2018-12-13
A+ Works of Art 「Break, Bind & Rebuild a two-person exhibition featuring Amy Lee Sanford and Tith Kanitha,」を観てきました。

A+ Works of Art にて
「Break, Bind & Rebuild a two-person exhibition featuring Amy Lee Sanford and Tith Kanitha,」
を観てきました。
ほんと、パーティーが苦手です。
4人以上だと、実は脇に変な汗かいてます。
なので今回もオープニングではなく
別の日にこっそりと伺いました。
それにしても
夕方のKLの雨は心をへし折りますな。

Amy Lee Sanford さんと Tith Kanithaさんは両方ともカンボジア、プノンペン産まれだそうです。
でも二人の人生はとても違っているそうで
Tith さんはプノンペンで過ごしておられるとのこと。
Tithさんのアーティストプロフィールを拝見すると
ここにも出ていた「SUNSHOWER」。
調べてみるとカンボジアの住民の家を再現した作品でした。
こちらに動画あります。
これ、実際に入ることができて、そして可愛かった。

今回の作品は再現の要素はなく、とても硬質な感じ。
でも近くでみると、とても躍動感があってなんか動きだしそう。
金属なんですが全然冷たさを感じないんですよね。
なんかゆらゆら「たゆたう」クラゲみたい。

Amyさんはプロフィールを確認すると
カンボジア人だけどほとんどをアメリカで過ごしてるようです。
この壊れた壺「Break Pot」というのは継続して行われているパフォーマンスの模様。
この作品は1970年代のカンボジア人虐殺に関連した
家族の分離
文化的破壊、
死についての個人、または歴史的意味、
そしてそれに続く
数十年間の長く遅い再現の歴史を指しているとのこと。
だそうです。
とても直接的だけど、でもとても遠く感じる。
それはAmyさんがアメリカが拠点というのもあるのかも。
一緒にすな!かもしれませんが
自分のルーツと遠く離れて生活すると、
自分の拠点について考えれば考えるほど
遠くなるような感覚に陥るときがあるんですよね。
壺を壊すパフォーマンスはアイ・ウェイウェイ
でもありましたがまた違った感覚を感じました。

Scaningは両親の手紙をスキャンしていく様を記録した映像作品。
ここで感じるのは「デジタル化」ってほんまに永遠なの?ってこと。
どうこういながら粘土板とかは何千年前のものが目の前にあるのに、
数十年前のデジタルデータサービスがいきなりなくなってしまったらそのデータは消滅してしまう。
紙媒体なら保管してあれば、戦前の新聞が世紀をまたいでも、ちゃんと読めるけれど、わずか30年前のものでも、そのまま読めるデジタルデーターはほとんどない(転送手段確立すればテキストファイルならなんとか)。20年前なら、今まさに消えゆく途上のCD-ROM普及でギリギリ見れるが、それもテキストくらい https://t.co/khJVpxR3G1
— Nobi Hayashi 林信行 (@nobi) 2018年12月13日
このScanningという行為はとても未来と過去を行き来してる感じがしました。

足を運んで、その場に立って。
しっかりと感じて。
という行為をきちんと行っていきたいです。
ほんと、気持ちいいので。
ゆっくりペースですが
よろしくお付き合いください。
12月22日まで。
詳細は公式FBページをご参照ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術