2012-03-21

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)「第1回 Kawaii+大賞展」を観て「Kawaii」ってなんだろうと熟考してみた。

IMG_5003.jpg
スパイラルガーデン(スパイラル 1F)にて

「第1回 Kawaii+大賞展」

を観てきました。


さてこの展覧会。どんな展示かと確認してみると公式サイトで確認すると
こんな記述がありました。
--------------
公募による23組の「Kawaii」の先を行く可能性を感じさせるアート&デザイン作品と
実行委員会推奨作家5組の平面・立体作品によるグループ展を開催いたします。
--------------



ここで1つ明確な「?」発生。
「Kawaii」の先ってなんだろう?



ぼんやり考えていると前から気になっていたことを
思い出しました。


2月にドイツに行った時
お土産探しでデパートのおもちゃ&文房具売り場に行った時のこと。
私はあまりの可愛げの無い商品達の前で呆然としていました。
心の中で「なんなの!全然可愛くない!!!!」
と叫んでいました。
そうなんです。身悶えするくらい文具等のファンシーグッズが可愛くない。
大人が使うようなものはドイツにも素敵なものが沢山あります。
むしろ多いと思います。
でも子供の分野では商品に可愛らしさが私には全く感じられませんでした。


ちなみに日本から用意した文具のお土産は大好評でした。
カワイイ!カワイイ!とお子さん達に喜んで頂きました。
もちろん一生懸命選んだのですが
私は見た目の可愛さよりもグッズそのものの用途を重視して選んだつもりでした。
だから正直びっくりでした。こんなに「カワイイ」って言ってもらえるんだ!と。



なぜ日本人はカワイイものが好きなんだろう。
なぜ日本人はカワイイものが作れるんだろう。



すごく疑問に思っていたんです。
私たち日本人は何故こんなにカワイイものが好きなのか。
そしてどうしてあんなにもカワイイものが作れるのか。

この展覧会に出品している作家さんなら
カワイイものを産み出しているわけだから
きっとその答えが分かるのではと。


以前お話をさせて頂いた大槻香奈さんにお会い出来たので
「カワイイを意識していますか」と
ダイレクトに伺わせて頂きました。
お返事はこんな感じでした。

「作品にカワイイを意識したことがないです。」
「外国の方のカワイイには意識的なものを感じます」」




なるほど。無意識なのか。

その他にも楽しいお話本当にありがとうございます。
そして大槻さん息子と沢山遊んで下さり本当にありがとうございます。
おねーさんと絵でお話した!すごく楽しかった!と
ずっと話しておりました。



そこで
「日本人は【無意識に】何を可愛いと思うのか」というテーマと共に
改めて会場を見渡してみます。
なんど見てもみんな可愛いなーって。。。

モチーフをざっとみると。。。

女の子
女子学生
小動物
こども
幽霊


並べて気がつきました。
これって「いつか無くなるものばかり」じゃない??



IMG_5006.jpg
ここから仮説。
日本人って「消滅が見えるモチーフ」に可愛らしさを感じるのではないでしょうか。
女の子も、小動物も、子供もその時は短いです。
女の子は女になり、小動物は成長し、子供は大人になります。
その時はいつか消えてしまうから、その儚さに可愛らしさを感じるのかなと。
この仮説だと「おばさんやおじさんが可愛くない」も納得できます。
( だっておじさんやおばさんって長い間生息してますよねー)
今回はなかったけど老人もカワイイです。
老人も消滅が見えるモチーフですよね。


日本の文化感って

「実世界のものは基本いつか無くなるものが美しい」

なのかもしれません。これはど独特なんでしょうか。
しかもその「カワイイ」を描く土台は基本「紙」。
紙という素材もとても儚いものですよね。。
(でも結構保存ききますけどね)


まとめると

「消滅の運命に対する美意識」が可愛さを産み、愛でるのでは

ないかと。
儚さから感じられる「美しさ」」。ポイントはここではないでしょうか。


それに対して
欧州の文化は「消滅に対する美意識」は殆ど感じられない気がします。
建築物、彫刻、それぞれに永続生を感じるのです。

だからこの「消滅に対する美意識」って
日本じゃなくて海外からみたらとても衝撃的だと思うのですよね。
今回の展覧会はその「消滅に対する美意識」が溢れていて
カワイイんだけどとても衝撃的な展覧会になっていました。




最後に
こちらの展覧会の大賞作品はミラノで個展を実施とのこと。
ものすごく注目されると思います。
そこで個展のオープニングパーティーで「綿菓子」を
出してみたらどうでしょう。

「消滅の美意識」を想像出来ない欧州の方にも体感出来るし
まさに「Kawaii+を体感状態」になるのではないかと。

日本人の方にも、外国の方にもぜひ見て頂きたい展覧会です。
今よりも少し、「今の日本人」について分かり合えるような気がします。


☆別記事にて作品について紹介予定です。



3月25日[日]まで。
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genre : 学問・文化・芸術

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