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2013-02-25

東京都美術館「東北芸術工科大学 卒業・修了展[東京展]」を観てきました。


東京都美術館にて

「東北芸術工科大学 卒業・修了展[東京展]」

を観てきました。

前から気になっていた
大平 由香理さんの大作が拝見出来るということで
息子と出かけました。

2012-10-11
画廊くにまつ 青山「大平由香理展 「はじける世界」」を観てきました。

大平さんの作品はギャラリーでも拝見してるのですが
まだ大作を拝見したことがなかったので。。。



東北芸術工科大学のみの展示を拝見するのは
実は初めて。
入った時からなんでしょうとてもつつみこまれるような
抱擁感をずっと感じていました。
卒展というのは鋭角的なエネルギーを感じることが多かったので
正直これにはとても驚きました。
大作が多かったのもあるのかな。
1つ1つがすごく「こういう世界を描きたいんです」
という静かな決意みたいなものが感じられました。



大平さんの大作は本当に素晴らしかったです。
以前ギャラリーで作品を拝見した時も感じましたが
とても大地のエネルギーを感じさせる世界に
包まれる感じがとても気持ちよかったです。
私の父が福島県の出身で
会津の五色沼に幼少の頃行っていたのですが
その時の色の変化のようなものをすごく感じるんですよね。

うちの息子は基本的にあまり日本の自然を感じることなく
育ってしまってるんですが
もう少し色々出かけておきたいなあとも感じました。


大平さんに案内してもらいながら
他の学生さんの作品も鑑賞。




堀江遼子さん「ねむりのしたく」

息子が気に入ったのがこの陶芸の作品。
中にいるたぬきちゃんが可愛かった!
別のフロアにあった立体もとても可愛かったです。



鈴木孝明さん「はるをおもう」
個人的にとにかくぐっときたのはこの桜。
やはり日本人には桜大事ですよ。
桜が持つ「花は儚いけど幹はつよい」という精神は
日本人としての美徳だよねとか
なんだか胸がとても熱くなりました。



粟野晴火さんの「えて ふてえて えて」

あとちょと意外だったのがこのインスタレーション。
こちらは作家さんがいらっしゃる時はお茶を頂けたりするみたい。
そしていらっしゃらない時は色々書き残したりしていいそうなんです。
(大平さんに伺わなきゃ分からなかった。。ありがとうございます)
息子は中にはいってとても楽しそう。
私はなんだかすごく不思議な感覚でした。
こういうコミュニケーション的なインスタレーションって
作家さんの意図は2パターンある様な気がするんです。
1つは「コミュニケーションを欲してる」
もう1つは「コミュニケーションに満ちてるからお裾分け」。

こちらの作品にはとても後者的なものを感じて
すごく癒されてしまいました。
表現を学ぶ場ってもっと自分だけと向き合ってるのかと思ってました。
こういう作品を卒展に出すってことは
きっと素敵なキャンパスなんだろうな。
なかなか行く機会がないけど東北にも足を運びたいなと
改めて思いました。




色々案内して下さった大平さんありがとうございました!
3月2日からターナーギャラリーにて「歓喜する爆発」展が始まるそうです。
ぜひ伺わせて頂きたいと思います。



すごく暖かい気持ちになれると思います。
ぜひ足をお運び下さい。

2月27日迄。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-17

渋谷ヒカリエ 8/COURT「d design travel 山口号発売記念 山口情報芸術センター[YCAM]トーク&ワークショップ in 渋谷ヒカリエ」に参加してきました。


渋谷ヒカリエ 8/COURTにて

「d design travel 山口号発売記念 山口情報芸術センター[YCAM]トーク&ワークショップ in 渋谷ヒカリエ」

に参加してきました。


ずっと気になっていた山口情報芸術センター[YCAM]のワークショップが
ヒカリエにやってくると聞いて
速攻で申し込んでしまいました。
(すみません対象年齢確認しないで申し込んでしまったのに対応して頂きありがとうございます)


こちらのワークショップ。
写真を初めて見た時からすごく気になっていたんです。
山口は旦那さんの出身地ということもあり
すごく気になっていたんです。
ただなかなか行く機会がなくて。。。
なので今回ものすごく楽しみにしていました。



申込時には懐かしい再会とかもあり参加者集合を確認して
ワークショップは少し早めに始まりました。


今回用意されているのはゴム紐が定期的にセットされた場所。
ここがどうもいろいろな形に変化していく模様。


さてまずはみんなで中を移動。
ルールは簡単。「ゴムに触れないで通る」。
息子さんは小さいから楽そうだけど他の人は結構大変そう。


そして今度は移動した後ゴムを束ねてみます。
だんだん通るのが大変になってきます。
束ねる場所によって形は多様に変化していきます。
通るのがだんだん大変になっていきます。。。


ゴムを追加しながら結わく方法が追加されます。
また形がどんどん変化していきます。

参加してるとすごく緊張感があるみたいです。
皆さん靴を脱いだり上着を脱いだりしていました。
息子も走ってるわけでもないのにカラダが超熱くなってたので
びっくりしました。かなり体力使うみたいです。




今度は椅子が追加されます。
途中「ここに座る」という条件が追加されます。
まだ余裕のある息子さん。

中でジャーーーーンプ!



