2015-11-30

National Gallery SINGAPOREに行く際はアプリを活用してみよう(1)🎶


National Gallery SINGAPOREがOPENしました!



シンガポールで一番というか
アジアで一番の広さを誇り
東南アジアの美術作品が
ここでほぼ観ることができるという
素晴らしい場所です。


今回はここに訪れる際
ぜひ使って頂きたいアプリをご紹介したいと思います。
それは



Gallery Explorer

です。
こちらこの美術館を満喫するのは欠かせないアプリになっています。
(英語でiOSのみ)


このような大きな美術館では
「音声ガイド」というのものがありますが
この美術館にはありません。
なぜならこのアプリが全部その役目を果たすからです。


例えば、この作品。

日本ではあまり知られていませんが
シンガポールではとても有名な作品です。
タイトルは「ナショナル・ランゲージ・クラス」。
Chua Mia Teeのとても有名な作品です。
シンガポールがマラヤ連邦として独立する際
マレー語が公用語になりました。
華人にルーツを持つシンガポール人が
異なるアイデンティティを取得させられる様から
様々な歴史的解釈が出来る
非常に注目すべき作品です。


解説、聞きたいですよね。
音声を聞きたい場合はぜひこちらを。


音声ではわからない。。
英語難しいという場合は
テキストを読むこともできます。
このテキストはコピペできるので
「英語わかんない!!!」と
お嘆きモードの方は
翻訳サイトを使うことも可能です。



解説よりそもそも広いんで
よくわかんない!という人には
モデルツアーも設定されています。

こちらでいくつか作品がピックアップされているので
このルートを元に鑑賞するのもオススメです。



(2)では、実際に美術館での使用感をご紹介します。




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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2015-11-28

Mizuma Gallery Singapore「JOY/FEAR Solo exhibition by Heri Dono」を観てきました。



Mizuma Gallery Singaporeにて

JOY/FEAR Solo exhibition by Heri Dono

を観てきました。

ヘリ・ドノは1960年インドネシアの首都ジャカルタに生まれの
インドネシアの代表的なアーティストです。

現在はジャカルタではなく
インドネシアの古都ジョグジャカルタが拠点に活動されているそうです。
近代美術を学んだ後に
インドネシアの伝統的な影絵人形芝居ワヤン・クリッの世界に身を置いて
人形についての技術を学びました。
その時の経験から彼は
現代的表現と伝統的文化を融合させた独特のスタイルを確立したそうです。
彼の作品の中に劇場的要素が多く見られるのは
この陰絵人形芝居「ワヤン・クリッ」の影響があるからでしょうか。



インドネシアという国は言語は正確には
300から400存在するそうです。
西欧の植民地主義に打ち勝つために
「まとまるしかなかった」国家では
目的が複雑化すればするほど心の中の葛藤が
外に出やすくなるのではという印象があります。
植民地からの独立というシンプルな目的を
達成するまではいいがその後、インドネシアという国は
大きい故にまとまるのが大変という印象があります。。。
さまざなな細かい葛藤や争いは日常的にあることでしょう。
そしてそのような心理的葛藤をほぐすことに
人形劇というのはとても効果的だったのではないでしょうか。
彼が政治的な様々な葛藤を題材しながら
同時に関わってきた影絵人形劇を
モチーフに扱う理由は彼自身を含む多くのインドネシアの人々が
人形劇のような伝統的な娯楽に何度も救われてきたことを
体感しているからではないでしょうか。



私は子育て中故ギャラリーには人がいない時間帯に
行く場合が多いです。今回も静かに堪能させて頂きました。
最後の最後にいつも挨拶するスタッフの女性が

「そこを踏んでみて」

と教えてくれたんですね。

恐る恐る踏んでみると
いきなり始まる音楽にびっくり🎶
しかしその音楽は
私が想像していた人形劇の音楽とは
明らかに違いました。



ワヤン・クリッは人が人形を動かし、
楽団がガムランを演奏し、
そしてとても人間味あふれるストーリーを
虚構に楽しむという印象を持っていました。

しかしヘリ・ドノの作品で奏でられる
ワヤン・クリッの世界は
個性的でユーモラスであることと同時に
とても悲しげで苦しんでいるように
見受けられました。
伝統的なスピリッツを
近代的な流れで押し戻されてる姿を
見せつけられているような感覚です。
でもそこに戯曲的な要素もあり
これは全部夢なのかと思わせるような
夢と現実を行き来するような
とても不思議な感覚を体感することができました。
これがヘリ・ドノの世界なんだと。。



