2011-07-31

アートフェア東京2011「一時画伯 ニコラ・ビュフWS」に参加してきました。

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アートフェア東京2011

「一時画伯 ニコラ・ビュフWS」

に参加してきました。


発起人の流麻二果さんの活動「一時画伯」にとても賛同している私。
そう、今の子供はもっともっと自由に創作出来る場があっていいと思うのです。
しかし環境を個人で整えるのは本当に大変。
そんな私にとって一番助けてもらえる大切な場所を提供してくれる団体が
「一時画伯」さんです。

「一時画伯」とは何か。発起人の流 麻ニ果さんの言葉を引用します。
----------------
「一時画伯」では、アーティストたちによる子供向けのワークショップを各所で柔軟に開催します。
必要とされるところから、わずかな一歩でも、長い道のりを一緒に歩んでいきます。
沢山の子供たちの参加を待っています。
この「一時画伯」に参加した子供たちが未来の光になりますように。
一日も早く、強く美しい光がさしますように。
----------------


今回はアートフェア東京2011にての開催。
アーティストはなんとまあすごいメンツ。
今回は息子はお友達と参加させて頂きました。
私たちが参加したのは日曜日午後のニコラ・ビュフさんのWS。
こちらのニコラさん実は私たち既に作品鑑賞させて頂いていました。

旧フランス大使館「NO MANS LAND 創造と破壊」に行ってきました。
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これ、段ボールだったのですね。。。
(それにしても息子ちっちゃい!)


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受付を済ませて早速開始。
今回は受付人数は15名ぐらい。横に沢山のボランティアさん。
最初に一時画伯の説明がきちんとあって
その後ニコラさんの紹介がありました。
ニコラさんはちゃんと日本語で自己紹介してくれて
自分の作品の説明や今回製作する段ボールで出来たランプについて説明。
子供達はちゃんと聞いてました。

今回は親が見学する場所があまりなかったので
基本的にボランティアさんにお任せして
親はその場を離れることも可能でした。

なので今回はあまり状況を見ていないのですが
息子とお友達の話を聞くと補助野タイミングがとてもよくて
製作に全く困ることはなかったとのこと。

帰ってくると素敵なランプが完成間近になっていました。
服の汚れ等も覚悟していたのですが
思った以上に汚れていなかったのは
きっとボランティアさんの配慮が行き届いていたからだと思います。
本当にありがとうございます。

最後に記念写真を取って
ニコラさんからの挨拶で終了。
作品を1つ1つ綺麗な袋に入れて頂き終了となりました。
そして見学している保護者の私たちも一時画伯のスタッフさんから終了の報告を頂き
参加した子供も参加させた保護者も大満足。


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このように「はじまり」と「おわり」を明確にして頂けると
子供はとても達成感を味わうことが出来ます。皆満足そうでした。
そしてその達成感とともに壁横の「一時画伯」の活動をみて
自分なりに考えている子もいました。きっといろいろ自分なりに考えてくれていると思います。


今回はアートフェア東京の会場での開催でしたが
参加した子供達が参加後とてもすっきりしていたのがとても印象に残りました。
子供が自由に表現出来る空間をつくることでこの会場に来たことが
とても楽しい思い出になったと思います。
非常に混雑するイベントだからこそこのような層に対応するWSが開催されたことに
深く深く感謝したいと思います。
いろいろ諸問題あるとは思いますが今後もぜひ開催して頂きたいと思います。



息子もお友達もぜひまた参加したいと話していました。
発起人の流麻二果さん、
講師のニコラ・ビュフさん、
本当にありがとうございました!



イベントは既に終了しています。
一時画伯の今後の予定等は公式ホームページをご参照ください。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-30

東京国際フォーラムにて 「アートフェア東京2011」が開幕しました。

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東京国際フォーラムにて

「アートフェア東京2011」が開幕しました。


先日の内覧会で私がとても楽しめたのは
上階のエントランスのProjectsの展示です。
こちらは若手のギャラリーさんを中心に展示が行われています。

今回はこちらのPROJECTSのゾーン、とて刺激的な仕上がりです。
こちらをご紹介してみたいと思います。

★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
 写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
 興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。


家族連れにも安心です。なぜかというと上階Lobbyなので
何かあったらすぐに脱出可能だからです。
トイレも近いですし近くで休憩を取ることも可能です。
そしてブースもそれほど大きくないので移動も楽です。
決して通路は広くないのでベビーカーの人はだっこひもにしましょう。
そして「アートフェア」というのはあくまでも作品を販売する場所です。
作品を鑑賞するという姿勢を親がちゃんと子供に伝えていきましょうね。


ではPROJECTSで気になったギャラリーさんを。

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ARATANIURANOさん
いつも優しくして下さるので息子が大好きなギャラリーの1つ。
こちらの泉啓司さんは以前個展でも鑑賞させて頂きました。
見ていて楽しくなる展示です。

ARTISTIC PRACTICESでの高嶺格さんの作品もとても興味深かった。
横浜美術館に行けなかったのが悔やまれます。

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OUT of PLACEさん。
今回とってもお世話になったギャラリーさん。
本当にありがとございます。
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今回息子が気に入ったのは男の子を描いたこちらの作品。
可愛かったです。
出展している森村さん、息子に作品説明ありがとうございました。

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MA2Galleryさん。
こちらも久しぶりの再会。覚えていて下さり本当にありがとございます。
ギャルリー東京ユマニテさんでも個展をされていた出和絵理さんの作品に再会。
とても美しかったです。(暑くなかったかしら。。)

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hpgrp GALLERY 東京さん。
こちらも親子でいつもお世話になっております。
今回は大矢加奈子さんの個展形式。以前はギャラリーで拝見した作品なので
自然光の下で拝見するととても綺麗でした。

アイショウミウラアーツさん。
なんと奥様が私たち親子と一緒に恵比寿の写真現像教室に参加していたそうで
お声をかけて頂きました。ありがとうございます!
こちらこのブースではフロア唯一の一点モノ勝負。
この潔さは、心地よさはとても気持ちがよかったです。
近々渋谷のヒカリエ近くに移転されるそうです。楽しみです。
村山悟郎さんにもお会いしたかったなー。

無人島プロダクションさん
一時画伯さん

こちらは前の記事をご覧下さい。

メインフロアには本当に沢山の画廊さんのブースがあります。
今回は中心に古美術が多いです。
四季彩舎さんの金丸さんの立体は本当に可愛かった。
SCAI THE BATHHOUSEさんの横尾忠則さんはあのブースで無限の空間を感じることが出来ました。


そういえばこんなダンサーさんたちも。
横浜トリエンナーレもうすぐですね!
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見応えありまくりの展示です。
とても盛り上がっているので
午前中中心の鑑賞を強くお薦めします。

午後になるとチケットの受付だけで長蛇の列になる可能性大です。。。


7月31日まで。
アートフェア東京入場に関するチケット等の情報はこちらをご覧下さい。
★岩手県/宮城県/福島県からのご来場が証明できる方(身分証明書や切符の半券等)は無料との記載がありました。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-30

21_21 DESINGSHIGHT「特別企画「東北の底力、心と光。 「衣」、三宅一生。」」を観てきました。

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21_21 DESINGSHIGHT

「特別企画「東北の底力、心と光。 「衣」、三宅一生。」」

を観てきました。


各方面で必見と言われたこの展覧会。
デザインサイトしばらく行ってないし、、と思ったのと
三宅さんの服は東北の繊維産業と深く結びついていると
21_21に通って知ったので
三宅さんの想いを形にした展示をぜひ観てみたいと
思ったからです。

あと目黒区美術館での「包む」展で
日本の普通の手仕事がいかに美しく合理的であり
その美しさの素晴らしさに感涙した体験をまたしたいと思いました。

目黒区美術館「包む―日本の伝統パッケージ展」を観てきました。

構成をざっと追ってみましょう。東北で作られた素材を使った
三宅一生デザインの作品のコーナーです。
作品を何度も見た事がある私にはおなじみの作品ばかり。
解説文、映像と一緒に実物と深く向き合うことが出来ます。

大きな部屋では東北の技術が昔→今へと展示されています。
これがまた美しい。。今着たいです。
そして現代技術では現在制作において使われている技術が展示されています。
プリーツの型紙美しすぎます。。
どうやってこれ作ったのかなあ。

そしてこの展示のすごいところは最後にNHK提供の
技術紹介映像があること。
こちらを最後見入ってしまうと
再び本物を確認するために展示室に戻らなくては!という
気持ちが沸き立ってきます。
息子は刺し子についてじっと見ていました。
プリーツの方は身の仕上げ方には思わず息をするのを忘れてしまい
思い出してからあわてて本物の展示に戻りました。
DESING SHIGHTぐらいの規模だからこそ出来るループの展示。
数回まわってしまいました。


明日までなのですがぜひ足を運んで頂きたいと思います。
日本の技術がどれほど凄いものであったのか
間近で確認出来るまたとないチャンスです。
この技術をそのまま衰退させていいはずがない。
この技術を活かし発展させていくにはどうしたらいいのかを
考えていかなくては!と前向きな気分になれる展示です。



7月31日まで。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-29

東京国際フォーラム「アートフェア東京2011」内覧会に行ってきました。

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東京国際フォーラム

「アートフェア東京2011」

内覧会に行ってきました。

2回目となるアートフェア東京。
震災の影響で時期をずらしての開催となります。
今回は内覧会に伺う機会を頂くことが出来たので
息子を連れて出かけてみました。


本日の内覧会で沢山のアートブロガーさんにもお会いしました。
今回は私しか書けない「家族連れで楽しめる展示」を
紹介してみたいと思います。

まずは一時画伯さん。

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今回はこちらのWSを開催されるとのこと。
プロジェクト2:ドイツ銀行グループとのコラボレーションプロジェクト
開催概要はこんな感じです。
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●午前の部「流 麻二果:虹の柱」
被災した東松島市に建設される「番屋(=漁師小屋)」の
柱を虹色に塗るプロジェクト
お子さん達に協力して虹を描いていただきます。
東北に、東京の子供たちの思いを届けるプロジェクトです。
※作品は、東北に贈りますので、お持ち帰りいただけません。
流 麻二果 http://manikanagare.com

