2012-08-11

森美術館「アラブ・エキスプレス展」を再訪してきました。

IMG_9103.jpg
森美術館にて

「アラブ・エキスプレス展」

を再訪してきました。




今回は人気美術Blog
「青い日記帳」のtaktwiさんの企画に申込をさせて頂きました。

青い日記帳×森美術館「アラブ・エクスプレス展」特別鑑賞会

(訪問させて頂いたのはもう少し前になります)
ありがとうございました。

前回の記事でもすごく面白かったと書かせて頂いたこの展覧会。
再訪出来る機会が訪れてとても幸せです。




今回は鑑賞において
「違い」を自分の中でテーマにしました。
今そこに存在しているのに感じてしまう壁とか思い違いとかを重点的に。


ちなみにこの展覧会写真撮影可能です!
なので今回掲載写真はクリエイティブ・コモンズ・ライセンスです。




IMG_9105.jpg
ムハンマド・カーゼム
《ウィンドウ 2003-2005》
2003-05年


窓から見えるドバイの景色の変化を中心に描かれています。
呆れる程も猛烈な再開発と
変わらない自分の生活との隔たり。
そこには「ドバイ」という華美に暴走しがちなイメージと
とても足に地が付いた状況とのギャップ。
同じ今という時間帯に存在している事なのに
とても遠い遠い。この遠さを受け入れないときっと私たちは次に進めない。



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ミーラ・フレイズ
《グラディエーター》
2010年

文化や宗教というのも「違い」を感じる機会の1つであります。
宗教上の服装やスタイルの違いをどうとらえるのか。
宗教上の決まりを人権的な側面から変えなきゃいけないと
声高らかに言う人もいるけど

その側面というのは独りよがりな考え方なのではないか
本当にすべての側面で考えているのかどうか

色々なことを考えさせられます。
この作品は「宗教的に隠す」という行為をとても多面的に表現していて
立体的な面白さを感じました。

1つの側からではなく
違いを違いとして受け入れた上で
お互いのことを受け入れ合いたいなと
感じながら「自分はそれが出来るのか」を自問自答していました。




IMG_9109_20120811114403.jpg
オライブ・トゥーカーン
《(より)新しい中東》
2007年

また別の側面から考えます。
前回の訪問でも書いたのですが
国境「国の違い」という概念について。
以前ドイツとオーストリアの国境を越えたことがあったのですが
とても簡単に超えることが出来たのですね。
そして日本国のパスポートというのが
国境を超える際にものすごい効力は発揮するというのも
何度も目にしています。


そして国境はこの展覧会で
とても重く、高い壁になるということも
実感させられます。
そしてその国境というのは人の手で簡単に決めているものである
という事実にまた驚かされます。

そんな矛盾と避けられない堅実を痛感させられるのが
この作品。
世界地図がパズル形式になっています。


★再びこの作品の前に訪れた時
 息子はパズルを始めようとしませんでした。
(あれ?今日はやらないのかな?)と思っていたら
 係の人に「すみません、てぶくろどこですか?」と聞いていてびっくり。
 そうなんですこの作品最初は手袋して動かすルールでした。
 鑑賞のルールをまもっていこうというのは
 いつも言ってますがちゃんと身に付いているんだなと思うと
 お母さんは本当に嬉しいです。ありがとうございます。


こちらを自由に動かすことにより
国境というものがいかに儚いかを実感させられます。
そして1つだけうごかないパレスチナが実際は
とても安易に国境を決められているという現実。


現実について深く深く考えさせられます。
そしてその現実をきっと自分が全然分かっていないことを
改めて思い知らされるような気がします。



このアラブ・エキスプレス展。
私の中ではとても重要な展覧会になりそうです。
世界があまりに広いこと、
自分とあまりに違うこと、
そして自分があまりに無知なこと、
でももっと知りたい意欲がまだ自分にあることに
とても嬉しさを感じられる場所だからです。
知る事によって驚くことだけでなく傷つくこと、悲しい想いをすることも
これからも沢山あるでしょう。
でも知らないでいるより全然いい。
私は知ることにどん欲でいたいし
違うことだけに気を取られるのではなく
もっと深いところを探す意欲を持っていたいと
改めて感じました。



個人的には
違いをちゃんと実感するには
その場所に行かなくちゃいけないなと。
行かなきゃ分かんないんですよマジで。
単純だからかなー。



IMG_9744_20120811152245.jpg
実は今月末に家族でドバイを訪問予定です。
今回は場所が場所なので面白そうなことが沢山ありそうです。
作品を通して感じた色々な想いを
今度は現場で感じてみたいと思います。

訪問先でもBlogを更新出来たらと思っています。


★一部過激な表現の作品もあります。
 親子で鑑賞する際はまず大人が確認してどう見せるか判断することをお薦めします。


10月28日まで。無休です。
オススメします。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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