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2012-02-25

森アーツセンターギャラリー「G-Tokyo 2012」内覧会を観てきました。

IMG_4215.jpg
森アーツセンターギャラリー

森アーツセンターギャラリー「G-Tokyo 2012」内覧会を観てきました。

を観てきました。


こちらは開催三年目です。
過去2回はこんな感じでした。

2010-01-31
G-tokyoに行ってきました。

2011-02-22
森アーツセンターギャラリー「G-Tokyo2011」を観てきました。


今回は内覧会に参加させて頂くことが出来ました。
本当にありがとうございます。


初回の高級感全開!の雰囲気にかなりひるみましたが
回を重ねるごとに威圧感が減少しているけど
高級感はちゃんと残っていて
訪れる多数の鑑賞者が楽しめるアートフェアになったような気がします。


では気になったギャラリーと作品を。

★作品の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。


IMG_4217.jpg
SCAI THE BATHHOUSEさん。
荒神明香さんのこの美しいシャンデリア。
思わず見とれていたら実は破損した車のガラスで出来ているとの
衝撃のサイドストーリーを伺うことが出来ました。
その事実を聞いたことで印象ががらっと変わります。
「破損」という事実が放つ衝撃度は去年の3月11日から
確実に増しているような気がします。
とっても美しい作品なのに作品として観れないもどかしさが胸を締め付けます。
そして息子に言われるまで後ろの写真作品と一緒に鑑賞することに
全く気がつかなかった私。。。視野をもっと広く持ちたいです。


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山本現代さん。
小林耕平さんの個展形式。映像がメインの展示なのですが
私たち親子がとても気になったのは板に書かれた数々の絵画作品。
作品そのものに特別な存在感がありました。
ブースが暗いのは映像メインだからとのこと。
暗さがまた存在感を増していた感じがします。


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アラタニウラノさん。
小西紀行さんの作品をみて息子が不安そうに
「この家族はどうやってここにいるの。。こわそう。。」
と呟いてきました。小西さん息子と色々お話して頂きありがとうございます。
作品の前に立つ度に違う物語が感じられるようなパワーを
親子で全身で堪能させて頂きました。



IMG_4218.jpg
ミヅマアートギャラリーさん。
棚田康司さんの個展。
作品は1つの木から制作された彫刻作品でした。
1本の木を半分に切ってそれぞれに1つの作品と仕上げられた
彫刻達はまるで生き別れた双子のようでもありました。
断ち切られたもうひとりの自分を探してもがいているように見えました。
高い天井を活かした展示スタイルもとても魅力的でした。
この「風の少年」の絹糸はその展示にあわせて形を変えるとのこと。
今回はスポットライトが違う世界に連れて行ってくれる風船のようで
とても世界に広がりを感じました。



タロウナスさん。
今回のようなアートフェアの場合は
何度も会場を行き来してしまうのが私達。
最初からとても気になっていたのが
このサイモン・フジワラさんの立体作品でした。
特にこの中心のインスタレーションはすごく気になりました。
ギャラリーのスタッフさんのお話ではこちらはスペインの神様とのこと。
作家のサイモンさんは父日本、母英国という
2つのアイデンティティの持ち主なのだそうです。
その2つのアイデンティティは常に内面で戦い続けます。
キリスト教に浸食されたスペインの神様の像は
その内面の戦いを表しているのでしょうか。
でもなんかユーモラスな神様に思わず笑みがこぼれてしまいました。

IMG_4220.jpg
息子もこの神様がとても気になっていたそうで
最後に親子でお願いしてお話を伺い
そして写真も撮らせて頂きました。



今回はG-Tokyo様のご配慮により息子にまでPRESS PASSを頂き
(本当にありがとうございます!)
本人もしゅざい!と言いながら色々なギャラリーで
一生懸命鑑賞しておりました。
子供のど直球な質問を暖かく見守って頂き
本当にありがとうございます。


全部で15のギャラリーがブースを設けています。
どこも非常にクオリティが高い作品ばかりです。
しかもギャラリーの展示なので作品を間近で鑑賞することが出来ます。
購入なんて考えられないから関係ない世界だわ!と思わず
興味を感じたらぜひ訪れてみて下さい。
作家さん、そしてその作家さんと作品に惚れ込んだギャラリストさんに
作品のサイドストーリーを伺いながら仕切りのない場所で作品鑑賞をする。
この行為は行う度に脳内に特別な刺激を与えて下さると思います。
美術館、またはインターネット上では感じることが出来ない
その作品の成長感をぜひライブで感じて頂きたいです。



2月26日まで。

★こちら子供は4歳から入場料がかかります。
 一般1100円、学生(高・大)900円、4歳~中学生:500円(当日限り有効)

★例年非常に混雑しますのでベビーカーでの入場は個人的にはオススメしません。
 仕切り等はありませんので移動の際は作品に触れないように十分注意しましょう。

★iPhoneの方は「ミューぽん」という美術館割引アプリも利用出来ます。
 ミューぽんの公式サイトはこちらになります。
 2月26日日曜日まで200円引きの800円でダウンロード可能です!
 ダウンロードはこちらからどうぞ。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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