2012-05-23
東京都写真美術館「光の造形 - 操作された写真 - 平成24年度東京都写真美術館コレクション展」を観てきました。

東京都写真美術館にて
「光の造形 - 操作された写真 - 平成24年度東京都写真美術館コレクション展」
を観てきました。
写真というものが身近に感じる様になって
随分時間が経とうとしています。
携帯にカメラがついたり
iPhoneのアプリがどんどん進化したりと
私達の「写真」を取り巻く環境は
どんどん変化していきます。
息子はまだ6歳なので当然「写真」はデジタルしか知りません。
沢山撮ってそして手で簡単に加工可能。
光やエフェクトかけるのも簡単。
このままルーツを知らず
簡単なことだけ知ってる状態でいいのか?いいのか!!
そんな危機感を感じた人に
とてもオススメの展覧会です。
今回の展覧会はiPhoneの中で簡単に作られていく加工が
どれだけの研究と技術開発によって制作されてきたかを
とても分かりやすく理解出来る展覧会になっています。
今回詳細されている技能はこんな感じでした。
■コラージュ
■デフォルマシオン
■トリミング
■フォトモンタージュ
■リフレクション
■雑巾がけ
■多重露光
■彩色写真
ここで注目したいのは
「トリミング」と「リフレクション」でしょうか。
「トリミング」とは写真の一部を切り取ることをです。
「リフレクション」とはガラスや鏡などに反射するイメージを意識して撮影すること。
なぜこの2つを出したかというとiPhoneのアプリで皆さんよーやりますよねー
私もやりますよーという技法かなと思うのです。
つまりとても身近であるということ。
技法の展覧会なのでこのように自分がよく使う技法はが
かつてはどのように使われていたかを再確認するのもとても面白いと思います。
彩色写真に関してはワークショップも開催されるそうです。
ワタリドリ計画 写真着彩ワークショップ
コレクション展なので
展覧会入場料もとても割安ですし
しかも技法をメインにした展覧会なので
色々な方面から面白みを見つけることが出来ます。
「初めて観る写真の展覧会」としてオススメです。
ぜひ足をお運び下さい。
7月08日まで。
原則月曜日休館です。
詳細は公式ホームページをご覧下さい。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術