2013-01-10
東京都現代美術館「アートと音楽-新たな共感覚をもとめて」を観てきました。

東京都現代美術館にて
「アートと音楽-新たな共感覚をもとめて」
を観てきました。
ビジュアルアートと音楽。
密接な関係であると思います。
ただこのような関係性を全面に押し出した展示は
あまり観た事がなかったかもなと
思いました。
1つ1つの展示が非常に大きいです。
広々しています。
そして空気の循環を感じます。
そうですよねだって音は空気が流れて聞こえてくるんですもんね。
私が一番心に残ったのは
セレスト・ブルシエ=ムジュノ「クリナメン」(2012)。
こちらは偶発的な鐘の音を楽しむという感じの展示。
協会の鐘を連想させるようなとても深い音。
目を閉じるとドイツの空が目に浮かびました。
息子が楽しみまくったのが
大友良英リミテッドアンサンブルズ「with "without records"」。
あまりに沢山のレコードプレイヤーの間を歩きながら
それぞれの動きを存分に楽しんでいたのですが途中で。。
「で、おかあさんこの機械なにするの?」
そうか君はレコードって知らないんだもんね。。。
それぞれ表現は違いますが
人間から離れられない音を
音楽という人間が作り出す快楽に変換する過程を
表現してるのかなっていう気もして
それぞれのアーティストさんのアカペラの歌を聞いてるような
気持ちになりました。
あとさすがだなって思ったのは
音楽をテーマにしているだけあって
音の交錯がマイナスにならないように
すごく気を使っているなって思いました。
こちらは子供と一緒に行って本当に楽しかったです。
子供だから気づける音の気配みたいなものが
なんか沢山あるみたいで
私は何度も驚かされることになりました。
自分と違う世代の人と行ってみるのを
強くオススメさせて頂きます。
2月3日(日)迄。
月曜日休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術