2011-12-30

2011年を振り返って選ぶ展覧会ベスト10

さて2011年も終わりに近づいてきました。
今年も印象に残った展覧会をまとめてみたいと思います。



今年は3月11日東日本大震災という想像もできなかった大きな地震がありました。
そこで自分も含めて多くの人が生活に対して、アートに対して感じ方が
大きく変化したと思います。
私もものすごく気持ちが変化しました。変わった心はもう元には戻らないと思います。
そして私たちの生活に少しずつ変化の波が来ています。
その波に少しでも楽しんで乗る為に今準備を整えている最中です。

息子はアートについてもっと能動的になりました。
自分で書いてみたり自分で質問をしたり。
絵もなんか絵らしくなってきました。
既存の絵画教育に埋もれて「元気なザリガニ」とか書かないように
常に刺激的な出会いの場を作っていきたいです。
サッカーがどんどん忙しくなってきてるのでなかなか難しいのですが。。頑張ります。



さて今年も振り返りをしてみます。
去年よりまず「記録した展覧会」の数が減りました。
すみません去年より体力が持たず文章で記録する数が減ってしまいました。。
定期的に「訪問の記録」も残していこうかなと思う今日この頃です。
では順不同で。拙ブログの訪問記事をタイトルにリンクしています。


ミヅマ・アクション「木村了子展「楽園」」
今のアイドルって並んでなんぼなんだなあと改めて気づかせてくれた
貴重な展覧会でした。美しいものは並べてみたいですよね。
木村さんご自身もとても魅力的な方。ぜひ今後の展覧会も拝見したいです。


資生堂ギャラリー「第5回「shiseido art egg」展 今村遼佑展」
失うという行為を何度も考えさせられた2011年。
もう会えない人の存在を思い出させてくれた空間に涙が出ました。


東京国立博物館平成館「特別展 写楽」
歌舞伎好き、浮世絵好きな息子が一番楽しみにしていた展覧会。
とても見応えがありました。
それにしてもなぜ特別展は第一会場ばかり混むのでしょうか。


21_21 DESINGSHIGHT「特別企画「東北の底力、心と光。 「衣」、三宅一生。」」。
twitterで「オススメ」と聞き慌てて行った会期がとても短かった展覧会。
今でも強く印象に残っています。
生活の中で洗練された美しいデザインは息をするのを忘れてしまうほど見入ってしまいます。


ギャラリー椿「コイズミ アヤ 組み立て/Overflow(コップの水があふれる様について)」
今年初めて出会った作家さん。とても印象深い空間でした。
空間の間にある世界観に何度も泣きそうになりました。


無人島プロダクション「加藤翼展「深川、フューチャー、深川、フューチャー、ヒューマニティ」展覧会関連企画 引き興しイベント「F.F.H.」」
ランキングには珍しい「パフォーマンス」の展覧会。
ここまで感激するとは予想外でした。
素晴らしい体験でした。またぜひ参加したいです。


SCAI THE BATHHOUSE「石川直樹「8848」
自然の力をまざまざと見せつけられた2011年。
世界最高峰の場所の美しさと石川さんの本の面白さ。
素敵なコラボレーションを体験させて頂きました。


岡本太郎記念館「岡本太郎生誕100年第三弾企画展「ヤノベケンジ:太陽の子・太郎の子」展」
「呆れるほどポジティブに」というヤノベさんのコメントに泣きそうになりました。
悲しんでばかりいないで自分のことにもっと責任を持とうと前向きな気持ちにさせてくれました。


東京国立近代美術館「イケムラレイコ うつりゆくもの」
忘却や損失を連想させるテーマをとても美しいタッチで表現されていました。
色の美しさもとても印象に残りました。


TOTOギャラリー・間「311 失われた 街」
この展覧会は世界に巡回してほしいです。
あの日あの場所で何が起こったかをとても冷静になおかつ創造的に伝えてくれています。


新宿シネシティ広場・大久保公園「歌舞伎町アートサイト」
クワクボさん、ギル久野さんの作品とても刺激的でした。
そして説明して下さるスタッフさんのクオリティの高さ&作品の理解度の深さ
に大感激。
空間も作り込まれていて「世界にアナウンス出来る日本発のアートイベント」になっていました。


以上です。
今年も大変お世話になりました。

サッカーが本格化してきたので親子鑑賞の時間がかなり減ってしまいましたが
まだ一緒に行ってくれるので感謝してます。
現段階は正直「母親と行くのが楽しい」より
「行った先でギャラリストさんや作家さんと話すのが楽しい」みたいです。
これも行く先々の皆様が私たち親子、特に息子を子供ではなくちゃんと一鑑賞者として
対応して下さっているからだと思います。本当に本当にありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。



