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2018-11-27

ILHAM gallery「The Two Mountains Photography Project 3.0」 を観てきました。




ILHAM gallery「The Two Mountains Photography Project 3.0」 を観てきました。


写真というのは心が不安定な時、とても惹かれる芸術です。
なぜなら写真は誰でもカメラがあればできる可能性があるけど
その芸術作品を作り上げるのは
とても時間と感性とそして人間性が現れるからです。

最近ちょっと調子が悪いので
新しいこの写真の展覧会を見たくて
足を運びました。

KLEE, INC PARIS TOKYOのディレクターの太田菜穂子氏と
マレーシア人でKuala Lumpur International Photoawardsのディレクターであり
現在はロンドンに拠点があるSteven Lee氏が中心となった
共同プロジェクトのようです。

というか
こういう活動って探せば本当にたくさんやってるんですなあ。
ほんと、歩いて探せばたくさんあるものですね。













富士山とサバ州のキナバル山について
マレーシアと日本出身の写真家3名づつが
それぞれの観点で
住む人々や地域社会を焦点を
表現しています。


山ってとっても不思議ですよね。
その場所を訪れた人と、
その場所に生まれ育った人だと
山に対する思いが違う。




吉本ばななさんのエッセイ
「人生の旅をゆく」に印象的な一節があったので
引用します。

「ピラミッドがみている」というエッセイより
————
前に富士山のふもとで育った人に「毎日きれいな富士山を間近に見ていたなんてうらやましい」と言ったら「冗談じゃない。怖かった」と言われてびっくりした。子供心にはそれは「もしあれが噴火したらどうしよう」という形をとっていたが、体育の授業のときにふと校庭で振り返るとそこにでっかい富士山がそびえたっていて、それはとにかく美しさというより理屈抜きにこわかった、とその人は言った。そのこわさは「畏れ(おそれ)」という字の意味を持っていたのだろうと思う。
————



同じ山でも印象がここまで違うとは、という気持ちを気づかせてくれる文章です。
私の子供時代、東海大地震が来ると言って富士山が噴火して日本終了などの
文章を読んで恐怖で眠れなくなった経験があります。
そして阪神淡路大震災のニュースを聞き、東日本大震災を経験して
恐怖を先に体験し「本当に富士山が噴火したらどうしよう」と
考えが止まらず震えて眠ったことを、そしてそういう体験が
それほど昔でないことを思い出しました。


マレーシアの写真家が見た富士山と
私が見た富士山は
同じだけど違うんでしょうね。


強い生命力を感じる写真が多いと同時に
この生命力は今も、
これからも維持されるのだろうかと
想いが勝手に巡っていく様を体験し
これが「山の力」なのかなとも感じました。


その場に行って
その瞬間を待って
初めて作品化された「この瞬間」に
出会えたことに感謝したいと思います。


強い生命力や人間ではどうにもできないような
強い力を感じさせる場は写真でしかできない表現ができますね。
マレーシアやインドネシアは
優れた写真家がもうすぐ登場するのではないかな・・・と
ワクワクしています。


2019年1月27日まで。
基本日曜、月曜休館ですが年末年始が入るので
詳細は公式WEBサイトをご参照ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-26

Mizuma Gallery 「Radiance by Albert Yonathan Setyawan and Miyanaga Aiko 」を観てきました。



Mizuma Gallery にて

「Radiance by Albert Yonathan Setyawan and Miyanaga Aiko 」

を観てきました。


行動する時は行動しないと後悔するから。
そう思った時は行動するべき時です。



所用でシンガポールに急遽行くことになったのでどうしても見たかった展覧会。
「Radiance by Albert Yonathan Setyawan and Miyanaga Aiko」を観てきました。



なぜ見たかったのか。まずですね。アルベルトさんの作品大好きなんですよね。
市ヶ谷で拝見して、

2014-03-21
ミヅマアートギャラリー「アルベルト・ヨナサン展「Enshrined」」を観てきました。

シンガポール時代に何度も拝見して、そして銀座で無理を言って早めに拝見させてもらったりして。

2017-10-12
POLA Museum Annex「TERRENE | Solo Exhibition by Albert Yonathan Setyawan」を観てきました。


そしてアルベルトさんのお人柄も大好きなんですよね。
サンシャワー展で見事なウォール作品にうっとりしながらも
「ねえなんかみんなこの東南アジアのアーティストたちの歴史とか想いとかちゃんと感じられるのかな」
と勝手に思い深まり混乱する私に「そんな風にアーティストと作品を想ってくれることが嬉しいですよ」
と優しい言葉をかけてくださるようなアーティストさん。

