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2013-08-27

ギャルリー東京ユマニテ「富田菜摘展 「おとなの大運動会」」を観てきました。


ギャルリー東京ユマニテにて

「富田菜摘展 「おとなの大運動会」」

を観てきました。


アートブロガーとして
自分が一番長く追いかけている作家さんは誰ですか?
と聞かれたら私は迷わず富田菜摘さんを選びます。
初めて作品に会った時から
その可愛らしさと豊かな表現、
そして時に見せるとても政治的な表現も含めて
なんて素敵なんだろう!と毎回さわやかな気持ちでいっぱいになります。

そして今回はユマニテでは3年ぶりの個展です。
(写真の撮影、掲載は制作者、主催者の許可を頂いております)





個展は大きくわけて2つです。
まずは金属廃材を使った動物達。





こちらはずっと拝見していますが
本当に可愛い。そして大人気。
注目して頂きたいのは名前。
思わず笑みがこぼれます。

こちらの作品達は本当に大人気。
私たちは個展初日夕方に訪れましたが
多くの作品が既にお嫁入りしていました。




そして新聞や雑誌の紙媒体を使った作品。





こちらの作品形成には
その人物に見合った記事が選択されています。
文字を読み込むのも面白いです。

それぞれの作品の表情は絶妙。
作家さん的には意識しなかったとのことですが
目の下の脂肪の膨らみ具合等が
まさに「日本人」を表していると思います。

このシリーズは「世界で」展示したら
面白いのではないかとも思いました。




特に私が目を離せなかったのが
高校生や大学生をテーマにした作品。
作家さん本人が実際に観察してきたことが
制作の根底に感じられて
ワクワクを通り越してゾクゾクしました。


実際の高校生や大学生が
「身に覚えが。。。」と泣き出してしまうのではないかと
思わせるような【黒い】リアリティがあったような気がします。
富田菜摘的世界が

「次の新しい世界」

へ成長しようとしている印象を受けました。
楽しみです!




息子はいつものように沢山遊んで頂き大満足。


いつも本当にありがとうございます。
(画廊さんから許可を頂いて乗車しています)




実際に拝見すると作業の美しさや
仕上げの綺麗さにも感激すると思います。
オススメします。
ぜひ足をお運び下さい。

9月14日(土)迄。 
日曜日休廊です。



今回は同時期開催で
東京・表参道のGalerie 412においても
金属を素材に動物作品を中心に個展を開催します。
こちらは9月からの開催。楽しみです。


<同時開催>

富田菜摘展 「小さな森」 TOMITA Natsumi "The Small Forest"
会期 2013.9.2(月)‐9.14(土) 日曜休廊 13:00-18:30
会場 Galerie412  東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ 同潤館3F Tel. 03-5410-0388
※金属廃材を素材にした動物作品を中心に展示
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-08-27

「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」 第17回 松村 亮太郎編

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「夏休み特別企画「あの方のあの時自由研究、そしてこれからの自由研究」

第十七回は

SHUHALLY代表 松村 亮太郎さんです。



茶道というものを
現代的に分かりやすいスタイルで!を
モットーに活動しておられる松村さん。
初めて活動を意識させて頂いたのは
金理有さんの個展でした。


2013-06-04
六本木ヒルズ A/D GALLERY「金理有(Kim Riyoo)「土師カバネ」(HAJI-KABANE)-Thoughts for the legacy- 」を観てきました。



その後別のギャラリーでお会いした際に
このブログを見て頂いていたことが判明。
その時から色々交流させて頂き
本当にありがとうございます。
伝統文化LOVEの息子さんとしては
興味津々の松村さんであります。




この企画はいたってシンプルです。
皆さんに2つの質問をさせて頂いています。
---------------
1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
----------------
現在活躍されてるクリエイターさんがどのような自由研究をしていたか、
そして今ならどんな自由研究をするのか。
興味深いお話が沢山聞けそうです。
では松村 亮太郎さんよろしくお願いします(^^)。




---------------
1:ご自身が小学生の時思い出に残っている自由研究は何ですか。
----------------
多分小学生2年生の時でしたが 
学研の科学についていた実験セットで「カブトエビ」の飼育セットがあり 
それを夏休みに観察日記をつけました。
聞き慣れない生き物の「カブトエビ」でしたが
なんとなくかっこよさそうだったので
ワクワクしたことを覚えています。
セッティングは水槽に土をいれ
水をいれるだけ。
2日ぐらいで孵化するのですがそれを待っているのも待ち遠しい。
何度も水槽を覗きました。

