2012-03-31

スパイラルガーデン スパイラル1F「蠱惑~巧術其之参」展を観てきました。

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スパイラルガーデン スパイラル1Fにて

「蠱惑~巧術其之参」展

を観てきました。


アートフェアで混雑の有楽町を離れて
「蠱惑~巧術其之参」展を見てきました。

目的は佐藤好彦さんのギターを見ること。
渋谷西武で拝見してから
どうしても忘れられなくて。。。
息子も「あのギター見たいよ!あれすごいもん!」
と大賛成。
二人でワクワクしながら出かけました。


道中で展覧会の趣旨を親子で確認。
--------------
「巧術」は、日本人特有の細やかさ器用さに裏付けられる技巧を武器に、日本美術の未来、可能性を見いだそうと企画された展覧会です。一昨年、昨年と、年々参加作家、作品を拡大し、三回目を数える今回は総勢22名の作家が参加することになりました。
 展覧会タイトル「蠱惑」は、それぞれの作家が自らの技術に磨きをかけ、魅惑を超えて「蠱惑」の域にまで達するほどの力量で観る方を圧倒してほしいとの願いをこめて名付けられました。
--------------
以下公式ホームページより転記。

息子には

「こまかく、ていねいに自分の作品を作りたい」人たちの展覧会だよ!」

と説明。息子は自分なりに納得。

「名前書く場所にはみ出さずに書けたり塗り絵をはみ出さずに塗れる人たちの作品だね!」

作家さん達が塗り絵をするかどうかは分かりませんが
とにかく丁寧ってことで。
こういう時は修正しないでそのままのほうが子供は興味を持ってくれます。

☆写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。



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そして今回はこんなに沢山のギターが!!!息子は

「沢山が沢山!沢山が沢山だよ!」

と静かに大興奮。

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平日昼間でお客様が少なかったので
ギターをひいてるつもりで盛り上がらせて頂きました。


「こんなに沢山引くところがあると
 どうしていいか分からなくなっちゃうけど楽しいね!」

むむむ。この台詞どっかで聞いたことが。。。。


こ‐わく【蠱惑】 人の心を惹き付け、惑わすこと。(広辞苑)


!!!すごい。本物の「巧術」はどんな年代にも伝わるんだと改めて実感。


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もう1つ息子が食いつきまくったのが
高田安規子さんと政子さんのユニットの作品。
精巧な構成に息をするのを親子で忘れそうになりました。
(実はしばらく忘れました)

息子の幼稚園では機織りをやるんです。
なので息子なりにどれだけ大変かが体で分かったみたいです。
なので作品を見ながら
これを作った人はどれだけ大変か自分なりに分析して
沢山話してくれました。
自分の世界で体験した技術を極めた技術を間近で見たので
凄さが実感出来た様です。


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もしかして日本人が一番凄さを実感出来るアートなのではと
感じました。
身近な技を神の領域まで発展させる「巧術」こそが
日本人の生活の中に浸透出来るアートなのでは?と
改めて思いました。
震災があったからなのかどうか自分の中で結論は出ていませんが
日本人は不安と一緒にいて初めて納得材料を探すような気質があるのでは
と東京に住んでいていると感じることがあります。
優れた技という結果を見て安心するというか。。。
不安を抱えながら探す納得材料の1つが「(技)術」なのではないかと。
技術を超えた「巧術」こそ日本人が一番求めるアートなのかなと
思いました。



鑑賞中スタッフさんにも大変お世話になりました。
写真撮影の許可もありがとうございました。

04月08日まで。
オススメします。ぜひ足をお運び下さい。
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genre : 学問・文化・芸術

2012-03-30

3月の鑑賞記録

さて3月も終わり。
今年の3月はあまりまわれなかったなあ。。
特にサッカーの予定が立て続けに入ってきて
本当に忙しかったです。
4月になったらどうなるのかな。
出来る限りが行きたいです。


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GALLERY MoMo Roppongi 「「分岐展 vol.2 平俊|中井章人|吉田晋之介」」

西武渋谷店B館8階美術画廊&オルタナティブスペース&ギフトギャラリー「トウホクノチカラ」

DIESEL ART GALLERY「CHENMAN(チェン・マン)「Glamorous Futurist」」

森美術館53階 ギャラリー1 「MAMプロジェクト016:ホー・ツーニェン」

メゾンエルメス8階フォーラム「「望郷 - TOKIORE(I)MIX」山口 晃展」

東北芸術工科大学外苑キャンパス「東北芸術工科大学 業・修了展[東京展]」

アーツ千代田3331 1F メインギャラリー「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展』」

東京国立近代美術館「ジャクソン・ポロック 「生誕100周年展」」

gallery21yo-j「青木野枝 展 AOKI Noe Exhibition「ふりそそぐものたち」」

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)「第1回 Kawaii+大賞展」

六本木アートナイト2012

GALLERY MoMo Roppongi 「人見元基展|空想寝室 -少女と予兆-」

XYZ collective「竹内公太 「公然の秘密」」

セルリアンタワー能楽堂「親子で楽しむ狂言の会」

AISHO MIURA ARTS 「山田周平"Ghost"」

サントリー美術館「悠久の光彩 東洋陶磁の美」

アートフェア東京

スパイラルガーデン (スパイラル1F)「蠱惑~巧術其之参」 
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2012-03-29

セルリアンタワー能楽堂「親子で楽しむ狂言の会」に参加してきました。

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セルリアンタワー能楽堂

「親子で楽しむ狂言の会」

に参加してきました。


春休み、すごく忙しいです(^^;)。
午前中にサッカーの春期練習に参加していて
午後は色々な場所に出かけています。
今回は「親子で参加可能の狂言」というイベントを見つけたので
参加してみることにしました。


歌舞伎は何度も観に行ってる私たち親子。
でも狂言は初めて。。
なんだかとても静かなイメージで
煩くしちゃわないかしら、大丈夫かしらと
とても不安な気持ちで出かけました。

会場に着くと
そこには沢山の親子連れ。
そして赤ちゃんも。会場は大騒ぎ。。
さて、どうなるのでしょうか???