2017-07-08
森美術館&国立新美術館「サンシャワー 東南アジアの現代美術展」を観てきました。


宮永愛子さんは市ヶ谷、BankArt,などでまた深く深く感覚を刺激して下さるアーティストさん。

2011-05-21
ミヅマアートギャラリー市ヶ谷「宮永愛子展「景色のはじまり-金木犀-」」を観てきました。


特に2011年5月に拝見した金木犀の作品は震災後ということもあって
生きていくとは、消えていくとはどういうことなのかを
深く考えさせられました。

ナフタリンを使った美しい作品は
この世に存在すること、そして消えていくと消えてしまうとは
生き物の根本を考えさせるようなとても哲学的な作家さんです。


そんなお二人の展覧会。どんな風に行われるのかとても気になっていたのです。
結果的に足を運べたのは運命だったと思います。






ウォールの美しさと(森美の時は地震対策とかも大変だったって言ってたよなあ)
とか思い出しながら







宮永さんの消えゆくナフタリンの作品を拝見しながら
もう戻ってこないシンガポール生活について
想いを馳せてるとスタッフさんが新作について説明してくれました。






ヨナタンさんのこの作品。
これは宮永さんの本の鍵の作品(2014年の作品、私、市ヶ谷やシンガポールで見ています)

2016-04-18
MIZUMA GALLERY「CONSTITUENT CONCRETENESS」を観てきました。        


からインスピレーションを受けて本を彫刻として表現しました。

ここに宮永さんは消えゆく鍵を入れたのですが
ヨナタンさんはここに草の種子を植えたそうなんです。



私、最初これはイミテーションなんだろうなと想っていたので
本物と聞いて思わず涙腺崩壊。

宮永さんの作品の特徴であるナフタリンは長い時間をかけて消えていきます。
この長い時間をかけての消滅は
まるで人の生きていく様のような
人はどのように人に思われて消えていくかなどを
深く深く考えさせてくれます。

でも、でもそれって
「生まれる」という行為があってこそなんですよね。

私自身が自分の体験、感情、その時の匂いなどと
アーティストさんの作品を勝手に結びつけてしまう癖があって
私の中では宮永愛子作品というのは「なくなる」という
キーワードと深く結びついていました。


そして今回。ヨナタンさんが
「なくなる」は「生まれるからはじまる」を表現してくださって
なんか大げさな言い方ですが
生きる意味を再確認した!というくらい感情が揺さぶられました。

だってすごくないですが。
生まれるとなくなるがこんな風に表現されるなんて!!!


アーティストトークの記事

Mizuma Conversations | Albert Yonathan Setyawan & Miyanaga Aiko on “Radiance”

を拝見するとヨナタンさんが
「So, I think, it’s a form of conversation rather than a collaboration.」
(だからこれはコラボレーションではなく会話からの結論だと私は思う。)
とコメントされていましたがそう、まさにこれは2人の優れたアーティストの
会話から生まれた新しい作品。


いやあ
本当に拝見できてよかったです。

っていうかこの作品に関してもっとみんな心揺さぶられてほしい。。。
こんな素晴らしい会話からの結論、なかなかないですよ。。。


12月16日まで。
ぜひ足をお運びください。
詳細は公式ホームページをご参照ください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-23

Richard Koh Fine Art「Somewhere Down the River, a solo exhibition by Liu Hsin-Ying」を観てきました。




Richard Koh Fine Artにて

「Somewhere Down the River, a solo exhibition by Liu Hsin-Ying」

を観てきました。




ちょっと落ち込んでいたのですが
こちらのスタッフさんからこのOPのお知らせを頂いた際
目を見張るような美しい色合いに
すがるような気持ちでOPに出かけました。



Liu Hsin-Yingさんは1991年生まれ。台湾出身。現在拠点はKLだそうです。
ニューヨークのArt Students League、台北台北芸術大学美術科を卒業されてるようです。

色々な表現を活用するようですが
今回私がとても印象に残ったのは
透明感のある色使い。





そして多くの作品を一気に並べたWallは
女の子のおしゃべりの場のようで
とても賑やかで、繊細で、そして儚げ。


とても悲しいニュースの多い11月だったのですが
この空間にとても元気を頂きました。


好きなことを続けること。
これは人を生かしてくれますね。
私は美術に触れていくこと。
この行動が私を生かしてくれます。


本当にありがとう。
感謝の気持ちに満たされて帰宅できました。


ありがとう。




もし、気になったアートワーク
(絵や芸術作品じゃなくてもいいんです!、本、映画、音楽何でもいい)
に出会ってそれを自分に近づけるチャンスがあるのなら

絶対に行動したほうがいいです。

芸術作品を見にいく
本を買う
映画をみる
音楽をDLする

なんでもいい。
そのアートワークに対する具体的なアクションは
そのアートワークを産み出した人の支援になります。


行動しましょう。ぜひ。


展覧会は12月15日まで。
開催に関してはギャラリーWEBサイトに直接お問い合わせください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-19