●午後の部「ニコラ・ビュフ:WSタイトル未定」
フランス出身の、日本でも活躍しているアーティストニコラ・ビュフによる
段ボールを使ったワークショップ。
(ワークショップは日本語で行います)
こちらも、東北に、東京の子供たちの思いを届けるプロジェクトで、
東松島市に建設される「番屋(=漁師小屋)」の
建物の一部となるものを制作します。
※作品は、東北に贈りますので、お持ち帰りいただけません。
-----------
今自分達で何か出来ることの1つとして
実際に手を動かしてみる。そして皆で作品を仕上げる。
この行為は今の自分の存在価値や立ち位置を再確認し
子供の心を落ち着かせてくれるはずです。
ちなみにニコラ・ビュフさんはノーマンズ・ランドの
入口の門を作成したアーティストさんです。



そして無人島プロダクションの「加藤翼」展の展示もとても楽しくなります。
こちらは「引き興し」プロジェクトの展示です。
個展は現在「無人島プロダクション」で開催中です。

えっと名前変わってるような気が。。
と思い帰ってから調べると
「引き倒し」→「引き興し」に変化していました。
変化した経緯について現在無人島プロダクションでの個展の
プレスリリースの一部紹介させて頂きます。
-----------
自身の制作の動機と表現行為において、「当事者と当事者でない間の距離をどう埋めるか?」という大きな命題を掲げる加藤のプロジェクトは、これまで「引き倒し」と説明されてきました。しかし東日本大震災以後、あらためて「引き興し」と自らのプロジェクトに名前をつけ、これまで構造物を(ただ)正面から引っぱり倒してきたものを、他方向から力のバランスをとり、ゆっくりと構造物を引き起こすことに変化させたことで、目の前で大きな構造物が倒れた時の一瞬の共有感ではなく、引き興す際にゆっくりと立ち上がっていく時間の共有体験を生み出しました。そこには「人間性の再起」をテーマに「みんなで力を合わせる」という目的に立ち向かい続けてきた加藤の「今こそ一つになり、日本を押し上げたい」という強い意志が込められています。
-----------
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アートフェア東京の展示では加藤さんや無人島プロダクションの皆様が
とても息子をかわいがって下さり
私も楽しくなってしまったので名前の経緯についてしっかり聞けなかったのです。
帰ってからこの文章を読んで正直涙が出てしまいました。


1つのことその場で会った人同士でやり遂げてる。
その行為は少しずつだけど確実に形になる。
そして形になった行為の結果やり遂げたことが形になり
そして皆で喜びあう。

まさに復興にみんなで立ち向かう経緯そのもの。
「自分ひとりの力なんて小さすぎて」と絶望している子に
「小さな力が集まれば不可能かと思うことも成し遂げられる」
という素晴らしい疑似体験が出来るのです。
これって不安になっている時に本当にやりたいと思います。
(つまり私も体験したい!)

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加藤さんや無人島プロダクションの皆様に
ぜひと誘って頂いたので
7日木場公園で引っ張らせて頂こうと思います!
こんな素敵なはっぴを着てひっぱりましょう!
イベント詳細はこちらをご覧下さい。


今回ご紹介した2つの展示は
子供と一緒に楽しめる展示です。
一時画伯さんのWSは【金曜夕方に伺った時点では】
日曜の午後はまだ空席があるそうです。
詳細はぜひこちらにお問い合わせ下さい。

そしてワークショップを申込をした方は
こちらの記事もぜひご一読ください。
「アートフェア東京」ワークショップをお申し込みいただきましたみなさまへ

家族で特別な夏の思い出作りにアートに触れてみてはいかがでしょう。

★アートフェアという会場は作品を「商品」として売買している場でもあります。
 お子さんが「商品である作品を大事に鑑賞する」という姿勢を追求出来るように
 親が環境作りを意識して行いましょう!
   

次回は主にロビーに出展しているギャラリーさんをご紹介させて頂きます。


7月31日まで。
アートフェア東京入場に関するチケット等の情報はこちらをご覧下さい。
★岩手県/宮城県/福島県からのご来場が証明できる方(身分証明書や切符の半券等)は無料との記載がありました。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-27

ギャラリー椿「コイズミ アヤ 組み立て/Overflow(コップの水があふれる様について)」を観てきました。

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ギャラリー椿にて

「コイズミ アヤ 組み立て/Overflow(コップの水があふれる様について)」

を観てきました。


今回は「箱」です。
まずギャラリーの中に入った時とても不思議な感覚になりました。
立体パズルのように複数のパーツが収納され、箱が「組み立て」られる箱型の作品が並んでいます。
立体パズルのパーツを並べたような空間。
家の立体模型のような感覚でもありますが
でもなんだかとても虚構感に溢れています。

作品の中には特に生き物を連想させるパーツはありません。
これから生き物の気配が入るのかそうでないのか
正直よくわかりません。

そして私がすごく気になった作品である
開閉式の箱型作品「Overflow(コップから水があふれる様について)」シリーズには
生き物の気配の残り香が感じられます。

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ここに何かがいたような気配。
そして箱を閉じて運ぶ事が可能。
生き物の気配どころかその箱の存在そのものを消してしまう行為。

そう、実は存在は簡単に無くなってしまう。
3月11日以降私たちは存在の軽さを実感させられる事態に追い込まれたわけです。
私たちが絶対と思っていたものは実は絶対ではなかった。

ここで作家さんのコメントを転記させて頂きます。
------------
「Overflow(コップから水があふれる様について)」は昨年制作しました。 しまい込むべき感情のセンシティブな状態について、 心の中のコップがいっぱいになり、水があふれ出すようなシーンが現れていた経験があります。 その小さな氾濫を思ってつくりました。 感覚的に、この作品を今回の個展にぜひ出品しようと思ったものの、この文章を書く(言語化する)段になって、 震災津波と原発の汚染水の流出の最中、それ以前の個人的な氾濫についての作品を 「Overflow」というタイトルのもと出品することに畏れも感じています。 私はこの震災直後、周りの友人数名を巻き込み、巻き込まれて、 そのシーンの現れていた経験時と同じような状態に陥り テレビから流れる津波の映像は、心理的に直接作用する心の実像となったように感じています。
------------
我慢して我慢して
その我慢した感情がふっと盛り上がり溢れ出る感覚。
震災後何度も体感した感覚でもあります。
その感覚は沢山の人に訪れたはずです。

ただそれはあくまで自分の中での心での中で起こること。
心の中を暴露されたような気持ちになりました。

静かに心乱される展示です。
心を深く揺さぶられました。


息子は箱の中を1つ1つ覗き込みながら
「いないねー」と確認していました。
あえて何がは聞きませんでした。。。



8月6日[土]まで。日曜休廊です。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-26

行幸地下ギャラリー「a.a.t.m アートアワードトーキョー丸の内 2011」を観てきました。

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行幸地下ギャラリーにて

「a.a.t.m アートアワードトーキョー丸の内 2011」

を観てきました。


こちら数年前から存在は知っていたのに
なぜかご縁がなく伺えませんでした。
今回やっと訪問する機会が。嬉しい。
普段は5月開催なんだそうですね。

さてそもそもa.t.t.mとはなんぞや。
ホームページから抜粋してみます。
----------------
若手アーティストの発掘・育成を目的に丸の内の行幸地下ギャラリーで開催される展覧会で、
今年も新たな才能が一同に会します。
a.a.t.m.では、日本の美術大学・芸術大学の卒業制作展へ足を運び、
その中から選抜した作品・作家を行幸地下ギャラリーで展示し、
優れた作品にはグランプリ等が与えられます。
審査員はいずれも日本のアートシーンを牽引し、国際的に活躍するプロフェッショナル。
過去4回のa.a.t.m.で紹介した188名のアーティストの中からは、
すでに各方面で活躍する注目の新人作家も数多く誕生しています。
若手アーティストの発掘と育成を目的に回を重ねながら、
その成果は着実に実を結んできています。
----------------
過去の受賞者をチェックすると岩名泰岳さんとかいらっしゃる。

では気になった作家さんを順不同で。

小山登美夫賞を取った謝花翔陽さん。(東京藝術大学 美術学部彫刻科)
子供の絵画でもよく使う「鮮やかな下地に黒クレヨンで塗りつぶして引っ掻いて描く」
という手法でここまで鮮やかな作品が出来るなんてとワクワクしました。

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オーディエンス賞を受賞された桑田朋以さん。(東京藝術大学)

作品にはとてもドキッとされられました。
平然を装っているふりをしながら心の虚脱感がとてもはっきりと見えて
自分の今の気持ちを見通されているようでした。
震災から数ヶ月が経ち状況が分からない新たな難問に
どう向き合えばいいのか分からない私たちの心を
形に表してくれたような気持ちになったのかな。
オーディエンス賞、納得です。



あと少し観点がずれますが
今回の展示状況をどのように活かすかというのは
今後の若手作家さんにとって
とても重要なことではないかと感じました。
これからの状況として「アートで活性化」というキーワードでの
発表する機会というのはすごく増えると思うのですね。
そして公共展示の際は今回のようにガラスケースで
白ライト強めという形式はきっと多い。
そのような状況で道行く人にどこまで作品をアピール出来るのか
というのもポイントなのかなと思ったりしました。

1つとても気に入った作品があったのですが
ガラスとライトの加減で光って光ってすごく見えづらいものがあり
残念だなあと感じたので。。。


ここは作品はすべてガラスケースに入っているので
子供がいても安心して鑑賞出来ます。
しかも通路ですからベビーカーでももちろんOK。
屋内だから炎天下ということもありません。
無料ですし大通りですので
愚図ったらその場を離れることも簡単に出来ます。
2歳~3歳の男の子だったらこの展示を見た後に入場券買って
新幹線を見るってのもいいですね。

