2011-11-26
INAXガレリアセラミカ「斎藤啓司(Saito KEIJI)展― 陶 Junk &Accumulation ―」を観てきました。

INAXガレリアセラミカにて
「斎藤啓司(Saito KEIJI)展― 陶 Junk &Accumulation ―」
を観てきました。
このセラミカは入る時にいつも緊張します。
入口から状況が見えないということと
焼き物という繊細なものを創造し
その繊細さに自分が対応出来るかすごく不安になるからです。
今回も奥にどのような世界が広がっているのか
ドキドキしながら入口に向かいました、

波板トタン、錆びた鉄板、ペンキの剥げた木片が 150 枚、床いっぱいに整然と並べられています。
その形は壁のようにも感じられますし川の流れのようにも感じられます。
波に洗 われ、陽に晒され、風化したように古色のついた
これらの作品はすべてやきものでつくられているんだそうです。
壁や水の流れというある意味不変で
人の力ではどうにもならないようなものが
やきものという一瞬で破壊されてしまうようなもので出来ているわけです。
それは
今迄不変だと信じていたものも案外一瞬で壊れてしまう
という今年一番思い知らされたことを
思い出させれくれました。
みんな今年に起こったこと。
随分昔のことのような気がする。
12月1日まで。
日祝日が休館です。
【土曜日も月曜日も作品を観ることが可能です】
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術