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2017-01-16

Art Stage Singapore2017が開催されました。



Art Stage Singapore2017が開催されました。

今年は参加ギャラリーの減少、旧正月の2週間前など
色々な厳しい条件が重なるフェアとなりました。
来年は新たな展開をぜひ期待したいです。

個人的にはたくさんの人にご挨拶できてとても嬉しかったです。
また来年もお会いできますように!!
































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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2017-01-08

シドニーオペラハウスガイドツアーに参加しました



シドニーといえば、これでしょ!ということで
オペラハウスガイドツアーに参加しました。
参加したのは1月1日。
私もシンガポールでガイドをやってるのですごいな1月1日やってるんだ!
というのが最初の驚きでした。
オペラハウスガイドツアーはガイドツアーにお金を払うので1月1日以降は
ハイシーズンなんだそうです。



シドニーオペラハウスはオーストラリアに行かなくても
あ!見たことある!と言う人も多い世界を代表する建築物。
なお、これまでに登録された世界遺産の中では、
年代的に最も新しい世界遺産でもあります。
着工は1959年。1973年に開館と長い時間がかかりました。

設計者は計画決定当時無名だったデンマーク出身の建築家ヨーン・ウツソン。
彼のアイデアは極めて独創的でありましたが
現実化を検討していなかったんですね。
(現在でそんなことしたら大問題ですけどね。。。)
独創的な形状と構造設計の困難さなどにより工事は大幅に遅れ
ヨーン・ウツソンは政治的構想に巻き込まれデンマークに帰国。
2度とオーストラリアの地を踏むことはなかったそうです。



そのほか建築のポイントなどをかいつまんで教えて頂く
30分のツアー。ビデオを取り入れたりしていて
とても効率的で見応えがありました。
説明のやり方や誘導の仕方などは
私もガイドの端くれとして
参考にしたいポイントもいくつもありました。
ああ行ってよかったなあと改めて思いました。
オススメです。



30分という長さなので芸術に興味のないお子さんでも
大丈夫かと思います。
英語が大丈夫またはもっと聞きたい!見たい!と言う人は
英語の1時間のツアーもあるそうです。
ぜひそちらもご検討ください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2017-01-07

オーストラリア現代美術館「Tatsuo Miyazima「Connect With Everything 」」を観てきました。



オーストラリア現代美術館
(Museum of Contemporary Art Australia)にて
「Tatsuo Miyazima「Connect With Everything 」」
を観てきました。


宮島達男先生の作品は実は随分前から拝見させて頂いています。
なんと一番最初は「The Rock」。他のパブリックな作品で
彼の方向性を知っていたので衝撃デカかったです。
2010-03-18
BLD GALLERY「宮島達男 その人と思想」を観てきました。 


(そしてこの展覧会を見たあとになんとtwitterで話しかけてくれたので
マジで感激しました)



そのあと大阪で展示を拝見し、これまたびっくり。
2010-12-20
大阪・心斎橋Six「宮島達男個展『Time Train』」を観てきました。


その後もSKY THE BATH HOUSEで作品を何回か拝見させて頂いていますが
その度に衝撃を受けています。
2010-11-12
SCAI THE BATHHOUSEにて「宮島達男「Warp Time with Warp Self」」を観てきました。


2012-10-13
SCAI THE BATHHOUSE「宮島達男「LIFE I-model」」を観てきました。





そしてこの個展。初の南半球の個展だそうです。
彼の彫刻作品、インスタレーション、そしてパフォーマンスビデオが含まれています。

こんなに一同に会する展覧会を見たことはなく
内容の濃さに圧倒されまくりでした。

この美術館、実は基本無料なんですね。このような企画展だけ有料。
でもこれはお金はらった甲斐あるわあすごいわあと
思わず呟いてしまうような展覧会でした。




そして今回はギャラリーツアーにも参加してみました!
もちろん英語!
シンガポールの英語と違い、オーストラリアの英語は
「母国語」としての英語なので
私には本当に難易度が高たったですが
なんとか参加してみました。


そこで驚いたことはガイドが
作品の主要テーマであるダークな部分に
全力で向き合う解説であったこと。

そして広島や福島が
「Hiroshima」であり「Fukushima」であったことも
再認識。特に父の実家が福島県である私にとって
「福島」という土地ではなく
「Fukushima」という象徴になっていることを
思い知らされるのはとても重かったです。


