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2018-01-30

「また会えたね」という想いはひとの生きる力を伸ばしていく。「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」から「Gold Waves」そして「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」。



チームラボ作品については
「デジタルテクノロジーは複製が容易なので芸術とは切り離して考えるべき」
という意見を伺うこともあります。

ここでは私のような
アート&コンピューター好きなおばちゃんが
複製できるデジタルテクノロジーだから
感じることができた点について
描いてみようと思います。


今回の訪星(シンガポール訪問って「訪星」って書くの!もう住んでないから書ける!)
でどうしても訪れたかったのが

IKKAN ART gallery「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」。



IKKAN ART galleryの代表、眞田一貫さんは
デジタルテクノロジーが技術だけでなく
技術を活用して何を描いているのかを
指南して下さるので大尊敬しています。

いつもお忙しいのでなかなかお会いできないのですが
今回じっくりお話を聞くことができました。



今回は4つの作品が展示されていました。
そのなかの
「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」は
9枚のモニターに映し出される色取り取りの草花、光、水。
これは1日、1年の天気を元に様々に変化していくそうなんです。

今回はこのモニターの前で
ゆっくりお話をさせて頂いたのですが
お話が進むにすれ時間が進み
作品は少しずつ変化していきます。

ふと思ったのは

「武家屋敷にあった「屏風絵」を見ながらこんな風に話をしていたのかな」

ということ。
細かく世界観が書き込まれた屏風絵は見るたびに違う世界を感じ取ることができます。
この作品はまさに現代の屏風絵。
狩野永徳とか今生きてたらめっちゃteamLabに入りたかっただろうなと
勝手に想像してニヤニヤしました。




そして。私にとって思い出の作品が「Gold Waves」。
私ね、これをシドニーの美術館でこちらの展開作品
「Dark Waves」を偶然見てるんです。

Art Gallery of New South Wales「Time, light, Japan Japanese art 1990s to now」を観てきました。

実は「Dark Waves」はこの数ヶ月前にIKKAN ART galleryで拝見させてもらっていました。
この時、シドニーにあることは全く知らなかったので
本当にびっくりしたのとそして「ああああまた会えたね!」と
猛烈に嬉しくなったんですね。


でもこの再会っていうのは
デジタルだからできる再会なんですよね。
1点ものだとかなり確率が下がってしまいます。
あの時の感動がデジタルだと
数多くの人に出会う可能性が広がると思うと。


素敵やん。
って思うんですよね。マジで。



この「あああああまた会ったね」というのは
デジタルの進化でも感じることができます。



今回IKKAN ART galleryで展示されていた
「まほろば / The Land of Peace and Bliss」は平城京という新しい都ができていく様子を
当時としては最新の技術を使い絵巻物語風に描いた作品。

今の技術の上ではとてもシンプルに見えるのですが
なんだか懐かしいんです。

それもそのはず。実はこれ、現在発表されてる作品のベースが
詰め込まれた作品なんだそうです。

例えば。
ここで出てくる光の線などは、截金
(日本には、飛鳥時代に渡来した、金箔や銀箔を細長く切って貼り付ける美術技法あったそうです)
をモチーフにしているそうです。
これはアウディなどでもあったのですが滝を表す様々な方法に変化していっています。

そしてまほろばで出てくるダンス。
この独特なステップがNational gallery Singaporeに続いていることを
私たちは次の日に知るのでした。



National gallery Singapore
「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」
「 Flowers and People - Dark 」

には2つの作品が8月まで展示されています。


こちらイベントや午後は長蛇の列!そりゃそうよ。
だってインスタ映えするもの。


でもね。



朝一で来たらガラガラなんです。
これ、日曜日ですよ。
大事なポイントなんでもう1回書きますね。


「チームラボ作品をシンガポールで楽しみたかったら早起き」


ここ、テストに出ますよ。



「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」は
誰もいない、本当に誰もいない空間から見ると
感動も三倍増し。




そして、私は昨日の「まほろば」を思い出すんです。
ああ、このダンス!


