2016-03-31
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」の記録集が発行されると聞いてアジアで「ここは誰の場所?」と考えたことを思い出す
2015年夏に東京都現代美術館で開催された
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」
展の記録集がこのたび刊行されるそうです。
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展記録集の刊行と配布について
こちらの展覧会、どうしても見たくて
すっ飛んでいきました。
実はこの時期は父は入院をしていて
空き時間に病院にも通いました。
なのでとても思い出深い展覧会になりました。

2015-09-23
東京都現代美術館「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」を観てきました。
2015-09-23
東京都現代美術館「ここはだれの場所?」展関連ワークショップ「アートの力で変身させよう!?「イタズラ・キッズ探偵団」」に参加してきました。
子供に関する夏の展覧会
というカテゴリーをぶっ壊す姿勢は
アートを愛する「母親」として
私にとっては心地よいものでした。
当初は図録の予定がなかったそうなので
予定変更で図録ができたことを
心から喜びたいと思います。
(ぜひ見たい。。。)
そして私はこのニュースを聞いて改めて
美術がある場所は「誰の場所であるのか」を
考えています。
先日、香港のArt Baselに行きました。
2016-03-29
Art Basel HongKong 2016に行ってきました。
二度目でしたが初めての一般公開日に行ったということもあり
予想外のものすごい衝撃を受けました。
作品に対してではなく、観客に対してです。
美術作品にここまで自由に近づく様々なタイプの観客を見たのは
いままでなかったからです。
作品に触れるほどに近づいて写真を撮るカップル。
子供が彫刻に触れることを注意もせず自分も触る親。
10分ごとに流れる「周囲、荷物に注意して鑑賞してください」のアナウンス。
時間が経つごとに語尾が強くなっていきました。
続いて言われる中国語のアナウンスは
明らかに怒りを感じる口調になっていました。
Baselだけではありません。
近くで行っていたフェア「ART CENTRAL」では
通路を子供用自転車に乗せて移動する親がいて
思わず二度見三度見しました。
彼らは(おそらくですが)入場料を払っています。
つまり美術を見たくてこの場にいました。
しかし、一部の人の振る舞いは
この場所はあなたたちの場所ではない
と言いたくなるようなものでした。
私は以前は
芸術を愛する者はある程度の事前理解があれば
どのようなカテゴリーでも
トラブルを起こさず鑑賞することができるはず
と考えていました。
日本、主に東京ではその概念の元で
アート鑑賞者は自然に分類され
気づいた人のみがその分類を移動できる
ようになっています。その分類故一定の秩序が保たれていると
考えていました。
今回眉をひそめるような行動の層が
家族連れだけなら私はここまで驚きませんでした。
一部のあらゆる層の行動に私は混乱しました。
香港の新聞は
「マナーを学ばなくてはいけない家族がいてギャラリー側は不満」
と書いています。

Hong Kong Art Basel: it was way too much fun for families on public days, gallerists complain
しかしですね、実際私その場にいましたけどね
家族連れだけじゃなかったですよ。
一部の家族連れ、カップル、女性グループ、あらゆる層が
マナーを学ぶべきでした。
つまりですね
「芸術がある場所」が誰の場所であるかを学ぶ必要性があるのは
子供、家族連れだけではないのではないかと
香港でリアルに感じたのですね。
人として人が(人じゃない場合もありますが)創り出したモノがある場所。
(子供や家族連れだけなく)
あらゆる人が「ここはだれの場所?」と考えてみるべき。
その「考えてみよう」を行うことによって
芸術のある場所を「ここは私の場所」と意識が変われるのかなと
改めて感じました。
この展覧会は私が当初感じていたより
もっともっと深い問題提起をしてくれていたのかもなと
今になって思い返しています。
図録、ぜひ拝見したいです。
私と同じ想いの方。
受け取り方はこちらをご参照ください。
どうぞお早めに!
ーーーーーーーーーー
・ご希望の方には、当館エントランスのインフォメーションカウンターにて無料配布をいたしますので、係員にお声掛けください。
(混雑時には少々お待ちいただくことがございます)
・また、郵送をご希望の方は、先着100名様分を着払いにて承ります。
whose-place@mot-art.jp あてに ①希望郵送先の郵便番号、住所 ②電話番号 ③お名前
をお知らせください。(メール拝受後、1週間以内に確認のメールを差し上げます。メールが届かない場合はお手数ですが再度ご連絡ください。)
・お一人様一冊のみにてお願いいたします。
・館内配布・郵送ともに5月29日まで受付いたします。それ以前でも予定部数がなくなり次第配布終了いたします。
・カタログ仕様:B5版、オールカラー、112頁、和英
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」
展の記録集がこのたび刊行されるそうです。
「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」展記録集の刊行と配布について
こちらの展覧会、どうしても見たくて
すっ飛んでいきました。
実はこの時期は父は入院をしていて
空き時間に病院にも通いました。
なのでとても思い出深い展覧会になりました。

