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2011-11-06

東京オペラシティアートギャラリー「収蔵品展39 寺田コレクションの若手作家たち」を観てきました。

IMG_0911.jpg
東京オペラシティアートギャラリーにて

「収蔵品展39 寺田コレクションの若手作家たち」

を観てきました。


今回は京橋界隈でよく拝見する作家さんが多かったので
とても楽しみな気分で出かけました。


山本麻友香さんの作品はとても複雑な少年性が
混じっていて同じ母として深く共感出来る作品。
私はこういう「まなざし」はすごく好きなんだけど
息子は何か思うことがあるみたいで素通り気味でした。
母の視線を感じるのだろうなきっと。


今回も心をぐっと鷲掴みされたのがコイズミアヤさん。
箱をモチーフにする作家さんでありますが
箱の中の空間の「虚脱感」というか「空虚感」というのが
とても体の中に入ってきていつも目が離せなくなってしまうのです。
(経験ないけれど)取り壊し予定の実家を取り壊す前に入ったような気分。
何かがそこにあったんだけどでも今は確かに「そこに存在しない」。
その事実に自分がどう向き合うかとか色々な気持ちが渦巻きます。


そんな複雑な気持ちを元気づけてくれるのが時松はるなさんの作品。
大きな作品の前に立ってるとなんか胴上げされるような気分になってしまいます。
「元気をどうぞー!」の作品ももちろんいいのですが
私が彼女の作品でとにかく好きなのは
集団で「スタイルのよくない普通の女の子達」が右往左往してるシリーズ。
ここでの右往左往感が外面を整えながら内面が見え隠れているような感じがあって
「今の女の子」的世界に溢れていてすごく好きなのです。
ご本人も右往左往がお似合いなとても素敵な人。
ウルトラでの新作、とてもよかったっです!


親子でずっとファンである富田菜摘さんの作品もじっくり鑑賞。
相変わらずの可愛らしさにこちらの口元が緩みます。
ウルトラでとても魅力的だった新聞をつかった立体シリーズも目が離せないのですが
この廃材をつかった立体も本当に素敵。
ちなみに息子は「この子たちシンガポールでみたよ!」ってずっと話していたのですが
そうだったのかしら。
鉛筆キャップはシンガポールではないよって話をサバイバル英語で話した記憶があるのですが。。。


親子でつい見入ってしまったのが入江明日香さんの作品。
すごーーーく可愛いいたちがいたんです!
我が家は2匹のフェレットをずっと飼っているので
相当のいたち好きなのです。美しい



今回は
ギャルリー東京ユマニテさん
ギャラリー椿さん

という
いつも作品をよく拝見させて頂いているギャラリーさんで
個展を開催している作家さんの作品が多かったのです。
いつも以上にとても興味深く拝見させて頂きました。
そして

若さと探究心と造形欲求に溢れた空間は
とても魅力的な空間になっています。


その他上西エリカさんの作品もとても楽しかったです。
文字と和紙というとてもアイデンティティを感じさせる
今回の所蔵品展はとても見応えがあります。オススメです。


12月25日まで。
月曜休館です。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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