2014-03-30
YUKI-SIS「榊原澄人 個展 "É IN MOTION" Solo Exhibition by Sumito Sakakibara」を観てきました。

YUKI-SISにて
「榊原澄人 個展 "É IN MOTION" Solo Exhibition by Sumito Sakakibara」
を観てきました。
春休みはサッカーの特練三昧です。
練習の合間に「アニメ見に行こうか!」と
息子を誘って出かけました。
いつも素敵な世界観の作家さんを個展を行う
YUKI-SISは私たち親子のお気に入りのギャラリーの1つ。
今回も親子で楽しみに出かけました。
映像作品を鑑賞する際
私がポイントにしている事はただ1つ。
「どこから見始めても【作品】であるかどうか」
これだけです。
でもこれってすごく重要だと思うのです。
だっていつから観るか分からないではないですか。
そこが「映画」と違う点だと思っています。

今回のこちらの "É IN MOTION" 。
どこから観ても素晴らしい作品でした。
それもそもはず。
1枚1枚描かれたものをアニメーション化してるからだそうです。
1枚1枚が作品ならどこから観ても作品のはず。
というか映像作品にここまでの重量感を感じられるのは
1枚1枚が作品だからか!と
思わず納得でありました。
数回連続しての鑑賞をオススメします。
2回目からは自分の視点がどんどん変化して
前回に発見出来なかった物語がどんどん視線に
入っていくのが実感出来ると思います。
正直映像作品を観てるというか
洛中洛外図の中に入り込んでいるような
とても不思議な感覚になります。
世界はあらゆる場所で
喜びと悲しみ
快楽と残酷
が共存しています。
世界には必ず喜びが存在していると同時に
自分が今世界の終わりと感じるような悲しみが
世界からみたら本当に小さな事であるのだなと
栄枯盛衰な気分で胸がいっぱいになってしまいました。
アニメーションというより
壮大な絵巻物を鑑賞したような気分になれます。
とても不思議な体験になりました。

ギャラリーには
ペインティングもあります。
とても崇高な気分に導いてくれます。
お時間を多めにとって
ぜひ足をお運び下さい。
4月5日(土)迄。
日、月、祝日休廊
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術