ちいさなお子さんとの外出先に悩んでいるお母さんにぜひオススメしたいです。



7月31日まで。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-25

銀座dunhill「dunhill × JFA× 天明屋尚の トリプルコラボレーションによる『勝負服』キービジュアル」を観てきました。

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銀座dunhillにて

「dunhill × JFA× 天明屋尚の トリプルコラボレーションによる『勝負服』キービジュアル」

を観てきました。

アートと同じくらいサッカーも愛している我が息子。
そこで何度も訪問しているミヅマアートギャラリーの天明屋尚さんが
サムライブルーとコラボするという情報を
ミヅマアートギャラリーの三潴さんご本人のtwitterで知りました。
絵は1ヶ月は実物を閲覧可能とのことだったので
早速親子で観に出かけました。

銀座には一流ブランドが多いのですが
アートイベントを開催しているブランドもとても多いです。
ブルガリやエルメスとかが
一流高級ブランドのギャラリーはあまり軽装は多分自分が辛くなると思いますが
きちんと挨拶して静かに過ごせば子連れでも楽しく鑑賞出来ますので
どうぞご安心ください。

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まずは店頭ディスプレイをじっくりと。
息子と私は大盛り上がりだけど
道行く人があまり気にしていないのが

「世界が自分の好きなもので満ち足りているわけではない」

を実感出来て親子でよい社会勉強をしました。
私の大好きなキャプテン長谷部選手、なんてまあ馬がお似合いなのでしょう。

暑かったので店内の本物を見せて頂くことに。
少し大きな映像を拝借してきました。
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(クリックすると拡大します)

ひとりひとりを見て行くとそれぞれ描かれた顔や立ち振る舞いに
武士の肖像画のような日本的な美しさを感じました。
同時に実際の顔やプレイを知っているから
「日本画的(あっさり)」を感じるのかなとも。

同時に私が今まで博物館等で見ている
肖像画に描かれた武士達は
実際はすごく躍動感溢れていて泥臭かったのかもななんて
いろいろ想像してしまいました。


サッカー大好きな息子は好きな選手を見つけてその度に興奮。
天明屋尚さんの作品好きなのでとても楽しいそうです。


ちなみにこのポスター、8月1日から全国のdunhillショップにて購入可能です。
1枚¥20,000の寄付をすることにより入手が可能です。その寄付金は、
東日本大震災の義援金としてNPO法人ピープルズホープジャパンを通じ全額寄付されます。
詳しくはダンヒルにお問い合わせ下さい。
ダンヒル/リシュモンF&Aジャパン株式会社 TEL : 03-4335-1755

天明屋尚さんの公式サイトから引用させて頂きました。



このように「旬」を描くってすごく素敵だと思います。
(私がサッカー好きだからかもしれないけど)
サッカー好きな人、ぜひ実物を見て頂きたいと思います。
そしてこの絵を見に行って現代アートってちょと興味ある。。。でもどうしようと思ったら!


週末よりアートフェア東京がはじまります。
いろいろなアートに一度に触れることが出来ます。
この「勝負服」をみて何か興味を持った方。
ぜひ週末に東京国際フィーラムにも足をお運び下さい。


閲覧可能時期は8月下旬までと伺っております。
詳細はお店にお問い合わせください。

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2011-07-25

ギャルリー東京ユマニテ「「画廊からの発言  新世代への視点 2011」久保愛 「病からあなたを想う」」を観てきました。

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ギャルリー東京ユマニテにて

「「画廊からの発言  新世代への視点 2011」久保愛 「病からあなたを想う」」

を観てきました。





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さて今回の作品は「薬」を使った作品です。
きっかけは大久保さんの生活圏に落ちている薬のカプセルや錠剤のパッケージ。
それらを採取し、その薬の効能や症状を調べます。
そして服用していたであろう人たちの生活や感情を想像して
きれいな立体作品へと作り上げていくんだそうです。


私は甲状腺に持病があります。
なので出産前後はとても薬のお世話になりました。
過度の貧血が投薬とともに確実に回復していくのを体験して
すごいなあ薬ってって思ったものです。


その後もいろいろありましたが(そしてありますが)
私は親子で日々楽しく日常を送ることが出来ています。
深く、深く感謝です。
そんな体験を実行中なので
この「薬を用いた作品」の前にいると
当時の思いがいろいろ思い出されました。
闘病経験があると錠剤を目の前にして
いろいろな気持ちが渦巻くと思います。


作家の大久保愛さんともお話をすることが出来ました。
私の感想である

「闘病経験がある人はこの作品を観て
 自分の闘病生活を思い出して心が揺れる」

がとても予想外だったそうです。
お話を伺うとあまりお薬のお世話にはならないタイプとのこと。
健康第一。すばらしい。


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ちなみに別の話をスタッフさんや大久保さんと一緒にしている時
ギャラリーに他のお客様がいらっしゃいました。
そのお客様も

「僕ね、去年この薬飲んでいたんですよ!」

その興奮はまさに私が先ほど話していた「心が揺れている状態」。
ああやはり私の感想は的を得ていたなあ自分の中でプチ自賛しました。


自分の人生にていろいろなことを思い出せるようになります。

そして

日々のちょっとしたものをみて
それぞれの人生を「形で」想えるようになる気がしてきます。
なんだか今までより人に直接的に優しく出来そうな気がする展覧会です。


ちなみに息子はまだ錠剤を飲んだことがなかったので
あまり食いついてくれませんでした。。
すみっこで工作させて頂きいつも本当にありがとうございます。



8.6(土)まで。
日曜日休廊です。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-24

Banksy初監督作品「Exit Through the Gift Shop」を観てきました。


Banksy
初監督作品

「Exit Through the Gift Shop」

を観てきました。


★ネタバレなしで書いています!!!!


私基本ドキュメンタリー映画ばかり見ています。
お金払ってみるのは大体ドキュメンタリーです。
私記録に興味があるというか記録しか興味がないんですよね。

最近欧州と関係が深くなってきた私としてはBanksyはものすごく気になっていた存在。
しかし正直言うとストリートアートってのは全く名前が分からない。。。
まあそのくらいのほうがきっと楽しめるだろうと思い
あえて何も事前に調べないでいきました。


ちなみに横浜産まれの私にとっての
ストリートアートといえば「桜木町 ON THE WALL」
書いている時には一度も遭遇出来なかったけど
いつも作品は興味深くみていましたね。現存していないのが寂しいです。


さて映画館。今日はひとりです。
午前中の回でしたが
お客様がみなとんがってる感じがすごかったです。
プログラムとかあるのかなと思い
探してみたけど今回が作成していないとのこと。
あれーなんでかなあと思ったのですが。。。



映画を見てわかりました。こりゃプログラム作らないわ。
映画を観れば理由はわかります。


ちなみに間違えてはいけない点。
これはBanksyの監督作品でありBanksyの映画ではありません!
(でもBanksyの活動についてよく分かる構成になってるのが更に凄い)
鑑賞中にこの点を受け入れる事が出来るかどうかで
映画に対する印象はものすごく変わる気がします。

私は受け入れることが出来ました。そしてこの構成をみて
「Banksyって実はとても繊細で可愛らしい人なんだろうな」
って感じました。

友情、団結、そして裏切り。
アートにルールなんて存在しないって言っていたのに
裏切りってなにって突っ込まれてもいいぐらい
人間Banksyが監督したストリートアートの映画になっています。

ストリートアートをこよなく愛す
Banksyが紹介する他のアーティストたち。
作品は知っていたけど顔は初めて拝見という人が多かったですが
とても活動をリスペクトした映像だったので
益々ストリートアートに興味がわきました。
オバマさんの肖像画ってこの人が書いたのねーとか。
次回ドイツに行った時もっとストリートアートも注意してみてみようと思います。


映画のネタバレを避けることを最優先に書いているので
なんかつかみ所がない紹介で申し訳ありません。
この映画行く価値ありますよ。ものすごくオススメします。
美術、デザインに関わらず「作って表現している人」は
いろいろ考えさせられること必見です。

ばれてもいい!という人は
こちらの対談が読み応えがありましたのでどうぞ。


そして最後に私個人としては
「男が自分勝手に暴走している間も女はちゃんと家庭と子供を守っているなんて
なんてかっこいいのかしら」
という感想も付け加えておきます。



公開情報等はこちらの日本語の公式ホームページをご覧下さい。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-23

hpgrp GALLERY 東京「永岡 大輔 「森/バス停/最も古い記憶」」を観てきました。

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hpgrp GALLERY 東京にて

「永岡 大輔 「森/バス停/最も古い記憶」」

を観てきました。


永岡さんの作品、拝見する前に勝手に

「ドローイングと映像」

の二本立てだと思っていました。


しかし会場には映像作品のみ。
理由は簡単です。
書いては消してを繰り返すので
ドローイングは最後のシーンしか残らないからだそうです!


