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2013-04-29

アーツ千代田 3331 1Fメインギャラリー「特別企画展 祭礼図巻にみる江戸の粋「江戸っ子だってねぇ」「神田の祭よっ」」を観てきました。


アーツ千代田 3331 1Fメインギャラリー

「特別企画展 祭礼図巻にみる江戸の粋「江戸っ子だってねぇ」「神田の祭よっ」」


を観てきました。



本展では「神田祭」に関する様々な展示が行われています。
まずは文化財。
特徴的なのはすぐ近くまで同じ空気が吸えること。


山車人形なんて物真似も出来ます。
*主催者側の許可を頂いて撮影、掲載をしております。


神田明神所蔵の祭礼図巻は実在の長さで展示されています。
実寸大の長さはまさに圧巻。


そして各方面にそれぞれ解説もあるので楽しいです。


そして時々図巻からこぼれ落ちてくる動物達も楽しい。




地域に密着した展示というのは記念館的なもので
各地域にあると思うのですが
こちらのこの展示はとても「近づき感」があって
みんなでお祭りを作っていこう!という姿勢がすごく感じられて
なんだかとてもテンションが上がってきます。



これからのお祭りってもしかしたら
こういう空間でそれぞれの方法で保存されて
引き継がれていくのかもしれませんね。




今回は無料になっています。
正面玄関前には
外神田十二町会の半纏と手ぬぐいと弓張り提灯が展示されています。
神田五軒町々会の御神輿、子ども神輿、子ども山車も
ガラス越しではなく直接凝視出来る程近くまで
楽しむことが出来ます。




私達は時間の関係で参加出来なかったのですが
こんなワークショップもあります。

ワークショップ『祭の山車を紙で作る立版古』
5月4日(土・祝)、5日(日)、11日(土)、12日(日)、18日(土)、19日(日)15:00-16:30
詳細は上記リンクををチェックしてみて下さい。




無料なので家族連れで少しづつ楽しんでも大丈夫!
神田祭りを身近に感じられる素敵な体験が出来ると思います。
そしてその爽快感は
自分の地元のお祭りも身近に感じる事が出来るんじゃないかしら。




そしてカフェもとっても素敵ですよ。
カシスのシャーベット、おススメです。



5月19日(日)迄。
原則火曜日休館です。
詳細は公式ホームページをご参照下さい。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-04-29

アーツ千代田3331 1F メインギャラリー特別企画展 「祭礼図巻にみる江戸の粋「江戸っ子だってねぇ」「神田の祭よっ」関連イベント「落語『練成寄席』」を観てきました。


アーツ千代田3331 1F メインギャラリーにて

特別企画展 「祭礼図巻にみる江戸の粋「江戸っ子だってねぇ」「神田の祭よっ」
関連イベント「落語『練成寄席』」




を観てきました。


我が家の息子さん。
いわゆる派手目のルックスなのですが
なぜか古典芸能をこよなく愛しています。
歌舞伎や狂言が大好きですし
浮世絵や日本画も大好きです。
そんな息子さんがぜひ生で観たい!と話していたのが
「落語」。ただなかなかいい日程&環境が見つけられなくて
生で観るチャンスに出会えませんでした。
そんな時いつもお世話になってるアーツ千代田3331さん開催の
「祭礼図巻にみる江戸の粋」展で寄席イベントがある!と伺い
思わず申し込み親子で出かけてみました。


いつも楽しませて頂いている3331の1Fメインギャラリー。
こちらの中での落語。
はてどんなイベントになるのやら楽しみです。


それにしてもホワイトキューブで拝見する古典芸能ってのは
なんか世界が異次元空間で面白いですね。
私あまり幽霊とか信じませんがなんとなくどこからか
見にきてる?みたいな感覚を感じたりして
すごく新鮮でした。



まずは太神楽。
こちら私たち世代が子供の頃よく観た
海老一染之助・染太郎さんですよねーとか考えながら
はっと気がつきました。


「この子こういうの観るの初めてじゃね???」


そうなんです我が家は基本テレビを観ない家。
お正月なんて特にテレビなんてサッカーの試合位しか観ない。
うわーテレビで何度も観たことがある私がこんなにときめいてるのに
初めて間近で観たらどんな感じなのかしら!!!


