2012-06-01

TOKIO OUT of PLACE「森村誠 「Daily Hope」」を観てきました。

IMG_7251.jpg
TOKIO OUT of PLACEにて

「森村誠 「Daily Hope」」

を観てきました。



ずっと行きたかった展示でした。
しかしまあなんだか忙しくてなかなか時間が取れなくて。。
やっと行くことが出来ました。


AFT等で何度か作品を拝見させて頂いています。
今迄拝見している展示は「壁にかけて」拝見する作品でした。
今回は「作品の上を歩く」という設定とのこと。
どんな気分になるのだろうと思いながらワクワクして出かけました。



まず展覧会についての紹介を再確認。
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世界の様々なニュースを伝える新聞。作家は印刷された文字の中からH,O,P,Eの4文字だけを残 し、全てを修正液で消し去っています。 今回の展覧会では、作品を床一面に敷き詰め、来場者はその上を歩きながら鑑賞します。また、 会場にはあたらしい新聞を設置し、夥しい文字の中からHOPEを見つけだす行為を、来場者自身にも体験していただきます。
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丁寧に修正液で消されている「HOPE」以外の世界。
広告内の文字もすべて消されます。
しかし写真はそのままです。
なんだか不思議な世界の上を歩きます。


IMG_7253.jpg
この「消す」という行為自分でやってみると
とても大変なのが分かります。そして他の人の「消した行為」が
思った以上に気になってしまうのも面白かったです。



IMG_7254.jpg
さて作品の体感に戻ります。

この「HOPE」以外を消されている新聞紙の上を歩くと色々な気持ちがうごめきます。
まず新聞というのは一面の裏は大体スポーツ欄なんだそうで
開くと「一面の大ニュース」と「スポーツ」が隣り合わせになっています。
スポーツ欄には「HOPE」という単語が多く存在しているそうです。
注意してみると確かにスポーツ欄には「HOPE」という文字が目につきます。

スポーツというのは戦争をしないために人間が考えだしたものと言われています。
戦争や破壊のニュースとショッキングな写真の隣に
戦争を避けるための虚構の争い「スポーツ」の記事が並びます。

虚構の争いの中の「HOPE」を踏まないように歩きます。
私が踏みつけている消された世界には「HOPE」は本当に存在しないんでしょうか。
今見えてる世界。それは本当に「HOPE」なんでしょうか。
それとも「HOPE」なんてものは実は皆虚構に過ぎないのでしょうか。。


私たちはこうやって希望を、というか人の日常を踏みつけて
生きていくしかないのでしょうか。


沢山のことを考えさせられます。



不可能な設定なのですが
この展示形式に「アクリルがない」部分があったら
もっと衝撃的だったのかなと感じました。
アクリルは先程私が感じた「虚構の世界」と現実との遮断を表しているような感じがします。
「遮断」によって私たちは守られています。あちらの世界の大惨事も所詮あちらだと。
一部アクリルのない部分があるとその
その「遮断」がいかに自分にとって都合のいい感覚であったかという
猛烈なメッセージを発していたかもなと感じました。
自分で修正液作業をやってみるとあまりに大変なので
「そんなの絶対嫌!!!」って思うのも分かるのですけどね。。



IMG_7252.jpg
作品の中に入って、立って、歩き回ると
沢山のことを感じることが出来ると思います。
ぜひ実際に行って作品の中を歩いて頂きたいと思います。
オススメします。

ちなみに森村さん、
平成24年度(第20期)「公益信託 大田区記念美術作家助成基金」
に認められて助成があったそうです。
とても美しいアクリルでした。




6月3日まで。お急ぎ下さい。
【日曜日開廊しています】
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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