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2010-01-31

「Mancy’s Tokyo Art Night」を観てきました。

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G-tokyoの帰り道
とても気になっていた「Mancy’s Tokyo Art Night」にも
立ち寄ってみることにしました。


その前後色々寄り道していたので
30分程観るつもりが。。。


2時間近く長居してしまいました。

レストランの個室を使って
各ギャラリーが展示を行っているのですが
これがもうとっても面白い!


まず場所が面白い。
六本木のレストランの2Fのバブリーな雰囲気満載のカラオケルーム
に展示される作品の数々は
大きな会場では決して得ることの出来ない親密感をバシバシ発信しています。
会ったこともないのにまるでよく知っている人が作ったような気持ちにさせます。

特にその親密度を上げるのが絨毯。
絨毯の足の感触を感じながら作品と向き合うと
まるで作家さんに直接見せてもらっているようなドキドキ感が。。

そして何より気に入ったのが会場の雰囲気!
かつての六本木の盛り上がりを感じさせれくれるような
特別な閉鎖感でも実はそれほど高級じゃない雰囲気が
もう懐かしくて懐かしくてたまりませんでした。

気になったギャラリーをいくつか。
【hpgrp GALLERY TOKYO】
映像やオブジェや絵画、映像作品とジャンル多し。
でもみんな爽やかな勢いがありました。
ドローイングの映像作品が素朴でとても楽しかった。

【ギャラリータグボート】
ネットで販売する形式のギャラリーとのこと。
こちらもジャンル広し。
以前代官山で拝見した内田 文武氏の絵画に再会出来たことがとても嬉しかった。

【nca | nichido contemporary art】
ジャナイナ・チェッペの色遣いがとてもよかった。
奥の映像作品もとても気になった。ああ、ちゃんと観ればよかった。

【Gallery2】(ソウル)
【Aki Gallery】(台湾)
2つのギャラリーさんは両方とも自国の作家さんの作品を展示。
「カワイイ」にも種類があることを改めて実感です。


息子は各ギャラリーのブースでくつろぎまくり。
母はヒヤヒヤものでしたが
優しく見守って頂き本当にありがとうございます。
帰りも「寝っ転がってみても怒られないのでびっくりしたけど楽しかった!」
ととても興奮していました。あと
「今日は怖いものが多かった。きっと夜動いてる」
と不吉な予言をしていました。大丈夫でしょうか。。



ああ、このイベントはずっとやってほしいです。
そして親子でこうやってずっと参加して
少しずつ参加する時間が遅くなって最後には息子が
「じゃあいってくるわー」なんて言って自分で参加するまで
続けてほしいです。
今回参加した元気ある作家さん達、ギャラリーさん達と一緒に
私達鑑賞する側も成長していって
何か記念日に作品を購入できるような関係が築けそうな気がしました。
もし参加ギャラリーが増えるようなことがあったら
同じような2階や奥に個室があるレストランを使えばいいと思います。
麻布や六本木ってそういうレストランってまだ沢山ありますでしょ。
あの場所で直島の家プロジェクトみたいにギャラリーのはしごするんです。

まさに土地に根付いたアートフェア。
ああ、考えただけで楽しくなってきます。




とてもオススメなイベントでした。
すでに終了済みですがぜひ定例化を希望します。
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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2010-01-31

GALLERY K「市川 健治新作」を観てきました。

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六本木のGALLERY Kにて「市川 健治新作」を観てきました。


こちらのギャラリーはお休みが水曜、隔週火曜です。
なので土・日・月にアートを!と言う時に
よく伺わせて頂いています。

今回は市川健治さんの新作があるということで
じっくり拝見させて頂きました。




市川さんの紹介をギャラリーのHPより抜粋。

桑沢デザイン研究所の頃、印刷物をピクセル状に切り取り、
まったく別の図像を描き出すという独自のコラージュ的表現スタイル
【ピクセル・モンタージュ】を確立する。
「表現の方法と内容。それぞれを個別に見て頂いても構わないのですが、
その関係性を感じてもらうと、表現者冥利に尽きるというものです。」
ミクロとマクロ。部分と全体。それは常に不可分。


1つ1つの写真を組み合わせて
大きなコラージュ作品を作るスタイルなのですが
この新作は本当になめらかに描かれています。
1つ1つの線が(別々の写真から出来ているはずなのに)流れる様。
完成まで数年かかったというのも納得です。

そしてこの1つ1つの写真にも意味があるそうです!
今回は「東京の風景」から構成されたとのこと。
鎌倉権五郎影政の若々しい雰囲気と
東京の風景が見事に解け合っています。
「外国人の購入者が多い」とのお話しでしたが
近くで観ると確かに納得。
これは外国の人が感じる「JAPAN」が詰まってますなあ。



ちなみにギャラリーそのものも
とても親しみやすい暖かい空間です。
外国からのお客様が直接お店に来て購入する事が多いのも納得です。

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genre : 学問・文化・芸術

2010-01-31

G-tokyoに行ってきました。

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六本木ヒルズ森アーツセンターで開催された
G-tokyoに行ってきました。