思わず踊りますよね。そりゃ踊りますよ。
思わず見にきてたほかのお客さんに

「これは日本の伝統的なダンスで。。」って解説しちゃいましたよ。

このように技術がアップデートされていくけど方向性は一緒。
ということを実際に確認することができると


「新しいけど、懐かしい」


理由が本当によくわかります。
チームラボさんの作品が
あらゆる層の人を惹きつけていく深層的な理由は
ここら辺なのかなとも思います。


これから数年。私は色々な場所でチームラボさんの作品を見るでしょう。
そしてそこで


「新しいけど懐かしい」


と感じるでしょう。
その気持ちが息子に、
そして息子の子供に引き継がれて行くのだなと思うと
これからどんなテクノロジーが産み出されていくのか
益々楽しみになりました。


IKKAN ART galleyは 2月10日まで。
National gallery Singapore は 8月12日まで。
もし可能ならぜひ「まほろば」を観てから行ってほしい。
「ほんまにこんなに成長して。。」と感涙することになるでしょう。
デジタルテクノロジーの成長に感涙するなんてなかなかできない体験です。
こんなに成長するのなら
自分ももっと生きていこうと「生きる力をもらえます」。
ぜひ足をお運びください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-29

「綺麗なものはみんなで見たほうが楽しい。きっと。」チームラボが技術と優しさで描く新しい人と人との関係の具現化「Digital Light Canvas」。


今回のシンガポールでは
チームラボ作品を3箇所で拝見しました。

Marina Bay Sands「Digital Light Canvas」

IKKAN ART gallery「Continuous Life and Death at the Now of Eternity」

National gallery Singapore
「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」
「 Flowers and People - Dark 」


実は私、このブログでteamLabさんを随分前から追いかけさせて頂いております。
Audiから見てることを記録に残してる人、少ないんじゃないかな。


Audi Forum Tokyo「teamLab exhibit at Audi Forum Tokyo」を観てきました。

シンガポール滞在時から
色々な展示にメディアとして呼んで頂きましたが
前回のNational Gallery Singaporeでの
「CHILDREN's BIENNALE :DREAM AND STORIES」にて

「Homogenizing And Transforming World(均質化されつつ、変容し続ける )」を

「私、2014年の東京シティビューで見てます」
って言ってびっくりされたりしました。

東京シティビュー「MEDIA AMBITION TOKYO 2014」を観てきました。


なのでね。


今回は綺麗だなんだ技術だなんだということではなく
(というかそういうのは写真や動画で十分伝わる)
この場を使って彼らが何を伝えたいのか、感じてほしいのか、
そして存分に楽しむにはどんなことを気をつけたらいいのか
お伝えしたいと思います。



まずはMarina Bay Sands・「Digital Light Canvas」。


本作は、直径15mの光の円形リンクと、
光の点の集合でできた高さ20mにあるシリンダー(直径7m高さ14m)から
構成されているそうです。




まずこれ、円形リンクに入場するには有料です。一人5ドル。
しかしここで諦めない。

今回私は

1:ArtScience MuseumのFuture Worldのチケットを持っているか
2:Marina bay sands hotelに泊まっているか
3:Marina bay sandsのカードを持っているか

を聞かれました。
今回は弾丸だったので悲しいかなどれも当てはまらなかったんですが
割引のチャンスは色々あるようです。
なのでぜひ事前にご確認を。チケット売り場はスケートリンクだった
会場からすぐそばのエスカレーターのそばです。




今回は体験が最優先なのでチケットを買って堂々と入場。
入った時間が午前中だったので
明るい光に照らされ綺麗なんだけど写真が。。と思ったそこのあなた!


そういう時はトイカメラモードで撮影しましょう。
めっちゃフォトジェニックに写ります。
こちら30分ごとに映像が変わるそうです。
私が行った時は土曜日でしたが午前中だったので
それほど混み合ってはいませんでした。
そう、


