2014-07-22
国立劇場「平成26年7月歌舞伎鑑賞教室「傾城反魂香」」を観てきました。

国立劇場にて
「平成26年7月歌舞伎鑑賞教室「傾城反魂香」」
を観てきました。
毎年夏に楽しみにしている歌舞伎鑑賞教室。
今年も親子の時期を狙って行きました。

頑張って花道横を確保しました!
ただこの席の場合は大人でも舞台の端が分かりにくいので
開演前に絶対に座布団借りて下さいね。
まず最初の「歌舞伎のみかた」。
毎年毎年観てるので
言ってることは一緒のはずなのに
本当に毎回発見があります。
今回はなんと
「現代劇と歌舞伎で同じ内容を演じる」
という超実験的な試みがあり
ものすごく感激しました。
こんな風に最初に説明してもらったら
そりゃ楽しいだろうなあ。。と
思いました。
そして演目なのですが「傾城反魂香」。
もう歌舞伎鑑賞教室も5年目なので
下調べも一切しないです(^^;) 。
今回の主人公は絵描きさんとのこと。
「狩野」という名字が出てきて
大興奮する8歳ってあまりいないと思います。
私はいつもしないのですが今回は
子供向けのイヤホンガイドがあるので
息子はガイド付きで鑑賞です。
すごく簡単に言うとあらすじはこんな感じ。
ダメオヤジの絵描きさんが
どうしても師匠の名字が欲しくて
奥さんと一緒にお願いしにいきます。
その時姫様が誘拐されたという
トラブルが起き
それを解決することで名字獲得を狙うのですが
師匠に許されないので他の弟子達を邪魔をします。
当然師匠にめっちゃ怒られます。
なので「もう死のう」と思い
最後に奥さんに薦められて手水鉢に絵を書くと
絵が反対側に浮き出る軌跡が起きます。
そして師匠に褒められます。
彼はよい着物をもらい
スキップしながら
トラブル回避に向かうのでした。
というお話です。

ちなみに手水鉢のセットで写真も撮れます。
楽しかったのですが話の内容が。。。
うーむ。泣けない。
というかダメオヤジ話苦手。
だってかっこよくないじゃん。
と思いながら私はぼんやり観ていました。
もちろん役者さんの演技は観ていて
すごく楽しいのですが
今回は私の好きなタイプのお話では
ありませんでした。
息子も
「ダメな人の話はかっこいい場面が少ないからつまんない」
と同意見。そして息子が強烈な一言。
「あの奥さん、あのおっさんのどこが良くて結婚したのか全然わかんない」
「そういう人いるのよねー」
と大盛り上がりとかしたかったですが
そこはじっと我慢。
彼の思考の展開の鮮やかさに
私自身笑いが止まりませんでした。

ちなみに今年もくろごちゃんにご挨拶。

今回は缶バッチも買ってみました。
可愛かったです。
7月24日(木)迄
チケット等に関しては
こちらをご参照下さい。
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