最初はWS。縁者である狂言役者さん 奥津健太郎さんが登場。
そこで最初に
「小さいお子さんがいらっしゃる方もいます。どうぞ暖かい目で」
との発言が。
ああこれってお母様すごく嬉しいと思います。

そして客席が明るいのも素敵。
子供は安心して見ていられそうです。


最初は今回の演目で使う小道具を説明するWS。

これが案外面白い。
客席とのやりとりが頻繁にあったりして。
今回は山伏がでてくるので弁慶好きな息子がホラ貝をじっと見ていました。
客席も明るいし会場もそれほど広すぎないので
全体の一体感ははんぱないです。
そして演目で使う音楽のWSが終わり
そして演目がはじまります。

演目のあらすじはこんな感じ。
-----------------------
蝸牛(かたつむり)を食べると長生きをすると聞いた主人が
(家来である)太郎冠者に蝸牛を取りに行かせます。
蝸牛を知らない太郎冠者は主人に
かたつむりとは「藪にいて頭が黒く、腰に貝をつけ、時には角を出し、大きいのは人ほどもある。」
と聞いて出かける。
藪で昼寝をしている山伏を見てそれかと思い尋ねてしまいます。
山伏は巾・法螺貝・篠懸を用いて、すっかり蝸牛と思い込ませてしまいます。
来てくれと頼まれて山伏は
「囃子に乗って行ってやる」と、「雨も風も吹かぬに出なかま(出ないと殻)打ち割ろう」と
太郎冠者に囃させては二人で浮かれている。
そこへ主人が探しに来て驚き、あれは山伏だと叱ったり怒る。
しかし「でんでんむしむし」の拍子に憑かれている冠者、
囃されるとすぐ自分も囃しては舞い出してしまいます。
しまいには主人まで巻き込まれ、一緒に浮かれ賑やかに囃して舞い続けていくのでした・・・。
-----------------------
演目中には先に行われたWSにて紹介された小道具や歌が出てきます。
だから誰にでもとても分かりやすくなっています。
息子を含め子供達は舞台から目が離せません。
そして何よりすばらしいのは役者さん達の芸事!
特に太郎冠者役のの奥津健一郎君の純粋な演技は
舞台の楽しさを一層際立たせていました。


舞台のクライマックスでは
どの子供も夢中になって舞台を見つめていました。


息子は予想以上に面白かったそうで
また行きたい!また行きたい!と
何度も話していました。
私もとても面白かったのでぜひまた行きたいです。
正直ここまで子連れという環境を卑下せず
古典芸能を楽しめる環境を整備している主催者さんは
素晴らしです。
ぜひまた伺わせて頂きたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。


この「蝸牛」という演目。
とても分かりやすい演目ということで
英語で講演することもあったようです。
こちらの動画もとても楽しめました。

バイリンガル狂言



イベントは既に終了しています。

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2012-03-28

XYZ collective「竹内公太 「公然の秘密」」を観てきました。

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XYZ collectiveにて

「竹内公太 「公然の秘密」」

を観てきました。



XYZ collective。
アートフェア等で何度も拝見させて頂いているのですは
実は訪問は初めて。
ちょっとドキドキしながら出かけました。



3月になりました。
3月11日を振り返るテレビ番組、沢山あったようですが
私実は殆ど観ていません。
写真や本や新聞や記事は沢山読みましたが
テレビというメディアに作られた映像はどうしても観る気分になれなくて
結局テレビ番組は殆ど観ませんでした。
テレビの映像って作ってるのに「これが事実!」って押し付てきて
自分の判断力を奪っていくような気がしてならないのです。

3月11日に関連した作品は沢山観ました。
それを制作した人、発表した人、それを観ている私全部を
観るつもりで自分でも親子でも拝見しました。
そういう体験のほうがなんか自分の中で震災についてじっくり考えることが
出来る様な気がしたからかもしれません。
そして「この事実について自分はこう思って表現している」
と作り手さんと直接話せているような気がするというのもあります。


私は事実と押し付けられることに恐怖を感じすぎているのかもしれません。
だってここまで状況が混乱してしまうと何が事実か本当に分からない!って思うのです。
自分で確かめて自分で判断したい。
そしてその判断を押し付けることなく自分の中でしっかり消化したい。

そう思うには現在は情報量があまりに多すぎるし
判断を迫る人が多すぎるような気がします。


Tokyo Art Beatのメルマガでこの展覧会の案内を見て
これは観に行かなくては!と思い親子で出かけました。
まさに住宅街なのですね。オススメはやはりバスです。


ギャラリーに入ろうとすると
外側にケースがありそこに人が。。。???
動かないけど人?って思いながら
タイトル用の写真を撮って入場。
以前ウルトラでお会いしたスタッフさんが暖かく迎えて下さいました。


展示内容を1つ1つ拝見していくと
「あの時」のライブ感を思い出し胸が苦しくなります。
こちらは当時のPC画面を表示した作品。
twitterの流れを見ていると心が締め付けられます。
TLを作品にって結構見かけるようになりました。
最初は驚いたけど人間の慣れって怖いですね。。。



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そして話題になった「ふくいちカメラ」の映像を再び。
こちら音声も聞けました。
この音声を聞いて思わず後ずさりしてしまいました。

この映像が公開されたのが去年の8月。
スタッフさん曰く「我々が傍観者になり始めた頃でしたよね」
と言われ思わずはっとしてしまいました。
確かにそうだった。確かその頃あたりから地震も減少傾向でした。
私たちは「自分は安全な場所にいるから」と勝手に自己を正当化して
現場を防寒していたような気がします。
安全かどうかなんてまだ誰にも分からないのに。
息子が「あの指は何をさしてるの?」と訪ねてきました。
思わず「私たちにじゃない?」と答えてしまいました。



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ちなみにこんな風に撮影されていたそうです。


そして私たちの心がぎゅんとなったのは
Jヴィレッジ内部の写真。
サッカーをこよなく愛している息子には
「Jヴィレッジ」は憧れの場所でもありました。
日本サッカーミュージアムでのJヴィレッジの展示を見て
いつか日本代表に選ばれてJヴィレッジで合宿するんだ!って
話していました。

だからJヴィレッジを連想させる建物が
今こんな感じなんだと思うと本当に胸が締め付けられて苦しかったです。

もうあの時は戻らないんだよなと
改めて痛感させられました。


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ちなみに竹内さんは毎日パフォーマンスをしておられます。
竹内さんは会場内にはいらっしゃらないんだけど
なんと糸電話で話すことが出来ます。
この崎に竹内さんがいらっしゃいました。
かなり衝撃的な形で!!!