アートフェア数あれど
この数でここまで有名処が集まるのはとても珍しい。
お世話になっているARATANIURANOさんも出展ということで
出かけてみました。


アートフェアは何回か出向いていますが
今回ほど「特別感」を感じさせるフェアはありませんでした。
HPにも

「日本の現代アートの流れを牽引、世界規模のアートシーンに参画してきた
 トップギャラリーのみで構成される、コンテンポラリーアートフェア。」

と記述してあります。
特別感がないほうが逆におかしいか。

この特別感を受け手である私達がどう取るかで
1つ1つのブースの印象がものすごく変化します。

展示されている作品の金額が半端じゃないわりには
売約済みの印が多いのもとても不思議でした。
これはブームなのかそれとも美術業界ってそもそもこういうものなのか?

別世界を垣間見たって感じでした。




息子はARATANIURANOさんにご挨拶出来てご満悦。
アーティストの岩崎貴宏氏の作品に二人で釘付け。
画像はフクヘンさんのブログをご覧下さい→こちら。
個展の予定もあるそうなので楽しみです。

ミズマアートギャラリー/山口 晃 個展「柱華道」も面白かった。

息「おかーさんこれなあに?」
母「電柱よ」
息「でんちゅう!でんちゅうって刀を抜いちゃ行けない場所だよね!」
母「それは「殿中」!」

ショートコントをしてた母子でございました。
ギャラリースタッフの方に笑われました。

作品としてはhiromiyoshii/「3秒3分3日3人」展 泉太郎、井上信也、小金沢健人が
とても面白かったそうです。
映像作品のしくみを息子に説明して下さってとても嬉しかったです。
ありがとうございます。


私はギャラリー小柳のブースで
オラファー・エリアソンの作品を体感出来たことが
収穫でした。
来週金沢に行く予定なので益々楽しみになりました。

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2010-01-29

WOKO WORKS OF ART「ゲルハルト・リヒター&マイク・ケリー展」を観てきました。

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せっかく初台まで来ましたしってことで
ギャラリーもまわってみることにしました。





WOKO WORKS OF ARTにて
「ゲルハルト・リヒター&マイク・ケリー展」を観てきました。

こちらのギャラリーはマンションの1階の【離れた二部屋】という
変則的な作り。
これってどちらの部屋から入るかでかなり印象が違いますよね。




今回ものすごく印象に残ったのはマイク・ケリー。

注:写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。


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エクトプラズマをイメージした写真達はかなり強烈。
息子は目を白黒させていました。

それにしてもこういうものを全く怖がらないなあ。。
浮世絵で鍛えられてるからなのかなあ。
ホラー好きとかになったら困ります。
私がホラー大嫌いなので。。

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私がとても印象に残ったのは
スーパーマンの故郷をイメージしたというオブジェ。
アメリカのコミックというのは集団で描くという
だから「スーパーマンの故郷」と言っても実は微妙に違うんだそうです。
確かにもう1つの部屋にあったオブジェとは
微妙に違っていました。
自分が自由に描くスーパーヒーローの故郷。
なんか素敵。

私が描くスーパーヒーローって一体誰なんでしょう?
息子だったらシンケンジャーかウルトラマンか鎌倉権五郎景政か・・・。



息子は最後はギャラリー内がものすごく暖房が効いていたので
暑くて暑くてたまらなかったそうです。
確かに暑かった。お疲れ様です。





ちなみに
WOKO WORKS OF ARTさんは
1月30日、31日とG-tokyo 2010 アートフェアに出展されます。
こちらもとても楽しみです。

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genre : 学問・文化・芸術

2010-01-29

KENJI TAKI GALLERY「田島 秀彦 展 ありふれた素晴らしい日々」を観てきました。

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オペラシティの後は
初台近くのギャラリーへ。

まずは
KENJI TAKI GALLERYにて
「田島 秀彦 展 ありふれた素晴らしい日々」を観てきました。




外から見るととても爽やかな感じ。
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可愛らしい感じの作風なのかしらと思いきや
近くで観るとドキ!っとさせられます。
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可愛らしいオブジェの傍には
一見ゴキブリに見える虫のオブジェ。
絶妙の感覚でつり下げられた可愛い色の傘をつけた電球の内側は
ぞくっとするような虫の数々。


この作家さん以前は
レストランで展示をしたとのこと。
勇気あるなー。作家さんもレストランも。


虫のオブジェを(見たくないけど)よく注目すると
戦闘機や戦車で作られていることに気づきます。
そして一見「爽やか」な絵画作品にも
戦車や戦闘機が描かれていることに気づきます。


デザインされることによって本質を気づきにくくしてる「戦争」。
これってまさに現代そのものなのかもしれませんね。


息子はテーブルの作品がとても気に入ったそうです。



「ご飯食べた後片付けなくていいのがアートだね!」


うー。
ちょと違いますよ。

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2010-01-29

NTTインターコミュニケーション・センター 「可能世界空間論――空間の表象の探索、のいくつか」を観てきました。

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オペラシティギャラリーの後は
もちろんここも!ということで
NTTインターコミュニケーション・センター(ICC)にて
「可能世界空間論――空間の表象の探索、のいくつか」を観てきました。


こちらICCは子供連れで安心して見れるギャラリーの1つだと思います。


受付で荷物を預かってもらえる
分かりやすいテーマ
体感コーナーも多数
子供連れを扱い慣れているスタッフ
休憩コーナーあり
トイレが綺麗


条件はかなり整っています。
しかもぐるっとパス使える!