年末時よく「今年もあっという間でした」と言いますが
2011年は正直長かったです。
2012年は激動の予感でして自分達がどのような展開になるのか
全く想像できませんがせっかくなので楽しんでいきたいと思います。
2012年もどうぞよろしくお願い致します。
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genre : 学問・文化・芸術

2011-12-27

ギャルリー東京ユマニテ「吉原洋一展「詩人・声・肖像」」を観てきました。

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ギャルリー東京ユマニテにて

「吉原洋一展「詩人・声・肖像」」

を観てきました。



会場である「ギャルリー東京ユマニテ」では
2006年10月から詩人が自作を朗読するプロジェクト「La Voix des Poètes (詩人の聲)」
の企画を開催しているそうです。
他画廊での公演も増え今年700回を迎える非常に長く継続している企画です。
夜間の開催なので私は参加はまだしたことがないのですが。。。

そもそも私「詩人」という職業の人にお会いしたことがありません。
「詩人」。詩人というのはどうやったらなれるのでしょうか。
本を出版したらになるのかな。本の出版の前の日である「詩人になる前の日」
とかってどう思うのかななんて想像したりして。
ただ時々私も「ブロガー」と呼ばれます。
「明日からブロガーになる!」なんて決めたことないのに。
そう、肩書きというものは「自分以外の人がつけるもの」なんですよね。

作家の吉原さんにお話を伺うと
「詩人っていっても別に普通ですよ。話していて「おお!」って思うことが人より多いくらいで」
と印象的な答えが返ってきました。




このプロジェクトの特徴は

「詩人が画廊という空間において自身の肉声にのせ自作を1時間朗読すること」

なんだそうです。
お客さんの数は関係なく実施されるとのこと。

自分の詩を朗読する。
とても内面的な部分をさらけ出す行為なのではと
詩を書けない私はついつい身構えてしまいます。
でもね書くことをしない人からみたら
「自分が観てきた美術の感想をブログに書く」という行為だって
十分に自分の内面をさらけ出す行為なのかもしれませんよね。
今回の展示は昨年6月以降に
この画廊を会場に行われた17人の詩人たちの朗読会において
1時間10枚に限定し撮影された作品です。




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デジタルではないので
とても空気感を感じます。
私の中の「詩人」の世界が控えめに暴走するのが
ちょとおかしかったりします。
10枚という制限があるので
計画性を意識しながらの撮影になるとのこと。
そのその意識を打ち破る瞬間(夢中でシャッターを押してしまう瞬間)は
きっとすごいエネルギーなのだろうなと想像します。

特に印象的だったのは
東日本大震災から1週間後に行われた展覧会。
緊張した空気を強く感じ当時のことを思い出しました。
それは私が当日地震発生前にこの画廊にいたからかもしれませんが。



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息子は自分でプリントを行うので
「大きいと暗室で大変だよね」とちょと違った感想を話していました。
彼ぐらいの年齢だと「詩」は「言葉」なのか「音」なのか。
何か詩を聞かせてみたくなりました。


<関連企画があります。ぜひ>

会期中、詩人による朗読会を開催されます。
是非ご参加ください。
ご予約はギャルリー東京ユマニテまで、電話かメールでお申し込み下さい。
電話:03-3562-1305

La Voix des Poètes (詩人の聲)

12/27(火) 野谷文昭
12/28(水) 高橋睦郎
*各回 18:30開場(受付)、19:00開演
入場料: ¥2,700(予約) ¥3,000(当日) 学生¥1,500


*作品の撮影、掲載の許可は主催者の許可を頂いております。

12月28日(水)まで。

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2011-12-26

art space kimura ASK? (2F) / ASK? P (B1F) 「しりあがり寿 「ボラとみず」展」を観てきました。

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art space kimura ASK? (2F) / ASK? P (B1F)にて

「しりあがり寿 「ボラとみず」展」

を観てきました。


息子はしりあがり寿先生の大ファンです。
いくつもの展示を拝見させて頂いています。
TOKYO OUT OF PLACE「第3回恵比寿映像祭 しりあがり寿ワークショップ&トーク」
東京都写真美術館「恵比寿映像祭「デイドリーム ビリーバー!!」ー映像の力」を観てきました。

特に「白昼夢夫人」が大好きで今でも写真美術館に行った時階段を降りながら

「はくーはくーちゅうーちゅうーむーむーむー」

と唄っています。


しりあがり寿先生の作品は現代の仙がい先生ではないかと個人的に感じています。
無駄を極限迄省いた線から産み出された絶妙な表情は
何度も反芻出来る深い深い面白さを持ち合わせています。


私の中で最近のしりあがり寿先生の作品で特に印象深いのは
あの日からのマンガ」でした。
こちらは私達が東京で感じていた気持ちを
とても優しく表現して下さっていて
今読んでも涙が出てきてしまう時があります。
息子にも将来読んでほしかったので購入済みです。