「teamLabをシンガポールで楽しみたいのなら早起き」


ここ重要です。


そしてQRコードやリンク経由でシリンダーの光を
コントロールしたり有料で文字を打ち出すこともできるそうです。



ここで大事なことは
この有料で払った人たちのお楽しみが
遠方とはいえ、無料の人にも丸見えなこと。


ちょっと意地悪な考え方をしたら
「なんでこっちが金払ってるのをタダでみせなきゃあかんの」
ってなりますよね。


それって他人にいい思いをされたらムカつく!っていう
今の日本語思考社会にありがちな
「まず嫉妬から生まれてしまう現象」ですよね。



そうじゃなくて。


楽しんでるんだから
綺麗なんだから
みんなも楽しもう~


という自分の満足度で人も幸せな気分になったら
みんなハッピーという考え方。


こうなったらもっと世界はもっとあったかくなるんじゃないかっていう
想いを感じるんですよね。


綺麗だけじゃない。
インスタ映えだけじゃない。



きゃーーーーー綺麗ーーーーー


っていう時のWOWな気持ちの笑顔の伝染。


デジタルテクノロジーが
こんな風に優しい気持ちをPay Fowardしていけたら
世界はもっと優しくなれる。


技術が人の心を温めるって
こういうことなのかなって感じました。



夜はめっちゃ綺麗だと思いますが
でもエフェクト工夫すれば
朝でもとっても綺麗だし、朝だったら
お子様連れでも十分楽しめます。


常設展示だそうなので
どうぞ足をお運びください。

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genre : 学問・文化・芸術

2018-01-29

シンガポールに行ってきました

マレーシアに引っ越して1ヶ月。
シンガポールに行ってきました。

今回は

新作を拝見したり


展覧会を拝見したり


懐かしい作品に再会したり


大好きな場所を再訪したり



特別展を拝見したり


アートフェアを拝見したり


1日半で駆け回りまくりました。

1ヶ月ぶりのシンガポールは
郷愁を感じるというかなんとかいうか
なんか微妙な距離感があって
とても不思議な感じでした。

それぞれの展覧会やテーマについて
随時まとめていきたいと思います。

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genre : 学問・文化・芸術

2018-01-22

Aquaria KLCCに行ってきました。~Google様の声を聞こう~


Aquaria KLCCに行ってきました。

水族館なんですが、実はずっと行くタイミングを待ってました。
その理由は2つ。

1:長期滞在ビザがあると割安
こちらの水族館、長期滞在ビザがあると割引になります。
そして時期によってキャンペーンなども多数。
ただ、外国人はパスポートがないと恩恵を受けられません。
なのでこちらの水族館に足を運ぶ際は
必ず「パスポート持参」がいいと思います。


2:時間帯によって混雑状況が変わる
現在中学生の息子さん。小学生の時と違って宿題が結構多い。
学校の課外活動も多い。日々、ヒーヒー言ってます。
なので平日にちょっと出かけるというのはちょと苦しい。
よって宿題、日本語での勉強が全部終わった日曜に行くことにしました。

そこでGoogle様の情報をみてみると
日曜は午前中は空いてるけど午後からはこむとの情報がっ。


なので慌てて出かけてみました。


着いたのは大体12時前。
それほど混んでいません。


水族館自体は小ぶりでとっても可愛らしい雰囲気。
水も綺麗です。







そして自然の力強さでは半端ねえマレーシア。
魚もみんなでかい、そして元気。


規模的には中規模なので
混んでない時と混んでる時だと
満足度が全然違うと思います。
Google様のご意見を事前に聞いてなかったら
もしかしたらこんなに楽しめなかったかも。


家族連れで出かける際は
ぜひ混雑状況も確認してみてくださいね。

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2018-01-15

ArtScience Museum「Treasures of the natural world - 大英自然史博物館展」を観てきました。



ArtScience Museumにて

「Treasures of the natural world - 大英自然史博物館展」

を観てきました。



昨今メディアアートやインタラクティブが
どんどん一般化していますが


でも基本はやっぱり博物館は


「標本」


だと思うんですよね。

標本ってだって考えてみたら
めっちゃドラマティックだと思いませんか?

だって外見はそのままキープで
中身をぶっ飛ばして
そして時間を超えて半永久的に生きていかせる。


ドラマティックですよね。。。


この大英自然史博物館展。何度か行かせて頂いた際に
既視感を感じたのは一度足を運んだことがある

アメリカのハーバード大学の博物館エリア。

遠い昔なので
自分の写真などがなく記憶で申し訳ないのですが
とにかくだだっ広かった。
そして自然に対する病的なまでもに感じる愛を前面に浴びた
標本がそこには埋め尽くされてました。


なんか、ここまで愛されたら
本望かもなって思えるくらい。←いや、そんなことはないか。。


そうなんです。
標本を中心とした展示って
なんかいつまでたっても終わらねえ!と感じるような
病的な永遠さが必要。
その永遠さが時間軸を飛び越えるんですよね。


今回の展示は博物館の中の1展示なので
そのような病的空間を味わうには正直、コツがあると思います。
自分なりに考えてみました。



1:標本の気持ちになる


自然史博物館というのは自然を愛する研究者の愛が溢れているんですよね。
その愛に浸るにはもう対象に入り込むしかないと思うんです。


今回は触ったり動いてる様をみたり
色々入り込む入り口があります。


簡易剥製のモノマネはマストです。ぜひやってみてください。


2:行ったり来たりを繰り返す

一度見ただけだとなんか声が聞こえてこない。
標本たちの声を聞き逃さないために
何度も何度も行き来してみてください。
よくよく見るとインスタ映えポイントもあります。



