2012-09-16

SNOW Contemporary (XYZ collective)「明日は、はじめて見る今日」を観てきました。


SNOW Contemporary (XYZ collective)にて

「明日は、はじめて見る今日」

を観てきました。


毎回刺激満載なこちらの展示。
今回グループ展ということで
楽しみに出かけました。


といってもやはり一番気になるのは竹内公太さん。
こちらでの「指差し作業員」を中心とした展示は
ものすごく刺激的でここで横っ面をひっぱたかれたような衝撃を受けてから
常に追っかけ続けています。


今回は以前の作品を展示。
ということはポートフォリオで分かっている作品を拝見のはずだったんですが。


Composition of "FURUSATO"
こちらにやられました。



こちら金属バットで殴った音を使って
童謡「ふるさと」を奏でるという作品でありまして
以前ポートフォリオで写真での記録を
拝見したことがありました。


そこでもコンセプトとして
十分楽しめたのですが
今回展示スタイルに強い衝撃を受けました。


まずこの大きさです。
息子が一緒に移っている写真を観て頂くと分かるのですが
画像を再生しているプレイヤーは実はそれほど大きくありません。
そしてその足下には金属バットがあります。
鑑賞者はヘッドフォンをつけて映像の音を聞きます。


ここすごく重要だと思うのです。
ヘッドフォンというのは
外部からの遮断を意味します。
そして映像はポケットに入れてしまっても
もしかしたらばれないかもとか思えるほど小さいもの。

しかも側には金属バット。
何にも繋がれていない金属バット。

何かのきっかけでバットを抱えて外に飛び出してしまったらどうしよう!
という衝動を勝手に想像し必死に押さえる自分。
そう、案外あたしだって日々の不満があってさあ。。
とか色々考えてしまったりして。

そんな妄想の中聞くとても可愛らしい音楽。
でもそれは金属バットで奏でられている現実。

そう案外可愛いことって暴力的で
どうしようもなく暴力的なことって案外可愛い。


いやーやられちまったよ。と私は大興奮。
「ふるさと」という曲をまだ学校で習っていない息子は
私の興奮度はいまいち伝わっていないようでした。
でも「これずっと観てたくなる」と何度も観ていました。


すごいもうこれって竹内ワールドにはまってるよね。


竹内公太さんの作品はもう刺激満載なのですが
他にもドキドキさせる作品で満ちあふれています。
気になった作品あと2つご紹介、


ALIMOさんという作家さんのアニメーション。
静かに迫り来る力がすごくてもう倒れそうでした。
作業方法を伺うとペインティングと撮影、編集の工程をひたすら何回も積み重ねることによって完成させる
「アニメーション・タブロー」 という独自の方法論で作成されているとのこと。
つまり一瞬一瞬がもう2度と帰ってこないわけです。
描かれた存在が消えるというか消すということを
運命づけられた上での撮影はまるで死刑執行人のような
重みまでも感じられます。
この重みというのは空気に重みのある状況での制作が似合うだろうなと
感じていたのでエストニアでの制作というのは本当に楽しみです。



off-Nibrollというユニットの作品もすごく印象的でした。
震災前に制作された作品だそうですが
震災を体験してしまった私にとっては
この作品は震災を連想せずにはいられませんでした。
そしてこの作品のすごい所は光の使い方、
全くずれません。
その正確さはまさに戯曲のような作られた世界を連想させ
その作られた世界は現世界の大半であり
私たちが永遠に守られていると思い込んでいる世界は
簡単に壊れてしまうものなのよと
見せつけられているようでとても怖くなりました。


そして何度注意しても2階から降りる際に頭をぶつけてしまう私。
これはその破壊の警告を身をもって体感してるのよと
自分に言い聞かせているのでした。




他にも驚かされることばかりです。
ぜひ足をお運び下さい。おススメします。
9月30日(日)迄。
休廊日:9月18日(火)・24日(月)です。
詳細は公式ホームページをご参照下さい。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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