2012-02-06
Gallery Art Composition「カジュアルコミット 舩木大輔」 展を観てきました。

Gallery Art Compositionにて
「カジュアルコミット 舩木大輔」 展
を観てきました。
今回訪問させて頂こうと思ったのはこのブログ記事の出来事からでした。
Gallery Art Compositionブログ
「舩木大輔展について」
以下引用します。
-----------------
舩木大輔「残した種は咲かせましょう」
作品展示に関してご意見いただきましたため展示中止とさせていただいております。
本日、明日とカーテンを引いておりますが開廊しております。
明後日作家来廊時に展示替えをさせて頂き、再度公開させて頂きますので是非ご高覧下さい。
-----------------
この件がとても気になったので
子供を連れて伺ってみることにしました。
サブカル的なアートは正直殆ど見たことがない私。
そして場所も私があまり行った事が無い場所。
さてどんな展開になるかと想い出かけました。

舩木大輔さんの作品は渋谷西武でのイベントにも出展されていたそうで
もしかしたらどこかでお会いしていたかもしれません。
テーマは刺激的であり表現も過激ではあるのですが
どこかユーモラスな表情が鑑賞者の緊張をほぐしてくれます。
親しみの要素を感じてもらうことにより
現代において目を背けたい場所から目をそらさないで
考えてそしてみんなで考えていきたい。
というメッセージが込められているそうです。

今回どうしても実際に拝見したかった作品も
じっくり拝見。
自殺という行為を他人事か自分事で捉えるかによって
印象がかなり変わる作品。
産まれる花を希望として捉えるかどうかは
鑑賞者の心の強さを試しているかのようでした。
私個人とては昔MOMAのショップで見つけたドガの「踊り子」の
ピアスを思い出していました。
http://artecrew.jp/CL02/reslut.php?page=7
シルエット似ていますよね。

息子はこちらの作品は模写で鑑賞しました。
なかなかの力作が出来ました。

今回作家さん、ギャラリースタッフさんとお話をさせて頂いて
感じたことを整理してみます。
表現というのは出尽くしたけど無限であるという昨今。
情報はより過激になっていきます。
それは情報そのものが過激ということと
情報に対する態度が過激であるという2つの側面があげられます。
表現は発表する側、表現を鑑賞する側も
今まで通りではいられないことを
それぞれ認識する必要があるんだなと思いました。
これだけ過度に情報が飛び交い情報に触れる機会が多くなった昨今。
今の子供世代が自由にガジェットをもつであろう10年後には
どうなっているのか想像が出来ません。
SNSもより親密に綿密になっていくはずだし
自分が見たくない情報に出くわすような状況は
今迄以上に増えるのだと思います。
では親として自分はどうしたらいいのか。
自分が子供を取り巻く状況を管理するのは限界があります。
過激な情報を遮断して守ることも大事なんだけど
過激な情報を見た時の対処の仕方を教えること。
まずここかなと私個人は感じました。
2.18(土)まで。
日曜日、祝日休廊です。
スポンサーサイト
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術