今回親子で楽しんで伺いました。
とにかく今回強烈だったのは
「建築折紙」。

1枚の紙を綿密に計算して折っていき
1つの形を作り上げていきます。
こんなこと出来るのって日本人、そして
昔「折り顔」を作った松尾貴史さんぐらいだわ!

しかもこちらの折紙はかなり大きな体感模型もあって
自らたためるんです。こちらも楽しい体験。

その他
オープン・(リ)ソース・ファニチャーという
子供も夢中になれる組み木のような遊び道具も
ものすごく楽しいです。
これ、売ってくれないかな。

ただこのような体感展示の時は
親も子供の暴走を防ぐように
一緒に楽しく参加しましょうね。







そして同じ紙を使った作品ということで
ギャルリー東京ユマニテさんでこんな展示もあります。
こちらもとても楽しみです。

●神山明展 KAMIYAMA Akira new works 2010
2/1月-2/20土 日曜休廊 1030-1830
http://kgs-tokyo.jp/human/2010/0201/0201.htm

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2010-01-29

東京オペラシティアートギャラリー「「エレメント」構造デザイナー セシル・バルモンドの世界」を観てきました。

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東京オペラシティアートギャラリーで開催中の
「「エレメント」構造デザイナーセシル・バルモンドの世界展」
に行って来ました。


なぜだかうまく言えませんが
とにかく「新宿」という場所が苦手です。
きっと私にとって方角が悪いのでしょう。
とにかく居心地が悪い。


なので今日は少し大回りをして
笹塚経由で初台へ。
息子は2度目のオペラシティ。
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巨人さんにこんにちはとご挨拶。


建築は感覚でしか感じられない私なので
当然「セシル・バルモンド」という名前は分からず。
HPにて不思議なオブジェ「H_edge(ヘッジ)」を拝見して
「なんだろーこれ?」と思っていたです。


入る前から「H_edge(ヘッジ)」のことばかり考えていたので
展示室1の「Banners(バナー)」に真面目に迷いました。

子供番組「みいつけた!」に「ダンボール迷路」というのがあるのですが
息子はリアル迷路に興奮。
そして1つ1つの美しい絵や写真を楽しんでいました。



さてお楽しみの展示室2。


近くで観ると本当に不思議でした。
お互いをどのように支え合っているのか
どのように組み立てていくのか
どのように解体されるのか


観ればみるほど興味がわいてきます。


ちなみにボランティアスタッフ20人程で設営したとのこと。
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設営の具体的な雰囲気はミュージアムショップ内のギャラリー5で垣間見ることも出来ます。


息子はちなみに
「H_edge(ヘッジ)」には殆ど食いつかず。
床の幾何学模様をゆっくり歩くことをとても楽しんでいました。


「ここで靴を脱ぐのは本当に楽しい!」


と何度も笑顔。


もしかしてこの行為は
靴を脱ぐことで足からバルモンドのデザイン性を感じなさい!って
ことなのかしら。


建築に興味がなくても
感覚で感じられるとても楽しい構成でした。



ちなみに所蔵作品の展示も素晴らしかった。
特に熊谷直人さん。
最近個人的ブームである「色の音」を感じさせてくれる作品が多かったです。



会 期は3月22日まで。
休館日は月曜日の他に【2月14日】(ビル全館休館日)!


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2010-01-26

森美術館「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る?ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト?」を再訪してきました。

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さて今日はいつも参加している「おやこでアート」のです。


本日は「医学と芸術展:生命(いのち)と愛の未来を探る?ダ・ヴィンチ、応挙、デミアン・ハースト?」。
1度予習済みですが楽しい作品も多かったので
楽しみに出かけました。

最近私が非常に災難続きで外科や歯科に頻繁にお世話になっているので
益々医学が身近な私達。
しかも今回は説明して下さるスタッフさんのお腹に赤ちゃん♪という設定だったので
益々身近に感じることが出来ました。

あと思った以上に怖がっているお子さんはいませんでしたねー。
案外怖くないのかな。模型等にオトナのほうが怖がってる感じでした。
スタッフさんにお話を伺うと
「小学生の先生は「難しい・・?」と話していたが実際の小学生は楽しんでみてました。」
とのこと。
オトナが思っている以上に子供は冷静なのかもしれません。


今回もやはり印象に残ったのは
ウォルター・シェルツの「Life Before Death 」
こちらは何度観てもじわっと涙が出てきます。
「その瞬間を切り取る「写真」」という媒体だから生まれた作品。
今自分が母子でこの場を楽しめていることに深く深く感謝しました。