息子はどうしても竹内さんとお話したかったみたいです。
ずっと待ってたのですがお話している方が盛り上がっていたので断念。
騒ぐことなく帰ることが出来たので後で沢山褒めてあげました。
そうそう、スタッフさんに許可を頂き聞きたいことを芳名帳に書かせて頂きました。
竹内さんお時間があったら息子の質問をみてやって下さい。
ちなみに息子は「「白い服にお絵描きしたらいいと思う」と伝えたかったそうです。

お薦めします。
今東京にいるならぜひ観て頂きたい展示だと思います。

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【追記】

再訪してきました。
どうしても息子は竹内さんと糸電話で話してみたかったそうです。
聞きたかった質問が出来て満足していました。
ありがとうございました。

私もお話をさせて頂きました。
このブログも読んで頂いたそうで本当にありがとうございます。


「ぼくがあなたから見えますか?」
「あなたが見ている時計は本当にあってますか?」
「あなたが見た映像は本当に僕ですか?」
「あなたと話してるのは本当に竹内ですか?」


問いかけをリアルでやりとりすると
本当に深く考えさせられるんだなと
実感することが出来ました。


自分にとっての「本当」ってなんなのでしょう。
今改めて問い直してみたいです。


ちなみにこのパフォーマンスかなり人気があるみたいです。
どうしても竹内さんとお話してみたいと思う方は
開廊時間に行くことをお薦めします。




4月1日(日) まで。月曜休廊です。

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genre : 学問・文化・芸術

2012-03-27

GALLERY MoMo Roppongi 「人見元基展|空想寝室 -少女と予兆-」を観てきました。

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GALLERY MoMo Roppongiにて

「空想寝室 -少女と予兆-」

を観てきました。


事前に拝見した写真は
とても可愛らしくボエム的な感じ。
そして正当派少女性と対面出来るかなと
楽しみな気分になりました。

そして実際に訪問してみると若干違う印象。

展示というかホワイトキューブの空間なのに
とても生活感を感じます。
白い壁のはずなのに
とても生活を感じさせる空気が流れています。
息子に思わず「おにいさんはここに泊まるの?」と聞いたりして。

人見さんにお話を伺うことが出来たのでその生活感的な意味合いを
伺ってみました。
確かに「部屋」を意識した展示構成ですとのこと。
HPの文章にもこんな文面も記載されています。
------------------------
このふたつのキーワードを物語りにして、ひとつの「部屋」に閉じ込めてみました。
人は外の世界で見聞きし体験し、隔絶された扉の内側で思考を巡らせるもの。
空想を広げて物語を紡ぎ始めるのは、いつだって一人きりの部屋からだと思うのです。
手にとった一冊の絵本のように、物語を読み解くように見ていただければ幸いです。
------------------------

部屋の中の「物語」が明確になっていることにより
白い壁に「そこには見えない壁紙の色や見えない家具の気配」を感じることが出来ました。
その気配は
その場にはいないけど物語の主人公である「少女」を
鑑賞している私たちに感じさせるパワーがあったと思います。


この気配をちゃんと文章で記録したいなあと
思いながらiPhoneで作品を撮影しようとしたとき
私はあることに驚きました。


作品を撮影する際に顔認識機能が働くのです。
しかも作品の頭部ではなく
作品全体を顔認識するのです。


私このブログかなり長く続けているので
美術作品を撮影というのは
それなりに経験をしているのですが
このような写実ではない彫刻全体に顔認識機能が働くのは
初めての経験でした。

それも随時ではないのです。
カメラを構えているとある向きだけふあっと作品全体が顔認識されるのです。
これは気配から感じる何かなのでは??
と少しドキドキしてしまいました。はい。

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人見さん、沢山息子とコミュニケーションとって下さり
本当にありがとうございました。
とても楽しかったと話していました。
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ちなみに息子が気にいた作品はこちら。
とても上手に書けました。ありがとうございます。


本の中に迷い込んだような不思議な感覚を味わえます。
ぜひ顔認識機能のあるカメラを持ってお出かけ下さい。
モニター越しに作品を観ると
また違ったものが見えてくると思います。


☆撮影、掲載の許可は作家様、主催者様から頂いております。


4月21日(土)まで。
日・月曜・祝日休廊です。

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genre : 学問・文化・芸術

2012-03-25

六本木アートナイト2012を観てきました。

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六本木アートナイト2012を観てきました。


以前も参加したこのイベント。

六本木アートナイト2010を観てきました。

オールナイトイベントだから家族連れは。。と思う人も多いと思うのですが
午後9時前後ぐらいまでなら子供連れでも十分楽しめるんです。
我が家は2回目ということでワクワク感満載で出かけました。


今回は友人と待ち合わせして一緒に鑑賞。
まずはドイツ料理レストランでみんなで食事。
今回はドイツ人の友人も一緒にまわるのです。
最初に快適に食事を済ませるには予約が確実。
家族連れの場合はお店は事前予約のほうがいいです。


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お腹も落ち着いたのでメインステージへ。
いよいよ「やよいちゃん」にご対面。
テイ・トウワさんのDJにわくわく。
そういえば前回はバーバルさんでした。
息子はTop DJを既に数多く体験してるわけだ。
次回は田中はん(FPM)がいいなー。


メイン女優にご挨拶をしたのでさっそく鑑賞開始。
子供連れなので無理をしないでまわります。
私たちは六本木ヒルズと東京ミッドタウンのみをまわりました。
子供連れや外国の方と一緒に行く場合は
無理しないことをオススメします。はい。


今回はiPhoneのホームにタイムテーブルのリンクを貼付けておきました。
そこでタイムテーブルを確認しながら徘徊。
公式パンフレットももちろん手に入るのですけど
iPhoneで確認出来ると【暗くてもチェック出来るので】すごく便利なんです。
次回はぜひパンフレットのiPhoneアプリをお願いしたいです。
欲しいメニューは
各プログラム一覧と出演者の概要、タイムテーブル、マップ、バスと電車の時刻表。
これで85円なら私なら買います。
そしてマップに現在開催中のプログラムが表示されたりしたら
170円でも買います。はい。
よろしくご検討下さい。



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今回私たち家族的に一番盛り上がった泉太朗さんの作品。
これは正直やられた!って思いました。

街にはパフォーマーが徘徊していたり
パブリックアートがあったり
御神輿があったりととても楽しかったです。
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全体的な想いを。

ついつい2010年と比べてしまうのです。
2010年の時参加した時には
街に沢山のアートが溢れていて
まさに「祭り!」って感じがしたんですよね。
初めてだからということもあるのですけど
街全体がアートと鬩ぎあってる感じがして
とにかく刺激的な空気で満ちあふれていました。

今回はその時に比べると
なんか攻めてくる回数が減ったというか
ぐいぐい感が減ったというか。。。
以前よりか空いた感じがありました。
人はいましたけど。


ただね。


私の感じ方の変化っていうのもあると思うんです。
去年は中止が決まった頃は
何度も何度も鳴り続ける地震速報に
何度も何度も身構えていました。

そして今回の開催時期の前に少し地震が増えて
なんだか色々なことを思い出したり想像したりして
友人を誘うことを躊躇する自分がいたりしました。

今回の攻めの減少という感想も
震災についての展示をちゃんと観たり
神社や神輿を連想させられる展示を見て
自分なりに想いを馳せたしたからかもしれません。



1年って本当に長くて
そしてあっという間でした。
来年私たちはどこで何をしているのかなと
闇の中で光る作品を観ながら考えたりしました。



1夜限りだから出来る色々な試みがあると思います。
規模は色々な形に変化すると思いますが
ぜひ続けて頂きたいと思います。
こういう場所で親に連れられてアートを体験した子が
成長したアートそのものに興味を持ってくれたら
嬉しいなって思います。はい。