幡野広志 さん著「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる」を読んでみました。




幡野広志 さんの

「ぼくが子どものころ、ほしかった親になる

を読んでみました。

KLの紀伊國屋で発見、運命を感じて購入してその日のうちに読了しました。



幡野広志さんはインターネットで知った作家さん。
写真作品ももちろんなんですが、文章にとても惹かれました。

実はこの本の前に私、作品も購入させて頂いています。
私の購入作品は、
もしかしたら幡野作品で

「一番幡野さんから遠くにいる作品」かもしれませんね。



この本は息子さんへ向けてのメッセージなのですが
幡野さんの息子さん立場になりたい読者にも
同時に語りかけるような優しい語り口なので
とてもスムーズに読むことができます。

でも、深く入り込んで共感する人と
自分のエリアで共感する人に
すごく分かれると思います。

どちらが正しいとかではなく。

そしてそれぞれの共感方法が自分と違ったら

「違う、そうじゃない」

と言いたくなる人がいるのもわかります。
そのくらいこの語り口は
己の感情をさらけ出してしまいたくなるような
包容力で満ち溢れています。




個人としてと言うより親として
どう考えて今、生きてる時を過ごすかを
改めて考えさせられます。




そしてああやっぱり大事なんだなあと
再確認できたのは生きていく上で



孤独を愛する
優しい気持ちを持つ
失敗を経験する場を作る
嫌だと思った人とは関わらない



こんな感じですかね。
ほんと、人間っていつ何があるかわからないから
人に安易に頼って生きちゃいけない
やりたいことはその時にやっとけ
行きたい場所にはその時に行っとけ
って改めて思いました。
まだまだ甘えてるな。もっと自分で切り開かなくては。




幡野さんの作品。とても気に入っています。
素敵ですよね。
息子が寮生活の時、日本を感じるために持参してほしいと
個人的には願っていますが
それは本人が決めること。。。



高校入学まで頑張っていきましょう。。。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-18

ArtTech KL 2018「Panel discussion Session 2」を拝聴してきました。



ArtTech KL 2018にて

「Panel discussion Session 2」

を拝聴してきました。


ArtTech KL 2018は2回目の開催とのこと。

「様々なイベントを通して、マレーシアの新しいメディアアートの開発をサポートするプラットフォーム」

とのことですが、今回私が拝聴したのはpanel discussion。
なぜこれに気がついたかというと
スプツニ子さんが「KLなう」と
ポストして下さったから知ったという
登壇者に教えてもらうという素敵な展開でありました。
Panel discussionは私の英語力だと
本当に聞き取るのが大変なので
細かい内容は主催者の映像などを確認してからとして
今回は主観的な感想を。


まず「英語が100%わからんから行ってもしょうがない」
って思うことは全然ないです。
自分の好きなことだと単語単語が引っかかるので
案外内容がすっと入ってきます。
なので本当に行ってよかったです。

セッションは2部に分かれています。
パネリストは左から順番に




SPUTNIKO!さん
映像製作で有名って書いてあったけど
インスタレーションも印象的だし准教授でもあるし
なんかスプツニ子さんって何者?って聞かれて
ご本人も答えられないんじゃないかしら。

息子にとっては「スシボーグ☆ユカリ」でしたが
今日お話ししてる姿を見て
やっとそこから卒業できたそうです。



BONO STELLARさん
マレーシア出身のアーティスト&デザイナー。
音楽関係のディレクションが多いみたい。
インスタグラムにすごく力を入れてるようです。
っていうか海外の人と交流したかったらまずインスタですよ。
インスタまじ大事。



CHRISTL BAURさん
アルスエレクトロニカのキュレーターであり、研究者とのこと。
アルスエレクトロニカって一度行ってみたいんですよね。
まだ行く機会ないですが、でもいつか行きたい。


セッションは2つに分かれていて


Part I : Art Individual(アーティストそのものについて)


PartⅡ : Community(コミュニティについて)

それぞれ質問についてのトークがあり、そして質疑応答がありました。

Part I : Art Individualでは政府や企業とアーティストがどう関わるか、
どう関係を強化していくかということについて。

PartⅡ : Communityではアーティストは地域社会とどのように関わっていくか、
教育の一環としてのアートレジデンスなどについて。


アーティストが関係性を築くこととブロックチェーンの関係性についてなどの
質問もあったりして
ああブロックチェーンってマジで避けられない話題なのねと改めて実感。
ほんと、勉強せねばと思いました。


