2010-02-23
DEE'S HALL「澄 敬一「the winter market」」を観てきました。

DEE'S HALL「澄 敬一「the winter market」」を観てきました。
とある方からのご紹介という縁で
初めて作品を見せて頂いたのは
気がつけば随分前のことになりました。
その時の感想はこちら→☆
そのときとにかく忘れられなかったのが意外性のある「音」。
とにかく音の出るものに驚かされっぱなしで。。
なので澄さんの個展のお葉書を頂いた時には
開催日が待ち遠しくてたまりませんでした。
息子のサッカー教室が終わって速攻で駒沢を出発。
駒沢公園から表参道は本当にすぐでした。
閑静な住宅街の奥にあるDEE'S HALL。
今日だけなぜかお庭に大量の鳩がお庭にいてまずびっくり。
そしてご挨拶後澄さんにもご挨拶することができました。
そこで澄さんご本人が私達のことを知っていたのに更にびっくり。
読んで頂けていたなんてとても嬉しいです。ありがとうございます。
ご挨拶終了後早速鑑賞。
作品の撮影、掲載の許可も頂きました。ありがとうございます。
息子が一番気に入ったという昔のお医者様の道具箱をアレンジした作品。
頑丈な足に持ち運びされていた人の命を救う鞄。
本当はもっと自由でいたいのにもがき苦しむ現代の私達を連想してしまいました。

今回のメイン展示であります船。
こちらは「地球温暖化で青山に水が来たら船が必要だよね」という
澄さんの発想から産まれた作品。
箸が収納できるご飯用テーブル付きです。

息子さんは「彼しかできない角度」からも鑑賞。ちょと羨ましい。

こちらのピアノは私達が在廊中に嫁入り先が決定しました。
許可を頂き撮影させて頂きながら購入の決意のきっかけを伺ってみました。すると

「本を読みながら音を出してみたかったんです」
なんか皆さんかっこいいです。私も修行に励みます。
その他沢山の暖かいお茶目な作品が展示されています。
写真も撮影させて頂いたのですが。。。
うーんいざ観るとねえ。。実際と違いすぎる。
実際観たり手に取ったりすると
作品が自然体で発している「完成度の高い自信」が伝わってくるのですね。
あの伝わってくる感覚は本当に独特だと思います。
作品にぜひ手に取って頂きたいです。
澄さんともお話をさせて頂きました。
とてもご自身の考えの土台がしっかりしている方で
その「しっかりした土台」、つまり自分の方向性が古道具を自らの手で再生させて
美術品ではない自分の「新しい作品」を生み出しているのかなと感じました。
自分はまだそういう方向性は見つけられないというか右往左往しまくりです。。。
まずは「右往左往してる自分」をしっかりと認めることから始めましょうか。
気がつけばまたまた長居。本当に楽しませて頂きました。
小さな子がいるということで皆様ドキドキされていたと思います。
本当にすみません。そしてありがとうございます。
息子はとても楽しかったそうです。就寝時に
「今日みた作品はとても楽しかった!
あのお船はこの時間は鳥が外に運んでいるんだよ。
今日雨じゃなくてよかったよ」
と呟きながら眠りにつきました。とても面白かったです。
澄敬一様を始め皆様
色々お話をさせて頂き本当にありがとうございました。
開催期間2月23日(火)?3月4日(木)
期間中は日曜日、祭日もオープンです。
開催時間12:00?20:00(日曜、祝日及び最終日は18:00終了)
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術