あと残念!って思ったのは
ジル・バルビエ「老人ホーム」に置かれていた雑誌が日本語だったこと!
お話しを聞くとこれは早急に用意したものだとか。
おいおいキャットウーマンはひらがな読めないでしょー。


息子は今日はどちらかというとじっくりと鑑賞。
何度も会ってるスタッフさん達なので楽しくてたまらない様子。
いつも本当にありがとうございます。
次回もどうぞよろしく御願いします。




今回はここからちょと長文。

この「おやこでアート」にもかなり長く参加しています。
こちらのツアーに参加することで
私達は美術というものに向き合う姿勢に気づき
現在のような「子連れアート鑑賞」という
変わった趣味を持つ親子になれました。


ではどうして私は自分で自由に「親子鑑賞」が出来るようになったのでしょう?
このブログを読み返してみるとこんな環境だったみたいです。

・美術館密集地(六本木)に定期的に通う予定があった
・人が少ない時間帯に行動できる時間的余裕があった
・定期的に子供連れで美術館に行ってもいい情報を持っていた

恵まれています。感謝感謝です。


なぜそんなことを考えたかというと
本日「おやこでアート」に参加した親子さん達はこの後美術館にまた行こう!と
行動してくれるのかなと思ったのです。
美術館で鑑賞し笑顔で解散した後
東京シティビューのジューススタンド付近で
駆け回る子供達と疲労困憊になってるお母さんを見かけると
ちょと考え込んでしまったのです。


おやこでアートにはよいところが沢山あります。
以前もまとめて記載させて頂きましたが
・数組の家族に数名のスタッフが配置されるゾーンディフェンス
・「本日イベントです」という告知
は子供を連れている親からするととても心強い環境です。

でもいつでもどこでもそうではありません。

美術館を親子で鑑賞する楽しみを知ったら
後は自分で切り開くしか道ってないのでしょうか。
泳ぎ方を教えたら後は泳げる場所を自分で探すしかないのでしょうか。

正直子連れで美術館に行くといつも楽しい訳ばかりではありません。
私も今でもたまに露骨に嫌な顔をされたり
面と向かっていちゃもんをつけられたりすることもあります。
例えば東博の常設にて
「子供と展示室で写真を撮るなんて非常識だ!」
といきなり怒鳴られたこともあります。
子供の名誉の為に記載させていただきますが
もちろん騒いだり走ったりしていません。
仏像の前で仏像の真似をしていただけです。
東博の常設は所蔵作品でフラッシュ無しなら撮影OKです。
その方は私が「子供を連れて舞い上がってる非常識な母親」に見えたのでしょう。
撮影OKエリアであることを説明したら逃げていきましたが。。


「美術館に子供がいるなんて!」


と思う方がまだ大勢いることも現実なんです。


私はそういう方の意識改革を美術館側にしてほしいとは
正直思っていません。
それはあまりにも虫がよすぎます。
そうではなく

「美術館はオトナで楽しみたい」
「美術館を親子で楽しみたい」

という違う意識の人たちが緩やかに住み分け出来る環境を
一緒に考えて頂けたら自分たちも自ら行動出来るのにと思ったのです。
具体的に案を考えてみました。

・月1回でもいいので「親子DAY」を決めてもらう
→割引はなくてもいいのでこの日は「家族多めです」と決めてアナウンスしてもらう。
 デート等でどうしても子供に会いたくない人はその日は避けてもらう
 TOHOシネマズの「ママズクラブシアター」に近い感じ。

・展示途中に「タッチパネル」「映像」「体験コーナー」等子供の逃げ場を作る
→展示中飽きて騒ぐというのが子供が陥りやすい罠。
 気持ちが切り替えられる場所を用意する

・平日AMにお母さん対象のツアー「予習の時間」を作る
→子供が飽きる最大要因のひとつに「何だか分からない」があるので
 お母さんが子供専属キュレイターになれる予習の時間というツアーを開催。
 平日午前中なら幼稚園生の親なら来れる。


「甘えすぎ」というご批判もあるかと思います。
「オトナになってから行けばいい」というご意見もあると思います。
しかしこれだけ政治や経済情勢が不安定な昨今
今あるそれぞれの美術館や博物館を活性していかないと
子供達がオトナになる前に美術館や博物館が無くなってしまいます。


自分は何かできないのかな。
もうすこし深く考えてみたいです。

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2010-01-26

YOKOI FINE ART「前原冬樹 "いろはにほへどちりぬるを」を観てきました。

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YOKOI FINE ARTにて
「前原冬樹 "いろはにほへどちりぬるを」を観てきました。



六本木で少し時間が空くのでオススメを御指南願ったら
「「YOKOI FINE ART」いいですよ!」との素敵なご意見。
そういえば以前アートフェアにてお名刺を頂いたのに
まだ伺っていない!ということで
麻布十番からお散歩しながら伺いました。