なるほど、それなら残らないね。


映像作品のそれぞれのテーマはこんな感じ。

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過去:「自分が覚えている一番古い記憶=祖父の話(他者の記憶)」
現在:「バス停=曖昧な今」
未来:「森=見えないものが見える夢の世界」


テーマを伺った上で作品を鑑賞しなおすと
すごく私的な感情の中に入り込まされるのかなと想像してみました。


しかし案外そうでもなかったんですよね。


「忘れる記憶を映像に記録することによって痕跡を残す」という行為
をどのようにとらえるのかなのかな。

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もっと入り込みたいなあと思っていて
次の日にトウキョウワンダーサイトのグループ展にも行ってみました。


そこで分かりました。
私が永岡さんの作品を鑑賞する際は「適した場所」があると。
その場所とは映像に挟まれている場所です。
私にはそこにいてはじめて永岡さんの作品の「流れ」に
身を委ねられるのだなと分かりました。


次々と変わる映像に挟まれることにより
人にはそれぞれの記憶があることを体感できます。
そしてその流れは明らかに自分では止められないことも。

人と自分は違うのだな。
それぞれみな違うのだな。

という当たり前だけど突きつけられると寂しいような
とても複雑な感情が渦巻きます。
このワンダーサイトでは一人で見に行ったからかな。

ぜひ鑑賞は2回オススメします。
映像作品に挟まれるポイントでご友人と、そしてひとりでの鑑賞を
オススメしたいと思います。

人それぞれ違うということを体感した時
自分ひとりの時と家族友人がいる時の違い。
この違いの体感はとても刺激的なものになりました。


8月21日(日)まで。
月曜休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-22

国立劇場「親子で楽しむ歌舞伎教室「義経千本桜 渡海屋の場 大物浦の場」を観てきました。

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国立劇場にて

「親子で楽しむ歌舞伎教室「義経千本桜 渡海屋の場 大物浦の場」

を観てきました。


毎年楽しみにしている歌舞伎鑑賞教室の季節です。
親子だと1階席でもなんと親子3000円で歌舞伎が観れます。
しかも家族が多いのでこちらも余計な気を使わなくていいのがありがたい。

歌舞伎好きの息子がとても楽しみにしている講演です。

今回は席の確保のタイミングに失敗し
なんとぎりぎりで確保。
でも1階席だからとても見やすかったです。

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今回はこんな可愛いマスコットも開場を徘徊していました。
この子の名前は「くろごちゃん(黒衣ちゃん)」。
結構でっかいです。皆順番に記念撮影していました。


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そして写真撮影コーナーも。
こちらはあまり人気がなかった。。



さて今回のスケジュールはこんな感じ。

解説「歌舞伎のみかた」(25分)
 休憩(20分)
「義経千本桜~渡海屋の場、大物浦の場~」(1時間55分)


私たち実はこの歌舞伎鑑賞教室そのものは6回目です。
ちなみに最初に見た時の記録はこちら!
親子で楽しむ歌舞伎鑑賞教室「義経千本桜 河連法眼館の場」に参加してきました。
ベビーカー乗ってますね。すごいですね。
kabuki3
つまり「歌舞伎のみかた」も6回観てるわけです。


今回の解説役は尾上松也さん。
まずは客席通路からの登場して客席と掛け合いしながら
源平合戦から「赤組、白組」で戦うことの説明からまず開始。
今回はツケや黒衣、浄瑠璃や黒御簾音楽にかなり重点がおかれていました。
字幕を出しながらの説明は私たち親子にとってはとても面白かったです。

しかし!

それはいわゆる基本をかなり割愛していたということ。
舞台機構の解説はまったくなし。今回の渡海屋、大物浦では使われないからなのかなー。
せめて花道ぐらいは触れるべきではなかったかしら。
花道の説明はしておかないと
今日初めて歌舞伎を見た小学生低学年はなぜ役者が舞台から出てこないのか
正直よくわからなかったと思います。。


そして休憩。まわりの小学生達の(なんかわかんないよつまんないよオーラ)に
不安を感じながら息子と廊下でおかしをつまむ。
通路に近い席にしておくとギリギリにトイレにいけるといいですね。はい。。


そして演目。
今回は渡海屋、大物浦と二場続くので少し長い。
うーん今の「歌舞伎のみかた」で子供達は最後までもつのだろうか。。。


今回は知盛が主役なのかなと思っていたのですが
実は主役は安徳帝だったのではと思いました。
親世代の人は皆安徳帝とその乳母典侍の局に思い入れして見ていた感じがします。
安徳帝はきっと
「どうして皆仲良くしないで自分から離れていってしまうのだろう」
と純粋に思ったような気がします。
最後の知盛への挨拶は純粋すぎで涙が出そうになりました。
ついつい子供が何を考えているかを考えてしまう母親目線全開な気分でした。


ちなみに息子の感想。

「みんなちいさな天皇を大事にしたいのに
なんでげんじとへいけは喧嘩して
へいけは自分で死んじゃうの?
みんな仲良くすればいいのに!」


同じ事考えてたのねー。そうねえ。
なんで大人って殺し合いしちゃうのかしらね。
仲良くすればいいわよねえ。。。



7月24日まで。今年はほぼ完売だと思われます。
非常に人気があるので発売日が分かったら早急に購入をお薦めします。

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2011-07-21

アーツ千代田3331 A/Agallery「第9回企画展「齋藤 陽道 『絶対』」を観てきました。

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アーツ千代田3331 A/Agalleryにて

「第9回企画展「齋藤 陽道 『絶対』」

を観てきました。


いつも3331に行った時には
時間をみつけて行くようにしているA/Agallery。
こちらではいつも大切なものを発見出来る様な気がします。
今回も楽しみに出かけました。


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まず今回訪れて感じたのは
写真1つ1つにとてもまっすぐで直線的なパワーがある事。
そしてその感想は同時に意外性を伴うものでもありました。
こちらのギャラリーでは障害を伴う方の作品を主に扱うということで
自分としてはこのギャラリーの作品は
常にとても斬新なものを予想していました。


ギャラリーにはとても力強く、とてもまっすぐで優しさに満ちあふれた作品達。


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それもそのはず。作家の齋藤陽道さんは、
国内外で広く活躍する写真家を多数輩出する新人写真家の登竜門
キヤノン写真新世紀にて2009年に佳作(飯沢耕太郎選)、
2010年には優秀賞(佐内正史選)の受賞を果たしているそうです。
今秋には赤々舎よりデビュー写真集の刊行が決定するなど、
今注目を集める期待の新進写真家さんでありました。



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彼の作品は力強さと同じくらい安心出来る暖かさというか包容力を感じる事が出来ます。
その包み込む暖かさを身に感じる度に私は自分が最初に抱いた
「ハンディがある人の作品」という事前情報に自ら雁字搦めになっていることが
とても情けなく思えてきました。
そんな私の心の葛藤も含めて暖かく包んでくれる作品たちに
とても救ってもらった感覚を抱くことが出来ました。
ありがとうございました。



8月13日まで。
火曜日休廊です。

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2011-07-19

「やりたいこと」と「やらせたいこと」を近づけるアイデア。

なでしこジャパン優勝おめでとうございます!


ドイツのアウスブルグで生観戦している私たち家族としては
もう大興奮でございました。
ドイツ・アウクスブルク「女子W杯 日本対イングランド戦」を観てきました。
本当に素晴らしいことです。おめでとうございます。


そこで世間では
「女子スポーツの環境改善」
「女子サッカーが出来る場を」
との声が盛んに叫ばれていますが
現状を見ているのかなと思うわけです。


ここ数年少子化が叫ばれていますが
複数の先進国で男子の出生率が減少傾向であることも注目されています。
息子の幼稚園でも女子のほうが多いです。

では女子でもいろいろな子がいるのかといえば日本では
やはり「女の子らしく」という概念を念頭に置いている親が多いのも事実です。
私は男子の母しかやっていないのであくまでも印象にすぎませんが
でも現状女の子の親が「女の子らしく育ってほしい」と思っているのに
「女子サッカーを活性化しましょう」と子育てをしていない分野の人が
大声で叫んでも実際女の子の親には届くのかなと疑問に思うのです。
つまり環境を作っていても女の子の親がやらせたい環境にあっていないと
その環境は無駄になってしまわないかってことです。


私はスポーツ大好きです。そしてサッカーも大好きです。
では女の子の親だとしたらどんな環境だったら
サッカーを「やらせたいのか」を妄想していたら
1つアイデア(というか妄想)が浮かびました。


我が家は7月の頭ミュンヘンに出かけました。
そこで旦那さんの仕事関係の友人宅にお招き頂きました。
そこには2人のお子さんがいました。
ご家族の皆様英語を話しそして英語がド下手な私にも心強くコミュニケーションを
取る努力をして下さいました。

私が英語に奮闘している間私はふと気がつきました。
私たち大人同士が話している間子供達は何をしてるかというと

お庭でサッカーして遊んでいるんですよ。ずっと。

息子はABCだって最後まで満足に言えない。
でも遊びは成立してるんです。結構楽しそうでした。

サッカーのコミュニケーションってすごいなあと思いました。

ボール1つである程度の場所があって人数も数名から遊べるのがサッカー。
単語のみでも遊びが始まりそして遊んでるうちにコミュニケーション意欲が高まるのがサッカー。
息子は帰国後英語のドリルとか始めちゃってます。はい。


そこで私考えました。日本で女子サッカーを活性化する方法として
英語教育と国際交流を組み合わせるってのはどうでしょう?

普段はフットサルコートでサッカースクールを行います。
習い事形式にするのはそのほうが現状親の実質的負担が少なく済むからです。
スクールでは英語を交えたレッスンを行います。なぜそんなことをするかというと
夏や冬にサッカーキャンプをアメリカやドイツに出向いて行うからです。
英語を交えたコミュニケーションとサッカーの試合。
アメリカでは女子サッカーはコートに送り迎えが出来る中上級家庭の習い事
だそうだから国際交流とか申し込めば積極的に対応してくれると思うのですよね。
もしかしたらホームステイとかも出来るかもしれない。
日本の女の子だって引っ込み思案でも
一緒にパスしたりとかから始めたらきっと話やすくなると思うのですよ。
そしてこの環境で開花なんてしちゃったら
留学してアメリカの高校で女子サッカー部に入る子とか出てくるかもしれない。
そして開花しなくても共通のスポーツを通じての国際交流体験というのは
その女の子の人生において素晴らしい財産になると思うのです。


キャンプのみが国際交流では寂しいので
インターナショナルスクールとの試合とかあってもいいですね。
もちろんインターナショナルスクールに通う女子をスクールに受け入れてもいい。


現在フットサルコートは都心には結構ありますよね。
ここで「女子対象の英会話サッカースクール&長期休みには海外キャンプ」なんて
プログラムがあったら私が女子の親だったら絶対に通わせたいです。
どうでしょうこのアイデア。
サッカースクールさんさえやる気になれば結構すぐに実現可能なプランだと思うんだけどなあ。。


もちろん費用的な問題はあると思います。
でも日本人の親がお受験にかける金額を考えれば
そんなに非現実的な企画ではないと思うんだけどなあ。。


なんてことを考えていました。


改めてW杯優勝おめでとうございます。
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イングランド戦後に握手してくれた川澄選手に
再度お祝いの言葉を伝えたいです。


あと日本サッカー協会がある
日本サッカーミュージアムってとても面白いです。
今回なでしこジャパンを通じてサッカーに興味を持った方、
ぜひ一度行ってみて下さい。
夏休み企画として、小中学生の皆様向け「サッカー歴史新聞」が作れるキットがあるそうですよ!
うちも行ってみようかな。