そして最後に振り返り。この動きというのは
実はコンテンポラリーダンスに非常に近いという
説明を伺います。
目の前の障害物(ここではゴム)をいかに上手に避けていくか
という動きはとコンテンポラリーダンスに近いということを
プロのダンサーの動画を確認しながら説明して頂きました。

たしかに「なるほどっ」でございました。


最後は私も体験させて頂きました。
結構大変です。
今回のWSは2時間でしたが山口情報芸術センターでの開催だと
4時間×2日かけて行うとのこと、
終了後は筋肉痛になるというのも納得です。


こちらのWS。とても内容が考えられていて
本当にびっくりしました。話を伺うと
「山口は遠いので有名な方を呼ぶとお金がかかるから自分で考えました!」
とのこと。必要は発明の母。なるほどです。
WSをナビゲートしたお二人の話の進め方がとても上手なんでびっくりしました。
本当に参加してよかったです。
ありがとうございました。



ナガオカケンメイさんにもご挨拶。
いつもどうもありがとうございます。
息子はナガオカさんを「おいしいジュースのおじさん」と呼んでいます。
d47食堂で美味しいジュースを何度も堪能しているからでしょうか。
ナガオカさんのお話では「ケーキのおじさん」という呼び名もあるそうで
d47食堂で提供しているfoodはあらゆる層のハートを掴むのねって
改めて思いました。


なので今日はお気に入りのジュースを買って帰りました。
これ、美味しいです。


そしてお片づけをお手伝いさせて頂きながら
この舞台がとてもシンプルな構造で出来ていたことも
改めて見せて頂きました。
なるほどなーって改めて思います。


こういうイベント、色々な地域で
色々な年代でぜひもっと沢山体験出来たらいいなと
改めて思いました。

イベントは既に終了しています。

theme : アート
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-16

パナソニック汐留ミュージアム「デジタル写真体験教室」に参加してきました。


パナソニック汐留ミュージアムにて

「デジタル写真体験教室」

に参加してきました。



いつもお世話になってる日本写真協会さんからお誘いを頂き
デジタル写真体験教室に参加してきました。
対象年齢からはかなり年下になる我が家ですが
特例でお招き頂きありがとうございました。

フィルムやピンホールは6歳のくせに
経験豊富な息子さん。

2012-08-05
帆船日本丸・横浜みなと博物館「わくわく おどろき!親子でピンホール写真体験教室」に参加してきました。

2012-07-02
日本写真協会「親子とはじめての方のための「モノクロ写真体験教室」」に参加してきました。

2011-06-27
日本写真協会「親子とはじめての方のための「モノクロ写真体験教室」」に参加してきました。

2010-07-12
日本写真協会「親子と初めての方のためのモノクロ写真現像教室」を体験してきました。

今日サッカーのお兄ちゃん達を数名つれていったのですが
最年少なのに一番経験豊富でございました。



さて今回はデジタルカメラということで
まずはデジタルカメラの使い方から。
これって基本的なことをちゃんと教わるのって
私も始初めてな気がします。
そして外で撮影する時の基本的なマナーも。
これって実はとても大事。
うちの子はここで初めて覚えた気がします。


ただフィルムだったら数に限りがあるけど
デジタルって無限に撮れるよね、どうするのかなと思ったら
SDカードではなく内蔵メモリで30枚保存というシステムでした。
しかも最初に参加証でマクロ撮影の練習をして
データ管理も万全というシステムでした。
毎回感じますが本当にシナリオが練られているのが
この写真協会の写真教室。凄いなあって思います。






そして撮影へ。
今回は参加者が少なめだったので
協会の方が子供たちにつきっきりで
色々教えて頂いたので助かりました。
その中で息子さんはかなりじっくりと撮影。
こういう時友達に影響されない強さ。
ずっと持っていてほしいです。



その後は自分で印刷する写真を選んで
順番にプリントをします。その間にカメラのしくみについて
改めてお勉強をします。




そしてプリントが終わったらみんなの前でプレゼンをします。
このプレゼンと共に講評も頂けちゃいます。
これって子供にとってはすごく大事。
単なる写真撮ったではなく「作品にしました」感が満載です。
特に息子は普段アーティストさんに結構会ってるので
「ぼくもアートした(^^)」とすごく嬉しそうでした。



こちらが息子さんの本日の1枚。
本人作だそうです。
(私近くにいなかったので分からないのです。。)
なかなかいけてませんか?