ちなみにミニ情報。
家族連れにオススメなのが車での参加。
駐車券とパンフレットを用意して
駐車場無料の手続きをします。
そうなんです今回はコアタイムに手続きをすると
24時間駐車状が無料になります。
帰りは子供を車に乗せちゃえば大丈夫!
子供連れには車の来訪はオススメです。
しかし前回は午後8時半に帰ったらすぐ爆睡だったのに
今日は24日の午前9時から12時までサッカーの試合に3試合出て
その後アートナイトを満喫して午後10時半に家に帰宅するまで
起きてました。なんなのこの体力。


来年の開催も楽しみにしています。
どうぞよろしくお願い致します。



イベントは既に終了しています。

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2012-03-21

スパイラルガーデン(スパイラル 1F)「第1回 Kawaii+大賞展」を観て「Kawaii」ってなんだろうと熟考してみた。

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スパイラルガーデン(スパイラル 1F)にて

「第1回 Kawaii+大賞展」

を観てきました。


さてこの展覧会。どんな展示かと確認してみると公式サイトで確認すると
こんな記述がありました。
--------------
公募による23組の「Kawaii」の先を行く可能性を感じさせるアート&デザイン作品と
実行委員会推奨作家5組の平面・立体作品によるグループ展を開催いたします。
--------------



ここで1つ明確な「?」発生。
「Kawaii」の先ってなんだろう?



ぼんやり考えていると前から気になっていたことを
思い出しました。


2月にドイツに行った時
お土産探しでデパートのおもちゃ&文房具売り場に行った時のこと。
私はあまりの可愛げの無い商品達の前で呆然としていました。
心の中で「なんなの!全然可愛くない!!!!」
と叫んでいました。
そうなんです。身悶えするくらい文具等のファンシーグッズが可愛くない。
大人が使うようなものはドイツにも素敵なものが沢山あります。
むしろ多いと思います。
でも子供の分野では商品に可愛らしさが私には全く感じられませんでした。


ちなみに日本から用意した文具のお土産は大好評でした。
カワイイ!カワイイ!とお子さん達に喜んで頂きました。
もちろん一生懸命選んだのですが
私は見た目の可愛さよりもグッズそのものの用途を重視して選んだつもりでした。
だから正直びっくりでした。こんなに「カワイイ」って言ってもらえるんだ!と。



なぜ日本人はカワイイものが好きなんだろう。
なぜ日本人はカワイイものが作れるんだろう。



すごく疑問に思っていたんです。
私たち日本人は何故こんなにカワイイものが好きなのか。
そしてどうしてあんなにもカワイイものが作れるのか。

この展覧会に出品している作家さんなら
カワイイものを産み出しているわけだから
きっとその答えが分かるのではと。


以前お話をさせて頂いた大槻香奈さんにお会い出来たので
「カワイイを意識していますか」と
ダイレクトに伺わせて頂きました。
お返事はこんな感じでした。

「作品にカワイイを意識したことがないです。」
「外国の方のカワイイには意識的なものを感じます」」




なるほど。無意識なのか。

その他にも楽しいお話本当にありがとうございます。
そして大槻さん息子と沢山遊んで下さり本当にありがとうございます。
おねーさんと絵でお話した!すごく楽しかった!と
ずっと話しておりました。



そこで
「日本人は【無意識に】何を可愛いと思うのか」というテーマと共に
改めて会場を見渡してみます。
なんど見てもみんな可愛いなーって。。。

モチーフをざっとみると。。。

女の子
女子学生
小動物
こども
幽霊


並べて気がつきました。
これって「いつか無くなるものばかり」じゃない??



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ここから仮説。
日本人って「消滅が見えるモチーフ」に可愛らしさを感じるのではないでしょうか。
女の子も、小動物も、子供もその時は短いです。
女の子は女になり、小動物は成長し、子供は大人になります。
その時はいつか消えてしまうから、その儚さに可愛らしさを感じるのかなと。
この仮説だと「おばさんやおじさんが可愛くない」も納得できます。
( だっておじさんやおばさんって長い間生息してますよねー)
今回はなかったけど老人もカワイイです。
老人も消滅が見えるモチーフですよね。


日本の文化感って

「実世界のものは基本いつか無くなるものが美しい」

なのかもしれません。これはど独特なんでしょうか。
しかもその「カワイイ」を描く土台は基本「紙」。
紙という素材もとても儚いものですよね。。
(でも結構保存ききますけどね)


まとめると

「消滅の運命に対する美意識」が可愛さを産み、愛でるのでは

ないかと。
儚さから感じられる「美しさ」」。ポイントはここではないでしょうか。


それに対して
欧州の文化は「消滅に対する美意識」は殆ど感じられない気がします。
建築物、彫刻、それぞれに永続生を感じるのです。

だからこの「消滅に対する美意識」って
日本じゃなくて海外からみたらとても衝撃的だと思うのですよね。
今回の展覧会はその「消滅に対する美意識」が溢れていて
カワイイんだけどとても衝撃的な展覧会になっていました。




最後に
こちらの展覧会の大賞作品はミラノで個展を実施とのこと。
ものすごく注目されると思います。
そこで個展のオープニングパーティーで「綿菓子」を
出してみたらどうでしょう。

「消滅の美意識」を想像出来ない欧州の方にも体感出来るし
まさに「Kawaii+を体感状態」になるのではないかと。

日本人の方にも、外国の方にもぜひ見て頂きたい展覧会です。
今よりも少し、「今の日本人」について分かり合えるような気がします。


☆別記事にて作品について紹介予定です。



3月25日[日]まで。

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2012-03-18

六本木アートナイト2012が開催されます。

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今週末24日、25日に六本木アートナイト2012が開催されます。
こちら2010年に参加してとても楽しかったです!

六本木アートナイト2010を観てきました。



そこで今回は2012年の参加前にぜひ気に留めておいて頂きたいこと、
そして便利なリンクをまとめておきたいと思います。
(SNAを参考にさせて頂きました。ありがとうございます。)


まず参加前におさえておきたいことを徒然と。

1;沢山のイベントが同時進行で動きます。これを見る!という目的を持っておいたほうがいいかもです。
  タイムテーブル → ★★
  イベントマップ → 

2;夜は案外寒いです。夜間までいる人は防寒対策をお忘れなく。
  外に出たり中に入ったりするので上着をまとめるエコバックとかあると便利です。

3;食事はコアタイムが始まる前に済ませておくと落ち着いて楽しめます。
  でも沢山お店もやってますのでタイムテーブルと相談して決めましょう。
  タイムテーブル → ★★
  ちらし中面 → ★★★ 

ヒルズ、ミッドタウンの子連れに役立つ情報のリンクをまとめてみました。

  ミッドタウンで子供連れで入店しやすいお店の一覧 → ★★★★  
  ミッドタウンでのベビールーム → ガレリア2F(フロアマップ) 
  六本木ヒルズでキッズメニューのあるお店の一覧 → ★★★★★★ 
  六本木ヒルズの授乳室、こどもトイレ等の一覧 → ★★★★★
  六本木ヒルズのバリアフリーサービス → PDF 