女性3人のトークということで
フェミニズムやガールズパワーや
女子が数学を学ぶことについて
話題はありましたが
なんかとても「で、議論するの普通でしょ」的な
スタンスを感じたのは個人的にはすごく新鮮。
私自身子供の関係でMaker Fair的なものに
KLでも行ってますが
イスラム圏だからと言って女子がいないなんて
全然なくて
みんなすごく積極的に学んでるんですよ。
なのでこういう話題がとてもストレートにできるのは
すごくいいなと思いました。



ちなみに後で息子に
「フェミニズムとか知ってる?」と恐る恐る聞いてみると

「知ってるよ。学校の討論のテーマ程度だけど」

だそうです!中学校のディベートのテーマになるなんて
そりゃ日本語圏と違うわあああ。。。


ちょっとびっくりしたのは
セッション全体に漂う上品さ。
パネリストももちろんなんだけど
これはすごいなと思ったのは
モデレーターのCheang Lin Yewさん。



ものすごく上品な空気を上手にキープしながら
トークを進めていて
そして質疑応答のさばき方もすごく上手!

KLでいくつかこのようなトークを拝聴しましたが
質疑応答でなぜか質問者の自分語りが始まり
どこ行っちゃうのかわからないヒートアップアルアルなのですが
さばき方が本当に上手。
突っ込んだ質問した質問者に「で、あなたはどうなの?」って
質問を返したりして。

ちょと感動しました。

あとスプツニ子さんのお話がとても面白かったからだと思うのですが
参加者から
日本における芸術活動、美術館活動についての質問やコメントが
積極的にありました。
他でも書いたことありますが
ほんと、森美術館ってマレーシアのアートラバーからすると
聖地認定なんですね。
森美術館のツアーが組み込まれた
旅行とかあったら大人気になるのではないかしら。


帰り道息子と面白かったねえと話したのですが
息子は私の8倍くらいヒアリング力が高いので
スプツニ子さんの上品だけど結構突っ込むトークが
すごいと感心していました。

「あの上品な荒ぶりテクは参考にしたほうがいいよ」

と助言頂いたので頑張ります。


そしてスプツニ子さんは
国とアートの関わり方について
上手に国の組織と付き合いながら
自分のやりたいアートをやってる人なんだねえと。
teamLabの猪子さんのお名前が出てきたからでしょうか。

「国の組織とうまく付き合えるアーティストさんは
 嫌いって言われることも多いだろうけど頑張ってほしい」

だそうです。大人の発言。


スプツニ子!さんは著書も素敵です。

2014-02-22
スプツニ子!「はみだす力」を読んでみました。





スプツニ子!さんありがとうございました!
もう、スシボーグ☆ユカリ怖くないそうです。

theme : 展示会、イベントの情報
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-13

原美術館「リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」」を観てきました。



原美術館にて

「リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」」

を観てきました。


リー・キットといえば、香港出身でアジアのアートシーンを牽引する注目の作家さん。
意外なんですが日本の美術館では初の個展なんだそうです。




リー・キットの独特の世界観とは何なのでしょう。
とてもシンプルなんだけど
なんか独特の緊張感を感じます。

友人の家で留守番を頼まれて大人しくリビングにいたけれど
ふとトイレに行きたくなって
トイレかなって思ったドアが片付いていない寝室で
なんか見てはいけないものを
いきなり見てしまったような
ドキドキ感があります。


私の美術に関する文章で「作品そのものを見ていない」と
コメントを頂いたことがあります。
その都市、その場、その箱に影響されすぎだと。
特に私の場合は子連れが多かったので

「その発表の場に行くまで」
「その発表の場から帰るまで」

がそれなりにドラマがあったので
(子供が幼子の時電車に乗ろうとしたらトイレと言われて探して右往左往とか)
(帰り道に子供が寝ちゃって重たいと涙ぐみながら帰宅とか)
(途中で食べたキオスクで買ったお菓子がめっちゃ美味しかったとか)

その場の作品だけを見つめることが苦手なんです。
つい、

作家の生活
展示された場所の日常
訪れる観客の生活

色々想像してしまいます。


今回原美術館のサイトにも
(話それますが原美術館の公式サイト、シンプルになってとても見やすくなりましたね!)

展覧会を開催する場合、その街やその場所の空気、感情に静かに寄り添い、サイトスペシフィックな作品(=特定の場所に存在するために制作すること)を創り上げるのも彼の特徴

と記述があったので
この緊張感を感じる感覚は
きっと作家の意図を理解できてるのだろう
と好意的に解釈することにします。

しかし。



私はこの「原美術館」という建物も含めて
今回の展覧会だと感じたので
個人的にプラボックスがちょっと。。。
と思ったのですが
私に原美術館の思い入れが
ありすぎだからでしょう。

それも含めてリー・キットなのでしょうな。


ちょっとだけ緊張感があって
でもとても守られた場所にいるような
不思議な展覧会でした。



最終日、素敵でしょうね。誰かを待つような独特な感覚を
味わいながら鑑賞後はレストランでランチとか素敵ですね。

原美術館のレストラン「カフェ ダール 」は
いつ行っても素敵なメニューで迎えてくれるので
とても嬉しいです。


12月24日まで。
詳細は公式サイトをご参照ください。
大事なことなので繰り返しますが
原美術館のサイト、とても見やすくなってすごく素敵!