帰りにはパナソニック汐留ミュージアムさんから
こんなに沢山お土産も頂きました。
ありがとうございます。


本当に簡単に写真が撮れるようになったからこそ
このようにプロセスを踏んで写真を作品に仕上げるという体験って
本当に素敵だなって改めて思いました!
本日はお誘い頂きありがとうございました。
またよろしくお願い致します!

theme : アート
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-14

東京ミッドタウンガレリアB1~3F「イチハラヒロコ展「期待して当たり前なんだし。」」を観てきました。


東京ミッドタウンガレリアB1~3Fにて

「イチハラヒロコ展「期待して当たり前なんだし。」」

を観てきました。













親子で何度か遭遇してるイチハラヒロコさんの作品。
今回は息子も食いつきまくりです。
なぜなら、【文字が読めるようになったから!!!】
そうです彼にとって文字はもうARTだけのものではなくなりました。
すごいですね、成長していますね。


河原温的要素を探すべきなのかとか
考えたこともあったけど
でも今は純粋にドキってすればいいのかと思ってます。

ちなみにTwiiter_botもあります。


そして六本木アートナイトでは
特別関連イベント「イチハラヒロコ恋みくじ」も登場するそうです。
正直今の私には若い子の恋というのは
微笑ましく遠目で観察させてもらうもの。
なので恋関係より自己に問いかけるようなものが
面白かったです。



イチハラヒロコさんの作品って
超でっかいか小さいかどっちかが好きです。
なので恋みくじも楽しみ!

親子だったら自分でおみくじ作るのも楽しそうですね。



3月24日(日)迄。期間中無休です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-14

国立新美術館「第16回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞『Pendulum Choir』パフォーマンス公演」「 受賞作品展」を観てきました。


国立新美術館にて

「第16回文化庁メディア芸術祭アート部門大賞『Pendulum Choir』パフォーマンス公演」
「 受賞作品展」

を観てきました。

毎年観てるメディア芸術祭。
今年もまずは鑑賞の歴史から。

過去3年の記録はこちら。


2012-02-29
国立新美術館「第15回文化庁メディア芸術祭 受賞作品展」を観てきました。

2011-02-07
国立新美術館「文化庁メディア芸術祭」を観てきました。

2010-02-07
国立新美術館「文化庁メディア芸術祭」を再訪してきました。

2009-02-06
国立新美術館「第12回文化庁メディア芸術祭」に行ってきました。


継続は力なりですね。

今年はまず時間がちょうどあったので
アート部門の大賞である「Pendulum Choir
のパフォーマンスを見に行くことにしました。

まず映像はこちら。


この映像を観て実際に観てみたい!って
思ったんですよね。


この手のパフォはすごく混雑としっていたので
あえて1時間前に着席。
席でおにぎりを食べて会場を待ちます。



何回か確認を終えた後
いざ、パフォーマンスが始まります!






約1時間のパフォーマンスでした。
見に行って本当によかったです。
親子で見入ってしまいました。
ライブならではの緊張感とか
そこにいないとわからない音の厚みとか
全身で感じることが出来ました。

こちら2月14日も公演があります。

2月14日(木)13:30~14:20/19:00~19:50
会場東京ミッドタウン[ガレリア 地下1階 アトリウム]

もしお時間があるのなら
ぜひ足を運んで頂きたいです。
すごい体験が出来ると思います。

ただ猛烈に寒かったです。
ぜひ厚着&事前にトイレでお願いします。



息子さんは英語での交流に挑戦。
ちゃんと話せていてそして通じてとても嬉しそうでした。
そして一緒に記念撮影まで。
本当にありがとうございました。


そして国立新美術館のメイン会場も観てきました。


こちらは今年も原則撮影OKでした。
会場は広いし各分野の展示も
十分なスペースを取って展示してあったので
観やすかったです。


ただエンターテイメント部門の追いやられ感はちょと。。
息子は毎年「カラダ全体を使って遊ぶアトラクション的ゲーム」
を楽しみにしていたのですが。。。


今回は猫耳で我慢してもらいました。


私自身が面白かったのは
ハイスイノナサ「地下鉄の動線」
こちらは地下鉄って気がつく前と後の
感覚の劇的な変化が面白かったです。


Perfume 「Global Site Project」
まさにメディアアートって感じでした。
小さな画面沢山と大きな画面で観るのが
とても気持ちよかったです。



以前は期間限定のアートな遊園地的な要素も感じられて
とても気軽に楽しめたのですが
今回はとても芸術祭的な感じでした。
実物が観たかったのにというものがパネル展示が多かったのが
ちょと残念だったかな。

今年もスタッフさんの対応はとても好感が持てました。
時間が確保できたらぜひまた会期中に伺いたいです。



2月24日迄。
火曜日休館です。
狙いは月曜日です。ぜひ。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-13