2015-09-23
東京都現代美術館「おとなもこどもも考える ここはだれの場所?」を観てきました。
2015-09-23
東京都現代美術館「ここはだれの場所?」展関連ワークショップ「アートの力で変身させよう!?「イタズラ・キッズ探偵団」」に参加してきました。
子供に関する夏の展覧会
というカテゴリーをぶっ壊す姿勢は
アートを愛する「母親」として
私にとっては心地よいものでした。
当初は図録の予定がなかったそうなので
予定変更で図録ができたことを
心から喜びたいと思います。
(ぜひ見たい。。。)
そして私はこのニュースを聞いて改めて
美術がある場所は「誰の場所であるのか」を
考えています。
先日、香港のArt Baselに行きました。
2016-03-29
Art Basel HongKong 2016に行ってきました。
二度目でしたが初めての一般公開日に行ったということもあり
予想外のものすごい衝撃を受けました。
作品に対してではなく、観客に対してです。
美術作品にここまで自由に近づく様々なタイプの観客を見たのは
いままでなかったからです。
作品に触れるほどに近づいて写真を撮るカップル。
子供が彫刻に触れることを注意もせず自分も触る親。
10分ごとに流れる「周囲、荷物に注意して鑑賞してください」のアナウンス。
時間が経つごとに語尾が強くなっていきました。
続いて言われる中国語のアナウンスは
明らかに怒りを感じる口調になっていました。
Baselだけではありません。
近くで行っていたフェア「ART CENTRAL」では
通路を子供用自転車に乗せて移動する親がいて
思わず二度見三度見しました。
彼らは(おそらくですが)入場料を払っています。
つまり美術を見たくてこの場にいました。
しかし、一部の人の振る舞いは
この場所はあなたたちの場所ではない
と言いたくなるようなものでした。
私は以前は
芸術を愛する者はある程度の事前理解があれば
どのようなカテゴリーでも
トラブルを起こさず鑑賞することができるはず
と考えていました。
日本、主に東京ではその概念の元で
アート鑑賞者は自然に分類され
気づいた人のみがその分類を移動できる
ようになっています。その分類故一定の秩序が保たれていると
考えていました。
今回眉をひそめるような行動の層が
家族連れだけなら私はここまで驚きませんでした。
一部のあらゆる層の行動に私は混乱しました。
香港の新聞は
「マナーを学ばなくてはいけない家族がいてギャラリー側は不満」
と書いています。

Hong Kong Art Basel: it was way too much fun for families on public days, gallerists complain
しかしですね、実際私その場にいましたけどね
家族連れだけじゃなかったですよ。
一部の家族連れ、カップル、女性グループ、あらゆる層が
マナーを学ぶべきでした。
つまりですね
「芸術がある場所」が誰の場所であるかを学ぶ必要性があるのは
子供、家族連れだけではないのではないかと
香港でリアルに感じたのですね。
人として人が(人じゃない場合もありますが)創り出したモノがある場所。
(子供や家族連れだけなく)
あらゆる人が「ここはだれの場所?」と考えてみるべき。
その「考えてみよう」を行うことによって
芸術のある場所を「ここは私の場所」と意識が変われるのかなと
改めて感じました。
この展覧会は私が当初感じていたより
もっともっと深い問題提起をしてくれていたのかもなと
今になって思い返しています。
図録、ぜひ拝見したいです。
私と同じ想いの方。
受け取り方はこちらをご参照ください。
どうぞお早めに!
ーーーーーーーーーー
・ご希望の方には、当館エントランスのインフォメーションカウンターにて無料配布をいたしますので、係員にお声掛けください。
(混雑時には少々お待ちいただくことがございます)
・また、郵送をご希望の方は、先着100名様分を着払いにて承ります。
whose-place@mot-art.jp あてに ①希望郵送先の郵便番号、住所 ②電話番号 ③お名前
をお知らせください。(メール拝受後、1週間以内に確認のメールを差し上げます。メールが届かない場合はお手数ですが再度ご連絡ください。)
・お一人様一冊のみにてお願いいたします。
・館内配布・郵送ともに5月29日まで受付いたします。それ以前でも予定部数がなくなり次第配布終了いたします。
・カタログ仕様:B5版、オールカラー、112頁、和英
スポンサーサイト
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術