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2011-06-11

国立劇場「歌舞伎鑑賞教室 義経千本桜」を観てきました。

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国立劇場にて

「歌舞伎鑑賞教室 義経千本桜」

を観てきました。


気がつくと鑑賞教室も5回目。
最近は歌舞伎のWEBに鑑賞マナーのページが常時掲載になり
通常の劇場ではおそらく子供が鑑賞するのはとても厳しくなっている模様。
なので子供も大人も鑑賞出来るこの「歌舞伎鑑賞教室」は
とても貴重な場になっています。ありがとうございます。

ここ1年は基本的にこの鑑賞教室が息子が唯一歌舞伎を観れる場所。
なので息子と二人ですごく楽しみに出かけました。


今回は少し遅刻をしてしまい
「歌舞伎のみかた」は途中からの鑑賞。
しかしまあこの「歌舞伎のみかた」は本当に工夫されている。
5回観てるけど毎回違う。同じ歌舞伎を見せているのに。
今回は体験させる学生を事前に選び花道を歩かせて
「見栄のみせかた」や「女形の歩き方」を実際に体験させていました。
同年代の役者さんと競演では笑い所もちゃんと用意してあって
観ているほうもとてもワクワクしました。


そして実際の演目である「義経千本桜」は2回目の鑑賞。

義経千本桜のあらすじをものすごく簡単にまとめると

「人間より動物のほうが家族を大事にする」
「相手が優れている点を認めてれば相手は助けてくれる」

ですね。詳細はこちらをご覧下さい。

1回目はまだ3歳前だったので途中退出だったのですが
今回はお菓子を食べることもなく声を出す事も殆どなく集中して鑑賞することができました。

なぜ出来たのかを検証してみます。
・基本的に歌舞伎が好き
→歌舞伎は同じ演目を違う役者さんが演じることで違いがある事を知っている。
・ストーリーを知っている
・盛り上がり所を知っている

こういう事前知識が歌舞伎をより楽しませてくれます。
例えば忠信が狐であることを白状した後の決めポーズが違う点とかですね。
これって子供に歌舞伎を見せる時だけでなく
大人が歌舞伎を初めて見る時でも十分活用できると思うのですね。
事前知識があるととても楽しいですよ。
予備知識はだいたいETVの歌舞伎関係のテレビ番組から入手しています。
短めの番組が多いので子供でも十分楽しめますよー。



そして何より沢山の親子や子供や外国人に囲まれての鑑賞は
こちらもとても気持ちが楽です。


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今回はチケット取得が遅くなり上階での鑑賞だったので
終演後花道横をチェックしにきました。
片付けしている大道具さんがお話をしてくれたりして息子大満足。
本当にありがとうございました。
こんな風に「歌舞伎鑑賞教室」というのは歌舞伎初心者にとても優しく接してくれます。
とてもありがたいです。


今回もとても楽しかったそうで移動中息子が書いた「狐忠信」。
こりゃまた随分可愛らしいですねー。
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6月26日(日)まで。
夜間開催の社会人のための歌舞伎鑑賞教室もあります。
6月10日(金)・17日(金)

チケットの状況はこちらからお問い合わせをお願い致します。
お問い合わせ先
国立劇場チケットセンター(午前10時~午後5時)
0570(07)9900
03(3230)3000[PHS・IP電話]


今年ならではで驚かされた事。

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genre : 学問・文化・芸術

2011-06-11

東京都現代美術館「名和晃平 ─ シンセシス 展」を観てきました。

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東京都現代美術館にて

「名和晃平 ─ シンセシス 展」

の内覧会にお邪魔させて頂きました。


ものすごい人、人、人。
親子で圧倒されながら開会式を後ろの方で拝聴。
「展示には順番はありません。ぐるぐるまわって下さい」
という名和さんのお話がとても印象的でした。