笑ったり、ハッとしたり。
ぜひ行き来していただきたいと思います。



ギャラリーを楽しんだ後はナジゴレンやサテなどの
インドネシア料理を楽しんでみるのもおすすめです。
特にサテは辛くないソースなのでお好きなお子さん多いと思います。
ぜひお試しください。



2016年1月10日まで。
月曜日、年末年始休館です。
詳細は公式ホームページをご確認ください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2015-11-22

BANK ART FAIRに行ってきて、Gallery UGの部屋を堪能した後に ホテルのフェアについて考えた。


BANK ART FAIRに行ってきました。

場所はPan Pacific Hotel。
以前旅行の際にはよく来たとか思い出しながら
久々にこの界隈を歩きました。




今回はGallery UGさんに呼んで頂きました。
ありがとうございます。
お部屋では小作品が非常に心地よい感じで陳列されていて
見ていてとても好感が持てました。


そして久々近くで草間彌生作品拝見。
いやー迫力ありますねえ。



少女を扱う作品がとてもよかった。
日本人というのは少女に対する並々ならぬ思い入れを
作品化するのがとても上手だと思います。
山田裕子さんと平松 佳和さんの世界観は
今、アジアで暮らし日本を外から見ている私にとって
とても受け入れやすいものでした。
こういう作品はもっとカジュアルに
流通してもいいんじゃないかな。





Gallery UGの部屋を堪能した後に
ホテルのフェアについて少し考えさせられました。
今までたくさんのフェアに行きましたが
今回は集客が好展開していないようで
非常に人が少なかったです。
後は動線の表示が全くなかったので
フェア会場まで行くのが本当に大変。
通常ホテルのエレベーターというのは
そのホテルに宿泊している人が
カードをかざして宿泊階を押すという方法です。
つまりカードがないと宿泊階が押せない。
フェアにふらっときた私のような人は
その場に一緒に行ってくれる人が偶然見つからないと
フェアの階までたどり着けないんです。

そして今回は7階、8階で行われていたのですが
その階の移動の方法も表示などがないので
全くわからない。

7階に行った人は8階に行く方法が見つけられないんです。

今まで数多くのフェアに行きましたが
運営側に多くの疑問を感じるフェアでした。

それぞれのギャラリーは
はっとするような作品も多かったので
とても残念です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2015-11-21

REDSEA GALLERY「STRUCTURE: A PHOTOGRAPHIC EXHIBITION BY PETER STEINHAUER」を観てきました。


REDSEA GALLERYにて

STRUCTURE: A PHOTOGRAPHIC EXHIBITION BY PETER STEINHAUER

を観てきました。


シンガポールにはDempsey Hillという
とてもおしゃれなエリアがあります。
別件で取材に行った際、早く着きすぎたので
散策していたら
こんな素敵なギャラリーをみつけました。


アメリカの作家さんが撮影した
シンガポールのHDBの風景と香港の街並み。

PETER STEINHAUERさんは
「僕はドキュメンタリーを撮りたいわけではない」
とのことです。
彼の作品からはアジアの規律と成長、そして
混在する感覚と向き合う優しさを
ただ純粋に「cool」と感じているのかなという
純粋なjoyを感じました。

HDBのデザインって
個人的にすごく美しいと思うんです。
その美しさが手が届く美しさとというか。
その手が届く美しさに少しだけ
混沌がブレンドされているのは
シンガポールの人々の「生活」って感じがします。
(私がコンドミニアムが多いエリアではなく
HDBが多いエリアで生活してるからよけいにそう感じます)