ASK?の展示に初日に行ける幸せを噛み締めながら
冬休みに入った息子と一緒に出かけました。

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今回まず目似飛び込んでくるのは「復興ぞうきん」。
こちらは1枚1枚手作りだそうです。
東京ミッドタウン・デザインハブにて開催された
第31回企画展「JAGDA東北復興支援チャリティやさしいハンカチ展」
を連想させます。


そしてこちらのほうがより力強い。
生活に直結したぞうきんに施された美しい刺し子は
目黒区美術館で拝見した「包む―日本の伝統パッケージ展」の感動を蘇らせます。
目黒区美術館「包む―日本の伝統パッケージ展」を観てきました。
力強く、そして確実に生活するためのデザインの美しさは「強い」です。


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もちろんしりあがりさんの作品もぐっときます。
たくさんあると嬉しくなります。


そして地下の展示へ。
こちらは「みず」です。

非常に印象的な空間です。
被災地へ行ってそこで沢山のことを体験して
その思いを他の人に伝えるための表現。
しりあがり寿さんが築いた世界観はとても力強くそして静かに
鑑賞者に語りかけてきます。
「みず」の音を聞きながら今家族でここにいることに
深く深く感謝しました。
2011年はたくさんの大切な人が別の場所に移動してしまう年でした。
大事な人の手を話さない様に息子の手をぎゅっと握りしめました。


2011年3月以降の自分の気持ちを
振り返ってみたくなる空空間です。
とてもオススメします。
ぜひ観て頂きたいです。


*作品の撮影、掲載の許可は主催者の許可を頂いております。


2012年1月27日(金)まで。
日祝休廊です。
冬季休廊は2011年12月29日(木)~2012年1月9日(月) になります。

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2011-12-25

メゾンエルメス8階フォーラム「ライアン・ガンダー 「墜ちるイカロス―失われた展覧会」」を観てきました。

メゾンエルメス8階フォーラムにて

「ライアン・ガンダー 「墜ちるイカロス―失われた展覧会」」

を観てきました。


メゾンエルメス8階フォーラムは今年開廊10周年なんだそうです。
とてもクオリティの高い場所のはずなのに
スタッフさん達がとてもフレンドリーなところが好きです。
今回はとても久しぶりな展覧会。
イギリス人アーティスト、ライアン・ガンダーによる個展です。
横浜トリエンナーレでもとても印象深い作品を残していましたね。



ブランドショップのビルの8階、しかもガラスブロックの壁という
最高の異空間での展示です。
さてどんな世界が広がっているのかと
ドキドキしながら8階に上がりました。


今回の作品は1つ1つはとても自然に日常にあるものが多いです。
そしてその日常を少しだけゆがめた世界観を作り出していて
そのゆがみをどう感じるかすごく試されている感じがします。


自由に動き回る作品(その正体は是非会場で確かめて下さい)は
特にその印象が強いです。
その作品は日常に普通に存在しているのだけどちょっとだけゆがみがあって
でもその展示空間ではそのゆがみを鑑賞者がどのように捉えるか
常に試されている様な状態でした。
なので一番の鑑賞ポイントは「他の鑑賞者さんが入ってその作品をどう観察するか」
かもしれません。



そもそも世界がゆがみはじめたのだから
いや、沢山の出来事があって
世界のゆがみを気づかされたのだから
そろそろ私たちもどう向き合うか
本腰を入れて考えなくてはいけないのかもしれません。



非常に細かかったり小さい作品も多かったのですが
触ることなく1つ1つ鑑賞出来た息子。
我が子ですが思う存分褒めてあげたいです。
そして右往左往する私たち親子を温かく見守って下さった
スタッフの皆様。いつもありがとうございます。



2012年01月29日まで。
会期中無休(但し1月1日、1月2日を除く)です。
詳細はギャラリーに直接お問い合わせ下さい。

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2011-12-19

西武渋谷店B館8階オルタナティブスペース「Hogalee / Tokyo Winter Girl」を観てきました。

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西武渋谷店B館8階オルタナティブスペースにて

「Hogalee / Tokyo Winter Girl」

を観てきました。



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ああ、可愛いなあ。
息子も「かわいいねー」とニコニコ。(男子ですのう)


以前Tokyo out place公開制作を拝見しました。

TOKIO OUT of PLACE「絶対領域 -Absolute Terror Field-」を観てきました。

こちらの公開制作にて作品の筆の進め方を拝見させて頂き
厚みを感じる線が出来る様をじっくりと見させて頂きました。その時感じたのは
「肉厚な女の子可愛い!」ってことだったんですよね。
最近外国の方との交流が多いのでより感じるのですが
日本人の「女の子」って痩せ過ぎですよね。
もっと肉厚なほうが絶対に「♀」として魅力に溢れていると
とお母さんは思うのです。絶対ちょっとばかし「肉厚」なほうが
殿方も魅力を感じると思いますよー。