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-12

「TOKYO2020で情熱の声を形にしたい」土佐尚子先生と一緒に楽しみたいのでプロジェクト&Sound of IKEBANAを改めて紹介します!

NAIKO_TISA_FB.png


土佐尚子先生が仕掛けるオリンピックプロジェクトがテレビ朝日で紹介されました。
上記は番組FBページ

からの引用ですがこれでもちょっとわかりにくい。。
見逃した方、え、なになにという方に

P1020648.jpg

土佐尚子先生の作品をずっと追いかけている
この子連れアート鑑賞日記が
わかりやすく改めてご紹介したいと思います。



土佐尚子教授の代表作であるSound of IKEBANA。
こちら、どうやってできてるか???って思いますよね。
CG? かなって思う人も多いそうです。

実はこれ、実際の映像なんです。
調合された液体を音の振動で躍動させて
高速度カメラで撮影。いけばなとして見立てた作品であります。


一番最初に拝見させて頂いたのは2014年。

2014-09-13
Ikkan Art Gallery「Naoko Tosa 「Space Flower」」を観てきました。

当時はタイトルも違いましたね。
そこからどんどん進化していったんですね。


P1220271.jpg

文化交流史としても世界を舞台にご活躍されています。
文化庁文化交流使のアーティスト土佐尚子氏がシンガポールで個展開催。篠田大使、堤公使が訪問。



とりあえず、動画見ましょう!



何度もも鑑賞させて頂いておりますが
実際に見れないけどものすごい生き物感を感じ
拝見するたびに

実際に自分の目では見れないのに
実際に起きていた情景を
実際に自分の目で見ている自分

にこの表現において内なる宇宙的な感覚を覚えます。


そう、気持ちが宇宙に通じてる感じ。


今回のこのオリンピックプロジェクトでは
この「Sound of IKEBANA」をなんと、


全国から集ったアスリートを応援する人々の声援
その声援を受け取ったアスリートの声


この生きた声で作品を表現するそうなんです!


それが、前回テレビ朝日系列で紹介されたこちら。

「TOKYO2020で情熱の声を形にしたい」土佐尚子さん

以下引用---
ニューヨークのタイムズスクエアに浮かび上がった不思議な映像
まるで生き物生き物のように動くカラフルな色彩
CGを使わずに製作されたという、その名も“サウンドオブ生け花”!
実はこの映像、京都大学の土佐尚子教授が特殊な装置を使い
“音”を“形”に変えたアートなんです。東京2020では
このアートを使って会場を盛り上げようというんです!
そこに込められた熱い想いとは?

そして、“サウンドオブ生け花”に松岡修造もチャレンジ!!
どんなアート作品が生まれたのか!?
-------
動画はリンク先からどうぞチェックしてください。


どんな場所でどんな風に声援は集められるんのでしょう?
どんなアスリートがその声援を聞くのでしょう?
全国回るって土佐先生コメントされてましたが、、、
え?旅しちゃうの???旅?


そして場所を超えた声援、時空を超えた心音で出来た
このアート作品を私たちもスタジアムで楽しめるそうです。


シンガポールのアートサイエンスミュージアムでの展示



ニューヨークのタイムズスクエアの大規模な展示でも

土佐先生の作品は上映されました。


Sound of IKEBANAって
すごく街に映えるんですよ。
スタジアムでどんな風に体感できるのか
楽しみですね。。。



ここで確認したいのは
このアートを産み出すパーツ1つ1つは
「全て実際に存在するもの」であること。

実際に存在するもの全てで作られた
目に見えないけどそこに存在する


「Sound of IKEBANA」は


アスリートと観客の心の中に咲く花。
どんな風になるか楽しみですね!

theme : 展示会、イベントの情報
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-10

国立近代美術館「アジアにめざめたら アートが変わる、世界が変わる 1060-1990年代」を観てきました。



一時帰国の最終日、国立近代美術館にて

「アジアにめざめたら アートが変わる、世界が変わる 1060-1990年代」

を観てきました。

日本に行く時に必ずチェックするのが東南アジアの展覧会です。
東南アジアに住んでるのになんで日本行っても東南アジア?
かもしれませんが今、拠点が東南アジアだからこそ

