂いています(^^;))の引き起こしはやったほがいいよ!
 あれすごいよ!おかーさんすごく引っ張ってたんだよ!」
と息子が必死に説明を始めたので私も加勢して
もっともっと盛り上がってしまいました。。

11月に引き起こしがあるので楽しみです。
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genre : 学問・文化・芸術

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