と常々思っていたのですが
Hogaleeさんの描く女の子をみていると
「でしょーーー!!ほらほらこのほうが可愛いじゃん!!!」
って言いたくなってしまいます。

現在のアイドルにありがちな「大量に並べる」ということをしなくても
十分魅力的な彼女たちを見ていると
「ひとりでも十分魅力的な肉厚なアイドル」が出てきてくれたら
日本のエンターテイメント界復活!って感じになるのかなって
思ったりしました。

個展のタイトルは 「Tokyo Winter Girl」.
「Girls」ではなく「Girl」ですもんね。
魅力溢れる女の子たちではなく「女の子」!
素敵です。


いろいろなことがありすぎた2011年。
「あ」「うん」の呼吸で色々なことを乗り切っていきたいですね。
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2012年1月9日まで。
営業時間は西武渋谷店に準じます。

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2011-12-17

小山登美夫ギャラリー東京「オノ・ヨーコ 展 「灯 あかり」」を観てきました。

小山登美夫ギャラリー東にて

「オノ・ヨーコ 展 「灯 あかり」」

を観てきました。


twitterで「非常に混むので入場制限」というのを見かけて
これは平日に行くべきと思い
ちょうど幼稚園が休みだった息子を連れて出かけることにしました。

息子には「横トリで迷路があったでしょ?あれだよ」と話すと
あーんあれねーとのこと。


私がオノヨーコさんの作品を一番沢山見たのは
今は亡き「ジョン・レノンミュージアム」でした。
彼女のパフォーマンスは当時の私には少々理解が難しかった。
草間さんのように作品そのものに書く技術を要しているという点が
明確だとまだ理解出来そうな感覚もあるのですが。。
というわけでオノ・ヨーコさんというのは
私にとってはとても難しい存在でもあります。
さて、今回は。


こちらのギャラリーは何度も行ってるのですが
まず入ると雰囲気が激変していました。
まっくら。

そして「靴と荷物をこちらに置いて下さい」と言われます。
平日のお昼ということで
中には私たちだけ。靴を脱いで懐中電灯的なものを借りて静かに迷路は始まります。

いくつか道中色々なものが見えてきます。


血がついたようなパンプス。
独特な頭の形をした透明な人形。
くしゃくしゃにされた新聞のような紙。
そしてアブラムシのような虫の映像。


現在の右往左往している
自分の環境を思わず重ね合わせます。


行動力の欠如。
思考力の低下。
情報管理社会。
生命力の低下。


迷路の中を息子と一緒に進んでいると
まさにこれって今の人生そのものなのかとも。


目指す「灯」は予想とは違っていました。
これが現実なのかなとも思いました。

帰りの方が少し苦労しながら入口へ。
すると今度は「外側をどうぞ」と言って頂くので
先ほど道中で見えたものを近くで再度鑑賞。


今回は私たちは私たちだけだったのですが
これって他の人が迷路に迷っている様、鑑賞している様も
立派な作品なんだろうなと感じ直しました。
(ただ混雑だとねえ。。うーむ難しい)

ちなみに私は迷路の外側の奥が一番びっくりしました。
あって当然なのに予想してなかった(^^;)
そう、人生は油断していると衝撃が訪れる。



息子は透明な人形の影も作品だねーと話していました。
確かに独特な影でした。ぜひご確認ください。


以前よりかはオノ・ヨーコさんの作品を自然に体感出来るようになったかなと
思いました。これは私が色々な体験をしてきたからでしょうか。
もうすぐ色々なことがありすぎた2011年も終わりますね。

土日の鑑賞だと体感には時間がかかると思われます。
ぜひ脱ぎやすい靴で時間に余裕を持ってお出かけください。
暗い作品なので暗転が苦手なお子さんとは鑑賞は厳しいかもしれません。


1月28日(土)まで。
日、月、休日曜休廊です。
*冬期休廊 12月25日(日) – 2012年1月4日(水)



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2011-12-14

三菱一号美術館「トゥールーズ=ロートレック展」を観てきました。

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三菱一号美術館

「トゥールーズ=ロートレック展」

を観てきました。


息子はロートレックが大好きです。

サントリー美術館【開館記念特別展「ロートレック展 パリ、美しき時代を生きて」】を【再訪】してきました。
随分前から観ていたのを改めて確認すると驚きますね。


なかなか行く機会がなかった三菱一号美術館。
思った以上に混雑していたので
息子といっしょに注意して出かけました。


ロートレックというと躍動感溢れるポスターが有名です。
ポスターということでサイズは町中でみかけるサイズ。
三菱一号館のまさに「部屋」という感じにすごくマッチしています。
浮世絵とかもそうですけど大きさが小さい作品はコンパクトな空間でみたほうが
落ち着いて鑑賞出来るような気がします。