数字のカウントというとてもわかりやすい動作であると同時に
それぞれにとても深い意味があります。
宮島達男先生は1980年代後半に発光ダイオードやLEDを使用して、
最初のカスタマイズされたデジタルカウンタを開発しました。
これらのカウンターは
現在は様々な色でも表現できるようになっています。



色と空間とメッセージが素晴らしい融合は
やはりMega Death でしょうか。
こちらの数字が一斉に消える瞬間というのは
第二次世界大戦などの大量殺戮的な象徴だそうです。
そこに東日本大震災のことも付け加えられていて
ああオーストラリアの人にとっては
第二次世界大戦と東日本大震災は同列なのかと
思うととても複雑になりました。




今まで拝見してきた作品も、ここではまた違ったスタイルで
展示がされていて懐かしむと同時に変化も思い知らされて。

鏡やフレームで変化し続ける「そのひとの未来」について
改めて考えてさせられました。

時が経つということは
誰にも止められないことなんですね。



今回は図録も購入しました。
英語なんで読み返すの大変だけど頑張ります。

それにしてもほんっとうに物価高い。。。
本の値段もびっくりしました。
えいや!でございました。


今回はこちらが展覧会事始めです。
充実した1年になりそうです。

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genre : 学問・文化・芸術

2017-01-06

Art Gallery of New South Wales「Time, light, Japan Japanese art 1990s to now」を観てきました。



Art Gallery of New South Wales
「Time, light, Japan Japanese art 1990s to now」
に行ってきました。
ここでは偶然の再会がありました!

THE JAPAN LIGHTS という日本の作家を中心とした展覧会が行われていたのです。
しかも最初の作品がTeamLabの「Dark wave」。
先日のシンガポールの展覧会でじっくり拝見させて頂いた作品!!


息子も「ここで会えるなんて!!」と大興奮。


私は遠い昔、ボストン美術館で偶然「スーパーフラット展」を観た時の驚きを思い出しました。
異国の地で突然出会う「知っている同じ国の人が生み出した作品との再会」
はアイデンティティを猛烈に揺さぶります。

日本人とは、日本文化とは、日本語とは。
これは世界に出ていく上で足枷だと言う人もいます。
確かに、純日本人らしさというのはとても足枷かもしれません。
私もそれに苦しんでいます。

でも。

私は日本人なら
日本人が作り出したものに対する興奮は
絶対に得ておくべきものだと思うのです。

その興奮は日本人すげえとかではなく
自分の内に感じる根本的な感動とても言いましょうか。
僭越ですが「かあちゃんのおにぎりうまい」的な感じ。

これも捨ててしまうのは
私はとても惜しいと思うのです。
もったいないです。

世界で渡り合う全ての人も
こういうルーツに関する内なる感動を
楽しそうに話してくれます。
私も息子がそう言う話ができる人になってほしい。






TheamLabと宮島達男先生
そして杉本博司さん、須田悦弘さんの
作品との再会は
猛烈に心を揺さぶったようです。


Linghtというキーワードが結びつけるように
この展覧会は「光」がテーマ。
日本で感じるあのほのかな灯りを思い出し
私も胸が熱くなりました。


おかしいですね。
チームラボにはシンガポールで出会ってるのにね。
これがアイデンティティなのかなと思います。
こういうアイデンティティの再確認は大歓迎です。
沢山の作品に出会い、そして沢山の場所に行って
沢山再会したいものです。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2017-01-02

あけましておめでとうございます



2017年、あけましておめでとうございます。
このブログも気がつけば11年目に突入。
付き合ってくれる息子さんに感謝です。


そして去年の振り返りをしてびっくりしたのですが



「展覧会訪問記録が少ない!!!!」



😂😂😂😂😂😂



言い訳はしません。
忙しかったことは事実ですが
でも基本をおろそかにしてはいけません。

寄稿や取材の機会を
沢山頂いたからこそ
この土台をしっかりと強化していきたいと思います。


今年もどうぞよろしくお願いします。



あ、今、シドニーにいます。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

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