息子は目の前の東京タワーに大興奮。


「東京タワーのおいしゃさんの隣は食堂なんだよね!」


と叫ぶ叫ぶ。
実は私達お友達と東京タワーに行った際
そのお友達が負傷し東京タワーの医務室で手当をされるのに
同行した経験があるのです。
医務室は社員食堂の隣にあるのです。


「東京タワーの職員は医務室が隣なので社員食堂で思う存分食べれるのです」


お医者様の定番ギャグを思い出します。



話がそれました。



「YOKOI FINE ART」は普通のビルの6Fにあります。
今までだったら絶対に入れないよなあ。
ではではということで6Fまで。ご挨拶をして再会を喜びあった後
早速拝見させて頂きました。



注:写真の撮影・掲載は主催者の許可を頂いております。



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日々の物語が染みこんでいる日常にとけ込んでいる品々を
「1つの木」から彫刻で仕上げるという作品。
とても精巧な作風です。
ここまで仕上げるには莫大な手順と壮大な葛藤があっただろうと
容易に想像できます。

まずは作り上げる作品を見つけることが大変そうな感じがしました。


奥には作家さんと当ギャラリーのオーナーさんの会話の映像もありました。
作家さん自身もかなりストイックな感じ。
探求しているテーマに妥協は許さないぜ!って感じが素敵です。



息子が気に入ったのは「ベルト」の作品。
「どこが好き?」とスタッフさんに聞かれて


「お肉みたいなところ!ほら、ここ焦げてるでしょ?」


最近家で焼き肉をする際自分でソーセージを焼くのがブーム。
ベルトの古びた感じがソーセージに似てなくも。。ないか。。。
子供の発想って予想外。ほんと面白いなあ。


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後は奥のカニの作品が気に入ったそうです。
作家さんの「動く情報」+「作品」はやはりものすごいインパクトの様です。



とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
本当にありがとうございました。


ちなみに

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2010-01-23

原美術館「ヤン フードン 将軍的微笑」を観てきました。

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近くの御殿山ガーデンは朝の安保に最適。
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原美術館にて
「ヤン フードン 将軍的微笑」を友人と二人で観てきました。

アバンギャルド・チャイナにて2作品を観たことがあるヤン フードン。
映像そのものは奇抜性より芸術性で
表現方法に色々な手段を使う作家さんかなあと自分では思っていました。


最新作の「将軍的微笑」(2009年)はとても表現力豊かな作品。
展示室の大きさにまさにジャストフィット。
会食の中に自分も参加しているような気分になれます。
こちらにあわせての新作かと思った程。
上海美術館での大規模個展の際に発表したそうですが
その時の展示室のサイズが気になります。




映像そのものの作品はあまり好きになれませんでした。

中国の若手作家さんによく出てくる「破壊」と「裸」が
「出てくるだろうなあ。。。」と予想される時に
出てくるのは狙いなのでしょうか。


さてここで大いなる疑問。
「映像作家」と「映画監督」の違いってなんなのでしょう?


自分としては
スクリーンのみで勝負するのが映画監督
映像を使ってミスクトメディアで表現するのが映像作家

と思っていたので
2階展示室の「竹林の七賢人(The Half Hitching Post)」(2005年)
という作品にて混乱してしまいました。



映像作家が「映像のみの作品」を作る時ってどんな気持ちなのでしょうかね。





ちなみに
本日のメインは原美術館でのランチだったのです。
週末限定のガーデンバスケットとピザを注文し
ワインと共に至福の時間。

楽しすぎる午後に感謝。

本日楽しいランチを共にしてくれたSさん。
本当にどうもありがとう。

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2010-01-22

アラタニウラノ「小西紀行 個として全」を観てきました。

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ARATANIURANOさんにて
小西紀行「個として全」を観てきました。

注:写真の撮影、掲載は主催者の許可を頂いております。



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ギャラリーに入った時


「ううっ!」


と一瞬たじろぐ威圧感。
家族を描いた風景なのにどうしてなんだろうと
一生懸命観てみると。。

arataniurano012204

動いてほしい所が止まり
動いてほしくない場所が動いている


からではないかと。


忙しく動き回る衣服、波打つ肌と
動きのない目。
こちらの対比が
強烈な印象を残している感じがしました。


息子は「こわくないよー」と言いながら絵は全て斜め観。
こっそり聞くと


「服とぽっぺたが嵐になってる。こわい」


そうですかそうですね。
でも夢には出なかったみたいです。




ARATANIURANOさんは
1月30日、31日とG-tokyo 2010 アートフェアに出展されるそうです。
こちらも楽しみですね。

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2010-01-22

ギャルリー東京ユマニテ「近藤竜男展 Tatsuo KONDO new paintings」を観てきました。

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1月上旬のシンガポール旅行で楽しい時間を過ごせたお礼を伝えるため
ギャルリー東京ユマニテに出向き
「近藤竜男展 Tatsuo KONDO new paintingsw」を観てきました。


今回のシンガポール旅行にて
海外ギャラリーを訪問という大イベントを実行するきっかけを頂くことが出来たのも
そのきっかけのおかげで本当に楽しかったことも
こちらのギャラリーのおかげ。