そして3日目ぐらいかな?
小さいものが土の中でちょこちょこ動いているのを観て
新しい生き物が自分が関わって存在していることに
なんともいえない不思議さと驚きがありました。
確か刻み青のりのようなものを餌で与えたと思います。
少しづつですが大きくなり
なんとなく自分になついているような気がして 
愛着がわきましたが
と同時に
家で飼っている猫が
ちょっかいださないかと心配にもなりました。

カブトエビは甲殻類でも 
生きている化石と云われるくらい個体本来の形が変化しておらず
なんとも無骨でシャープでかっこいい形をしていて 
小さいながらにも自分の子分ができたような 
勇ましい気分になりました。

成長してからはあまり変化はなく
観察日記に書く内容も乏しくなってしまいましたが 
水槽を覗くのは楽しく視点を中に落として 
色々な妄想に明け暮れました。

夏休みの終わり過ぎて突然カブトエビは姿を消しました。
多分死んで土の中に隠れたのだと思いますが 
あまりの唐突さによく事態を認識できませんでした。
短い間でしたが自分が関わって 
生き物が産まれて愛着がでて 
またその生き物が消える。
自分が初めて生死というものを考えて 
目の当たりにした体験でした。



---------------
2: 今小学生の自分が目の前に現れて「自由研究のテーマを一緒に考えて」といわれたらどんなアイデアを伝えますか。
----------------
本来は自分が興味がある事を探して 
それを研究課題にするのが一番いいことだと思います。
しかし私はそれが見つけられず 
たまたまあった学研の教材で研究しましたが結果的には 
振り返ってみれば大きな気づきがあった気がします。

生と死について。

その後小学生高学年でノストラダムスの大予言の存在を知り、
僕は大人になったら直ぐ死んでしまうのか、
ととても不安で悲しい気分になり
憂鬱な夏休みを過ごしたことも覚えていますし
やがて高校生になり生と死についてより深く考えたくなり 
哲学科に入学しそんなことを読んだり考えたり。

そして今 茶の湯に関わっているのも 
その根源的な問いかけが
自分の突き動かしてきた結果なのかな、
なんても考えたりします。

大人になっても自分が何が向いているか 
本当に好きな事は何なのか、
これを突き詰める事はとても難しいことです。

またそれが分かっていれば
人生がよりときめく事になる可能性は大きいです。

最初は親から 
もしくは学校から勧められた課題でも 
最初はあまり興味ないものでも 
どんどんチャレンジいって欲しいです。 
その中で何か自分にひっかかるものがでてきたら儲けもんです。
まだ小学生低学年なら失敗も失敗じゃありませんもんね。
どんどんチャレンジしていって下さい!

---------------



松村さんありがとうございました。
生きることと消えてなくなることというのは
日本人にとってはとても深く、そして身近な
テーマなんでしょうね。
鑑賞時にそのような観点も意識してみたいと思います。



さてそんな 松村さんにオススメイベントを伺いました。
今週末開催です!

夏休みに伝統文化を子供から大人まで体験できるイベントを

LOTUS YOKOHAMA 2013
東日本大震災 復興支援ワークショップ
「伝統文化の持つ力」


を開催します。


日時:8月31日 AM9:30 ~ PM4:30
*三渓園の開園時間AM9:00。
場所;横浜の名園三渓園にて


華道 
能 
日本舞踊 
和菓子 
台湾茶 
アロマ作り 
紋切り 
書茶道


といった伝統文化+αを一日遊びながら体験できるイベントです!
お花を生けてみたり 
和菓子を作ってみたり
台湾茶でほっこりしたり 
ちょっと筆ペンが上手くなったり
ワクワクしませんか?

すべての講座は先生が丁寧に教えてくれるので
初心者でも安心です。 
服装はご自由です。勿論浴衣でも大歓迎です!
ご家族でお越しの18歳以下のお子様は無料!
一家団欒でもお楽しみ頂けますし
勿論友達同士でもいい思い出が作れるかと思います。
イベント詳細やチケットについてはこちらをご参照下さい。

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