日本で東南アジアが「一般鑑賞者にどう捉えられているか」

を見つめ続けたいと思っています。

美術論とかそういう難しい話ではなく、
「ちょっと美術館でも行ってみますか」
的な感じで行った親子がどんな目で見るか。
それを観察し続けたいのです。


なぜなら全てはそこから始まると思うから。


今回のこの「アジアにめざめたら」展は東京が終了すると
韓国、そしてシンガポールに巡回するとのこと。
シンガポールは今回の近美よりも
展示スペースが拡大するとのことなので
(おそらく3階でしょうな。天井が高くなるので印象もすごく変わると思う)
まず近美でどの様なアプローチになるかを
是非体験したいとワクワクしながら出かけました。




今回の近美の展示がシンガポールと違うであろう点は

1:展示数
2:写真撮影

この2点と思われます。
図録と展覧会資料を比較すると作品数が明らかに違う。
これはシンガポールは大規模展覧会になりそう。
写真撮影は2つの作品のみ許可がされていました。


FX ハルノソ「もしこのクラッカーが本物の銃だったらどうする?」


タン・ダウ 「彼らは犀を密猟し、角を切ってこのドリンクを作った」

うーむどうせシンガポールで全部撮られまくるんだから
(韓国は行ったことがないのここでは触れません。
でもきっと撮影OKがデフォな気がするけどどうなんでしょう)
許可しちゃってもよかったのと思ったのだけど
何か事情があったんでしょうね。



今回の展覧会の構成はイントロダクションがありそのあとに

「構造を疑う」
「アーティストと都市」
「新たな連帯」

という流れになっています。
各作品はメッセージ色が強め。
でも全体的にはとても曖昧な雰囲気が漂います。
それはまるで近美を訪れる一般鑑賞者の大多数である日本人が


「アジアって日本も含まれる?」


的な能天気な疑問を持っても
ハリセンで殴られることはない様な優しい曖昧さです。

これは日本ならではでしょうね。

韓国やシンガポールではそうは問屋が降ろさないだろうな。


「アーティストと都市」というカテゴリーにおいて
マレーシア、インドネシアの新しい美術活動よって
生まれた前衛的作品はとても注目に値します。
なぜなら前衛的であるのにとても楽観的な感じがするから。

西洋的な概念を捨て去り、
自らのアイデンティティ、歴史を見つめ直す
という姿勢で生み出された作品は
産みの苦しみ故に
ストイックさが前面に出てしまうことが多い

と感じがちですが、
でもその概念において自らのアイデンティティを
否定する要素はとても少なく感じられました。
だから、事前知識がなくてもなんとなく楽しい感じなんだろうな。。。
いいよね、こういう楽観さって。。。



そして「新たな連帯」カテゴリーにおいて
韓国、中国、台湾の作家たちの「何としてでもこの世界を変えてやる」
という熱い思いを前にして今本当に何もできてないよなと
自らにドロップキックしたくなります。

天安門事件関連の作品は
やはりこの事件は忘れることができない重大事件
なのだなと改めて思います。



でも私としてはその様な世界を変えてやる的な
熱い思いより
その表現を思わず笑ってしまう様な明るさで表現した
ワサン・シッティケートに敬意を評したい。

「私の頭の上のブーツ」

はこの展覧会のタイトルバックになっていますが
この作品が解き放つ「根本的な楽観」こそ
どんな境遇にも負けない強い気持ちを
表現してるのではないかなと感じました。



やっぱり私はアジアの根本的な楽観さが好き。
この根本的な楽観さこそ、今の日本で暮らしてる人に感じてほしい。
今の日本は空気が暗すぎる。
この暗さだと自分たちの素敵なところも見えなくなっちゃうよ。




最後に。
訪問前日に「にんげんレストラン」に行った私たち。
とてもエキサイティングなパフォーマンスが続いたのですが
そのパフォがあまりに強烈すぎて


「前衛芸術集団<ゼロ次元>」
「ジャン・ホアン「無名の山を1メートル高くする」」


をとてもファンタジックに感じたことは新しい発見でした。

ジャン・ホアンなんていつも
自らの体を痛めつけるぶっ飛びパフォーマンスって
イメージだったけど
(アバンギャルド・チャイナとか今思うと衝撃的な展覧会でした。
村上隆のスーパーフラットにもどでかい作品があった)

今回はとても静かに、ファンタジックに感じましたね。
息子は

脱ぐってことはもしかしてものすごく気高いことなのでは。。。?

と考え込んでいました。。。
(でも君は脱がない方がいいと母は思うよ。。。)


色々気づきが多い展覧会でした。
ナショナルギャラリーで見た見た!
と言う作品より初見であった韓国の現在芸術に
多くの衝撃をもらいました。
あ、私韓国の現代芸術全然知らないわ。。
そういえば行ったこともないわ。。。
ちなみにマレーシアには結構韓国の方、多いのに。
ちょっと勉強してみたいと思いました。



2018年12月24日まで。
月曜、休日休館。



✴︎来年にシンガポール旅行、韓国旅行を計画してる人に全力でオススメしたいです。
きっと観光、買い物、グルメ要素に加えて「文化を探す」要素が加わると思います。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-04

建仁寺に作品を奉納した土佐尚子先生が何かすごいことを始めるらしいです。11月11日朝6時45分からテレビ東京を見逃すな!!!