2011-07-17

東京都現代美術館「「名和晃平─シンセシス」「公開授業」「Drawing」公開制作」を観てきました。

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東京都現代美術館にて

「「名和晃平─シンセシス」「公開授業」「Drawing」公開制作」

を観てきました。


今回の公開制作は数回開催予定でした。
--------------
「Drawing」公開制作
名和晃平による「Drawing」の公開制作を行います。

日時=7月17日(日) 15:00-17:00 (作業中に休憩時間あり)
会場=東京都現代美術館 地下2F講堂
参加=無料(名和晃平展チケットをお買い求めの上、ご入場ください)
*会場内での撮影はお断りしております。予めご了承くださいませ。
*当日は京都造形芸術大学学生に向けた授業も公開します。
--------------
その日程のうちの2回は今日と明日。
明日はなでしこ観戦で大変なはずなので
行くのなら今日しかないのではーっと思って今日行きました。

今回の公開制作は情報がいくつもあって
「公開授業」なのか「公開制作」なのかよく分からなかった私。
美術関係のイベントに行く際は
「美術館において子連れであることは常に注意」を
徹底させているので周囲に注意をして出かけました。
息子も「今日は子供は行っていい日?」と何度も聞いていました。
何を公開して下さるのか正直よくわからなかったので
「静かにみること」「体験したいと騒がないこと」
「子供はちょっとと言われたらすぐに引く事」
をと言い聞かせてに並んでみました。

ちなみに並んでいる際に名和さんが横を歩いていたので息子が
「なわさーん!」と叫んだら「おー♩」と答えてくれて
とても嬉しかったそうです。

しばらくして開場。入ってみるとびっくり。
今回はなんと公開授業形式でした。
学生さんが材料を前に座っていてまわりに椅子が置いてある形式。
授業をうけける生徒の席には材料が置いてあり席は後半は空いています。

そしてまわりの席に座った後よそ見をしているといつの間にか息子が
「名和さーん!」って手を振っていてこちら赤面。
名和さんも手を振って下さいました。ありがとうございます。
そしてしばらくしたらSANDWICHのスタッフさんが
「一緒にやりませんか?」と息子に声かけ。
私が迷う前に息子は作業場に進出していました(^^;)。
この日は宅配をお願いしていたのですが
こうなったら仕方がない!と思い宅配に配達延期を電話。
親として体勢を整えました。



さて今回の制作のテーマは新聞や厚紙で「高い塔を作る」です。
名和先生から「高かったら高いほどいいです」との指示があり
私自身も俄然やる気に。

ちなみに息子が参加をはじめてから少しずつ他の参加者さんが増えてきて
皆楽しそうに作業をしていました。うふふ、よかった。

二人で作戦をたてました。その結果綺麗でなくてもいいから丈夫にしようということに。
まず息子に新聞紙をまるめた棒を沢山作らせました。
そして私は土台の厚紙を切って切り込みを入れてはしご状態にしました。
次にその中にまるめた棒をしきつめテープで固定しながら山を作っていきました。。
その間新聞紙は弱くなるので厚紙を細く切って棒状にして補強をしました。


そして少しずつ少しずつ高くしていったら。。。


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なんと随分高くなりました。
この方法だと正直見た目いまいちなのですが
でもかなり丈夫な状態で高い塔をを作ることが出来ます。

途中顔をつくったり
新聞の面白い場所を住民に見立てたり
かなりいろいろ楽しめますー。

この制作なんか家でも楽しめそうです。
材料を凄く少なくしてもいいみたいです。
小学生を集めて厚紙1枚で作らせるってのも楽しそうですね。
名和さんが講評でお話されていましたが
制作の前にどんな映像を見せるのかどうかというのも大事なポイントだそうです。


私たち親子の作品は名和さんの講評でも随分褒めて頂きとても嬉しかったです。
息子もとても喜んでいました。

「美しく立っている塔はそのものが美しい」

というコメントが特に嬉しかったです。はい。



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息子も今回は参加出来ると思っていなかったのでとても喜んでいました。
名和さん、SANDWICHの皆さん、そして都現美の皆様
楽しい機会を与えて頂き誠にありがとうございました!


★今回は公開授業の特別参加枠に急遽参加という展開でした。
 SANDWICHさん、都現美さんにはいつも暖かい対応をして頂き感謝です。
 本当にありがとうございます。

東京都現代美術館「「名和晃平─シンセシス」展は8月28日(日)まで。
月曜休館です。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-07-17

ドイツ、ミュンヘン「モダン・ピナコテーク」に行ってきました。

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ドイツ、ミュンヘンにて

モダン・ピナコテーク

に行ってきました。


こちらはアルテ・ピナコテークのすぐ近くにあります。
実は今回の訪独で一番行きたかった場所。
コンテンポラリー好きとしてはたまらない場所であります。

しかも行ってみるとそこは単なる現代美術の美術館ではありませんでした。
ここは20世紀から21世紀の
現代美術・グラフィックアート・建築・デザインを展示
する美術館であありました。
近現代美術の展示館としては、ヨーロッパ最大規模を誇るそうです。

いざ行ってみると欧州最大規模と言われるのも納得です。

今回は

AMERICAN SUMMER THE PINAKOTHEK DER MODERNE

という企画展も行われていました。

ここではJohn Chamberlainの作品に圧倒されました。
この企画展がこの「モダンピナコテーク」で行われたことは
とても興味深いです。それはこの作品たちが車をクラッシュさせて作られていること。
デザインとしての完成型である車をぶっこわして新たなデザインを作るというのはとても
斬新な行為と感じました。

そして天井が高く広大なスペースだと本当に大きな作品が活きてきます。
天井高いと設置された作品の生鮮度が変わるような気がします。

その天井の美しさを存分に楽しめたのが最上階のガラスの展覧会。
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とても美しかったです。


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その他ぐっときたのはDan Flavinでした。
商業用の蛍光灯を使ったこの作品はとても身近に感じるはずなのに
でもとても崇高で遠い存在になっていて
「変わってしまった人」を想う気持ちのような
とても深い郷愁を連想させられました。
今までずっと近所で遊んでいた子が
宗教の関係で急に民族衣装を着たところを見たような感覚でしょうか。
ひとつひとつは昔も今も身近だったしそして変わっていないはずなのに、
今のあなたはかつてのあなたではない。
宗教がとても生活には入り込んでいるドイツで鑑賞したからでしょうか。
とても深く考えさせられました。

ちなみにこちらの展示の動画発見したので貼ってみます。



このモダンピナコテークはあらゆる場所にデザインがいっぱい。
そして飾り方が斬新すぎますね。
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息子はこの展示の中の椅子が気に入ったようです。
ちなみにこの椅子見学に来た小学生達に大人気でなかなか空きませんでした。。。


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いろいろなデザインの展示の見せ方もとってもおしゃれ。
こちらは建築家紹介のコーナー。
ドイツ語だけだったので内容は正直よく分からなかったけど。。。

natsumi043003
ドイツを代表するアディタスのシューズも「デザイン」として
展示されていました。

時間の関係で2時間程度しか滞在出来なかったのですが
1日滞在したかった。
いろいろなカメラで撮ったり作品とにらめっこしたりしたかったなあ。。


ぜひ再訪したいです。

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2011-07-16

三鷹天命反転住宅たてもの見学会に参加してみました。

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三鷹天命反転住宅たてもの見学会に参加してみました。


設計は芸術家の荒川修作とマドリン・ギンズです。
彼らの作品としては1995年に岐阜県に出来た公園の養老天明反転地が有名だそうです。
こちらは約10年後の2005年この三鷹近郊にに集合住宅の三鷹天命反転住宅が完成しました。
ちなみに養老天明反転地というのはこちら

公共の公園というかテーマパーク扱いなのですが
読めば読む程子連れで行くのはちょと恐ろしい。。
なんだか忍者屋敷みたいです。

そんな二人が設計した住宅ということで
はてどんなものなのか!とワクワクしながら出かけました。



実際に見学してみると
これは予想以上にアトラクションな家でした。


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今日はサッカーがなかったので
思い切り動いてもらいました。普段からこういう家だと
防音とかどうなってるのかなあと
後で少し気になりました。

常に6色以上の配色が視界に入るように設計されているそうです。
全体としては14色が使われているそうです。
多色なので興奮するのかと思いきや案外落ち着くのが
なんだか不思議でした。

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息子は家全体に興味津々。
しかし興味の対象が炊飯器やケトルだったりと
少しだけずれているのがご愛嬌。
お部屋が公園みたいだった!と楽しそうでした。

床に独特な凹凸があったり
常に動きを意識させる家になっていました。
適度な足裏の刺激は気持ちよかったです。

おしゃれなカップルさんとかでも楽しめそうな感じの家です。
公園に住んでるような感覚になるので小さい子がいる家族は
公園で注意しなきゃいけないような点を常に注意しなきゃいけないのが
母親としてはちょと気が抜けないかな。。。


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ちなみに息子は1階の事務所の奧の
比較的ノーマルな配置の部屋が気に入ったそうです。
ここが落ち着くーって話していました。
あら案外保守的なのですね。


こちらの部屋宿泊することも出来ます。
若干高めですが「ぜひ体感してみたい!」という人にはオススメ。
詳細はこちらをご覧下さい。→short stay program

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2011-07-13

ドイツ・ミュンヘン「BMW Museum & BMW Welt(BMW World)」に行ってきました。

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ドイツ・ミュンヘンにて

BMW Museum & BMW Welt(BMW World) 」

に行ってきました。

今回はドイツ人である旦那さんの知人と一緒に鑑賞。
ちなみに以前はBMWユーザーだとMuseumには無料で入れたそうですが
現在はその制度は廃止されたそうです。
でも私たちが行った時は一部分が工事中だったので無料開放されていました。
(欧米の美術館のこういう柔軟なところが凄く好きです。)

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歴代のBMWが展示されています。
車に詳しくない、というか殆ど分からない私でも
かっこいいなーとうっとりするようなボディライン。
皆さん順番に写真を撮る事に夢中になっていました。


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そして上階に上がっていくとアートとBMWの融合作品が。
こちらも大迫力。凄い作品ばかり。。
ちなみに私はこちら鑑賞中はここに連れてきてくれたドイツ人の旦那さんの友人に
「痛車について」必死に説明していました。

痛車(いたしゃ)とは、車体に漫画・アニメやゲームなどに関連するキャラクターやメーカーのロゴをかたどったステッカーを貼り付けたり、塗装を行うなどして装飾した自動車や、あるいはそのような改造のこと。
Wikipedia「痛車」より抜粋

近い将来「痛車 + BMW」とかあるかもしれませんね。



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そしてBMW Welt。
こちらは購入予定の人対象の場所。
そう、買うつもりの人には魅惑の場所。
買わない、というか買えない私達は純粋に楽しんでおりました。はい。

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このようにいろいろ乗ったりと試すことが出来ます。

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乗るだけなら特に年齢制限はありません。
(ちなみに隣にいるドイツ人おじいさんは全く知らない人)。

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カラーの確認だってとてもアートな感じです。
とても楽しい場所でした!



