2012-06-14
neutron tokyo「酒井龍一 展「Boundary」丸岡和吾展 &「反死」」を観てきました。

neutron tokyoにて
「酒井龍一 展「Boundary」丸岡和吾展 &「反死」」
を観てきました。
「死」というものを具体化して捉える時
人によって色々な分野から入ると思います。
私にとって「死」を身近に感じた経験は
身内の葬式だったような気がします。
その体験は自分の中で
「次に○○が死んだらどうしよう」
「自分が死んだらまず何が見えるのだろうか」
「死の順番というのは実は見える人には見えているのではないか」
等色々な形で想像の世界を広げることになりました。
死後の世界の想像は
想像する時の状況によって明るかったり暗かったり。
newtoron tokyo というギャラリーは
とても美しい一軒家であります。
1階から3階を行ったり来たりしていると
死後の世界について揺れ動く心を
体感できるような気がします。


上階の丸岡和吾展 「反死」はとてもキッキュな感じでありました。
死を連想させるキーワードが
とてもlightな感じで展示されていて
フランスのコメディ映画を連想されるような
そんな楽しい気分になりました。

でも個人的には棺桶に入る勇気はなかったです。。
やっぱりリアルすぎる。。
そして2階、1階の
酒井龍一 展「Boundary」ではまた違った印象を感じました。

死後別の世界に移動する時に
横から見えるようなとても深い静かな世界。

暗闇の中で
光を構成する小さな粒の移動する音が聞けてきそうな静けさ。

2階に上がるとそんな別の世界に呼ばれている者だけが
つける「見えない仮面」達に見つめられるわけです。
もしかしたら自分もそんな仮面を既につけているということ。。。?
色々な心の葛藤を感じることができる
とても感性を使う展覧会でした。
6月17日まで。
★6/15(金)と16(土)は営業時間を21時まで延長されるそうです。
★月曜定休です。
★最終日の展示は18:00までとなります。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術