帰りの飛行機の中でCAさん達に
iPRECIATIONギャルリー東京ユマニテの宣伝を
しまくってきました程です。


そんなお礼の気持ちをきちんと伝える為にいざ。
旅の珍道中の報告もさせて頂き本当にありがとうございます。



さて息子がリラックスして楽しんでいる間(いつもお相手ありがとうございます!)
私は今回の展示「近藤竜男展 Tatsuo KONDO new paintingsw」を楽しませて頂きました。


注:展示室内の写真は主催者の許可を得て撮影したものです。


抽象的なグラデーションの上にリングという構図は
最近の個人的なブームであります「鳴る音」を聞くことが出来て
観ていてとても気持ちがよかったです。
ただなんとなく印象として淋しげなリズムが鳴っている感じがしました。
淋しいけどでもそのリズムを受け入れるような感じ。
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特に「追憶」というドットの作品にそんな印象を受けました。

「3回忌の後の食事会の帰り道」って感じでしょうか。

過去の作品もカタログで拝見させて頂いたのですが
「研ぎ澄ました後の「達成感」が静かに伝わってくる作品」
がとても多くて観ていて気持ちのよい(徹夜明けの)早朝の風
を感じるような気持ちになりました。

おそらく作家さんというのは
とても熱血漢な人のはず。
そうでなくてはここまで研ぎ澄ますことは出来ないんじゃないかな。


なんてことを脳内で想像していました。



スタッフの方々と談笑させて頂いている間
編集者っぽい方の来訪もちらほら。
近藤先生はNY在住時には渡米してきた日本人美術関係者の
お世話も沢山してきた「アニキ」のような存在の方だそうで
今回の展示には沢山の編集者さんが訪れているとのこと。

なのでものすごい「熱血漢の初老の男性」を勝手に想像しておりました。





ブログ用の写真を撮らせて頂いている際
若干小柄の誠実そうな男性が来訪。
スタッフの方とお話しをしていて
「あの方が近藤先生よ」と教えて頂きとても驚きました。


先生にご挨拶をさせて頂き
お話を伺うと現在は東京在住で
活動拠点は吉祥寺とのこと。
伊勢丹とロンロンの閉店を残念がっておられました。

今回1点だけあった「ドットが組み込まれた作品」については
「ちょとやってみたんだけど水玉って流行っちゃっててねえ。。。」
とフランクに話して頂きとても嬉しかったです。
ありがとうございます。


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息子には連れて行った際「これ書いた人は女の人だよ!」となぜか断言。
なぜそう思ったかを聞かれたらうまく説明できなかったみたいで
その後は遊ぶ方に夢中でした。

この空間が大好きだっていうのは
写真からにじみ出ていると思います(汗)。



最後に
息子を温かく見守って下さった近藤先生
いつも暖かくそして時にはずばっと接して下さるギャルリー東京ユマニテの皆様
本当にありがとうございます。
今年もどうぞよろしく御願い申し上げます。

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2010-01-22

ギャラリーためなが「Chen Jiang Hong -チェン・ジャン・ホン展」を観てきました。

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以前ギャラリーツアーに参加した際
ギャラリーためながさんで拝見したチェン・ジャン・ホン。

ずっと気になっていたので
本日勇気を出してギャラリーためながにて
「Chen Jiang Hong -チェン・ジャン・ホン展」を観てきました。


現在中国のコンテンポラリーの作家さんにありがちな破壊ありきではなく

自分のアイデンティティを大事にしながら
新しい表現を行うという姿勢は

観ていてとても潔くて気持ちがいいです。


ちなみに
間近で観ると筆使いの潔さが本当によく分かります。


絵、1つ1つにものすごく勢いがありますが喧嘩しないのは
この潔い筆遣いから来るのかなと感じました。
ギャラリーだから間近で見れる。感謝です。



それにしても明るい気持ちにさせてくれる絵です。
パワーをもらえます。
会社の会議室にあったら
前向きな事業計画ができそうです。



ギャラリーためながさんは
「The 銀座の画廊!」という感じだったので
ドキドキしながらの入場でしたが
スタッフの方にいろいろ教えて頂きとても充実した時間を過ごすことが出来ました。




ちなみに
ギャラリーためながさんの所蔵の作品が
目黒区美術館で2月11日より行われる
「ベルナール・ビッフェ展」で拝見することが出来るそうです。
こちらも楽しみです。

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2010-01-19

東京都写真美術館「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流」を観てきました。

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今日からサッカー教室開始です。
(旅行に行っていたのでお休みしていたのです)
つまり私達の恵比寿通いも開始というわけです。


せっかくだからNadiffとか行ってみようかと思ったのですが
なんと12時から。
ふてくされて恵比寿ガーデンプレイスに戻ったら息子に「お腹減った!」
しかしガーデンプレイスのランチは11時半からが多い。
三越のイートインでカレーを食した後
東京都写真美術館にて
「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクト・アニメーションの源流」を観てきました。

ちなみに本日友の会入会。
年間2000円なら十分元は取れるでしょう。


「石田尚志さん」は不勉強で存じ上げなかったので
アニメの原理と前衛映像が見れるというように
息子に説明。
どんなアニメと聞くので


「うねうねだよー!」


どうもこの言葉が気に入ったようで
うねうねとずっと躍っておりました。


展示室はB1F。
今回前半は「アニメーションの原理」後半は「抽象アニメーション、そして石田尚志特集」
という感じでしょうか。
小規模の展示でした。平日の昼間、鑑賞しているのは私達ぐらい。
正直どんな感じかなと思ったのですが
これが思いの外面白い!


