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2010-12-07

INAX ギャラリー2「下平千夏 ?implosion point?展」を観てきました。

IMG_8329.jpg
INAX ギャラリー2にて

「下平千夏 ?implosion point?展」

を観てきました。

こちらのギャラリーはいつもとても刺激的な作品を
とても身近に展示しているところが好きです。

さて今回も楽しみに出かけたのですが
創造以上に刺激的な作品だったので驚かされました。

まず入っていくと嗅ぎ覚えのある匂い。
「輪ゴムだ!」と気がついて近くまで観てみると
輪ゴムが連なりものすごく躍動感ある放物線を描いています。
今まで放物線を描いた作品は数多く観てますが
ここまで放物線のパワーを感じた作品ははじめてです。
観ていると輪ゴムの手触りが手に反映されてくるようです。


作家の下平さんがいらっしゃったので色々お話を聞くことが出来ました。
とっても可愛らしい方なことにまずびっくり!

「芸術祭等には出展されないのですか?屋外にぴったりな感じがしたのですが」
と伺ったら今年の夏「六甲」で展示を行ったとのことでした。
確かにこの作風は屋外で体験したい感じがします。
輪ゴムは専門店で買ったものだそうです(100均ではない)
放物線に当てているライトの強さも何度も試行錯誤して決定したものだそうです。
確かに絶妙なんですね。ぜひ色々な角度から観て頂きたいです。



話が一段落ついた時下平さんから衝撃の提案が。

「中に入ってみますか。」

!!!!
創造もしなかった提案に動揺。
下平さんにゴムを押さえてもらい中に入ってみると。。。
そこには放物線とライトが生み出す神々しい空間がありました。
そして奥の輪ゴムの集団は南米の島に生えている木というか
鍛え上げられた筋肉ような
生命観がみなぎっているような感じ。
ちなみに重みでゴムの束は斜めになっていました。

「クリスマスまでの展示だから最後外すのをイベントにされては?」
と提案してみたところ

「ものすごい力がかかっているので一斉に外したらおそらく壁が飛びます。。」
とのこと。

1つ1つのものはとても普通で弱いものなのに
集団になり1つの方法で一致団結するとものすごい力を出す事になる

というのも表現したかったポイントなんだそうです。

普段家にあるようなものがここまで多面的に語るなんて。
衝撃の体験でした。
次回はぜひ息子と拝見したいです。



ちなみに中に入れるのは作家さんがいらっしゃる時のみだそうです。
(作家さん在廊の予定は未定です)

12月25日(土)まで。
日曜祭日休廊です。
ものすごくおすすめします。
ユマニテさんの加納 光於展とセットでいかがでしょう。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2010-12-07

ギャルリー東京ユマニテ「加納 光於 《鳥影?遮るものの変容》 KANO mitsuo oil on canvas / oil on paper 2009-2010」を観てきました。

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ギャルリー東京ユマニテにて

「加納 光於 《鳥影?遮るものの変容》 KANO mitsuo oil on canvas / oil on paper 2009-2010」

を観てきました。

最近は登園中にギャラリー巡りをすることも多いです。
一人でいくと五感がいつもより全体に敏感になっていきます。
今回は入口に降りた時にふわっと絵の具の香りがしました。
子供が一緒だと気がつけなかったかも。
そういえば大作があると伺っていました。心躍ります。



入ってみるとまずとても力強い大作が飛び込んできます。

IMG_8331.jpg
繰り返される鳥のモチーフ。
木の幹を連想される躍動感ある曲線。
そして歩き出しそうないちご。

最初大作と向き合った時感じたのは

「「起きたばっかり」ってこういう感じ!」

でした。
現在の私はものすごく早起きで平日は遅くても午前4時には起きます。
しかし低血圧なので目が開いた時さくっと現実に戻る感じではなく
どちらかというとものすごくゆっくり現実に起きていきます。
その時に脳みその裏っかわにひっかかって眠る時には見えているものが
起きてくるうちにだんだん見えなくなってくる。
そんな時にこんな風景を感覚的に観てるような感じがしました。

IMG_8332.jpg
大作を構築する際の設計図の作品もありました。
こちらはこちらで違った面白さが。
夢を創造して書いているような感じ。

このようにある1つの目的を
別の視点から観れる作品ってとても面白いですね。
作品が立体的に感じられます。
2つの作品を行ったり来たりしてしまいました。



IMG_8334.jpg
タイトルもとても面白かった。
絵を描く人が絵を描く他の人の名前をタイトルに入れるのって
私にはとても衝撃でした。
だってその絵のイメージとの戦いになってしまいませんか?
戦いに勝つ自信があるってことですよね?
凄いなあなんて色々深く考えてしまいました。


気がつくとこちらが今年最後の展覧会だそうです。
本当に早い。
「あっという間に1年終わりますねー」なんて話していたら
「展覧会始まったばかりだから終わったら困るわ」。

確かにそうです。
でも本当にあっという間に終わってしまいそう。。
気をつけなきゃ。


今回も詩の朗読会があるそうです。
La Voix des Poètes (詩人の聲)
日程:
・12/3(金)有働薫
・12/8(水)岩切正一郎
・12/10(金)井崎外枝子
・12/15(水)藤本真理子
・12/16(木)天沢退二郎
18:30 開場 19:00-開演(約1時間)

詳しくはこちらをどうぞ。→ 
版画の技法を取り入れているから
韻を踏んだ詩とかきっとぴったりですね。



★写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。
 写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
 興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。


12月25日まで。
日曜祝日休廊です。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

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