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ちなみに行った時には2018年冬季五輪開催地決定イベントが行われていました。
いろいろなイベントが沢山行われていました。
今この時期に行われていることを全く知らなかった私たちはイベントを純粋に楽しみました。

ちなみに今回選ばれた平昌の誘致のプレゼンは凄いです。
ものすごく綺麗なプレゼンテーション。必見です。

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2011-07-12

ギャルリー東京ユマニテ「IMPACT 2011」を見てきました

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ギャルリー東京ユマニテにて

「IMPACT 2011」

を見てきました。


ユマニテさんが個展を行う若手女性作家さんの雰囲気がめちゃめちゃツボです。
みんなとても個性があって可愛くて息子にもとても優しくして下さって
いつも本当にどうもありがとうございます。


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今回はずっと前から大好きな富田菜摘さんの新作3体を
展示された状態でぜひ拝見したかったので楽しみに出かけました。

★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
 写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
 興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。


富田菜摘さんの作品って本当に大好きです。
クールで、暖かみがあって、そしてとても可愛らしい。
見る度に発見があってとても躍動感を感じるのですね。
今回はミュンヘン帰りなのでつい郊外で放牧された牛や馬やヤギを思い出しました。
家畜の前に置いてみたい。みんなどんな表情をするだろう。
もしかしてこの子に恋するヤギとかいたりして。

まあもったいなくて置けないけど。

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息子にえさをあげてもらいました。しかしこれでは「おひかえなすって」です。。



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以前ギャラリー椿さんで個展を拝見した北村奈津子さんの作品もありました。
そして作家さんもいらっしゃって下さいました。
お話をさせて頂きありがとございます。
こちらのお子さんたちは「そろそろ孫の顔が。。」と呟く作家さんのご両親に向けて
制作されたとのこと。
たしかにあかちゃんってりんごみたいに赤い。
だからこの子達はりんごネットを被っているそうです!
(産まれたばかりの赤ちゃんって実際は赤いけどもっとしわくちゃよ。。
 梅干みたいな感じ。。。)


見ていて楽しくなる作品ばかりです。思わず微笑んでしまいます。
元気をもらえる展覧会です。



7月21日まで。日曜、祝日休廊です。

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2011-07-12

hpgrp GALLERY 東京「谷口 悦子展」を観てきました。

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hpgrp GALLERY 東京にて

「谷口 悦子展」

を観てきました。


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入らせて頂くと深い、深い闇の世界。
「深い闇だなあ」と思っているとこの絵画はとても特徴的な手法で
描かれていることを伺うことが出来ました。

描きたいものの写真から
数々の色を塗り重ね最後に深い闇の色を塗って
それから段階的に削り取りながら風景を描き出しているそうです。
一般的には漆で使われる「研ぎ出し」という技法を応用して作られているとのこと。
この深い闇は何層も重なる色彩から作られているのですね。

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夜を走る高速道路の窓に映り込む夜景のような印象をうけました。
とても、とても深い闇。
本当に手が混んでるなあと感じていると次に衝撃的な一言が。


「これ、みんな今はない夜景なんです。」


数多くの作品は去年撮影された作品を題材に描かれているそうです。
そうです。節電といい言葉を誰も気に留めなかった去年です。
ちなみに今年はこの風景を見ることが出来ません。
節電でライトアップは原則行われていないそうです。



いわたくんちのおばあちゃんいわたくんちのおばあちゃん
(2006/08/01)
天野 夏美

商品詳細を見る
ちなみに帰国後息子がテレビ「おはなしのくに」を見ていた時

「いわたくんちのおばあちゃん」

を見ていたことがありました。
(話の内容に興味がある方は上記の名前の部分をクリックしてみてください)
話を聞きながら

「ぼく「そかい」って聞いた事あるよ!危ないと思った場所から逃げることでしょ?」

私は言葉を失いました。実はこのお話、去年も放送されていました。
去年は「疎開」なんて言葉過去のものだと思っていました。

今当たり前と思っていたものが遠い昔の出来事のように無くなってしまう。
過去のものだと思っていた恐怖が今よみがえる。


凹んでなんかいられない。
私たちが今しっかりしなくてはいけません。



作品と向き合うと気持ちが震え立つような衝撃を覚えました。
伺うまでは落ち込み気味だった息子もすっかり元気回復することが出来ました。
ありがとうございました。

★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
 写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
 興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。

こちらのアートスペースではいつも沢山の元気を頂いています。
ギャラリーが初めての人でも数多くまわっている人でも
多くの物語を持っている作品と全身で向き合あえるとても素敵な場所です。
自分の中にある沢山の物語に気づくことが出来ます。
その気づきは落ち込む心を元気にし自分に前向きなパワーを与えてくれます。
本当に素敵な空間です。ありがとうございます。

hpgrp GALLERY 東京さんは
7月28日からのアートフェア東京にも出展なさるとのこと。
楽しみにしています。


7月18日(月祝)まで。
原則月曜日休館です。
詳細は公式ホームページをご覧下さい。

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2011-07-11

ドイツ博物館に行ってきました。

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「Deutsches Museum(ドイツ博物館)」

に行ってきました。

男子の子育てをしていると皆一度は近くの科学博物館を
訪れることになると思います。
我が家も近くではないですが東京国立科学博物館には
何度も足を運んでいます。

このドイツ博物館は世界でもこの方面の博物館としては世界一の充実度を誇るそうです。
展示物は、ドイツで発達した産業や技術を中心に
鉄道、自動車、航空機、船舶、天文学、宇宙開発、土木技術、製鉄技術、印刷技術等々が
展示されています。とにかく「機械モノ。」です。男子度かなり高いです。
敷地面積5万km²。展示品目は約1万7千点以上。とにかく非常に広い。広い。広すぎます。
空間が広く、そして果てしなく高いのでいろいろなものが「そのまま」展示されています。



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船がそのまま。

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昔の飛行機もそのまま。

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プロペラもそのまま。

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今の飛行機はさすがにそのままでは無理なので部分的にそのまま。

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途中の休憩コーナーもとてもおしゃれでした。

時間が足りなかったし
ドイツ語メインの表記なので何を書いているのか分からない箇所も多かったんだけど
思う存分楽しむことが出来ました。
とにかく「そのままある」のが本当にすごいです。
こういう場所で科学のしくみをほんのちょっとだけでも意識すると
実際に飛行機に乗った時とか興味の持ち方が半端なく変わります。
うちの息子は飛行機移動がものすごく得意なのですが
こういう場所で飛行機そのものの仕組みを体感していたからなのかも。
しくみがわかると安心して過ごせますもんね。


1950年代のデザインの展示コーナーもありました。
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こちらも正直記述はあまり分からなかったのですが
とにかく当時のデザインそのものが可愛すぎます。
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オススメです。時間を取ってぜひ。
場所、行き方等の詳細はこちらをどうぞ。

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2011-07-11

子供の美術館見学について(ミュンヘンのアルテ・ピナコテークにて観察して思ったこと)

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ドイツ、ミュンヘンにて

「アルテ・ピナコテーク」

に行ってきました。


アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek、旧絵画館)とはドイツの国立美術館であります。
バイエルン州ミュンヘンに位置する、世界でも最古の部類に属する公共美術館でもあるそうです。
もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られたそうで
以後、バイエルン王国のドイツ帝国への編入を経て、国有化され、現在の管理下となったそうです。
このピナコテーク(絵画の収集所という意味)には中世からバロック期にかけての作品を陳列の中心に
ホルバイン、クラーナハ、デューラーなどのドイツ絵画のほか、ルーベンス、ブリューゲルらを始めとする
フランドルやネーデルラントの絵画が所蔵されています。
さらにはフランス、スペイン、イタリア絵画にも多くの優品があることで知られているそうです。

以上Wikipedia「アルテ・ピナコテーク」から要約引用させて頂きました。



IMG_3454.jpg
そうなんです。
このブログで一番登場しない分野の美術館であります。


IMG_3455.jpg
ここの所蔵品を語るにも自分があまりに不勉強なので
今回はこのアルテ・ピナコテークで沢山みかけた
美術館の校外学習の観察からの考察を書かせて頂きます。



IMG_3456.jpg
今回私たちが訪れたのは平日の水曜日。
旅に出ていると曜日感覚ってよく分からなくなりますが
この時は「あ、平日なんだ」と再認識出来る程に沢山の学校関係者が
美術館に集合していました。


以上観察した感じの記録を。

幼稚園児はお揃いの帽子を被ります。
小学生ぐらいの団体は特にお揃いのものをつけることはありません。
美術館は子供は無料なので料金は発生しません。
幼稚園児の場合は大人が大目についていっていました。
様子からして親のボランティアかな。。
小学生の場合は先に荷物を預けて美術館スタッフが
観覧の方法や注意について話をしている様でした。