例えばこのペンギン。
1度では絶対に声は聞こえてきません。
2回、3回と見つめあえば声が確実に聞こえるでしょう。


その声が近くの蝶の展示についての

「これより大きい蝶、うちに普通に来る」

であっても心を乱してはいけません。



3:コスプレする


そして出て来たら
各々の衣装を選んで
思い切り弾けてみましょう!!!

先ほどのペンギンの気持ちになって
ペンギンの代わりに
僕がちょっと美味しいもの食べて来るから!とかいう感じで
とにかく弾けましょう。

ちなみにうちの息子さん、公式インスタに載りました。








いかがでしょうか。

鑑賞の際に
ちょっとだけ自分の殻を外してみませんか。
そして生き物を愛して愛して愛して止まない
学者になりきって
展示内を右往左往してみましょう。


そうしたら


さっきと標本の位置が
ほんのり違っていることに
気づける人は気づけるはず。。。。


なんてね。


2018年4月29日まで。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-08

The Islamic Arts Museum Malaysia (IAMM) 「Syria, Yemen, Iraq: The Risk of Forever Being Lost」を観てきました。



The Islamic Arts Museum Malaysia (IAMM) にて

「Syria, Yemen, Iraq: The Risk of Forever Being Lost」

を観てきました。


戦争のスタイルというのは時によって変化をしてきました。
しかし、犠牲になるのは普通の生活、普通の人々であることは
どんな戦争でも変わりません。


「Syria, Yemen, Iraq: The Risk of Forever Being Lost」
(シリア、イエメン、イラク:永遠に失われてしまうリスク)は
シリア、イラク、イエメンで起きた武力紛争の結果、破壊についての
展覧会です。

それは、4つのセクションに分かれています。









Religious Edifices(宗教建築)
Commercial Structures(商業施設)
Social Dwellings(社会住居)
Historical Monuments.(歴史記念碑)


これらの戦争前の美しい姿と戦争後の破壊様を対比し
そこに住む普通の人々の共通の記憶を思い起こさせようとします。




国際赤十字委員会は
このような紛争をずっと援助してきました。
そして現在はインターネット、
ソーシャルメディアによって
破壊がLIVEで配信される時代になりました。



シリアのアレッポにて配信を続けた少女、バナちゃんのニュースも
世界中に取り上げられました。

アレッポからツイートの7歳少女、アカウント一時消えるも「無事」


この展覧会を拝見していて
今までと明らかに違うのは


これは別の世界(自分の関係ない世界)のことではない、
深く関係しているのだ


という感情を抑えきれない人に
遭遇する確率が高いことでした。


英語でニュースも読むようになりましたし
世界各国で友達も出来ました。


そして今回。


この他人事ではないという真剣な眼差して写真を観ていた人が
さっき、エレベーターで開くボタンを押して
待っててくれた人だったことに気づいた時


世界は繋がってる
この紛争と自分は繋がってる
これは自分の世界にとっても
他の世界の話ではない


だからこそ
紛争を止めるって世界中の人が真剣に思うべきなんだ


と体の中に雷が走ったような感覚を受けました。


忙しかったから
凹んでいたから
調子が悪かったから


芸術について書けない日々が続いていましたが
まず行動、発信することから
はじめてみよう、いや、始めなあかん!と
自分を奮い立たせなきゃと改めて感じました。


このイスラム美術館。本当に綺麗。
これから何度も足を運ぶつもりです。


3月30日まで。
休館日などは美術館公式サイトをご参照ください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-06

Richard Koh Fine Art「"Impetus" by Wong Perng Fey」を観てきました。



Richard Koh Fine Artにて

"Impetus" by Wong Perng Fey

を観てきました。


Richard Koh Fine Artは
シンガポールにギャラリーを持っていたので
(現在は事務所のみだそうです)
シンガポール時代からよく訪問させて頂きました。


