fc2ブログ

2010-12-14

銀座和光ホール「歌舞伎の殿堂 歌舞伎座の120年展」を観てきました。

IMG_8443.jpg
銀座和光ホールにて

「歌舞伎の殿堂 歌舞伎座の120年展」

を観てきました。



私が歌舞伎を好きになったきっかけは息子です。
当時2歳半の息子がたまたま録画していた「美の壷」の「歌舞伎 舞台装置編」
にはまりまくったのがきっかけです。
おそらく100回以上は観たと思いますこの回。
そこから疑問に思ったことを調べたり息子に他の映像が観たいとせがまれて手に入れたりして
少しずつ世界を広げていって親子で歌舞伎がどんどん好きになっていきました。
歌舞伎座にも5回ほど通いましたし新橋演舞場の「歌舞伎鑑賞教室」参加は
今年で3年目になっています。
今でも玉三郎さんのインタビューや仁左衛門さんの歌舞伎の紹介番組は
4歳児の割には凝視しまくっています。

という感じの歌舞伎に関してはものすごく初心者ファンな私。
なので歌舞伎の展示を拝見する時には少ない知識フル回転!なのですが
それでも楽しめるのが歌舞伎が「大衆演劇」であるからでしょうか。
今回の展示では歌舞伎役者絵や隈取りを写し取った掛け軸の他に
役者さんの描いた絵画等も多数展示されていました。
ああ、これはあの役者さんのひいおじいちゃんかしらとか思いながら
楽しく拝見しました。


そして歌舞伎座の第一期の模型をまじまじと拝見。
横には九代目団十朗さんの「暫」の記録写真がありました。

実は息子の初の歌舞伎座体験は
今話題の市川海老蔵さんの「暫」でした。

歌舞伎座さよなら公演「五月大歌舞伎 第一幕 「暫」」を鑑賞してきました


最近は歌舞伎鑑賞の子供入場もかなり厳しくなってきたみたいなので
昔ほど子供を連れて歌舞伎鑑賞って気軽には出来なくなってきてる様です。
現在私たちは「歌舞伎鑑賞教室」しか参加していないので分からないですが。。
どうぞ新しい歌舞伎座に幕見席がありますように。


12月25日(土)まで。

ちなみに日本橋高島屋でもこんなイベントがあります。

日本橋?島屋「わが心の歌舞伎座展」

12月17日(金)?12月25日(土)までです。短い。
スポンサーサイト



theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2010-12-14

サントリー美術館「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」を観てきました。

IMG_8437.jpg
サントリー美術館にて

「歌麿・写楽の仕掛け人 その名は蔦屋重三郎」

を観てきました。


今回は美術ブロガートしても母親としても
人生の大先輩であるあべまつさんとご一緒させて頂きました。
二人とも歌舞伎が好きなのでもう心躍る踊る。
来年の3月に写楽の大展覧会もあることだし
どんな風になっているのか小躍りしながら出かけました。。

浮世絵浮世絵を思って入ると
予想外の展開に驚かされます。
この人は今で言うなら雑誌の敏腕編集者でした。

前半に版本を数多く拝見することが出来たのですが
こちらが版木を再利用したものだったり
漫画のようなカット割りがしてあったり
風刺的なものがあったり等等
今でも斬新なデザインが施されたものが多数。
まるで今の雑誌コーナーをひとりでまかなっているよう。

この版本の面白さに目を奪われてしまい
浮世絵までなかなかたどりつけませんでした。。
なんだか多方面の雑誌を一気読みしたような気分。
とても見応えがありました。

歌麿、写楽に関しては真打ち登場の貫禄。
そして配置や背景(吉原を連想させるような格子や写楽の浮世絵の拡大背景)で
視点を分散させているので鑑賞時にあまり待たせない工夫もあってよかったです。
浮世絵の展覧会って観づらいことが多いので。。。



それにしてもこの蔦屋重三郎という人。
きっと魅力あふれる人だったのでしょうねと推測です。
才能を輝かせるのってその才能の持ち主だけでは
限界がある場合が多いんですよね。
その才能を開花させ浸透させていくには継続的なプロモーションが不可欠。
その仕切りを各才能に各方面ごとに行う事も立派な才能です。はい。

今の日本だと誰にあたるのか誰が蔦屋重三郎になるのかいろいろ想いを巡らせます。
最初思いついたのは小山薫堂さんとかどうしかしらでした。
しかしあまりに多彩でユーモアがあふれていて
そして面白すぎるのでこれは現在の作家さんに置き換えるより
蔦屋重三郎ご本人が現代に来たらを考えたほうが面白くなりそう!と思い始めました。

蔦屋重三郎が今生きていたら
いろんなツールつかいまくりでしょうね。
MBAもってtwitterして
きっと今回の海老蔵さんの騒動を詳細に取材してストーリーを考えて
漫画かなんかにしてさっさと電子書籍で販売してそうですね。
そこでどっかの都知事に罵倒されても規制されても
その目をかいくぐって新たな世界に飛び込んでいく。

今現在そんな風に表現を引っ張っていけるようなクリエイターって存在するのかしら。
東京都がおかしくなっている昨今、心配です。



12月19日まで。お急ぎください。
そして歌舞伎に興味を持って下さった方はこちらもおすすめ。

歌舞伎座さよなら公演 記念ドキュメンタリー作品「わが心の歌舞伎座」

映画ですからお気軽に。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

アクセスカウンター
カウンター
プロフィール

seina

Author:seina
FC2ブログへようこそ!

最近の記事
検索フォーム
最近のコメント
最近のトラックバック
月別アーカイブ
Blogram
blogram投票ボタン
カテゴリー
小さな天気予報

-天気予報コム- -FC2-
FC2ブログランキング

FC2Blog Ranking

QRコード
QR
ブログ内検索
RSSフィード
リンク