ギャラリールデコ「Diploma in Network Design Studio ネットワークデザインスタジオ卒業制作展 - 日常へ招くネットワークデザイン -」を観てきました。


ギャラリールデコ

「Diploma in Network Design Studio ネットワークデザインスタジオ卒業制作展
 - 日常へ招くネットワークデザイン -」


を観てきました。


首都大学東京の渡邊先生からお誘いを頂き
卒展というものに出かけてみました。
卒展にはお祝いがつきものってことで
お花持参で。春ですねー。


渡邉英徳研究室といえばTDWではDesign Next Award グランプリでした。
こちらの展示私オープン初日から「ぜひ観てほしい」と
一押しさせて頂いておりました。
なので受賞はとても嬉しいです。
おめでとうございます。

2012-10-31
明治神宮外苑絵画館前(中央会場)「TOKYO DESIGNERS WEEK 2012「Design Next 渡邉英徳研究室×ネットワークデザインスタジオ」」を観てきました。



ネットワークデザインということで
展示スタイルもそれぞれ。
そして展示場所も渋谷からすぐということで
親しみやすく明るいスペースになっていました。


詳細の説明は公式ホームページ
ご参照下さい。


非常にデザイン性も優れていて
観ていて本当に飽きませんでした。
研究室の印象がヒロシマ・ナガサキアーカイブ等
時事的なイメージがあったので
学生三達のテーマももっと時事問題に絡んでいるのかなとも
思っていたのですが
皆様のテーマ設定もとても自由な感じがしました。
こういう「自由に泳げる環境」から
自由な発想って産まれていくのよねって
改めて感じました。素敵です。








本日はオープニングということで
学生さんもいらっしゃいました。
息子が「ぼくも説明を聞きたい」というので
積極的に説明をしてもらいました。
学生さんの皆様。
息子に分かる言葉を選んで一生懸命説明して下さり
本当にありがとうございます。
とても面白かった!と寝る直前まで話しておりました。


柔かくて楽しい発想に気軽に触れられる
素敵なスペースになっています。
渋谷駅からも近いですし
ぜひ足を運んで頂きたいと思います。



2/17迄。
詳細は公式ホームページをご参照下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-12

ワタリウム美術館「JR展「アートで世界は変わっていく」」を観てきました。


ワタリウム美術館にて

「JR展「アートで世界は変わっていく」」

を観てきました。


【注意:現在この展覧会は未就学児は入場出来ません】
※私たちが入場した時にはこの制限はありませんでした。


ひっくりかえる展で拝見したJRの映像。
その後TEDも少し観たんだけど
でもどうもしっくりこなかった私。
結果としてTEDは全く興味が持てなかった。
どうしてなのかなと思っていましたが
今回の展覧会でなぜだかよく分かりました。


その前に「JR」とは何者なのか。
こちらをまずご覧下さい。





まず目をひくのは外観ですね。
これはぐっときます。
息子は「ちんぽむのおにーちゃんがいる!」と大興奮。
今日は壁焼いてないからと落ち着かせてさて入場。

展覧会は4階から始まります。

今回はこれまでの活動を
一堂に紹介する世界で初めての展覧会なんだそうです。
TED の映像を観た事があれば
「おお!あれか!」という気づきを沢山味わうことが出来ます。




ちなみに向かいにもJRの作品がありました。



そして2階。
ここでは展覧会に先駆け2012年11月にJRのプロジェクトが
東北の被災地(気仙沼から福島まで)を巡り行った「インサイドアウト」
の軌跡を観ることが出来ます。

東北の漁港の漁師や復興商店街の店主、子どもたち等の
約400名のポートレートを撮影し、それらを街中に展示したというものです。
撮影の様を記録した映像はとても印象的でした。
私はこんなに「生きてる!」というメッセージを発信している
写真を久しく観たことはありませんでした、

そして2階にはPhoto Boothがありひとり1階そこで写真を撮って
自分のポスターを作ることが出来ます。
こちらのデータはホームページで確認出来ます。

そしてこのワタリウム美術館でしか出来ない体験が待っています、
ぜひ味わって頂きたいです。
涙が出そうになりました。





家でポスター貼ってみました。
でかいです(^^;)。



全体を通して感じたのは
私はTEDではなくてJRが好きだったんだと。
なんてまあ暖かい人なんでしょうかってこと。
この包み込むような感覚は
コンテンポラリーの男性アーティストとしては
非常に珍しいのではないでしょうか。
展示の中や活動の記録を拝見している中
とても包み込んでもらっているような
すごく優しくしてもらっているような
とても暖かい気持ちに包まれて幸せでした。


「世界はアートで変わっていく」
JRの言葉を少し信じてみたくなりました。


【注意:現在この展覧会は未就学児は入場出来ません】
※私たちが入場した時にはこの制限はありませんでした。





オススメします。
ぜひ足をお運び下さい。
ミューぽん使えば割引で700円です。
パスポート制なので何度も通えます。
でもポートレート撮影は1回のみでお願いしますだそうです。