4;インフォメーションをぜひ有効活用しましょう。
  沢山情報もらえます。

  六本木ヒルズインフォメーション →  
  東京ミッドタウンインフォメーション → ☆☆

5:帰りの足をどうするか考えておきましょう。
  今年は深夜バスが出ているそうです。


以下転記します。
会場・アクセスより「交通アクセスのご案内」
---------------
無料シャトルバスの運行やちぃばすの増便、駐車場の無料サービスなど、3月24日(土)の夜は交通アクセスもスペシャル版。深夜のプログラムもゆっくりお楽しみいただけます。

無料シャトルバス

六本木←→渋谷/新宿・池袋/品川/東京・上野
3月24日(土)の深夜~25日(日)早朝まで、無料シャトルバスを運行します。

六本木けやき坂→各ターミナル 行
行先 渋谷 行 品川 行 新宿・池袋 行 東京・秋葉原・上野 行
所要時間 約20分 約20分 約30分/約60分 約30分/約40分/約50分
22時 00 20 40 35 25 55 15
23時 00 20 40 35 25 55 10
0時 00 20 40 35 25 55 10
1時 00 20 40 35 00 30 10
2時 00 20 40 35 00 35 15
3時 00 20 40 35 05 35 10
4時 00 20 40 35 05 40 15
5時 00 20 35 10 20 10 35

「六本木けやき坂」出発後、5分後に「六本木駅前」、さらに5分後に「東京ミッドタウン前」へ停車したのち、各ターミナルへ向かいます。

各ターミナル→六本木 行
渋谷駅 ハチ公前→六本木
22時~翌4時 毎時00分、20分、40分
最終便 5:00

品川駅高輪口→六本木
22時~翌4時 毎時15分
最終便 5:15
池袋駅・新宿駅→六本木

出発地 池袋駅 東口 新宿駅 東口
22時 05 35 30
23時 05 40 00 30
0時 10 40 05 35
1時 10 45 05 35
2時 15 45 10 40
3時 15 50 10 40
最終便 4:20 4:15 4:45

上野駅・秋葉原駅・東京駅→六本木
出発地 上野駅 京成上野駅前 秋葉原駅 西側交通広場 東京駅 丸の内北口
22時台、0時台、2時台 30 40 50
23時台、1時台、3時台 35 45 55
最終便 4:30 4:40 4:50

ちぃばす

田町、赤坂、麻布、青山ルートをそれぞれ下記の時間に増便します。
有料 全区間100円均一(大人・小人とも)

※田町、赤坂、青山ルートは森タワー発の時刻です。
※麻布ルートは六本木けやき坂発の時刻です。
行き先の詳細は、バス乗務員までおたずねください。

田町ルート(片道:田町駅東口行)
21時 28 58
22時 28
周辺の停留所:六本木駅、六本木七丁目南、六本木ヒルズ、
六本木けやき坂、鳥居坂下 ほか

赤坂ルート(循環)
20時 30
21時 00 30
22時 00
周辺の停留所:六本木七丁目、六本木交差点北、六本木駅
六本木七丁目南、六本木ヒルズ、六本木けやき坂 ほか

麻布ルート(神谷町方面)
20:54 21:14 21:44 22:14
(広尾方面)
20:55 21:25 21:55(広尾駅 止) 22:25(広尾駅 止)
周辺の停留所:六本木ヒルズ、六本木けやき坂、鳥居坂下 ほか

青山ルート(片道:赤坂見附駅行)
20時 40
21時 10 40
周辺の停留所:六本木ヒルズ、六本木けやき坂、六本木六丁目 ほか

バスの運行時刻については、道路事情等により前後することがあります。
また、予告なく運行時刻の変更等を行うことがありますので、あらかじめご了承いただきますようお願い致します。
駐車場も特別サービスを実施!

六本木ヒルズ駐車場
コアタイム(3/24(土) 17:56~翌朝5:38)の間、駐車場が無料に!
※コアタイムの間に六本木ヒルズ森タワー2F・ヒルズ カフェ/スペースに駐車券とガイドブックをご持参ください。
東京ミッドタウン駐車場
コアタイム(3/24(土) 17:56~翌朝5:38)の間、駐車場が無料に
※ コアタイムの間に東京ミッドタウン1F・ガレリアインフォメーションに駐車券とガイドブックをご持参ください。

駐車場に停めるということは飲酒出来ません!ご注意下さい!

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-16

gallery21yo-j「青木野枝 展 AOKI Noe Exhibition「ふりそそぐものたち」」を観てきました。

IMG_4741.jpg
gallery21yo-jにて

「青木野枝 展 AOKI Noe Exhibition「ふりそそぐものたち」」

を観てきました。


青木野枝さんの作品って本当に好きなんです。
主に鉄を素材に使われているわけですが
素材から連想させる冷たさというより
いつも使っている(使ってないけど)鉄の門のような
心地よいひんやり感と暖かいぬくもりを感じれるので
本当に好きなんです。

瀬戸内国際芸術祭では
本当に素敵な体験をさせて頂きました。
瀬戸内国際芸術祭【豊島(作品)編】

以前拝見させて頂いた版画展もとても素敵でした。
ギャラリーハシモト「青木野枝 新作版画展「玉曇」」を観てきました。

版画作品を前に思い出した豊島ですごした素敵な時間。
あの時間をまた感じたいと思っていたので
今回の個展は本当に楽しみだったのです。

そしてこのギャラリーは家から近いのも嬉しいです。
幼稚園の帰りに自転車で行くことも出来ます(^^)

★写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。



IMG_4742.jpg
そして改めて鉄の作品の美しさに
身を委ねられる幸せを全身で体感させて頂きました。
青木さんとお話する事も出来ました。
いつも本当にありがとうございます。

本展覧会は
1つ1つの形の自然な立ち振る舞いの美しさを
全身で体感することが出来ます。
題名は「ふりそそぐもの」なんだけど
中にいると

「ふりそそぐ」流れと
「天にそびえ立つ」流れを

同時に感じることが出来るんです。

IMG_4743.jpg
きっとこの感覚は天窓があるからかな。
伺った日は青空を流れる雲がとても綺麗でした。
晴れの日も、雨の日も行ってみたいです。
青木さんのお話では「月を見上げるのも素晴らしいそうです。


直線とか正確な円とかではないけど
とても自然で
とても「その人そのもののスタイル」を感じることが出来る青木さんの世界。

まるで手作りのお味噌汁を頂いてるような
暖かい気持ちになることが出来ました。


IMG_4744.jpg
息子は何度も体験している青木さんの作品を
自分なりに大満喫。
作品を観ながらではなく
作品の中で描くのはとても不思議な気分だったそうです。
確かに私も写真を撮ってる時
なんだか森というか建物の中にいるような気分になりました。
ちなみに「何に見える?」と聞いてみると

