2010-10-29
ギャラリー椿「門倉 直子 展 KADOKURA NAOKO -あちらとこちらの世界から- 」を観てきました。

ギャラリー椿にて
「門倉 直子 展 KADOKURA NAOKO -あちらとこちらの世界から- 」
を観てきました。
スタイルは少女のポートレート。
とても可愛らしい子たちなのですが
その可愛さにある特徴があることに気づきました。
しばらくして作家さんである門倉さんに
「好きなアイドルはいますか?」
と聞いてみました。
門倉さんは「?」という感じで考えこんだあとに
「特定に好きなアイドルはいないです。。少女漫画が好きでしたけど」
とのお返事を頂きました。

その答えにものすごく深く納得。
絵を拝見していると
「綺麗になった努力を重ねている女性」
というイメージを感じたのですが門倉さんの表現から
「美を追求する女の子に対する純粋な尊敬」
をとても感じました。女の子が美しくなるため努力する。
それは人によっては批判の対象になったりすることもあることも。
でも彼女の絵筆からは
「本当に綺麗。。綺麗になった貴方って素敵。」
という思い「だけ」がとても強く感じるのですね。
そして絵の中の女の子もその空間の中で自信を取り戻している感じがします。
絵には基本女の子のみ。そこに男性の影は感じられません。
よって彼女の生活臭も感じられないし人間としての生活は見えてこない。
でも門倉さんの絵の女の子は人間性を切り捨てられたと嘆くのではなく
守ってもらっている歓び、安心感に溢れています。
一生懸命努力して綺麗になったことそのものを純粋に褒めてもらえた喜びに溢れています。
絵の中の女の子の安心感からくるしっかりしたまなざしと意思を
こちらも応援したくなりました。
こういう絵が倶楽部のホステスさんの控え室にあったら嬉しいだろうななんて思いました。
(具体的な提案だけどでも絞り込みすぎ。。。?)
もし私が銀座の倶楽部のママさんだったとしたらホステスで売り上げN0.1には
「表彰のお祝いに門倉さんに肖像画を描いてもらう」を導入したいと思います。
倶楽部を経営する予定は全くないのですが。。。
門倉さんのブログを拝見すると
六本木ヒルズ・ミュージアムショップ
『アートアンドデザインストア』にて
ドローイング作品展示販売中です!!
とのこと。
森美術館の帰りにぜひ覗いてみたいと思います。
★写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。
写真はiPhoneのカメラでの撮影です。画質がいいものではございません。
興味を感じて頂いたらぜひ実際に会場に足をお運び頂ければ幸いです。
10月30日までです。
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術