今回KLに転居したので
これは今後も通わせて頂こうと思い
(でも行けるかどうか自信がなくドキドキしながら)
Grabで向かってみました。。。


こちらのギャラリーはOP以外は
基本予約制のようです。
今日は大丈夫!っていうことでドキドキしながら
行ったら・・・。



めっちゃ素敵な私邸スタイルのギャラリーでした。



今回はマレーシア出身で現在北京在住のWong Perng Feyさんの個展「Impetus」。
予備知識ゼロで伺ったのですが


心揺さぶられました。
それは私は現代水墨画スタイルが
すごく好きだから!だけではなかったはず。


アートがあり、そこにアートを語り合いたいものが集う場。
私はこの場が好きなんだなあと改めて感じました。


この展覧会は
北京のHeiQiao村(Wongさんが7年間居住していた北京郊外の芸術家村)
において撤去と閉鎖の際に製作された
6つの大きなパネルの作品の展覧会です。


HeiQiao村のアートコミュニティに属していた
作家さんの作品と思って見直すと
なんだか湧き出すエネルギーが
こちらにも伝わって来るようです。
大きな筆で描かれたダイレクトなエネルギーは
今、転居したばかりで心が心配と混乱で満ち溢れている自分に
とても前向きなエネルギーをダイレクトにぶち込んでくれました。



そして会場もとても素敵。
私邸スタイルのギャラリーだからでしょうか。
伺うお客様もとても上品。



アーティストのWongさんもとても優しい人。

「北京!めっちゃ寒いし乾燥してるんだよー!」

と教えてくれたりして。
北京って行ったことないんですよね。
寒そうだな。。。


本当に行ってよかった。


人によって愛の対象は違うと思うますが
愛をこのように体感できる対象を
持ってることで私はとても贅沢に生きてるんだなと
改めて感じることができました。


KLは東京やシンガポールと違って
移動が大変だけど
自分のできる範囲で行動しよう!観ていこう!って
改めて思いました。


勇気と元気をありがとう。


2018年1月20日まで。
鑑賞に関してはギャラリーにお問い合わせをお願いします。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-05

Thean Hou Templeに行ってきました

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Thean Hou Temple(天后宮)

に行ってきました。


宗教施設が大好きです。
もちろん美しいからということもあるのですが
東南アジアの宗教施設は
どの宗教に関しても


「生活に溶け込んでる感」


がすごくあって
とても温かい感じがするから好きなんです。
大変だったり、辛かったりする想いを
そのまま受け入れてくれる感じがあって。


fc2blog_201801051751591a4.jpg

このThean Hou Temple(天后堂)は
マレーシア国内で最大級の仏教施設。
高台にあるので景色もとても綺麗です。



ちなみに。


トリップアドバイザーとかには
「ホテルから近いから歩いてみた」旨の
記述が幾つかありましたが
車移動がメインのクアラルンプール。
車道を徒歩移動はひったくりなどのターゲットになりますので
家族連れでは行わないほうがいいのではと私は思います。



実際にGrabで行ってみると



ああああああ懐かしい。。。。


fc2blog_20180105175315d1b.jpg

fc2blog_2018010517524640e.jpg

シンガポールの仏教寺院を彷彿とさせる雰囲気。
ホーカーを連想させるこの机と椅子。
やる気がどこにも感じられないこのダラとした雰囲気。
(あ、これはKLでもそうかも)



あああああ懐かしい。。。。



土地ロス(前住んでいた土地、国を懐かしむ)
は基本しない人なのですが
場所ロス(好きなスペースは懐かしくて仕方がない)
はけっこうあるタイプ。
シンガポールで通った仏教寺院を思い出し
なんとも言えない気分になりました。


fc2blog_201801051753419d3.jpg

シンガポールと違うなあと思ったのは
施設の中にあった有料の体重計。
健康管理?ではなんで有料?


fc2blog_201801051754152d6.jpg

謎は深まるばかりでしたが
個人的にはとても心安らぐ場所だったので
ここには通おうと思います。


theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-03

PETROSAINSに行ってきました。

IMG_4014.jpg



マレーシアで最大規模の科学博物館PETROSAINSに行ってきました。
転居の可能性が出てきてから
何度も何度も前を通ったんですが
なかなか行けなかったんです。

なぜって

めっちゃ人気だから!!!

アトラクションのような作りは
まるで遊園地のよう。
今回、公立学校が始まり
インターはまだ休みで空いてる正月明けを狙って
行ってきました。

この博物館、空いてる時間を絶対狙うべき。
なぜなら「体験型が多いので人数が多いと大変」だから!