「玉入れの入れ物。みんなで玉入れするの!」

だそうです。
玉がなかなか溜まらなそうだから
ずっと出来そうですね(^^)




4月1日(日)まで。
開廊時間:午後1時ー6時
月・火・水曜日 休みです。


東急東横線・大井町線 自由ヶ丘駅 正面出口(ロータリー側)より徒歩10分になります。
少し歩きますが帰り道は満足感満載で帰ることが出来ると思います。
オススメします。ぜひ。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-13

東京国立近代美術館「ジャクソン・ポロック 「生誕100周年展」」を観てきました。

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東京国立近代美術館にて

「ジャクソン・ポロック 「生誕100周年展」」

を観てきました。


卒園シーズンなので年中児は暇です。サッカーはいつも午後からだし。
では休みを利用して「ジャクソン・ポロック 「生誕100周年展」」を母子で観に行くぞ!
と決めた前の日、息子にこんな話をしました。


私 「明日はサッカーの前に絵の具をばしゃーどしゃーびよーんって書く絵を観に行こうか。」
息子「なんか楽しそうだね!行くよ!」


道中もまるで踊る書道家のように
どんな絵なのか自分もやりたくなりそうだと
楽しみに踊りながら話していました。



そして久しぶりの近美に行き展覧会会場に入って
絵を見て行くとだんだん息子の顔つきが変わってきました。
そして


「なんか思ってたのと違う。。全然楽しそうじゃないねえ。。」


確かに。
私自身ポロック作品をまとめて見るのは初めてなのですが
ここまでなんか気持ちが重くなっていくとは予想外でした。


展覧会の構成は下記の通りです。

第1章 1930-1941年:初期「自己を探し求めて」
第2章 1942-1946年:形成期「モダンアートへの参入」
第3章 1947-1950年:成熟期「革新の時」
第4章 1951-1956年:後期・晩期「苦悩の中で」


どのカテゴリーも気が休まらないのです。
苦悩の空気が溢れている。
ポロック自身が常に抑圧され、悩み、苦悩していたことを
感じ取ることが出来ます。
その苦悩の空気が傑作を産み出していることも確かなのですが
でもでも非常に重い。

途中絵を書いている状況の映像を見ていて
そのどんよりとした気持ちは最高潮に。
二人でなんかすごく重い気持ちになってしまいました。
息子は動いているポロックの姿を見て

「なんかすごく辛そうだよ。。大丈夫かなあ」

と心配そう。そして

「なんか書きながら逃げてるみたい」

と話していました。


描くことでしか数々の苦悩から逃げる方法を知らなかったポロック。
「新しい技法は次の日は新しくなくなる」ことを一番恐れていたのは
ポロック自身だったのではないでしょうか。

「インディアンレッドの地の壁画」
には全身で圧倒されてしまいました。
まるで迫ってくる波のような空気に息をすることを忘れてしまいます。

ちなみにこちらの「インディアンレッドの地の壁画」。
テヘラン現代美術館から外に出たことがない作品だそうです。

個人的にポロックの作品って
作品そのものを見るのも好きなんだけど
後ろの方で作品を見ている人を織り交ぜてみるのが
すごく好きなんです。

わかったふりしてふむふむ言ってる鑑賞者達に
ポロックさんがいきなり塗料缶持って駆け込んできて
みんなにぶっかけたら楽しいのに!とか思いながら見ると
なんかにやにやしちゃうんですよね。

大型作品がもっと見たかったです。
今のご時世難しいのかもしれないけど。


息子は展覧会最後の「緑、黒、黄褐色のコンポジション」を見て
「見た事ある!」と即答。そうです。DIC川村記念美術館で何度も観ています。
息子はこのように以前観た作品を覚えているようです。
連れて行くのが益々楽しくなりました。


ポロックという「ひとりの天才」の生き様を感じる事が出来る展覧会です。
自分の生命力を削って描き出した絵画の数々、必見です。



IMG_4699.jpg
鑑賞後にアトリエが再現されていて写真撮影可能になっています。
広いんだなーとしみじみ。
息子に「書いてる真似してよー」とお願いしたら

「なんだか苦しくなりそうだから嫌だ」

と拒否されてしまいました。(^^;)



5月6日まで。原則月曜休館です。
休館日の詳細は公式ボームページで各自確認をお願い致します。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-11

アーツ千代田3331 1F メインギャラリー「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展』」プレスプレビューに参加してきました。

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アーツ千代田3331 1F メインギャラリー

「つくることが生きること」東日本大震災復興支援プロジェクト展』」

プレスプレビューに参加してきました。
今回も声をかけて頂き本当にありがとうございます。


今回の展覧会は
3月11日の東日本大震災以降
自分達に出来ることを探してそれを実現させた
活動の記録であります。

って書いてしまうと
なんだか怖いのかなとか
非常に重い内容なのかなとか
感じる方も多いのではと思うのですが
展示内容は本当に元気をもらえるものばかりです。


展示内容は大きく分類すると
建築、証言、アートに分類されていました。
気になった活動、作品をいくつか紹介をさせて頂きたいと思います。
★撮影の許可、掲載は主催者の許可を頂いております。



IMG_4646.jpg
仮設住宅について。
いかに住みやすくするかを工夫した展示がありました。
IMG_4649.jpg

同時に仮説住宅そのものもとても工夫されていることを
深く実感することが出来ました。

地震そのもののメカニズムに関しては
とても冷静な展示が多かったように思います。
ギャラリー間で以前拝見した展示もありました。

OTOギャラリー・間「311 失われた 街」展を観てきました。

これは冷静な可視化として素晴らしかったと思うので
また拝見出来て本当に嬉しいです。

IMG_4650.jpg
富士フィルムの写真洗浄プロジェクトについても
詳しくお話を聞かせて頂きました。
友人が参加していたんですよねこのプロジェクト。
1年経ってもまだ活動は継続中とのこと。
ちなみに私このプロジェクトに参加した友人の話を聞き
「チェキのコーティングは最強」
と伺いチェキを購入しました。今日富士フィルムの方に確認したところ
チェキのコーティングはものすごく水に強いそうです、


私たちが家族でお世話になっている
椿昇先生も作品を出展されていました。
何度も拝見しているVITAL FOOT PROJECT。かっこいいなーこれ。
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学生さんが制作したコンテナと一緒にぱちり。

IMG_4643_convert_20120310222854.jpg
こちら支援をを集めると被災した地域に自転車を寄贈出来るのです。
今回はサイン入りポスターを販売することで支援を募っているそうです。
私も買わせて頂きました。息子も嬉しそう。