後半の色彩の動き、というかアニメーションは
本当に色々な音を感じることが出来ます。



資生堂ギャラリー「第4回 shiseido art egg 曽谷朝絵 - 鳴る色 - 」 にて
「「鳴る色」なのに自分は音をどうして感じられないのかな」と思ったのですが
音も動きがあるのだから色ももっと「動かさないと」
色の音って感じられないのかなと思いました。
カッティングシートは綺麗すぎなのかなあ。
絵の具の筆遣いやにじみ具合等からは
数々の音を感じることが出来ました。


カンディンスキーの絵画等と入り乱れて観ると
頭の中に音が満ちあふれてきます。


それにしても
前衛映像を暗転の中母親と二人で
大声も出さないで見続けられる息子の度胸には
我が子ながら驚かされます。


「怖くないの?」と聞くと
「怖くないよ。だって作品だもの」だそうで。



syabi011902

終わった後も
「うねうねー」とつぶやきながら余裕のお絵かき。



すっかりアートネイティヴやね。



彼を心底驚かせるような
強烈な作品を探し続ける私の旅はまだまだ続きます。

オススメ展示随時受付中です。
ぜひ御指南下さい。

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genre : 学問・文化・芸術

2010-01-17

資生堂ギャラリー「第4回 shiseido art egg 曽谷朝絵 - 鳴る色 - 」を観てきました。 

shiseido0117


(なぜか記事を上書きしてしまった。。ショック)


素朴な疑問。
なぜ日曜日の銀座はこれほどまでに
テレビカメラが沢山あるのでしょう。




日曜も営業ギャラリーは企業が主催しているギャラリーが多いです。
銀座には企業ギャラリーもいくつかあるので
本日は資生堂ギャラリーにて
「第4回 shiseido art egg 曽谷朝絵 - 鳴る色 - 」を観てきました。 



色と音のハーモニーを体感して下さいという
コンセプトのこの展示。
展示内に入ることが出来ます。
入る為には靴に靴カバーをつけます。
息子はだっこかなあと思ったら


「お子さんは靴を拭いていただければOKですよ」


ととても暖かいお言葉。
おかげさまでとても気持ちよく展示を楽しむことが出来ました。


展示室内に踏み込むと
さまざまな色を直接感じることが出来ます。
カッティングシートはとても綺麗な素材。
なので色合いも様々。
でもこの綺麗さがもしかしたら裏目かな。
綺麗すぎで動きを感じれないので音が聞こえてきません。




どうして音が聞こえてこないのかな。



ちなみに息子は
「白い場所を歩いて下さいね」
というルールがとても気に入った様で
楽しんで鑑賞していました。
階段途中にある高い視点からの鑑賞もとてもよかった。


そして温かい目で見守って下さったスタッフの皆様。
本当にありがとうございました。



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2010-01-17

国立新美術館「DOMANI・明日展2009」を観てきました。 

domani0117


早く見に行かないと終わってしまう!!!
ということで




国立新美術館にて「DOMANI・明日展2009」を観てきました。




Takさんはろるどさん
オススメ記事をUPされていたので
ずっと気になっていたこの展示。
開催終了日も近づいていたので
急いでやってきました。


外気が寒く中は暑いこの季節。
上着や荷物をロッカーに預けて
息子には「だっこをしなくても見える大きな作品ばかりらしいよ」
と予備知識を入れておいていざ入場です。
本当は黙って連れて行って驚かせたいところですが
美術館は大きな声を出さないほうがいいものです。


国立新美術館といえば「高い天井」が特徴です。
今回はこの天井というか空間を活かした作品がとても多かったです。
そして作品を観た後に「派遣国」を見ると納得させられることが多かったのも
面白かったです。
派遣国はどうやって決めるのでしょうかねえ。
作品を観て決めるのかな。それとも派遣された国に影響されていくものなのでしょうか。


息子は大きな作品1つ1つを楽しんで鑑賞。
気に入ったのは
藤原彩人(彫刻)
吉田暁子(現代美術)
安田佐智種(写真)
だそうです。

大きなハコを最大限に生かしてる作品が多いです。
逆に言うと今はここまで大きく考えないと
いけない状況があるのでしょうか。
もしそうだとしたら哀しいな。
小さいものは小さいものとしての良さがあるのだから。


ちなみに国立新美術館には展示室内にトイレや休憩室があります。
飲食は出来ませんが子供を休憩させるにはなかなかの場所。
窓から見える景色も綺麗です。


最後から二番目のブースにて
巨大な壁画(彫刻)を発見。
でっかいなあと二人で眺めていたら
なんと作家さんである藤原彩人さんがそのブースにいらっしゃいました!