6月2日(日)迄。
月曜日休館。(2/11、4/29.5/6 は開館)
詳細は公式ホームページをご覧下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-10

東京都写真美術館「第5回恵比寿映像祭 パブリック⇄ダイアリー」を観てきました。


東京都写真美術館にて

「第5回恵比寿映像祭 パブリック⇄ダイアリー」

を観てきました。

去年はこの時期渡独していたので本当に駆け足でしか観れませんでした。
今年は日本にいるので(ってすごく忙しいけど!)ぜひ!と思い
初日に出かけました。


登園中に行くのですごい早い時間。
開館と同時に飛び込むって感じです。
当然人は少なめ。
心して映像と向き合うことが出来ました。




今回の展示は非常に見応えがあります。
すごいです。
特に3階の展示の迫力は尋常ではないです。

まず
クリストファー・ベイカーでカウンターパンチ。
「ハロー・ワールド!または、私は如何にして聞くことを止めてノイズを愛するようになったか」(2008)

こちらのUPの洪水にまず私が息をするのを忘れました。
SNSを生活のベースに考えてしまいそうになる昨今。
自分をUPすることが身近になっている昨今。
自分の投稿もこんな風に観られてるのか!と衝撃を受けたのかもしれません。
そして映像の洪水にドキドキしていたらどこからともなく「ボレロ」の音色が。
それはヒト・スタヤル「キス」(2012)でした。

こちらある紛争時の誘拐殺人事件をテーマにした作品。
幻の行方不明者の姿を探るというのがテーマなのですが
こちらまさに「羅生門」の世界。
見えない、もしかしたら存在しなかったかもしれない行方不明者を
形に表す映像と3Dプリンター。

こちらの作品のパワーに圧倒されました。
もしかしたら私たちはこうやってイメージから
(もしかしたら存在しない)人を立体化してしまうのだろうかと
恐ろしくなりました。

恐怖感に震えて次に行ったら
次は非常に美しい雪のような作品が、
近づくとこれは「レシート」。
「レシート・プロジェクト」(2006~2013)
は非常に繊細でありながらスリリングな体験型インスタレーション。
レシートを選んで起きておくとマッピングしてくれるそうなのだが
何をマッピングしてもらうか自分が必死に探している様に
滑稽さと動揺を交互に感じたりします。


そう。
つまりまさにこれそこそ「パブリック⇄ダイアリー」。
公共性の中でのプライバシーの存在位置を
どう捉えていくかというテーマが
多方面からグイグイ攻めてきます。



映像の力という視点で考えると
「スロウ・アクション」(2010)も相当やばかった。
映画のような短編を4つ同時に見せることでザッピングのような
思考の分散化のような体験を公にしてしまう。
まさにパブリック(公共映像)をダイアリー(私的空間)に変化。


その他にも沢山の見応えある作品がありました。
正直ここまで見応えがあるとは予想してませんでした。
この「パブリック⇄ダイアリー」というのは
公共性とプライバシーの行き来する
現代の縮図のような非常に重要なテーマであると
改めて感じることが出来ました。



オフサイト展示の鈴木康広さんの作品「記憶をめくる人」は
予想以上に大きくてびっくりしました。
こちら私が行った時は調整中だったので
ぜひ動いているのが観れる時間に再訪したいです。


これはまさに大人の為の映像祭。
恵比寿映像祭は基本料金は無料なので
(一部パフォーマンス等は有料)
ぜひ何度でも足を運んで頂きたいと思います。
ちなみに近辺のギャラリーもこの時期は映像関係の展示を
沢山行っています。
ぜひ足を運んで頂きたいと思います。



2月24日(日)迄。
*うち、2月12日(火)、2月18日(月)のみ休館です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-08

21_21 DESIGN SIGHT「企画展「デザインあ展」」を観てきました。【ネタバレなし】


21_21 DESIGN SIGHTにて

「企画展「デザインあ展」」

を観てきました。


子供がいる家庭の半分くらいは
知ってるんじゃないかな
この「デザインあ」という番組。

近年海外に行くことが多くなった我が家なので
海外のこどものテレビ番組を見る機会が増えました。
そこで毎回感じるのは日本が(というかNHKが)作成する
こども番組のクオリティの高さです。
正直レベルが格段に違います。凄いのをみてますよ日本のお子さん達。

この「デザインあ」も相当クオリティの高い番組です。
もしかしたら子供向けじゃないのかもしれないって思う位。
番組、そしてこの展覧会の「テーマは「デザインマインド」。
様々なデザインを様々な方向から考えています。
私も息子もこの番組大好き。

今回はその「デザインあ」の展覧会です。
後半混む!と思ったのでまずは初日にと思い出かけたのですが。。。
初日平日の午後でしたがかなりにぎわっていました!