そして展示を拝見。今回の展示のテーマは「Cell」。
名和さんの展示はいろいろな場所で体験する機会に恵まれている息子も
とても楽しみにしながら並びました。


私が名和さんの作品を観ていつも感じるのは
「きゅん」という感覚なんですよね。
ゆずとかミスチルとかを聞くとき感じるような感覚。
ちょっとだけ気になっている同じ運動部の男子が
実はものすごく料理がうまくて
部活の試合の合間の昼食中に
お弁当の唐揚げもらってドキっとするような「きゅん」です。

おかあさん何言ってるの!って感じですか。
ごめんなさい。


今回のこの展覧会で沢山の表現を観て思ったのですが名和さんの作品って
「アートに全く興味のない人を「きゅん」とさせるドアノブが沢山あるのでは?」
って思ったんです。
私がとにかく「きゅん」とさせられたのは「POLYGON」のスペースでした。
入った時に急に胸が締め付けられるようなきゅーっとした感覚。
人間の二面性とか人の成長とか心の移り変わりとか
いろいろな感覚が心の中を渦巻きます。

この感覚ってアートに対する事前知識とかいらないんですよ。
何の予備知識もないのにこうやって心をきゅんとさせる。
これってすごい事ではないかと思うのですよね。

あと「VILLUS」のダッカで制作された作品。
NHKの番組で制作過程を拝見しましたので勝手に再会気分。
実際に観るとすごい迫力でした。
あの大きさがとにかくすごかった。



息子が食いついたのが「PRISM」と「MOVIE」。
こちらは息子が初めて見るシリーズ。
鑑賞者側が動いて変化するというスタイルは初めてだったので
とても面白かったそうです。



ちなみに今回の展示はむき出しでのスタイルなので
子供連れの場合は引率者はいつもより3倍増しでまわりに注意しましょう。
暗い部屋もあるので特に注意してね。


アートや美術になじみがない人の心の線に触れる直球力と
アートを探求した人に「この表現を形に出来てしまうのか!」と言わせる実行力。


現代アートが一般に浸透する
アートを観ることが一般化する

もしかしたら名和さんのこの展覧会から始まるかもしれないと
感じさせる高い完成度と可能性を感じさせる展覧会でした。




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あと椿昇先生やヤノベケンジさんや名和昇平さん等多数のクリエイターさんたちが
皆さんで作成していた「VITAL FOOT PROJECT」の自転車も展示されていました。
親子で家族でお世話になっている椿昇先生と一緒にはいぽーず。
(オレンジの子供用とかったら欲しくなってしまいそう。。)



最後に
この度息子と(付き添いの私を)オープニングパーティーに呼んで下さった
名和昇平さん、SCAI THE BATHHOUSEさん本当にありがとうございました。
次回は公開制作の時に伺いたいと思います。
----------
「Drawing」公開制作
名和晃平による「Drawing」の公開制作を行います。

日時=7月17日(日) 15:00-17:00 (作業中に休憩時間あり)
会場=東京都現代美術館 地下2F講堂
参加=無料(名和晃平展チケットをお買い求めの上、ご入場ください)
*会場内での撮影はお断りしております。予めご了承くださいませ。


「Catalyst」公開制作
企画展示室地下2階エントランスを会場に、グル―ガンを使用して制作する作品「Catalyst」の公開制作を行います。

第1回 7月18日(月・祝) 15:00-17:00 (作業中に休憩時間あり)
第2回 8月28日(日) 15:00-17:00 (作業中に休憩時間あり)
会場=東京都現代美術館 企画展示室地下2階 入口
参加=無料(名和晃平展チケットをお買い求めの上、ご入場ください)
*展示室内での撮影はお断りしております。予めご了承くださいませ。
----------
息子は「しゅーにするか、ぶくぶくにするか。。すぐには決められないよ。。」と
真剣に悩んでいるのでしばらく暖かく見守りたいと思います。



8月28日(日)まで。
原則月曜休館です。
詳細は公式ホームページをご覧下さい。

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