そして団体はそれぞれある程度の人数(15人前後の子供+大人)に分かれて
いくつかのコースに分散しながら見学を開始していました。


私が注目した点は下記の4つの点。

・勝手な行動をとる子供がいないこと
→これは鑑賞慣れなのか、それともたまたまだったのか。。。

・メモをとっていないこと。
→なぜならその場でそれぞれ対話をして鑑賞を深めることが可能だから。
 日本だと子供連れ団体は絶対に黙っていないと絶対にクレーム!です。
 なので通常は子供の鑑賞時は大体大きなノートを渡されて必死に書く事が多いですね。

・子供の団体をまわりの大人は全く気にしていないこと。
→これはちょと羨ましい。ナビゲートする大人が上手ってこともあるかも。
 見た感じでしか判断できないけど。

・子供も英語でコミュニケーションが自然に始められること
→鑑賞状況をぼーっと見ている私たちに英語で話しかけてくれた子供多数。
 皆正直ある程度のコミュニケーションは取れるぐらいの英語力はあるみたいです。
 ここで注目したいのは「英語力」ではなく「英語で話すコミュ力」ですね。
 私は今でも英語で話すという行動そのものに高いハードルを感じてしまいますし
 実際英語を話す際に変な汗をかきながら悪銭苦闘してしまいます。
 母国語以外の言語を話そうと努力する際に感じる肩の力と変な汗。
 これ、なんとかしたいとすごく感じました。


例えば自分が上野の国立博物館で鑑賞している外国人親子に
普通に話しかけられるか。正直とてもじゃないけど出来ません。。。
この壁を超えることで新たな展開を楽しめそうかも!という
確信は持てたのでまず自分が出来ることをやってみようと思います。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-10

ドイツ・アウクスブルク「女子W杯 日本対イングランド戦」を観てきました。

IMG_3451.jpg
ドイツ・アウクスブルクにて

「女子W杯 日本対イングランド戦」

を観てきました。


IMG_3449.jpg
今回のミュンヘン行きの目的の1つです。
初めてのICE。初めてのスタジアム。初めての海外観戦。
息子も、というか家族全員で楽しみに出かけました。


yunimate040503
サッカーをやっている息子憧れのドイツのスタジアム。
しかしいきなりブンデスはハードルが。。。と思ってたら
「女子の国際試合はフレンドリーだしサッカーしてる子供にすごく勉強になるよ」
とコーチに助言を頂き行ってきました。

確かに行く途中も本当にフレンドリー。
友人とドイツ人家族と楽しく交流。
(ああもっと言葉を勉強しなきゃなあ)
IMG_3047_convert_20110710082921.jpg


そして試合前にサポーターさん達とも交流。
皆様おつかれさまです!

試合は残念だけど負けてしまいました。。
みんなすごく頑張っていたので残念。。

試合終了後もとてもフレンドリーな雰囲気。
ピッチ近くまで降りる事も可能。
そこで息子がずっと

「今日はがんばったねー!次もがんばってねー!」と
叫びながら手を振っていたら
数名の選手がこっちを見て手を振ってくれたのですね。
うれしいねーうれしいねーと話していたら旦那さんが
「そろそろ行こうー」というので息子が

「じゃあいくねー!ばいばーい!」と叫んで行こうとしたら

DSCF8139_convert_20110710082804.jpg
なんと9番の川澄奈穂美選手がこっちに走ってきてくれました!!!
そこで息子に

「今日は応援ありがとう!次勝つからね!」

と約束してくれたのですよ!!!
すごく嬉しかったです。

IMG_3065_convert_20110710082832.jpg
そして外に出たら今度は男子日本代表の細貝萌選手にも遭遇!
細貝選手も快く握手や写真に応じて下さいました。
本当にありがとうございました。

女子の国際試合というのは
とてもフレンドリーと聞いていたのですが
本当にフレンドリーでした。
そしてプレイがとても早くパスが多いので
サッカーをやってる少年少女にものすごく参考になると思います!
欧州サッカーに憧れている少年達!まずは親子で女子の国際試合を観戦しに
海外に行ってみよう!絶対に楽しいよ!

そして
IMG_3447.jpg

帰国前にTVのインタビューをうけていた永里選手。
「絶対勝ちます!」との力強い言葉を聞きながら
帰国した私たち。日本で明け方家族で応援していたら


なんとなでしこドイツに勝って4強進出!!!!

おめでとうございます!
息子は「やさしいお姉さんが約束守ってくれた!」と大喜びでした!
感動しました!ありがとうございました!
次の試合も頑張って!!!

2011-07-09

【ミュンヘンに行ってきました】幼稚園児とロングフライト。

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ドイツ、ミュンヘンに家族で行ってきました。


小さな子供と長距離ロングフライト。
旅行の際親として悩ましい問題です。
逆の立場だったら長距離のロングフライト際子供がうるさいと
正直疲れますからね。


息子は基本移動は大丈夫です。3歳を過ぎてからは
飛行機も全く問題ないです。
しかし今回はドイツというかなりのロングフライト。
そこで綿密に計画を立てました。

★この計画は4~5歳以上の子には有効だと思います。


1:今までより少しだけ長いフライトを目指す
シンガポールでのフライトが全く問題なかったので
シンガポールより少しだけ長い時間を目指しました。
フィンランド航空が乗り継ぎ的にぴったりだったのであえて乗り継ぎ便を使いました。
ロングフライトから一旦降りると気分も一新出来るものです。

2:普段から早起きのくせをつける
飛行機に乗る際は早起きが多いです。
なので普段から早起きの癖はつけましょう。
遅くて6時半ぐらい。

3:目的意識を持って寝る癖をつける
目的を達するために今休まなきゃいけない、そのためには早く寝る
という癖を普段からつけることが大事な気がします。
「早く寝ないと明日のサッカーの練習行けなくなるよ!!」
と言えば息子は5分で寝ます。
ちなみに「早く寝ないとザックジャパンに呼ばれないよ!」でも寝ます。。。
機内では毛布は大目に借りるといいです。

4:さくっと起きる癖をつける
起きたらすぐトイレいって顔を洗って歯を磨いて服を着替える。この間長くても7分以内に。
そこから食事をさせるようにしました。
さくっと起きるという癖は長距離移動でとても大事です。
万が一に備えて着替え一式を自分で持たせておくといいかもしれません。

5:切り替えの切り札を乱用しない
起き抜けや不機嫌になりかけた時は普段なかなかありつけないお菓子や
長時間移動でしか遊はせないiPadで遊ばせました。
あ、これ普段から出してると切り札にならないのでご注意ください。

6:食事のタイミングはその子にあわせて
食事のタイミングは早い方が嬉しい子はチャイルドミールみたいたものを事前注文して早目に。
同じじゃなきゃ嫌がる子は同じにするといいとおもいます。
待たせる間お菓子でつなぐ場合はハイチュウみたいなすぐ食べ終わるものにしましょう。
機内食で出てくるパンはとっておいて軽食を食べたがらない時に食べさせるといいうです。

7:席の場所は絶対トイレに近い通路側
トイレに行きやすくするため通路に近い席が必須です。
トイレに近かったら尚よろしいです。
窓優先とかはあまり考えないこと。
長時間フライトの場合は案外窓の景色は変わらないので子供飽きます。
事前にインターネットでチェックインも出来るのでぜひよい席を確保しましょう。

8:空ボトルがあると便利
国際線の場合飲み物は事前に持ち込みは面倒なんで止めましょう。
基本ペットボトルの水は席におかれています。
オススメなのは空の水筒やマイボトルを持参して機内でそれにいれてもらうこと。
こぼす心配もないし子供も急いで飲まないんで楽です。 大きさは小さめにしてね。

9:もちこむおもちゃ
持ち込むおもちゃは無音で楽しめて大きさはA4以内!
音が出るおもちゃはぶっちゃけまわりに迷惑なので絶対駄目です。
オススメはiPadの迷路アプリ。これ暗くても楽しめるからオススメ。

10:目的意識を持った旅にしましょう
サッカーLOVEな息子は今回のフライトや滞在が無事に終われば
ドイツブンデスリーガ生観戦を近い将来実現を約束しています。
好きなことのために頑張る気持ち大切。




今回の旅行において移動は本当に大成功でした。
息子とても頑張ってくれました。
この旅は私たちにとっていろいろなことがはじまる旅になりました。
これからも沢山いろいろな場所にいきたいと思います。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-06

ブログしばらくお休みします


只今ドイツ、ミュンヘンに滞在しています。
ブログは来週までお休みです。

2011-07-02

山本現代「ヤノベケンジ個展「アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ」」を観てきました。

IMG_2636.jpg
山本現代にて

「ヤノベケンジ個展「アトムスーツ・プロジェクト:大地のアンテナ」」

を観てきました。


ヤノベさんの作品は京都のウルトラファクトリー等で
沢山鑑賞させて頂いています。
いろいろな場所でお会いする度「トらやんのおっちゃんやでー」と
いつも楽しく接して下さいます。本当にありがとうございます。

今回は3月11日以降ヤノベさんの個展をじっくりみることが出来る大事な機会。
我が家は実は大事なイベント前日だったのですが
どうしてもと思い伺わせて頂きました。


今回改めて作品を鑑賞させて頂き
3月11日を境にヤノベさんの作品を鑑賞する際
私の感じ方は明らかに変わったなあということを
改めて実感することが出来ました。

京都には縁があり何度も訪れたことがある私。
六波羅蜜寺にも行ったことがあります。「空也上人像」も実物を見ました。
位の高いお坊さんが唱える念仏というのは
目に見えないけどとても猛烈に力のあるもの。
この猛烈な「力」を可視化したのが「空也上人像」です。
実際に観るとその姿がとても「自然」なことに驚かされた記憶があります。
お経が擬人化して僧の口から行列で出てくるなんて
ありえない設定のはずなのにでもなぜか「自然」。

すごく不思議でした。

見えないものを見えてしかも自然に可視化して
その存在をあたりまえにすることにより
絶対的な信頼を設定するというこのプロセス。


助けてほしい存在を可視化して自己の世界の中に取りこむ。


これってもしかして

「ガイガーカウンターで自ら数値計測」

に通じるものがあるのではないかと私は感じました。
放射能という見えないけれどにおわないけれど
どうしようもなく強い力を
数値という分かりやすい形に可視化する。
その可視化によって対策を考え対応する。