番組の
人気コーナーが予想外の形で再現されていたり
コーナーを疑似体験出来るようなブースがあったり
いたるところに「あ」があったり
番組を好きな人も
番組を知らない人も
すごく楽しめる展覧会になっていると思います。


今回は一部展示を覗いて基本的に撮影可能です。
でもこの記事ではネタバレになるのであえて使ってません。
ぜひご自身の目で確かめて頂きたいと思います。
そして断言出来るのは

「この展覧会は確実に混みます」。

混んでいない時の体験をぜひオススメします。
例えば平日の昼間や月曜日の夜間等はオススメではないでしょうか。
ぜひ足を【お早めに】お運び下さい。



6月2日迄。火曜日休館です。(4月30日は開館)
その他にも沢山のイベント企画されています。
日程等の詳細は公式ホームページをご参照下さい。

2013-02-06

資生堂ギャラリー 「第7回shiseido art egg「ジョミ・キム展」」を観てきました。


資生堂ギャラリーにて

「第7回 shiseido art egg「ジョミ・キム展」

を観てきました。




何度も拝見させて頂いているこのartegg。
毎回沢山の気づきがあります。

今回は「ジョミ・キム展」からの鑑賞となりました。
作家さんの名前は存じ上げませんでした。
ただこのarteggは毎回驚かされているので
今回もとても期待していました。


鑑賞前にもうすぐ完成する予定の歌舞伎座を観てきました。
前の歌舞伎座に何度か通わせて頂いていたので
勘三郎さん、そして團十郎さんが
こんなにも早く天に召されてしまうのは
とてもとてもショックでした。

事前に歌舞伎座を観てきたことが
今回の鑑賞にとても影響しましたので
事前に写真を数枚掲載してみます。










★可能であればぜひ施行中の歌舞伎座を事前に鑑賞をオススメしたいです!
(徒歩10分くらいの距離です)
★こちらの展示はエレベーターで鑑賞を始めることをオススメします。


さて鑑賞へ。入場するとまず

「中央のインスタレーションの中に入らない様に気をつけて下さい」

との指示を頂きます。
っそこで中央のインスタレーションに目がいきます。
大きなビーズで出来たその海には無数のビーズがしきつめられています。
その作品を囲んで
マスキングテープや髪の毛等とても身近で繊細な材料で作られた作品は
繊細で親しみを感じる反面
とてもか弱さや儚げな印象を受けます。



そして奥の吹き抜けに行く際にちいさな石につながれたネックレス。
その時

このネックレスが消臭ビーズで作られていて3年経っている
中央のビーズの作品で使われているビーズも消臭ビーズで
時が経てば消えていく


ということを伺ってから景色が一変しました。




自分の中で絶対に無くならないと思っているものが
いつのまにか小さくなっていく。
そのスピードは誰も止めることが出来ない。
いつの日、そしてそれはそれほど遠くない日の朝
ふっと無くなってしまう。
前の日には確かにまだそこにあったのに。

そう、私はその様を見つめている事しか出来ない。
なんてちっぽけな存在なんだろう。

でもそんな私が出来ることは
いつの日か消え行くあなたを
しっかりと見つめ続けることだけなのだろうか。
あなたが消えたあと
どんな風に生きていけばいいのだろうか。



随分前に感じて
今思い出しかけてる感情が
ふと蘇ってきました。
鑑賞前にもうすぐ完成する歌舞伎座を観てきたからかもしれません。
勘三郎さんの奥様や團十郎さんの奥様は
どんな気持ちでおられるのか
とか色々考えてしまいました。


お時間があればぜひ歌舞伎座経由での鑑賞をオススメします。
消えてしまうと分かっていて向き合う気持ちが
よりダイレクトに伝わるかと思います。


2月28日迄。
月曜日休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-04

東海東京証券ギャラリー「京都・妙心寺退蔵院 村林由貴 襖絵展~美の創造とそれを支える職人たち~」を観てきました。

東海東京証券ギャラリーにて

「京都・妙心寺退蔵院 村林由貴 襖絵展~美の創造とそれを支える職人たち~」

を観てきました。



椿昇先生に紹介して頂いたこの展覧会。
昼間にトークショーもあると伺い
ちょうど行ける時間だったので
頑張って親子で行ってみました。


伺った時間帯は村林由貴さんのトークの終盤。
話だけかしらとおもいきや
息子さん「僕は絵がみたいの」と立ち見エリアをずんずんずん。
ちょとドキドキしながら私もお話を伺いました。


現在、京都・妙心寺退蔵院には
1600年代初頭に絵師・狩野了慶によって描かれたふすま絵が現存しているそうです。
しかし損傷が激しい為普段は取り外して保管しているとのこと。

そこで副住職の松山大耕さんが「既存の文化財を保全するだけでなく「新たな芸術を生みたい」」と
新たなプロジェクトを立ち上げたそうです。それが
文化財に代わるふすま絵を描く若い絵師を募集するとのこと。