IMG_4610_convert_20120310195908.jpg
そして怒りとユーモアと技術がタッグを組んだ新作
もすごいです。
こちら体験すると自分の日本人の根底にある
「はかなさに対する無常観」
がはらはらと現れてきてなんとも言えない気持ちになると思います。
ぜひ体験をオススメします。



IMG_4648.jpg
そしてフジテレビ「新発見アートバラエティ「ARTはアーホ!」
にも出演されていた遠藤一郎さんと未来号にもご挨拶。
息子は未来号が気に入ったそうで一生懸命絵を書いていました。


個人的にぐっときてしまったのは
藤浩さんの「モヤモヤ会議」のお話を聞いた時。
個人的に思うことも沢山あったので
思わず泣きそうになってしまいました。
(本当は少し泣いてました。ぐすん。)

モヤモヤ会議というのは
「心のモヤモヤしてる部分を話してみようよ」と
とりあえず話してみようとというイベントみたいです。
今、日本にいる人は皆各自それぞれモヤモヤしたものを
抱えていると思うのです。そして

「東京に住んでるのにそんなモヤモヤした気持ちでいるなんて!
 ○○しなさい!!/××しなさい!!」

と双方から責められるような気がして黙っているという人って
自分を含めてすごく多いと思うのです。

そんな自分の気持ちを認めて寄り添って下さるようで
不覚にも泣きそうになってしまいました。
藤さんとは何度かお話をさせて頂いているので
「「東京のモヤモヤ会議」では泣いちゃう人多い気がします!タオル必要です!」
と力説してきました。
(また藤さんのお話の仕方がねえとても優しくて泣けてしまうのですよ、はい。)
そうなんです。3月11日にワークショップがあるのです。

藤浩志ワークショップ「モヤモヤ会議」
日程: 2012年03月11日(日)
時間: 15:30-17:00
料金: 無料

私は行けないのですが
お時間のある方如何でしょうか。


その他にも沢山の展示があり
それぞれについて深く深く考えさせられます。
公式ホームページはこちらです。



3月11日になりました。
あの日から1年が経ちました。
東京で暮らす自分はどのような気持ちでこの日を迎えるべきか
そしてこれからどうしていくべきなのか
考え込むことが多い方も多いのではないでしょうか。

家族であの日にどう向き合ったらいいか分からないと
お悩みの東京にお住まいの方は
ぜひ足を運んで頂きたいと思います。


被災してしまった地域が
どうのように1歩1歩進んでいるのか
そして
共に歩む手段が建築やアートや写真等
本当に色々な方法があることが体全体で理解出来ると思います。

そして
自分も何かできるのではと
今迄より少し上を向いて歩けるのではと思います。


恐怖感を与える映像ばかりではありません。
あくまでもこれからの活動がメインになっています。
みんな何かしてる。自分も何かしよう!していこう!と
前向きな気持ちになれると思います。
私も時間をみつけて再訪したいと思います。


今回は入場無料なので出入りも可能です。
元学校なので非常に開放感が溢れている場所です。
とても入りやすいと思います。
公園もカフェもありますので興味のある作品だけ観て
その後家族で遊んじゃうのもありだと思います。

情報の洪水に飲み込まれるより
自分達のペースで自分達のリズムで
1年前の震災について考えてみたほうが
行動を起こすタイミングがつかめるのではと私は思います。
だって、それが自分のリズムですから。



03月25日(日)まで。
入場無料です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-11

3月11日



True Colors 

by Cyndi Lauper

You with the sad eyes
Don't be discouraged
Oh I realize
it's hard to take courage
in a world full of people
You can lose sight of it all
And the darkness inside you
can make you feel so small
But I see your true colors
shining through
I see your true colors
And that's why I love you
So don't be afraid to let them show
your true colors
True colors are beautiful
like a rainbow
Show me a smile then
Don't be unhappy,
(I)can't remember
When I last saw you laughing
If this world makes crazy
And you've taken all you can bear
You call me up
because you know I'll be there
And I'll see your true colors
shining through
I see your true colors
And that's why I love you
So don't be afraid to let them show
your true colors
True colors are beautiful
like a rainbow
(I) can't remember
when I last saw you laughing)
If this world makes you crazy
and you've taken all you can bear
you call me up
because you know I'll be there
and I see your true colors
shining through
I see your true colors
and that's why I love you
so don't be afraid to let them show
your true colors
true colors
true colors are shining through
I see your true colors
and that's why I love you
so don't be afraid to let them show
your true colors
true colors are beautiful
like a rainbow


----------------
哀しそうな目をしたあなた
がっくり落ち込んでしまわないでね
私だってよくわかるわ
いろんな人がひしめき合うこの世の中で
勇気を出すことがどれほど大変なことで
うかうかしているとすぐに取り残されてしまうことぐ
らい そして心の中の闇が広がり
あなたはたまらなくみじめな気分になってしまうのよ

だけど私には見える
あなたの本当の色が中から輝いている
私には見える本当の色が
だからこそあなたを愛しているのよ
自分本来の姿を外に出すことを
こわがっていてはだめ
本当のあなたってとても綺麗なのよ
まるで虹のように

だから笑顔を見せて
不幸せのままでいることなんかないわ
あなたが笑うのを最後に見たのは
いったいいつのことだったかしら
この世の中があなたをおかしくさせ
何もかもすべて抱え込んでしまっているというのなら
私に電話してちょうだい
すぐにでも駆けつけてあげるから

だけど私には見える
あなたの本当の色が中から輝いている
私には見える本当の色が
だからこそあなたを愛しているのよ
自分本来の姿を外に出すことを
こわがっていてはだめ
本当のあなたってとても素敵なのよ
まるで虹のように

(あなたが笑うのを最後に見たのは
 いったいいつのことだったかしら)
この世の中があなたをおかしくさせ
何もかもすべて抱え込んでしまっているというのなら
私に電話してちょうだい
すぐにでも駆けつけてあげるから
そして私には見える
あなたの本当の色が中から輝いている
私には見える本当の色が
だからこそあなたを愛しているのよ
自分本来の姿を外に出すことを
こわがっていてはだめ
本当の色
本当の色は中から輝いている
私には見える本当の色が
だからこそあなたを愛しているのよ
自分本来の姿を外に出すことを
こわがっていてはだめ
本当のあなたってとても綺麗なのよ
まるで虹のように

----------------
3月11日になりました。
この曲を再度聞き返したいと思います。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-07

DIESEL ART GALLERY「CHENMAN(チェン・マン)「Glamorous Futurist」」を観てきました。

IMG_4508.jpg
DIESEL ART GALLERYにて

「CHENMAN(チェン・マン)「Glamorous Futurist」」

を観てきました。


アートを見たい時は事前に調べてメインの展覧会を決定します。
そしてその後にそのまわりにある展覧会を調べておおまかなルートを決めます。
実際に出向くと気が変わることもあります。
その時はiPhoneで検討しなおします。
そんな時に本当に便利なのがiPhoneアプリ「Tokyo Art Beat」。
このアプリのおかげで出会ったアートスペースは
本当に沢山あります!