IMG_3980_20180103213355375.jpg

ちなみに行き来は「ダークライド」と言われる
遊園地のアトラクションみたいなものに乗って行きます。
おそらくですが混んでると相乗りになりそう。



IMG_3988_20180103213348178.jpg
ダークライドが到着すると
ゆるーく始まります。いきなり写真撮影の場所があったり(有料)
しますが華麗にスルーしましょう。


思った以上にエリアは広いです。

「Space」
「Sparks」
「Oil Platform」
「Speed」
「Cybersafety」

というメインのフロアに沢山の体験型のアトラクションがあります。

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特に注目して欲しいのは「Oil Platform」「Speed」。
マレーシアには石油採掘施設が存在します。
そうです。マレーシアは石油産出国なのです。
産出国ならではの余裕を感じさせるこのアトラクション。
コスプレもできます。


IMG_4008.jpg
そして「Speed」ではF1体感コーナーも。
無料と有料があります。
有料といっても2リンギット(約60円)。
空いていれば無料を連続プレイも可能(英語交渉必須)。


IMG_4009.jpg
こちらにはF1マシンのレプリカも置いてあります。
しかし、マレーシアグランプリそのものは2017年4月に
19年目で終了となっています😭。



IMG_3995.jpg
途中でワークショップやサイエンスショーもあります。
英語、しかもマレーシアの英語なのでシンプルだから
とてもわかりやすいです。
私たちが行った時はシャボン玉の実験をやってました。
失敗もかなり多かったのはご愛嬌です。


昔の科学博物館をご存知の方は
懐かしさでいっぱいになるんじゃないかな。



クアラルンプールに旅行に行くご家族の方。
空いていればすごくオススメです。
基本無休ですがいきなりのメンテナンスなどもある模様。
詳細は現地で確かめて頂くしかないようです。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-03

新しいステージで私は何を伝えていけるのだろうか

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さて、転居して1週間が経った。

私は初めての局面を味わっている。それは

「気軽にアートスペースに行けない」ことだ。


私自身は東京でも都心、シンガポールでも都心という
非常に利便性のよい場所で暮らしてきた。
気軽にアートスペースに行けるということは
とてもありがたった。


新居はクアラルンプールで非常に治安のいい場所。
都心からはかなり離れている。

出かけるには車が必須。
そして渋滞も読めない。

正直、効率的な外出の仕方の模索に四苦八苦している。


私自身、美術館の親子鑑賞に関わる発信を
気がつけば10年以上行っているわけだが
いつも頂く指摘があった。それは




あんたは(鑑賞するには)とても便利な場所に住んでるじゃないか!
だから親子鑑賞とか気軽に出来るってことじゃないか!



という点だった。



確かに
東京もシンガポールも
出かけようと思えば
すぐ近くにアートがあった。
塾や習い事、スポーツの練習の途中で
簡単にアートを見に行けた。



今回はそうはいかない。
公共交通事情が未発達のクアラルンプールでは
移動もなかなか大イベントだ。



でも、美しさの規模は私の経験値のなかでは
桁違いのでもある。
特にモスク。モスクの美しさと
モスクの通常生活への溶け込み度がハンパない。


シンガポール駐在の時も感じたのだけど
宗教に関する考え方については
もっと深く知っていきたい。



芸術というのは美術館だけじゃなくて
もっと自然に身近に存在していたもの。


そこに改めて気付くことによって
自分自身新しい「芸術」を確認できるような気がするのだ。






theme : ひとりごと
genre : 学問・文化・芸術

2018-01-01

2018年気持ち改めて

あけましておめでとうございます。

2018年はクアラルンプールの新居で迎えました。
2017年は書き手として大後退した年でした。

笑って振り返るにはあと数年かかるかなと思うっています。

深く傷つくことも多かったし
非常に不快に思わせることも多かったと思います。



そしてどこかで
自分を見失っていたんだと思います。
この大きな勘違いに気づかせるための
神様からの「喝」だと思いたいです。



芸術というのは
本来快楽から産まれるもの。
芸術に関わることが
根本としては美しさ、楽しさを感じるべきなのに。



その点転居はとてもよいタイミングでした。



気持ち改めて頑張っていきたいです。
気持ち改めて、基本に帰ります。

theme : ひとりごと
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