「若く才能がある」
「京都にゆかりのある」
「やりきる度胸がある」
「宗教や文化を尊重できる」

という厳しい募集条件に対して審査を勝ち抜いたのは
2011年3月に京都造形芸術大学院を卒業した村林由貴さん。

彼女は現在同院の64枚のふすま絵の制作を
400年前の絵師と同じ環境で開始しているそうです。

大切にしたい文化の保存だけでなく
今の若い才能が力を発揮する場所を与えること。
これってすごく大事ですよね。


村林さんのお話でとても印象に残ったお話がありました。
それは「襖絵を描く際にそこにいる人を想う」ということ。
絵が主張しすぎてはそこにいる人が落ち着けないのではということ。
そこにいる人を想いながら描くということは
実はとても「生活に密着している」ということ。
生活と芸術を両立させるバランス感覚は
今にも通じるものがあるなあとも感じました。

先日京都に行った時に二条城に行ったのですが
お城を歩くと全部が派手派手しいわけではないことが分かります。
日本には四季があるから尚更
そういうメリハリを求めていたのかもしれませんね。





トークショーが終わった後
じっくりとお道具や襖絵以外の作品を拝見。
今回はお寺の襖は持ってきていないそうです。
京都まで来て頂きたいとのこと。
二条城の廊下を思い出しながら
確かにそうだよなあと思い出しました。
世界観を意識した作品はその世界の中で拝見してこそですよね。
この前京都に行ったばかりなのに
また行きたくなりました。



本当に素晴らしいプロジェクトだと思います。
古美術は乗り越えた時代で鑑賞している私たちに

「ここまで時を超えて今ここで出会ってるのだから大丈夫。乗り越えられる」

と勇気を与えてくれると常々思っていました。

2011-03-03
思うこと】どうしてこんなに日本人は自信を無くしてしまったんだろう。


そして古美術にこのような現代の若い才能が融合していく様は
未来に繋がる勇気を示してくれたような感じがします。
見ている私も元気を沢山頂きました。
本当にありがとうございました。




息子さんは
作品を1つ1つじっくり観て、
練習作品もじっくり観て、
村林さんの写真もじーーっと観て、
自分のお気に入りを探していました。





そしてトークショーが終わり
人が少なくなった時に
少し大きめのノートにじっくり書き始めました。
そんなおかしな親子の姿を

暖かく見守って下さった皆様、そして村林由貴さん。
ありがとうございました。



椿先生いつもありがとうございます。
後藤さんフロントライン楽しみにしています!



2月17日迄。
無休です。詳細は日本橋経済新聞の記事をご参照下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-03

佐藤美術館「「 富田菜摘「~うれし・たのし・今日このごろ~ いきものワールド展」」ワークショップ 新種発見!身近なもので未知のいきものをつくろう」に参加してきました。


佐藤美術館にて

「「 富田菜摘「~うれし・たのし・今日このごろ~ いきものワールド展」」
 ワークショップ 新種発見!身近なもので未知のいきものをつくろう」


に参加してきました。


富田菜摘作品をずっと追いかけている私たち。
もちろんWSも速攻で申し込みました。
このようなワークショップの参加は2回目。
前回はこんな感じでした。

2010-07-25
日本橋高島屋画廊X 「富田菜摘のこんなアートもある「集まれ小学生☆わくわくワークショップ」」に参加させて頂きました。

さてどんな風になりますやら!


今回は自分でも材料を持参をとのメールを頂いていました。
親子で話し合った結果
空気が抜けて使えなくなったサッカーボールをメインにすることに。
何を作ろうか道中相談して

「なつみおねーさんはカメつくるの上手だからカメにする!」

となんとなく亀にすることに。
詳しい事は手を動かして考えることにして
とりあえず亀をイメージしながら急いで会場へ。



手続き終了後まずは作品をどうぞという話になり会場へ。
久しぶりに沢山のこどもとの鑑賞に戸惑う息子さん。。。←君も子供だ!
子供って鑑賞スタイル違うんですね。新鮮でした。


そしていよいよWS開始。
まずは富田さんの説明を聞きながら作品を鑑賞します。
ここですごいなって思ったのがすごくさくっと説明したこと。
子供は飽きますからねえ。。あの短さはよかったと思います。


そして実際に作成を開始。

富田菜摘作品をおそらく参加した子供達の中で最も観ている息子さん。
迷わずまずパーツから作成開始。


「ボールを潰したいの。」ということで富田さんにボールを切ってもらいます。
このように子供が遣り辛いものは富田さんを始め数名のスタッフさんが
助けてくれます。

そしてつぶれたボールはまさに亀っぽい!
その後は沢山のパーツ(パーツは準備もしてありますし隣のお友達と交換してみたり)
の中から色々選んで足、爪、顔と作っていきます。

このような工作は部分を作って組み立てながら考えるといい感じに進むみたいです!
私も少し茶々アイデア出しは手伝いましたが
今回は全く作業はしていません。前回より成長したのうって感じであります。


グルーガンの扱いも慣れたものです。

そして全体の組み立てをしながらアイデアが出なかった顔、首を決め
組み立て方を相談します。

ぐいぐい穴を開けて頂き亀さんが完成しました!!!