演目中息をするのを忘れていました(^^;)。
瞬きをするのも忘れてたんじゃないかしら。
ただ以前と違い家ですぐ真似をしなくなったのが
大人になったのうって思いましたねー。
以前旧歌舞伎座で「忠臣蔵」を拝見した時は
帰宅後暫く家の中で細長いものが飛び交うことになりましたんで(^^;)。



近くで観ると迫力が違いますね。
特に音。音の迫力はテレビでは分からないです。
びっくりしました!



そして寄席へ。
今回の出演の落語家、柳家小袁治さんは生粋の神田っ子、しかも
練成小学校(アーツ千代田3331の建築物は元小学校)の卒業生なんだそうです。
今回は「旧練成中学校」の練成同窓会清風会との合同企画として
発案となったこの寄席。客席もとても穏やかでした。



さて、落語を拝見する際
覚えておくとより楽しめるのが構成。
落語には実は本題のネタに入るまでの導入部分「枕」があります。
枕とは何か。ウキペディアで検索してみましょう。
-------------------
本筋に入る前に演目に関わりのある小話が語られ、これを「枕」という。これの果たす役割は、小話で笑わせて、本題の前に聴衆をリラックスさせる、本題に関連する話題で聴衆の意識を物語の現場に引きつける、落ちへの伏線を張る、などが挙げられる。古典落語の演題の中には、現在では廃れてしまった風習、言葉を扱うものがあり、それらに関する予備知識がないと、話全体や落ちが充分に楽しめないことがあり、枕がこの目的にあてられることも多い。
-------------------
この枕の存在を知らないと
落語という「芸」がいつはじまって終わるのか
全く分からない状態になってしまいます。
なので息子にもこの構成を話しておきました。



さあ実際の落語でしたがとっても楽しかったです!
40分程のお話でしたがとても引き込まれました。
ただ枕の話題が子供にはちょと難しかったかな。
なので彼からすると疑問を全く解決せず
話が展開していくのがちょい不満だった様です。
でもそういう不満を全部終わった後に「話せる」というのは
ああ息子さん成長したなあと感じました。


今回の演目は「百川」。

田舎者の百兵衛が、料亭、百川に奉公に上がった当日のお話です、
女中さん達がお店に出れない時に呼びがかかったので
羽織りを来たまま客の注文を聞くことになりました。
訛りのつよい百兵衛と河岸の若い衆とのやりとりからはじまる
楽しい勘違いの連鎖が面白いお話です。


実際に聞いてみたい方は柳家小三治師匠の動画がありましたんで
こちらをどうぞ。
2:02あたりから音声のみではじまります。




改めて生で拝見すると
「話芸」ってすごいなって思います。
怒鳴るわけでもないのに
オーバーアクションでもないのに
心の奥底から可笑しい。

そういう可笑しさを実体験で
どんどん味わう人生を謳歌したいしてもらいたいなー
ってなんだかとても前向きな気持ちになりました。

きっと終わった後こういうすっきりとした気持ちになれるから
この落語という芸能は昔々の江戸時代から
ずっと楽しまれてきたんだろうなーって
とても幸せな気分になりました。




沢山のワークショップが開催されるのもこちらの展覧会の特徴です。
「祭りは人が作る」ってことなのかな。
沢山の人との交流、想いの共通から
祭りは作られるということなのでしょうか。
これから参加可能なWSは下記です。



解説『映像記録解説・昔の神田祭』

解説『神田祭の舞台裏は?』

町歩き『神田日和・スケッチ町歩き』

町歩き『神田明神界隈を歩く』




ぜひ足をお運び下さい。
そしてぜひ参加して下さい。
楽しそうですよ(^^)



5月19日(日)迄。
原則火曜日休館です。
詳細は公式ホームページをご参照下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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