躍動感溢れる構図や
目に優しいけど鮮やかな色合いは
当時さぞかし群衆の目を引いただろうなと
改めて思います。


特に息子が好きなのは「アリスティド・ブリュアン」のシリーズ。
これがなぜか大好きでした。どうしてか全く分からなかったのですが
後で資料を読むとロートレックは浮世絵の影響を深くうけていたとのこと。
おお、浮世絵といえばうちの息子が大好きな分野ではないですか!
東京国立博物館平成館「特別展 写楽」を観てきました

前回の展覧会時はまだ説明しても伝わってるのかどうか
正直微妙だったので今回は「アリスティド・ブリュアン」のポスターの前で

・当時のパリは日本ブームがあったこと
・ロートレックは浮世絵が好きだったこと
・なのでこのポスターは写楽のような大首絵を参考に書いているのではと言われていること

とかなり噛み砕いて説明してみました。
すると今回は「なぜ自分はロートレックが好きなのか」をかなり深く納得出来た様でした。
すごいね前はそういうことも分からないで好きだったんだよね。
もしかしたら幼児の「好き」というストレートな欲望は
詳細に調査をしたらすべてちゃんとロジックがあるのかもなと思いました。


もし近くまで行くことが出来たら
南仏アルビのトゥールーズ・ロートレック美術館にも
行ってみたくなりました。



ところでこの三菱一号美術館。
非常に鑑賞が大変な美術館でもあります。
私たちは当時スニーカーだったので
特にきにならなかったのですが
ヒールだと足音がかなり気になります。
ちなみに「足音を意識して歩きましょう」と書いてありました。
鑑賞者ありきではなく美術館側も対策してほしいと思います。
絨毯とか引くとか対応をすべきではと思ったのですがいかがでしょうか。

とてもよい作品が多かったので
ぜひ自然に思い入れて鑑賞出来るような環境を
構築して頂ければと思います。


12月25日まで。
月曜休館です。

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2011-12-13

Kosmoslane Studio & Gallery 「Nakajima Takashi Solo Show “Messy Grace”」を観てきました。

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Kosmoslane Studio & Galleryにて

「Nakajima Takashi Solo Show “Messy Grace”」

を観てきました。


中島崇さんには以前ワークショップで大変お世話になりました。

宮本三郎記念美術館「奥澤神社大祭記念 「そらをとぶ大蛇」」に参加してきました。


今回の個展も色々な場所でアップされている写真がすごく情熱的で
これはぜひ!と思い電車に乗って移動していきました。


さて遠くからみると
なんだか不思議な空間が。
以前伺ったことがあるギャラリーですが
明らかにその時とは違います。
近づいてみるとそこは銀世界でした。

素材が紙なので私は個人的には雲的なイメージを
抱いていました。
しかし実際に拝見するとそこは白銀の世界でした。
まさに「氷の世界」。
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思わず身震いしたくなります。
冷たい空気を体が勝手にイメージしていきます。


なので思わず演技をしたくなります。
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息子は中島さんに挨拶させて頂いた後に
作品の奥まで行かせて頂きました。
どうですかこの迫真の演技。


中島さんのお人柄と使う素材の親近感でしょうか。
作品から感じる親近感から
アトラクションのような楽しみを感じる空間になっていました。
ここでコマ撮りアニメとか撮ったら楽しいだろうな。。


そして。


この氷の世界は実はあと数日で終了なんだそうです。
この世界に色が入っていきます。

そうです、色です。展示の最終日はクリスマスです。
世界はどんな色に染まるのでしょう。気になります。



ちなみに鑑賞時の注意点を。
こちら近くで拝見するとすごく分かるのは
とても繊細な展示であるということです。
「包んであるだけ」
「つり下げてあるだけ」という場所がとても多くて
移動などもとても神経を使います。
元気なお子さんとかは鑑賞時には十分にご注意ください。


注:写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。


12月25日 (日)まで。
休館日は月曜日 ( 12日. 19日 )です。

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2011-12-13

DIGINNER GALLERY WORKSHOP「KOPI PANAS Xmas Market 2011」を観てきました。

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DIGINNER GALLERY WORKSHOPにて

「KOPI PANAS Xmas Market 2011」

を観てきました。


家の近所のギャラリーとして
時々お邪魔させて頂いているDIGINNER GALLERY WORKSHOPさん。
今日伺ったら
何とまあ素敵な空間になっていました。


本当に沢山のクリスマスオーナメント。
我が家も子供が4歳になってから大きなクリスマスツリーに買い替えたので
オーナメントとなるとついじっくり観てしまいます。


今回のディレクターさんは
KOPI PANASさん。あらどうもーとご挨拶をさせて頂き
早速沢山のオーナメントの中へ。


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あらまあなんて楽しいのでしょう!
でもね、主婦としてつい思ってしまうのは値段ですよ値段。
とてもいい味出してるオーナメント。
お高いのかなと思ってお値段を聞いてみると
十分手が届く値段なので正直驚きました。