人は脅威や不安に対応するために知恵を絞り技術を使う。
このプロセスはもしかしたらずっと変わらないのかな。


私にとってアトムスーツから聞こえてくるメッセージは
3月11日を境に大きく変化しました。
今まではチェルノブイリという脅威に対して向き合っていた戦闘服
というイメージでした。そう、歴史としての戦闘服。
しかし3月11日後は放射能という敵に挑むための戦闘服というイメージに変わりました。


息子はヤノベさんとの再会に喜んだあと
アトムスーツでチェルノブイリの幼稚園に行った時の写真作品を
じっと観ていました。そして

「この幼稚園はどうしてこうなっちゃったの?戦争?」

とヤノベさんに早速質問。
ヤノベさんは「事故でみんないなくなったんだよ」と分かりやすく教えて下さいました。
ありがとうございます。その後作品を一緒に鑑賞しながら
いろいろお話もして下さいました。

そのやりとりを拝見しながら
「もしかしてチェルノブイリより事態は悪化する可能性もあるんだよな」
と思い再度作品をみつめると自分の胸が苦しくなりました。


親である私はこの子に何をしてあげられるのか。
私たちの世代は次世代に何を引き継ごうとしているのか。


今を深く、深く考えることが出来る空間になっています。
オススメです。ぜひ再訪したいと思います。


IMG_2641.jpg
ちなみに息子が描いたヤノベ作品はこちら。
「トらやん」が「うそやん」に見えるのはまだひらがながちょと残念だからです。。。
そして彼は「アトムスーツ」と「トらやん」の違いがよく分かっていないのです。。
ヤノベさん本当に申し訳ありません。。。


最後にとても繊細な展示を楽しむ息子を見守って下さった
ヤノベケンジさん、山本現代のスタッフの皆様
本当にありがとうございました。



IMG_2635.jpg
そして同じ時間帯に会場にいらっしゃっていた八谷和彦さんにもご挨拶することが出来ました。
ポストペットをずっと使っていた私大感激です!
モモちゃんがお風呂に入る様が大好きでした。
ガイガーカウンターミーティングのアーカイブ
ガイガーカウンターの購入を検討している幼稚園ママの知り合いに
ぜひ観て下さいと私オススメしまくっていました。


IMG_2642_convert_20110702220436.jpg
「八谷和彦の見せる世界のひろげかた「魔法かもしれない。」展」
のちらしをご本人から直接頂くことができ密かにすごく嬉しいです。
夏休み家族で必ず伺います!


7月30日まで。
月曜休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-02

東京都写真美術館「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968-この写真を一度として見ることのなかった両親に捧げる-」を観てきました。

東京都写真美術館にて

「ジョセフ・クーデルカ プラハ1968-この写真を一度として見ることのなかった両親に捧げる-」

を観てきました。


今回はどんな形式の展覧会なのか何も考えずに訪問しました。
作家さんはフォト・ジャーナリズム史に伝説として名を刻み
現在もパリとプラハを拠点に世界的な活動を続けるジョセフ・クーデルカという方。

闘争がテーマにはいる展覧会ということなので心して入ったら
予想外にギャラリー的な展示。

まず目につくのは壁の1面に無造作に大量に貼付けられた
沢山のポスター、ポスター、ポスター!
こういう壁、NYとかで見たなあとぼんやりと壁の前に佇んでみました。

ジョセフ・クーデルカは、1938年、チェコスロバキアうまれ。
今回の写真は1968年8月に起こったワルシャワ条約機構軍のプラハ侵攻「チェコ事件」
にて撮影されたもの。
この記録を純粋に評価出来るようになるには多くの時間が必要でした。
すぐに発表するにはリスクが大きすぎたのです。
そこで写真達はプラハの写真史家とスミソニアン博物館の学芸員等の手によって
内密ににアメリカへ持ち出されました。
そして1969年「プラハの写真家」という匿名者によるドキュメントとして発表されたのです。
当時としてはこれが最善の策だったのでしょう。
この写真達は名を伏せたまま、ロバート・キャパ賞を受賞しました。
クーデルカがこの写真の作者であると名乗りを上げることができたのは1984年。
彼の父親がチェコで亡くなった後でした。

随分時間が経ってしまいました。

あの時から随分世界は変わりました。
秘密裏に行っているはずのものはほぼ確実に世に晒されるようになり
策略は必ず暴かれるようになりました。

しかし秘密裏に行われることだけは無くなりません。
今この瞬間にも戦車の音に怯える子供がいなくなることはないのです。

何故なんでしょう。
世界は随分変わったはずなのに。




7月18日まで。
原則月曜休館です。
詳細は公式ホームページをご覧下さい。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-02

東京都現代美術館「MOTコレクション サイレント・ナレーター それぞれのものがたり 特集展示 石田尚志」を観てきました。

IMG_2629.jpg
東京都現代美術館

「MOTコレクション サイレント・ナレーター それぞれのものがたり 特集展示 石田尚志」

を観てきました。


石田尚志さんは以前東京都写真美術館で映像の個展を拝見しました。
東京都写真美術館「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流」を観てきました。


映像のイメージの人だったのですが
今回は映像以外の作品も。

でもやはり映像の躍動感はたまらないものがありました。

写美で観た作品もとても大きな場所にて多面で楽しめるのがよかったです。
吸い込まれそうになりました。

息子は路上に水で描く作品にとにかく大興奮。
やってみたい!!と母親に直訴しておりました。
その他の映像でも子供がやってみたいと懇願するような
パフォーマンスが沢山!
石田さん夏休みに子供とドローイングのWSしてくれたらいいのになあ。



そして3階「それぞれのものがたり」も見逃せません。

こちらは最近縁がある加藤泉さんの作品が印象に残りました。
正直最初はひるむような独特の子供の表現なんだけど
慣れてくるとなんか可愛く見えてくるんですよね。。

作品の目の前に立って作品と向き合うことで
自分の中に次々とお話がでてくるような
作品が多かったという印象があります。
まさに「それぞれのものがたり」。

子供達を数名集めて鑑賞させて
気に入った作品の前でその作品を観たことによって産まれた
「それぞれのものがたり」を聞き合う会とかあったら楽しそうです。


このようにMOTの常設というのはとても見応えありまくりなんです。
特別展ではなくぜひ常設もチェックして頂きたいと思います!


10月2日まで。
8月・9月の土曜日は20:00まで開館(入場は閉館の30分前まで)
月曜日(ただし7/18、8/15、22、29、9/19、26日は開館。)、7/19(火)
*夏期の電力需給状況などにより開館時間や開館日が変更になる可能性があります。
お出かけの際は公式ホームページをご確認ください。




清澄白河駅から東京都現代美術館へ歩く途中こんなポスターが。
IMG_2630.jpg

息子が「ぼくもひっぱってみたいなあ」と呟いていました。
加藤翼さん!次回の個展楽しみにしていますー。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-02

ミヅマ・アクション「宮崎勇次郎展「青と緑と富士山」」を観てきました。

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ミヅマ・アクションにて

「宮崎勇次郎展「青と緑と富士山」」

を観てきました。

「木村了子展「楽園」」で益々この空間が大好きになってしまった私。
今回も楽しみに出かけました。
いつも恵比寿から行ってたのですが中目黒からだとすごく近いのですね。。
今頃気づきました。。。。


IMG_2597.jpg
「竜とダイダラボッチ」(2011)

宮崎さんの実家は銭湯を営んでおられるそうで
銭湯画というのはとても身近なものだったんだそうです。
銭湯というのはある意味究極の異空間。
異空間に現実感溢れる絵があっては恥ずかしくなってしまうので
異空間全開ぐらいのほうがしっくりくるような感じがします。
その時描きたいものを直接的に描くような印象をうけます。
東日本大震災前後の作品「竜とダイダラボッチ」には
大地の力とか自然の力を連想させるモチーフが
とても沢山多く描かれていました。

これ子供がみたら絵の世界にスムーズにとけ込めるんだろうなー。
訪問時は息子は幼稚園。感想聞いてみたかったです。残念!



そして宮崎さんご本人ともお話させて頂きました。

銭湯ということで
富士山がすべての作品に描かれていることを
宮崎さんご本人から伺って気づく私。
ああ、恥ずかしい。。

nezu110403
意外だったのはこちらの立体作品。
「立体もあるのですねー」と宮崎さんに伺うと
「絵を描いていると別の筋肉を使いたくなるんです(^^)」だそうです。

こちらの立体にも「富士山」がちゃんと取り込まれていました。
うふふ。可愛い。



7月9日まで。日曜、月曜休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2011-07-01

GALLERY MoMo Roppongi 「「ex-chamber museum presents:鶴友那・鶴井美和|佐藤明日香|山本久美子|上野紗代」」を観てきました。

GALLERY MoMo Roppongi にて

「「ex-chamber museum presents:鶴友那・鶴井美和|佐藤明日香|山本久美子|上野紗代」

を観てきました。


ギャラリーをまわっているいとよくお会いする幕内政治さん。
自ら主宰するアートサイト「ex-chamber museum」は
情報量がすごく充実していていつも参考にさせてもらっています。
アートフェアULTRA などを通して自らの企画による展示を行っておられましたね。

今回はその幕内さんの企画。
幕内さん本人にお誘いを頂いたので伺わせて頂きました!


今回私が目を奪われてしまったのはこちらのお二人。
「ちいさいのもあるんだけどそっち好きだと思うよ」という幕内さんの
予言が的中です。

佐藤明日香さんの作品は凄く好きです。
よくよく拝見すると1つ1つのキャラクターがすごく可愛らしくてびっくりしました。
そしてアクセントになっているちいさな立体もすごく素敵です。
IMG_2586_convert_20110701054556.jpg kabuki110604



上野紗代さんもすごくよかった。
こういう表情、とっても可愛いです!
IMG_2620.jpg IMG_2599.jpg





幕内さんお声かけ頂きありがとうございました!


7 月9 日(土)まで。
日・月曜・祝日休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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