2017-05-21
National gallery Singapore「CHILDREN's BIENNALE :DREAM AND STORIES」が始まりました!

National gallery Singaporeにて
「CHILDREN's BIENNALE :DREAM AND STORIES」
が始まりました!
6月、7月というとシンガポールでは
公立幼稚園、小学校の夏休みシーズンになります。
時期は多少のズレがありますが
だいたい1ヶ月強のお休みになります。
しかし長期の冬休みと違い
シンガポールは夏休みはどれほど長くありません。
そして学年によっては秋に重要な試験があったりするので
勉強のために遠出ができないという事情もあります。
そこで。
シンガポールの博物館、美術館は
夏休みは一斉に子供向けの展示を行います。
それだけこの時期は「子供たちが美術館にやってくる」
シーズンなのです!
今回はメディアブリーフィングと
初日の招待日に呼んで頂いたので
行ってきたのですが

なんと初日招待日は。。。
メディアも家族でどうぞ!!日でした!!!
なので息子さんも参加。
なんとメディアシールまで頂いて
ちびっこジャーナリストになりました!
今回のこの
「CHILDREN's BIENNALE :DREAM AND STORIES」は
このナショナルギャラリーでは
最初の夏休みイベントです。
力、入りまくりです。
オープニングイベントでとても印象的だったのは
CEOであるChong Siak chingさん、

Tan Chuan-Jin大臣

それぞれの挨拶で
この展示はシンガポールの子供だけの展示ではなく
シンガポールを訪れる全ての子供に楽しんでほしい
ぜひお互いにどうだったか何か楽しかったか
コミュニケーションが生まれる「社交の場」にしてほしい
旨の点に触れられていたこと。
これって多様性というか相違性ありきの思考がないと
実はとっても難しい。
日本の美術館で、同じこと言えるかな?と
改めて考えさせられました。

今回はまさにアジア各国から
アーティストさんが参加しています。
いくつかご紹介。

日本からはTeamLabが
「Homogenizing And Transforming World(均質化されつつ、変容し続ける )」
で参加。
実は私、2014年六本木で体験してます!
東京シティビュー「MEDIA AMBITION TOKYO 2014」を観てきました。
あの時の私に教えてあげたい。
「あんたは3年後にシンガポールに住んでメディアとしてこれ体験するのよ」
絶対信用しないだろうな。

めっちゃフォトジェニックポイントです。
正直ここは子供だけじゃなくてかなりの大人も訪れるでしょう。
かなり並ぶと思いますので
午前中、できれば開館直後にぜひ。(チケット売り場のすぐ横です)

そしてこれは盛り上がりますな!は
フィリピンのアーティスト、Mark Justinianiさんの「FIREWALK : A BRIDGE OF EMBERS」。

ここは作品の上を歩くのですがこれがなかなかエキサイティングな体験。
そして歩くだけなのでそれほど待ち時間もありません。

ナショナルギャラリーならではの大規模展示は

ベトナムのアーティストTRAN TRONG VUさんの
「Sonnet in Blue」。
アジア各国の学生と協力して作ったお花がちりばめられた
巨大作品は中を通ると様々な声が聞こえてきそうです。


色々やってみよう!は IAN WOOさんの「ROCK AND SPHERE」と
Lynn Luさんの「THIS CHANGED MY LIFE」がオススメ。
未就園児さんとかきっとここからしばらく離れないと思います。


そしてちょっと離れたところにある
Chang Seok Tinさんの「BEING YOURSELF」は版画作品に
自分で紙を当ててクレヨンでこすって作品を共同制作するスタイル。
彼女が盲目のアーティスト。なので「触る」という行為は
とても重要なんだそうです。
共同制作しながら彼女の情熱を体感してください。


そして6月に大規模展覧会が予定されている草間さんのお部屋。
ここはシールをどんどん貼っていくのですが
実は私たち、東京ですでに体験済み。
ここはもし大量に並んでいたら外から観るだけでもいいかも。。
でも貼るのすごく楽しいんですよ。なので空いてるタイミングをみてぜひ。
最後に、この展示を見るための日本人的親子が注意しなくてはいけないことを。
【重要その1】冷房半端ないです。そしてお子さんが走り回って汗をかいて冷たい風に当たって風邪ゲット!が懸念されます。
着替えやタオル、体温チェックをどうぞお忘れなく。
【重要その2】展示は美術館各所に混在しています。結構歩きます。小さいお子さんはくれぐれも無理をしないように。
1:大きな荷物が持ち込めない部屋があります。心配な方は貴重品だけ入るサブバックをご用意ください。
2:7月中旬までは思った以上に「並ぶ」可能性があります。10月までやってるので焦らず。
3:ぼっとしてると横入りされることもあり!なのでしっかり並びましょう。
4:草間さんのお部屋、チームラボのお部屋は正直かなり並ぶと思います。どっちを優先するか考えて並びましょう。
5:実は、子供向けの展示は美術館中にいーっぱいあります!

1回で全部回らなきゃ!とか思わずにお子さんが笑顔で帰ることを最優先で。
(ずっと夏ですが)シンガポールもそろそろ夏本番!
どうぞミュージアムを楽しんでくださいね。
10月8日まで。無休です。
6歳以下のお子様は無料。
シンガポールの学校に通う学生、教師は無料。
シンガポール国民及び永住者は無料。
それ以外は大人20ドル。
(キャンペーンなども企画されているようです。チケット購入時にご確認ください)
(詳細は公式WEBサイトをご参照ください)
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術