先日の一時帰国で建仁寺に日帰りで行ってきました。
以前から色々おつきあいをさせて頂いている
京都大学の教授でもあるメディアアーティスト、
土佐尚子先生の作品が奉納されていて
そこでの勉強会に呼んで頂けたからです。





建仁寺。
子供が小さい時に何度か訪れました。
とても印象部会お寺で訪れる度に
時空を超える物語を感じることが出来ました。



今回私は鑑賞会に参加させて頂いた際に鑑賞した
土佐尚子先生の作品は下記の2作品。

まずは
12枚の掛け軸(1000枚の雲の写真で作った)「雲の上の山水」。


これ、写真だそうです!
写真って!マジですか!

でもよくよく考えてみると
数多くの山水画というのは全く写実的ではないのに
この景色実在してるに違いない!と確信させるような
脳内変換機能を持っていますよね。

土佐先生はこの作品は飛行機に乗って雲を撮影した写真
1000枚以上を元にコンピューターで作ったとのこと。
つまりこの作品を作り出した部分部分は実在している。
でもこの作品はその部分部分を加工し
実在しない景色として作品化されている。

どこかで見たような気がするけど
どこにもない景色。

それはまるで「ここにはない楽園」を
見たこともないのに追い求める
ユートピア思想の具現化のようにも感じられます。



そしてもう1つ。
建仁寺の管長が大切に育て200年生きたもちの木(一昨年前の積雪で倒れ、遺影になった)「静寂」


映像提供:土佐尚子氏

『雲の上の山水と同じ時期に作られた作品とのこと。
200年もの間風雪に耐え、今にも地面に着きそうな状態で
立派に立っていた姿に心打たれ作品になったとのこと。
そして重要な点はこの木そのものは2014年の雪でこの世を去ったという点。



訪れた当日は当然ですがその木はありませんでした。。



そう、この作品も
もうここにはない景色。


この2つの作品に通じる

「かつてあった要素から構成されるここにはない景色」

とはずっと人の心を揺さぶり続けます。
実際体験すると本当に強く感じます。


そう、見えない要素が見えるようになると
数々の時代を経た要素が集まって作品になると
その作品の力は時代を超えていくのです。


そして!


土佐先生がこの

数々の想いや様々な時代の
「今は見えない要素」を見える化して作品にするとのこと!
そしてそれは2020年開催のオリンピックに繋がっているらしい。。。




テレビ朝日全国放送『サンデーlive』内 

『TOKYO応援宣言』“できる宣言”コーナーを

どうぞチェックしてみてください。

コーナーについての詳細はこちら。

松岡修造が2020年に向けて頑張る人々を本気で応援! 「僕はオリンピック・パラリンピックになる!」

放送日は下記になります。

11月11日(日)朝6時45分~7時の間の6分間ぐらい 
http://post.tv-asahi.co.jp/post-41662/

以下番組サイトより。
<番組コーナーのコンセプト>
2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて頑張る人たちを「2020みんなできる宣言」と題し、松岡修造が取材して、応援していく番組。快適な場所や企業の取り組み、画期的なモノだったり環境を変えようとしている試みや、スポーツを通してよりよい日本にしていこうと頑張っている人たちの思いが込められていることを取り上げます。今回は、東京五輪パラに向けた土佐尚子教授の「斬新な声援を形にしたアートで」2020年に向けての思いを取材します。



斬新な声援を形にしたアート???



建仁寺の作品の前で心を無にした
私には、わかります。


今、ここに見えなくても
今、ここで聞こえなくても

様々な「技」によって
想いは作品になり、人の心に届くことを。


ぜひ、放送日をチェックしてみてくださいね。

(自分見れるのかよ!て言うツッコミはやめてねー泣いちゃうから。。。)


ちなみに、建仁寺で土佐先生は2019年9月、新たに展覧会も予定しているとのこと。

狩野探幽とのコラボ企画

(ってこの定義がもうすごくないですか!
時代を超えてのコラボって!カモンドラえもん!)

で霊龍図にプロジェクトマッピングを行うそうです。



なんかここがすごいことになるらしい。。


 
土佐尚子先生の活動、一ファンとして楽しみです。
こちら、詳細は追ってご紹介したいと思います。
この時に合わせて一時帰国したい!龍に乗って!

