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2012-12-04

SNOW Contemporary (XYZ collective)「伊東篤宏「V.R. Specter 視る音、聴く光」」を観てきました。


SNOW Contemporary (XYZ collective)にて

「伊東篤宏「V.R. Specter 視る音、聴く光」」

を観てきました。


SNOW Contemporary さんと言えば金属バット。
私が一番注目しているアーティスト
竹内公太さんの展覧会には何度も何度も驚かされました。
そのSNOW Contemporary さんからとてもお勧めされた伊東篤宏さんの展覧会。

「音と耳に優しくないですよ」と言われていたので
息子用に耳当てを持参して向かいました。


もちろん行く途中は竹内さんの真似をしながら。
うむこれ作品を知らなければただの暴れん坊ではないか。。。



いざ入ってみると確かにこれは刺激的。
とても胸騒ぎを感じさせる空間でした。
この胸騒ぎの可視化は鑑賞者側への挑戦なのでしょうか。
それとも常に胸騒ぎと隣り合わせの
現代社会への挑戦なのでしょうか。



特に個人的にザワザワしたのが
各作品が動きを止めてから数秒くらい。
次にどこからどういう音が聞こえてくるのかという
身構える感覚は
東日本大震災後しばらく悩まされた地震酔いを最初思い出しました。

でもそうではなく
地震が連発が収まった後にずっと感じる揺れる直前の

「くる。。。。?」

という身構え感かなあという感じもします。
あのぐらっと来る前のふあっと体が動く前の瞬間は
東日本大震災を体験してから自分の体が一瞬宙に浮くような感じで
すごく不思議ですごく怖いです。

そういう感覚が常に起こりうるこの展示空間。
凄い空間だなあと思った瞬間

「今私たちが過ごしてる日常と結構一緒なんじゃないの??」

と気がついてしまい
ちゃんと家族を守らなければ!

と思わず身震いしました。




息子は最初はびっくりしてそれぞれの作品を観ていましたが
「こんなイライラやチカチカばっかりだと頭痛くなるなあ。。」
と言って途中で自分から退出。
騒ぎもせず穏やかに退出だったので35歳かと思いました(^^;)。
なので私がお話を伺った後
「気にいった作品書いてみてよ」と言うと
(外で書くかと思ったのに)中に戻って書いてました。


そして「おねえさんたち夜寝れるかなあ」と
これまた35歳的な配慮があり驚かされました。

そして作家さんは夜寝れるのかなあとも。

ここでは眠れないっていうのが
どうもキーワードだった様です。


そして別のギャラリーへ移動する際
何度も見かける蛍光灯を見ながら

「同じものなのにここではドキドキしない。どうしてかなあ」

と何度も話していました。
うまく返答出来なかった自分が悔しい。。。




ずっとお話をさせて頂きたかった代表の窪田さんに
初めてご挨拶をさせて頂くことが出来ました。
ありがとうございました。



かなり刺激的です。
自分で刺激の感覚をコントロール出来ないお子さんには
ちょと厳しいかと思います。
大人の方はぜひ体験をして頂きたい展示です。
「考える行為が必ず生まれてくる空間」です。


12月16 日(日)迄。
月曜休廊です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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