そこで親子で深く熟考。
あーでもないこーでもないと熟考して
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ちょっとストレッチしたサンタさんを選びました。

買う時に「買いつけとか大変ではないですか」と思わず伺いました。すると
「これ全部オリジナルなんですよー(^^)」と衝撃のお答えが。

オリジナル!!!
こんなに沢山のオリジナルを作り出すことにまずびっくり!!!
バリの木彫り技術を用いて独自に作成されたものなのだそうです。


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これだけ沢山あるのですから
必ずお気に入りのオーナメントに出会えます。
お家のクリスマスがより一層楽しくなります。ぜひ。


12月15日から18日は
表参道COMMONでもマーケットを開くそうです。
この時期の表参道は輝いていますからね。
ぜひ足をお運びください。


注:写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。

12月25日(日)まで。
*19日はお休みだそうです。
*12月20日 - 25日はギャラリー2Fのみでの販売となります。
詳細はKOPI PANASのホームページでご確認ください。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-12-09

ギャルリー東京ユマニテ「加納光於「地平の蜜蜂」」を観てきました。

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ギャルリー東京ユマニテにて

「加納光於「地平の蜜蜂」」

を観てきました。


色の洪水を思い出しながらギャラリーに向かいます。
そして会場に入って驚くのは前回と明らかに違う空気感。

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ても土の匂いを感じます。
ナチュラル感が溢れる素材が多いです。

柿渋
フィリピン産の土壁を思わせる素材感のある紙
アカンサスの葉

生命観溢れる素材は
大地とのつながりを連想させます。
3月11日の東日本大震災を体験した我々は
大地との会話を欲しています。
いつ地震が来るの?と何度大地に聞いても
大地は答えてくれません。


大地との会話を試みてる自分を受け入れ
自分達がどのように生きているかどうかを考え
大地との穏やかな共存を模索する。
今の私たちにはこれしか出来ないのかもしれません。


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「大地との会話」という表現は
連続したモチーフの仲に
「手」と「葉」があったことから感じました。


作家自身の手を形どられたそのモチーフは
会話を模索から産まれたジェスチャーのようでもあり
モチーフが産み出すリズムは
私達の呼吸のようにも思えます。


神秘性と同時に土着的なものも感じられる
natural spirit溢れる空間になっていました。
元気を頂きました。




12月21日まで。
日曜、祝日休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-06

我が家の風邪撃退スープ

気がついたら12月です。
このまま忙しい年末年始を迎え
そしてそのままもっと忙しい2月を迎えます。

風邪なんてひいていられません。

ちなみにうちは
活動的な割には風邪をひかない家です。
特に息子は男の子育児にありがちな
「発熱でぐったり」が殆どありません。
早寝早起き徹底というのもあるのですが
秘密は冬によく飲むチキンスープにあるようです。
よく聞かれるので作り方を書いてみます。

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材料
・鶏肉600グラム程
・ねぎ2本
・根菜適当(写真では大根10センチ、人参1本、玉葱1個半)
・ブイヨン2個
・チューブのにんにく、しょうが
・ごま油
・塩こしょう

作り方はめっちゃ簡単!

1;鶏肉に塩こしょうで下味をつけてから圧力鍋で焼く
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2;横に葱を入れて焼く
3:残りの根菜、にんにく、しょうがを入れる
4:水を入れて(今回は1000cc)沸騰させてあくを取る
5:圧力鍋で15分
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6:塩こしょう、ごま油、で味を仕上げ


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ちなみにこのスープ。
カレー粉を入れたらカレースープに。
トマトピューレを入れたらトマトスープになります。
ごはんにかけておじやにして朝食にもオススメです。


数日に分けて食べるととろとろ度が増してきて
とても美味しくなります。
こちらに生姜、きざみねぎを飲む前に足して
風邪気味の寝る前に飲んで歯を磨いて寝ちゃえば
かなりの確立で体調回復です。


圧力鍋がない場合は
大きな鍋でことこと似ちゃって下さい。


ポイントは根菜を大目にしてることでしょうか。
非常に体があったまりますよー。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-05

INAXギャラリー2 「桝本佳子展 –パノラマのうつわ-」を観てきました。

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INAXギャラリー2にて

「桝本佳子展 –パノラマのうつわ-」

を観てきました。


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会場に入ると空気がとても凛としています。
冷たいです。


作品は「日本の陶芸」をテーマにしています。
誰もが知っているモチーフや、焼成方法、釉薬などの要素をベ ースになっています。
そこに独特の現代的発想を組み合わされ独特の世界観を作品に込めています。


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近くで見ると作品の中にも世界が存在するのが分かります。
作品の中の空気も冷たそうです。
古典的世界観の中に
込められた作家さん「今」な空気を
作品に顔を近づけて体感します。


