2016-01-30
横浜美術館「村上隆のスーパーフラット・コレクション」内覧会に行ってきました。

横浜美術館にて
「村上隆のスーパーフラット・コレクション」

内覧会に行ってきました。
お声かけ頂き誠にありがとうございます。
今回の最大の特徴は村上隆さんの作品ではなく
「コレクション作品」であるということ。
なので村上隆作品は一切ありません。
しかし。
村上隆作品を見ている側からすると
作品の向こう側や手前側に見えるような
過程を感じる作品が多くて
なんだか手書きの日記を拝見しているようで
とても見ごたえがありました。

とくに自分が
「ああ行きたかったなあ(でも行けなかったなあ)」
という展覧会の作品がぽんぽん置いてあって
鑑賞者の「えっ」という驚きが【各方面であって】
めっちゃ面白かったです。

それにしても幅が広すぎる。
ここまでの規模のコレクションって日本の美術館でも
持っていないのではないでしょうかね。
「混沌」を感じてほしいとのコメントが
挨拶でありましたが
「混沌するにもほどがある」という感じです。
この展覧会のタイトルは「スーパーフラット」ですが
それは造形的なものだけではなく、
概念的なものまでつながるのだそうです。
配置や構成に関しては
えーこれが隣同士!?という
ちょっとしたしかけというか驚きも
仕掛けられていたような印象も受けました。
「読まれることを潜在的に意識した手書きの日記」
という感じかな。
とにかく刺激的でした。すごかったです。

混沌の世界が心地よくなってきて
浮遊感まで感じてしまいそうになった鑑賞者は
最後の最後にあった竹内公太作品に
横っ面をひっぱたかれるような
衝撃を受けて展覧会は終了します。
森美術館で開催中の五百羅漢図の誕生の経緯も
連想することができて
私の中でとてもストーリーがつながった!感がありました。

この展覧会は単なるコレクションじゃない。
村上隆さんの「命をかけた勝負」ではないかと
感じました。
もう日本で個展はないだろうな。。



本日は内覧会だったので
いろいろな方にご挨拶できました。
みなさんお久しぶりだったのに
覚えていてくれて
(そしてお悔やみも言って下さって)
本当にうれしかったです。
4月3日まで。
木曜休館 ※2016年2月11日(木・祝)は開館なので
お間違いのないようにご訪問ください。
詳細は公式ホームページをご参照ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術