今回の「DIESEL ART GALLERY」も「Tokyo Art Beat」のおかげで出会いました。


ものすごく目につく店頭のポスター。
こりゃ目立ちますね。


そして会場に入ると
無駄な力をあざ笑うかのように
ポップで可愛らしい美しい女性達が沢山私を待ち構えていました。


彼女達は
伝統や体制の存在をちゃんと意識しながら
体制の古く冷たい視線をあざ笑いながらすり抜ける力を持っています。
スタイルもとってもいいんだけど
でも痩せすぎてもいなくて
とても肉感がある女性達。


作家さんについては
恥ずかしながら全く知らなくて
お顔を拝見して正直びっくり。こんなに可愛いんだ!
スタッフさんにお話を伺うと
伝統をとても大事にしていて
伝統的な小物を効果的に使っているそうです。


見ていて元気になる女子達に
沢山元気をもらいました。


あまり知られていないギャラリーかもしれませんが
見応え十分でした。お店もすごく素敵だったので
また伺いたいと思います。



5月11日(金)まで。
不定休だそうです。
詳細は公式ホームページをご覧下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-05

西武渋谷店B館8階美術画廊&オルタナティブスペース&ギフトギャラリー「トウホクノチカラ」を観てきました。

IMG_4501.jpg
西武渋谷店B館8階美術画廊&オルタナティブスペース&ギフトギャラリーにて

「トウホクノチカラ」

を観てきました。


もうすぐ3月11日から1年が経とうとしています。

1年経ったから出来る事。
1年経ったからってやっていいとは限らない事。
1年経ったかのに全然出来ていない事。

それぞれの事実に対してそれぞれの想いがうごめく3月。
少し怖いような気持ちも混じりながら会場に向かいました。



★作品の撮影、掲載の許可は主催者から頂いております。


作品1つ1つから感じる透明感と
丁寧な所作を直接感じさせてくれる静かなパワーが
私の不安な心を包み込んでくれます。


私にとって心ワクワクさせてくれる作品って
最終的な結論を鑑賞者側に差し出してくれるような気がしています。
そして若さを感じさせてくれる作家さんだち結論を我慢するじたばた加減も
見てて楽しいのですが
このトウホクノチカラ展はその我慢の仕草が
うちに秘めてる感じがしてすごく底力を感じます。

今回はその内に秘めてる(でもバレバレな)ふんばり感が
とても心地よかったので
若い方の作品を中心に感想を書いてみたいと思います。



IMG_4505.jpg
まず入口にthreeの作品が。再会を心の中で喜びます。
彼らは福島出身なんですよね。
連続性から産みださるしょうゆさしは作るラインは何度みても美しいです。


IMG_4502.jpg
出展作家のお一人である大平由香理さんにお話を伺うことが出来ました。
作品は実際に自然をスケッチされることも多いそうです。
大平さんの作品の中の「赤」を見た時
子供の頃みた福島の山の風景を思い出しました。
私の父の実家は東北です、墓も東北にあります。
小さい頃墓参りで見た鮮やかな「赤」を思い出しました。
とても胸が締め付けられました。

私が知ってるあのときの山は今はもう存在しないんだなあと。


IMG_4507.jpg
版画を集めたコーナーでは特に西村沙由里さんに驚かされました。
素晴らしいテクニック、構図の美しさ、作品それぞれが持つパワーを
存分に感じさせて頂きました。
そして何より驚かされたのが「価格」。
お買い得感満載ではないですか!!!!
額装してない状態での販売ですからとスタッフさんは
お話されていましたが。。。

構図の美しさといいデザインの斬新さといい
作品そのものから放たれるパワーといい
そして「買ってみようかな」と思わせてくれるような価格といい
思わず購入を検討したくなってしまいました。



IMG_4503.jpg
稲恒佳奈さんの作品もとても丁寧な所作に心洗われました。
1つ1つの所作の美しさは
こういう美しさは何に怯えてるのか何を恐れているのか
分からなくなってしまった私達のもやもやした心を
やさしく落ち着かせてくれる様な気がします。


沢山のやさしい気持ちを貰って
お礼を言って帰ろうとしたら
「ギフトギャラリーもぜひ!」とスタッフさん教えて頂きました。
普段はあまりこちらは拝見しない私。
どんな感じなのかな?と見た時
とても美しいお皿の数々が目に飛び込んできました。

IMG_4506.jpg
大谷祐里枝さんの作品。
アンティークレースのようにしっかりとしたレースの模様は
見れば見る程引き込まれます。
透かしのように薄い面に施された美しい色は
ずっと見ていても飽きません。。。

今日は登園中の訪問なので時間が足りなくなってしまいました。
時間を作ってぜひ再訪したいと思います。



3月11日色々な報道が日本を駆け巡ると思います。
我が家はきっとテレビはつけないと思います。

この混沌としてる現在、追悼の気持ちはあるのだけど
でもその日どうすべきなんだろうかと迷っている方多いと思います。
迷う気持ちのままこの展覧会に来て頂くと
心のもやもやが落ち着いて自分がどうしたいか気がつけるような気がします。
お薦めします。ぜひ足をお運びください。


3月11日(日)まで。
無休です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2012-03-02

GALLERY MoMo Roppongi 「「分岐展 vol.2 平俊介|中井章人|吉田晋之介」」を観てきました。

IMG_4320.jpg
GALLERY MoMo Roppongiにて


「「分岐展 vol.2 平俊介|中井章人|吉田晋之介」」

を観てきました。


今回個人的に注目している平俊介さんが出展されていたので
楽しみに出かけました。
息子も平さんの作品はちゃんと覚えていて
「観た事ある!」とすぐ気がついていました。
そうねスパイラルで拝見しましたわよね。


IMG_4321.jpg

IMG_4322.jpg

精密に描かれた建物は一瞬実在するのかと思ってしまう程。
でも構図や配置を考えると実在なんて出来る訳がないわね、
でも現実のほうが「実在出来ないことが沢山起きてるよね」なんて
色々な気持ちがうごめくとても力のある作品です。

拝見する度に深く深く引き込まれます。

息子は卒業制作である大作を観ながら
「なんか本当にありそう!オバケが住んでそう!」と
とても楽しそうでした。

そして帰宅時には回転するマンションの絵を思い出しながら
「ここに住むには日々何を気をつけなければいけないか」
を熱く語ってくれました。


うーん。。ここに住むのは止めておこうか。


中井章人さん
吉田晋之介さん

の作品もとても底力というか
作品の中から奏でられる物語を感じることが出来ます。
ぜひ足をお運びください。



3月17日(土)まで。
日・月曜・祝日・2/28(火)休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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