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1つ1つの作品に小さな世界観が込められています。
その世界観は作品内で完結しているように見えます。
いくつか数作品を一緒に写真に納めたのですが
世界は1つに閉じているのがよく分かります。
ひんやりとした空気に
室内なのに外の冷たい風を思い出します。


ちいさな世界からダイレクトに感じる事が出来る外の大きな世界。
まさに「-パノラマのうつわ-」だなあと思いました。



12月26日まで。
休館日は日曜・祝日。【土曜、月曜開館しています】

theme : アート
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-04

TOTOギャラリー・間「311 失われた 街」展を観てきました。

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TOTOギャラリー・間にて

「311 失われた 街」展

を観てきました。


とても気になっていた展覧会です。
この展覧会では、地震と津波により失われた14地域の街並みを1/500のスケールで復元した
模型を展示しています。
また、被害の影響を正しく伝えるためにビジュアル化された4つのデータから構成される
「311 SCALE(サンイチイチスケール)」を展示しています。


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会場に入ってみると
とても静かな空間でありました。


強い無音を感じました。そう、夢の中のような。
3月は夢であってほしかったと思う自分がいます。

でも夢ではありませんでした。
今、かつての街はそこにはありません。
それぞれの模型の横には説明文と共に
かつての写真と地震後の写真が並べて展示されています。
「かつてそこにあった街」は写真を飛び出して
実際に自分の目の前にあるわけです。
そしてそこにある模型は真っ白でありまして
そこに現実感を得るには鑑賞者側の努力を要します。


夢を必死に思い出すかのような感覚で模型をじっとみつめます。


建築に携わる方ならきっと
「後世に残る建築物を建てたい」と考えるのだと思います。
しかし今回の地震や津波は
人間の作ったものはとてもこわれやすいものということを
見せつけられる結果となりました。





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非常に沢山の人が黙って模型をみていました。
こちらのギャラリーは展示が2階と3階で
外階段を使って移動をするのですが
その時港区の街並を一望することが出来るんですね。
移動中その街並を観ていると
そこには模型ではなくて実際に1つ1つの生活があって
それぞれの家族がそれぞれの人生を歩んでいたことが
じんわり伝わってきて本当に胸が苦しくなりました。


静かに、そして力強いメッセージを伝えてくれる展示でした。


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オススメします。
英語の解説もとても充実しているので
ぜひいろいろな国の方に観て頂きたいです。


★写真の撮影は許可を頂いております。


12月24日まで。
日曜日、月曜日休館です。
詳細はスケジュールのページをご覧下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-02

新宿シネシティ広場・大久保公園「歌舞伎町アートサイト」を観てきました。

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新宿シネシティ広場・大久保公園にて

「歌舞伎町アートサイト」

を観てきました。



人には「相性のいい街」「相性の悪い街」があります。
新宿は私にとって「相性の悪い街」であります。
なぜかどうもいつもうまくいかない。
なのでドキドキしていたのですが
以前から観ていてとてもドキドキする作品を発表されてる
クワクボリョウタさん、ギル久野さんが新作を発表しているので
勇気を出して歌舞伎町に母子で行ってきました。


しかし最近本当に忙しくて出向いたのがサッカースクールの後。
ギルさんから直々に「日没後にどうぞ」とメッセージも頂いたので
ちょうどよかったのですが
金曜夜の歌舞伎町のパワー全開の雰囲気に正直どきどきでありました。


この展覧会は歌舞伎町の中心地に設置された「アートコンテナ内」で
新宿をテーマとする体験および参加型のメディアアート作品を展示するというもの
なんだそうです。
テクノロジーとアートとかよく言われますけどそれを
「歌舞伎町」というとても生物臭いやりとりがかわされる街を舞台にすると
相手に対する「表現」がとても生々しくて
うごめくパワーがダイレクトに飛んできそうな感じを
ついつい期待してしまいます。


しかし。
コマ劇場があった時代から知ってることが邪魔をして
いまいち開催場所が分からず右往左往。
歌舞伎町の歓楽街を子供の手を引いて足早に歩きます。
まだ息子に出会うなんて想像もしていなかった頃から見覚えのある飲み屋に
懐かしさを感じる自分がなんだか不思議です。



まず大久保公園。暗がりにコンテナがものすごくマッチしています。
公園の隅で新人の漫才コンビが壁に向かってコントの練習とかしています。
なんかとっても生々しい。すごく。
弱肉強食的な生き物同士の戦いの気配を感じます。

この異次元感。めっちゃドキドキする!

アートフェアには「異空間感」「お祭り感」が必要といつも思っているのですけど
今回のこの「歌舞伎町アートサイト」にはそのお祭り感満載でした。
まるでアトラクションの中のセットみたいなドキドキ感が
ものすごく気持ちよく出ていて驚かされました。

異空間感、お祭り感が出ないから都心のアートフェア的イベントは盛り上がらない!

