2012-12-29
2012年を振り返って選ぶ展覧会ベスト10
今年は去年以上にサッカーが忙しかったです。
そして忙しい時にこそアートって大事って思うことが多い1年でもありました。
記録は相変わらず少なくなってしまいましたし
子連れアートといいながら子供と一緒じゃないパターンも増えましたが
でもそれでも一緒に行ってくれる息子に感謝です。
順位はつけられません。
今回もなんとか頑張って10選びました。
2012-03-28
XYZ collective
「竹内公太 「公然の秘密」」
今年のベスト1展覧会であります。
自分が鑑賞する姿勢を変えた展覧会ともいえます。
大きな美術館の展覧会もいいんですがそういうものではなく
自分の中に猛烈に畳み掛ける作品こそ自分の中に響くのだなと
再認識させてもらえる展覧会でした。
2012-04-01
ワタリウム美術館
「「ひっくりかえる」展」
興味を感じてる作家さんが沢山あって
沢山の発見を行く度に感じることが出来た展覧会でした。
ここで初めてJRを知ったんですが
これは本当に収穫でした。
来年の展示が本当に楽しみです。
2012-06-25
森美術館
「アラブ・エキスプレス展」
旦那さんの仕事の関係で国際色が豊かになってきた我が家。
今回は初めて中東のドバイに行くという機会を得ることが出来ました。
なので通いました。特に行った後の鑑賞は現地の空気を思い出したす時もあって
すごく刺激的でした。
行く前、行った後に感じる感覚は今年しか味わえないものでした。
2012-07-17
TokIO OUT of PLACE
「中島 崇 「ハロ -Halo-」
感覚的にとても「気持ちがいい」展覧会でした。
自然に笑顔が浮かんでくるような感覚。
作家さんのお人柄というか作品の姿勢もあるんでしょうけど
すごくいいですよねー。またこういう場を体験したいです。
2012-09-22
資生堂ギャラリー
「リー・ミンウェイ展「澄・微」
今回一番泣いた展覧会であります。
沢山のことを思い出させられた展覧会でありました。
どうして自分がここにいるのか
それはもしかしたら自然なことではなく必然的なことではないかと。
だったらもっとこの状況に感謝し精進せねばならんのに
私は一体何をしていたのだろうと。
ああ思い出しただけでも泣けてきます。
今に感謝。まわりに感謝。
2012-10-31
明治神宮外苑絵画館前(中央会場)「TOKYO DESIGNERS WEEK 2012」
「Design Next 渡邉英徳研究室×ネットワークデザインスタジオ」」
東日本大震災からもうすぐ2年。
私たちは沢山大事なことを忘れてきているような気がします。
忘れているから、忘れたことを気がつかないから、忘れたことにしてるから
本当に大事なことを観てみぬフリをしてるような感じがします。
しかしそういう気持ちを抱えてるだけじゃダメなんですよ。
現状を分析してそこから自分の考えで判断する。
そういう分析行動、表現がこれほど迄に美しいのかと
驚かされた展示でありました。
2012-10-27
ワンダーサイト青山
「OPEN STUDIO Creator-in-Residence 2012」
こちらの展示も泣きました泣きました。。。
3人の作家さんのコラボレーションとしての展示だったのですが
1つ1つの作家さんの表現のパワーも凄かったし
3つの索引が交じったパワーの凄さはものすごいものがありました。
完成形の展示に行けなかったことは本当に後悔であります。
(サッカーの試合が長引いてしまったのです。。)
2012-11-04
TERATOTERA祭り2012 NEO公共
「いせや 引き興し倒し」
引倒し、引き興しは一度体験すると病み付きになります。
あの独特のふあっと感とその場限りの一体感は
他では得られない特別なもの。
今はNew Yorkに滞在中の加藤翼さん。
どんな活動を計画されているのか本当に楽しみです!
2012-10-04
東京ステーションギャラリー
「【東京駅復原工事完成記念展】始発電車を待ちながら 東京駅と鉄道をめぐる現代アート 9つの物語」
こちらもずっと楽しみにしていた展覧会。
駅のギャラリーという特性をとてもうまく表していて
とても楽しい空間になっていました。
ぜひ東京駅を訪れる世界中の人に観て頂きたいです。
2012-12-21
無人島プロダクション
「風間サチコ展 没落THIRD FIRE」
愛ある怒りは確実な前進につながる。
そう信じていいんですね?いいんですね??と
問いかけたくなるような強い強いパワーに満ちあふれた展覧会
でありました。
ちゃんと向き合えってない、ちゃんと考えていない自分を
とても情けないと思いました。
こちらの展覧会はまだ絶賛開催中です!
ぜひ足を運んで頂きたい。そしてあえて自分の中に問いかけて頂きたいと思います。
今回は震災に関する展示を数多く選ぶ結果になりました。
常にメジャーではない展示をより沢山拝見していたので
結局選んだ展覧会もメジャーではないものが中心になりました。
去年より今年のほうがより深く必然性を感じたからかもしれません。
特に「公然の秘密」は私のART LIFEに大きな影響を与える
体験になったような気がします。
今、この時に向き合うべき作品に出会えた数多くの機会に感謝します。
作家さんに、ギャラリストさんであり、そして
その場に一緒に出向いてくれた家族に。
来年、どんな形でどんな風に美術に関わっていけるのか。
今迄と違ってもっと待たずに「自分から動いていきたい」と思います。
ここ数年状況に甘えて少し受け身になりすぎていた気がします。
気合い入れ直します。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術