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-11-02

森美術館「カタストロフと美術のちから展」を観てきました。



森美術館にて

「カタストロフと美術のちから展」

を観てきました。


東日本大震災から来年で8年ですね。
当時は福島県出身だった私の父も生きていましたし、
私が震災に遭遇した川崎には「さいか屋」という
とてもクラシカルな百貨店がありました。
避難してる際、さいか屋の窓ガラスが落ちていくのを見て
「これはいつも体験してる地震とは違う」
と思ったことを思い出します。
その日は16キロ歩き、
風呂ではなくシャワーに入り、
寝室のドアを全開にして寝ました。
東京で働いていた主人は
帰宅難民となり地震当日は自宅に
帰って来ませんでした。
余震は、いつまでも続いていました。

テレビが大嫌いだった我が家は
当時ほとんどテレビをつけていませんでした。
なのでラジオから色々な曲を聞きました。


2018-03-11
あの日。


今回、久しぶりに川崎駅を訪問しました。
今、私の父はこの世にいないしさいか屋は閉店し、
建物は取り壊されていました。

風化ってこういうことなのかなと思います。
今回の一時帰国は父の墓参りが目的だったのですが事情で墓参りは来年に。
この展覧会を福島県に行かないで見ることになりました。

色々なことを思い出すのかなあ

この展覧会は
自分は行かなくてはと思いながら
どんな気持ちになるのか怖い

そう思っていました。

そう、天災の遭遇ってずっとその人の中に物語を残します。
日本という天災の多い国に住んでいると
それぞれ自分の中に
物語をがある天災があると思うのです。
その物語がどんな風にフラッシュバックするか怖い
そう感じる方も多いのではないでしょうか。



最初に断言します。
この展覧会は鑑賞後とても前向きになれる展覧会です。
自分それぞれの心の中にある物語を
荒々しく思い出す時もありますが
確実に優しい気持ちで
その物語と向き合うことができます。


安心してください。




前半の部分はやはりかなり身震いします。
改めて9月11日を思い出したりしました。
あの日報道ステーションはまだ久米宏だったな。。

そして阪神淡路大震災、東日本大震災と
自分が深く覚えている天災と同時に
当時はあまり身近に感じることができなかったけど
今になって感じることが多すぎる作品も。




Eva and Franco Mattesの「PlanC」は
当時はわからなかったけど
東日本大震災を体験して
放射能とか被曝を改めて考えるようになった今は
深く深く考えさせられます。

彼らのサイトに詳細があるのでこちらもぜひご覧下さい。


映像作品として

「そこに作品はないけど強烈なメッセージを伝える」

というスタイルに心打たれました。


Don’t Follow The Wind

2015-03-12
福島で“見ることができない”展覧会「Don’t Follow The Wind.」が開催されているそうです。


を思い出しました。
こちらはワタリウム美術館の展覧会の
パーティーも呼んで頂けたのだった。


2015-09-25
ワタリウム美術館「Don't Folow The Wind ノン_ビジターセンター展」を観てきました&オープニングパーティーにも参加しました。


そして第二部。
正直予想外の場所で涙ほろり。



この沢山の小さな作品の前で涙が止まらなくなりました。

震災の時息子は幼稚園でした。
東京だったので直接的に損壊があったわけではないけど
自分も含めて多くのひとが右往左往していました。
夜中、幼稚園の知り合いに急に
「ニュースの解説をしてくれ」とメールが来たりして。

みんな心が不安定でした。そんな時
一心不乱に手を動かして何か作ってると
本当に落ち着いたことを思い出しました。

あの時作った手縫いの鞄とかどこかにまだあるのかな。。



そして加藤翼さんの引き起こしの映像でも涙腺崩壊。
引き起こしは体験すると本当に実感するのですが
アドレナリンが出まくるんですよ。
始まりから終わりまでの過程アドレナリン出っぱなし。
そして起こされた時、再び引き倒された時に
自分の心の中で幕引きが行われたことが実感できるんです。


あれは明日に向かうためのセラピー。



にんげんレストラン訪問後に行ったので
Chim↑Pomの「REAL TIME」もぐっときた。
正直、この展覧会を見たときはよく理解できなかったんです。
でも数年後に気合100連発とかやっと冷静に感じることが
出来るようになって


美術がもたらすちからは後になってわかることもあるから
そのとき何か生み出したかったら産み出すといいよ


と改めて感じました。


書くのもいい。
描くのもいい。
語るのもいい。
演じるのもいい。


辛かったら何かを産み出そう。
そこから始まることってたくさんある。





会場を出る時父に向かって呟きました。
お父さん春に会いに行くよ。楽しみだよ。

行けなくて申し訳ない気持ちよりも
来年の春に行けることが楽しみになる気持ち。

来年の春が楽しみです。


展覧会は1月20日まで。
ぜひ足をお運び下さい。

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