と思い込んでいたのですが
設定をきちんと把握すればお祭りに出来るのですね。
では気になっていたお二人の作品について。


大久保公園ではクワクボさんの新作を。
息子には「まっくらプラレールを作った人の新しい作品だよ」と言うと
「ワクワク!」と一緒にコンテナに入ってくれました。
クワクボさんご本人から事前に「チカチカに気をつけて」と伺っていたので
その点に気をつけながら鑑賞。

コンテナのなかで点滅の中ダンスをする女の子。
なんだか胸がきゅんとします。
この街いは閉じ込められた中で踊ってる子が多いよなあとか
想像が連鎖していきます。
(道中「棒のぼりしてるおねーさんだー」「よそ見しないで歩きなさい!」なんて会話を思い出したりして)



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ギル久野さんの作品は外との雰囲気にマッチしすぎて
なんかビデオクリップの中の1シーンの様でした。
最初ギルさんから「コンテナの外壁に作品を投影」と伺った際
「コンテナの中で投影してくれたら昼間も行けるのになー」と思ったりしたのですね。
でも今回改めて投影された作品を観て
「外で人の気配を感じながら作品のエネルギーとそのエネルギーに満ちた場を楽しむ」
ってなんて楽しいんだろうと思いました。
ギルさんの作品にはそういうインタラクティブな要素を強く感じます。

息子は「かっこいいね!これかっこいいね!でも蟻いないよ!」と
話していました。
これは影を投影したのではないのよ。映画みたいな感じよ。
と話すと「!!!!」と驚いていました。


他の作品も世界観というか社会観が明確て
鑑賞している側も気合いを入れて鑑賞しました。
とても見応えがありました。
寒さが思った以上に厳しかったので
ギルさんに直接ご挨拶したかったのですが
電話でのご挨拶をさせて頂き帰宅しました。
寒かったけど行ってよかったです。



そして感激したのが今回のイベントのスタッフさん達。
日も落ちて雰囲気満載の会場を
挙動不審気味に右往左往する私たち親子を暖かく見守り
作品を観ている時には分かりやすく説明して下さり感謝感謝です。
ものすごく勉強されてるのかしら。すごいです。
困った時には助け舟を出さって本当に助かりました。
ありがとうございました。


12月3日まで。
寒いですけど日没後お薦めします。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-12-01

東京国立博物館平成館「特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝展」」を観てきました。

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東京国立博物館平成館にて

「特別展「法然と親鸞 ゆかりの名宝展」」

を観てきました。


ずっとポスターが気になっていた展覧会。
2011年は本当に色々なことがありました。自分としては

「沢山の人の大事な人が数多く他の場所に行ってしまった年」

という印象が強い年でもありました。
だから「忘れない」という言葉がすごく印象に残りました。
心から信じる人が離れていても
その存在を信じて信仰を深める活動を続ける親鸞に
自分の姿を重ね合わす人も多かったのではないでしょうか。


会場に到着すると
思いのほか混み合っていたので今回もピンポイント作戦を実行。
まず流し見から。今回もなぜか第一会場が激混み。
なので第一会場はそこそこに第二会場から重点的に観ることにしました。


空いているポイントを重点的に見たせいか
今回は座像をじっくり鑑賞してみました。
座像というのをこんなにも明るい場所でじっくり観たのは久しぶり。
こうやってじっくりみると位の高いお坊さんも
思いのほか素朴なお顔をなさっているのだなと思いました。
忘れたくない人の存在を確かめたくてそこにいてほしくて
気配を出したくて人間味溢れる表情にしているものなのかな。
思った以上に人間味溢れる表情なんだなと改めて見つめてみました。


後半は信仰についての展示が多かったです。
写経も信仰の現れでもありますよね。
そして心を込めて移された経が長い時を超えて
今この目の前にあるということに信仰の力を感じます。
信じて精進することを信じる。今でもそれは大事なことなのかも。
聖徳太子関連の展示が多かったのは
「親鸞は聖徳太子を崇拝」していたからだそうです。


全体的にこぶりな展示が多かったです。
それは法然の提唱した「専修念仏」が由来とのこと。
「南無阿弥陀仏」と称えることで、貴賎や男女の区別なく西方極楽浄土へ往生することができる
という教えには大きな仏様はいらないよということでしょうか。
「信じる」という言葉を改めて考えてみたくなる展覧会でした。



ちなみに今回平成館で開催の特別展にありがちの
「昼すぎに一旦空く」というのが今回はありませんでした。
なので行くなら朝一か夜間開館を狙ったほうがよさそうです。


そしてこちらの展覧会。
公式ホームページでオンラインチケットが購入出来ます。
トーハクの混雑というのは最初の発券時から始まっています。
まずこちらでチケットを手に入れておくというのは
混雑回避出来るよいアイデアだと思います。



12月4日まで。
月曜休館です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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