作品はとても大きなものが多く
自分が普段バスなどから見ている風景を思い出させます。
このような作品を買う方は
シンガポールに住んでいないシンガポールの方なのかなとか
いろいろ想像が膨らみました。



Dempsey Hillはレストランやインテリア、雑貨などのお店が
点在するとてもおしゃれなエリアでした。
自分が自発的には来るエリアではないなって感じだったので
散策していておもしろかったです。


12/31まで。
✳︎シンガポールに年末休みはありません。
 クリスマス休暇はある可能性があるので年末に訪問予定の場合は
 公式ホームページで詳細をご確認ください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2015-11-20

IKKAN ART INTERNATIONAL「MADCAP MACABRE - A showcase of paintings by 4 Japanese artists」を観てきました。



どうしてもどうしても見たいという
衝動にかられる時は正直にいこうと思っています。
なのでIKKAN ART INTERNATIONALからご案内のメールを頂いた時の
衝撃に正直に向き合うことにしました。


-------------------
Ikkan Art Gallery presents a selection of works by 4 Japanese artists, Mamoru Tsukada, Tetsuya Ishida, Ai Shinohara and Masaya Chiba, each painting providing incisive commentary on society via the artists’ respective juxtaposition of visual oddities with elements of danse macabre.
-------------------


Tetsuya Ishida !?!?!?!?



ってあの石田徹也
あの石田徹也作品がシンガポールで見れるの??

子供の塾の最中にOPに駆け込んだところ
そこには私がまだ見たことがなかった
石田徹也作品がありました。



Conveyor-belt People
1996 がここで拝見できるなんて!!!


石田徹也は1973年に静岡県焼津市に生まれました。
静岡県立焼津中央高校を経て
武蔵野美術大学を卒業後は
東京にて精力的に絵画の発表を続けていました。
しかし2005年5月に東京の町田付近にて踏切事故にあい
創作活動は途切れてしまったのです。


かつて日本で彼の作品を初めて見た時、
私はこの絵が産まれた時代背景がすごく知りたくなりました。
彼の作品はバブル崩壊後の「失われた10年」と呼ばれる
1990年代全般、1991年3月から2002年1月までの約11年間に
主に製作されています。
バブル高騰の時期から崩壊へ、その後の10年に描かれた
サラリーマンを題材とした石田徹也の世界は
当時働くことしか人生になかった「サラリーマン」の
押しつぶされそうな空気や絶望感を
究極に具現化したものと言っても過言ではありません。



彼の作品は没後テレビでの紹介がきっかけで
注目されたそうです。
現在日本で個展を行うと多くの人が訪れています。
わかりますわかります。
このなんかどうしようもない不安感や悲壮感や
やり場のない諦め感と

「共に歩んでいかなくてはいけない自分」

を認めざる終えないとき
人はこのような姿を脳内で具現化してきたよなと
改めて思います。


とくに今回の作品は比較的初期ということで
描かれた人物の肌質などに木目のような
物体感を感じます。
これぞ「石田徹也」作品!と認識されている
もう少し後の作品から感じられる
今すぐ死んだようなもうすぐ硬くなってしまいそうな
人物の肌質とは明らかに違う肌質が
とても興味深かったです。
こういうのは実際に見ないとわからないこと。


そしてここは好景気に沸くシンガポール。
ここに訪れる「シンガポールで暮らす人」は
石田徹也の世界感をどのように感じるのか
ぜひ聞いてみたかったです。
(時間の関係で速攻で帰ってしまったのが残念)




IKKAN ART INTERNATIONALの真田さんと、
オープニングにいらっしゃっていたMIZUMA ART GALLERYの三潴さん。
素晴らしいお話ありがとうございました。
ギルマンバラックスにもまた足を運ばせて頂きます。


に会いたくて会いたくて
そういう衝動が降りてきたのは
久しぶりだったなあと改めて。

今回は4人のグループ展です。
もちろん他の作家さんも素晴らしかったのです。
ぜひ足をお運びください。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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