2013-11-28
アートコンプレックスセンター「成瀬ノンノウ個展 「生活と狂乱」」を観てきました。

アートコンプレックスセンターにて
「成瀬ノンノウ個展 「生活と狂乱」」
を観てきました。
成瀬ノンノウさん。FBで親交があったのだけど
作品そのものを拝見をしたことはありませんでした。
ある、作品を拝見したのがきっかけで
ぜひ実際に拝見したいと思いました。
それがこちら。

この作品を拝見した時
私は子供が産まれて間もない時を思い出しました。
授乳という行為に戸惑いながら
でもこれをしないと目の前の生き物の命に関わるわけで
必死に行ってる訳なんだけど
でも日々の家事もしなきゃいけないわけで
家電に頼ってなんとか生活する訳だけど
でも
でも
でも
自分の意思で自由に生活している他の人ことを
自分で勝手に嫉妬していて
でもそれを誰にも言えなくて
なんとなく冷蔵庫とかに話しかけてた自分
そんな自分を思い出しました。

まさにタイトルの「生活と狂乱」は
自分の生活の中にある。
あの時必死に赤ちゃんを育てながら
「リア充爆発しろ」って結構マジで呟いていたんですが
この気持ちを具現化すると
こんな感じになるんだろうなーと
思いました。
抑えてる気持ちが
形になって自分の前に洗われると本当に驚きますね。
そしてすごく快感なんですね。

成瀬ノンノウさんの作品には
このような驚きが溢れています。
感情にダイレクトに飛び込んでくる感覚。
なのではっとさせられた後に
「なるほど」や「くすっ」とした気持ちが
後ろから膝かっくんしてくるような
2段階の楽しみ方があるのがよく分かりました。
楽しかったです。

うちの息子が以前「風神雷神図屏風」ブームにはまったんで
これは私にはかなりぐっときました。
それにしても成瀬ノンノウさんが描く
女性の胸って本当に素敵。
とても肉感があって
つかみ心地が想像出来るような感じ。
人間で言うと壇蜜さんとか。
作品の中の彼女の胸の具体さ加減は
鑑賞者に自ら妄想を加速させるエネルギーを
与えてくれるような気がします。
強い生命力と行動力を与えてくれる胸です。
そのくらいこの胸は魅力的。
わくわくします。

実際に作品を拝見して本当に楽しかったです。よかったです。
次回作品の構想についていくつかお話も伺うことが出来ました。
益々楽しみです。
12月1日(日)迄。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術