前回より技術も独創性も上がってるのではと思うのですが
どうでしょうか??




そして今回も終了後にみんなで作品を発表。
この発表まで子供が行うのが大事なんです。
子供の満足感が違うし「作りあげたぞ(達成)感」が違います。
なので前回も感じましたが富田さんのWSは
子供にとっても見守る親にとっても
とても練り上げられた楽しいWSでありました。


両隣のお子さんの作品もとっても素敵でした。






こちらのかめさんを含めた子供達が作った作品は
3月3日まで佐藤美術館の5階展示室に飾られているそうです。
こりゃもう1回見に行かなきゃだわですね。


イベントは既に終了しています。
展覧会は3月3日迄。月曜日原則休館です。
詳細は公式ホームページでご確認下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-02

YUKA TSURUNO「流麻二果「可視線」」を観てきました。


YUKA TSURUNOにて

「流麻二果「可視線」」

を観てきました。


息子が「絶対にまにかおねーさんは魔法が使える」
といつも言い切っている流麻ニ果さん
今回は大きなアートワーク後の個展ということで
どんな感じなのか楽しみに出かけました。





今回は会場全体で
「1つのインスタレーション」が
出来上がっていました。
大きな作品は入口と向かい合わせになり
入室時に大きな空気の流れを感じさせます。
今回は前回までの「人間観察」からテーマが移行していったとのこと。
テーマは「風景」。




外に見える風景が
後で思い出してみれば
本当にその時だけの大切なものであったってことは
失って初めてわかるものです。

東日本大震災の前の日の事とか
午前中に観た展覧会を
時々強烈に思い出す時があります。

何もなかったら忘れてしまったであろう
「幸せだったけどとても平凡な日」。
あの時窓から見えた風景が
自分の中には確かに残っています。でも
その時窓から見えた景色が詳細には思い出せないんです。



今回の展覧会は
「失って分かった本当に大切なもの」
と過ごした時に窓から見えていた風景集
のような感じが私にはしました。



息子さんは「まにかおねーさんに呪文を教えてもらうんだ」
と意気揚々と出かけていき「呪文を教えてください!」
質問を挑んだのですが「たくさん書くと呪文が使えるようになるよ」
と言われそして「どうしたらサッカー上手くなるの」と質問返しをされ
練習方法について熱く語っておりました。




そして自分でもということで
模写をさせてもらいました。
完成後はみんなで拍手喝采を浴び
とても嬉しそうでした。
(みなさんありがとうございます)



美しく作り上げられた世界に
心ゆくまでどっぷり浸かる。
とても贅沢な時間を過ごさせて頂きました。
ありがとうございました。



駅からギャラリーへ向かう道もとても素敵な道でした。
迎える季節ごとに違う景色が楽しめそうです。


2/23迄。
開廊時間: 月、水 - 土 11:00 - 19:00です。
詳細はホームページでご確認下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2013-02-01

西武渋谷店B館8階美術画廊・オルタナティブスペース「川久保ジョイ写真展「「みえない」 beyond the horizon」」を観てきました。

西武渋谷店B館8階美術画廊・オルタナティブスペースにて

「川久保ジョイ写真展「「みえない」 beyond the horizon」」

を観てきました。


以前から何度も拝見していて
写真だけでなく数々の表現方法で
いつも驚かせてくれる川久保さん。
今回は写真の展示でした。





フィルムの長時間露光によって撮影された作品には
本来ならとどめることが出来ないはずの
「時の流れ」「空気の流れ」を
とても優しく記録しています。
見えていないはずなのに
確かに感じた空気、流れが
額縁の中に存在しています。

物語を感じる小さな世界。
さすがです。


驚いたのは
商品性と芸術性の絶妙なバランス。
会場である「百貨店の画廊」は
他の画廊と違い「商品性」が求められる場所でもあります。
ただ商品性というのは主張が激しすぎると
芸術性が見えなくなってしまう時があります。
そしてここは百貨店。←デパートじゃなくてこの言い方が好き
商品性はとても重要な要素です。


川久保さんの小さい作品
本日初めて拝見したのですが
(普段ギャラリーで拝見することが多いので)
特にこちらの小作品はその「商品性と芸術性のバランス」が
息をするのを忘れる程美しいのです。



2月、3月。
贈り物をする機会が沢山ある季節。
とても素敵なプレゼントになると思います。
オススメします。

2/24迄。無休です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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