息子に「あの人が作ったんだよ」と囁くと
「どうしておんなのこばっかりなのか聞いてみたい!」とのこと。
でもその時は談笑されていたので少し時間をおいて
ご挨拶をした後息子に質問をさせてみました。

息「どうしておんなのこばっかりなの?」
藤「うーん男の子もいるんだよ」
息「そうなの!?」
藤「正面は男の子なんだよ。でも確かに女の子が多いね。
  女の子はおしゃべりが好きなんだよ。
  そして男の子は迷ってばっかりなんだよ」
息「・・・迷ってばっかりねえ。。。」


「男は迷ってばっかり」

が妙に気になるフレーズだったようで
寝るまで時々呟いておりました。


「作品を観ながらその作家さんと話をする」という体験は
その場でしか味わえない臨場感を感じることが出来る素敵な時間。
息子も「作った人と観た!」作品というのはとても印象に残ってるそうです。
本当はもっと作品のこととか聞いてみたいし
制作の方法とか聞きたかったんですけどね。


でも実際の作品の大きさと神々しさと
「女はおしゃべりが好きでそして男は迷ってばかり」
というフレーズが妙に気に入ったので今回は満足です。


実際観に行くと1つ1つの作家さんのエネルギーをとても感じることが出来るこの展示。
本日は日曜の午後でしたがお客様は少なかったです。
国立新美術館さんにもっと積極的な広報活動をしてほしいものです。

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2010-01-17

「Image of Singapore」に行ってきました。

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さて今回のシンガポール旅行でも
美術館や博物館に行きたい!ってことで
今回はセントーサ島の
Image of Singapore」に行ってきました。


本来ならもっと行くべき博物館は
沢山あると思うのですが
あまりに楽しくて観光や遊びを満喫してるので
セントーサ島というバケーション満載の島にある
博物館に行くのが精一杯だったのです。
まあ仕方がないか程度の気持ちで入ったのですが
実際に見てみるとものすごく見応えある展示で驚きました。
展示内容はものすごくざっくりまとめると


「シンガポールはさまざまな人種が作る歴史で成り立っている。
これから歴史を作るのはあなた」


というものです。
ここでどのような人々がどこから来たのか、
そしてどのような生活や婚礼をしてきたのかを
蝋人形を使って展示をしているのです。


展示内容も見応えあったのですが
一番考えさせられたのはその展示に対する姿勢。
私達が入場する際に中国系のツアーの団体が大量に入ってきたのですが
その人たちの展示に対する真剣な姿勢に考え込んでしまいました。


「もし自分が外国で日本の展示があった際
 ここまで真剣に見入ることが出来るのだろうか」


自分は自分のアイデンティティをちゃんと向き合えているだろうか。
そして相手のアイデンティティを尊重出来ているだろうか。


一度深く考えてみたいと思います。

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2010-01-16

スリ・ヴィラマ・カリアマン寺院(リトルインディア)に行ってきました。

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私が旅行に行く際に絶対に欠かせないこと。
それは

「その土地の文化に触れること」

です。



美術でもよし
スポーツでもよし
食事でもよし
建築でもよし

そこにしかないもの
自分の住む近辺では絶対に体験できないもの


これがないと旅行した気分になりません。
(だからグアムとかはちょっとダメでした。。。)



今回シンガポールを選んだのも
独特の文化に触れられるはずというのが
私にとって重要なポイントでした。


特にリトルインディアの寺院は絶対に行ってみたかった。
あまり気乗りしない旦那さんを説得して
家族三人で出かけていきました。


その前にインド人街では超有名な
ショッピングセンターに潜入。


もうなんでしょうこの熱気!
独特な香り。
ああ外国だなあと思います。


息子はあまりに沢山のグッズに圧倒されてました。

「なんでこんなに沢山なの!」
「なんでこんなにキラキラなの!」


確かにそうだわね。
スパイスコーナーとかもすごいもんなあ。
日本のスーパー行ってもここまでの熱気は感じない気がします。


そんなこんなでリトルインディアを散策しながら
お目当てであるスリ・ヴィラマ・カリアマン寺院に行ってきました。

こちらの寺院はセラングーン通りの横断歩道のすぐ近くにあります。
1881年にインドのベンガル地方から移住してきた労働者によって造られた寺院なんだそうです。
シヴァ神やヴィシュヌ神が祭られておりいままで私達が見たこともないような寺院です。



この寺院の主祭神は、ヒンズーの女性の神様で、シヴァ神の奥さんであるカーリー(Kali)だそうです。
寺院の名前であるヴィラマカリアンマンというのは、「勇気あるカーリー」という意味
インドの神話では、殺戮した敵の血を飲むことを好む恐ろしい存在とされます。
絵で描かれるときは、手には人の生首やどくろの杯、肉切り包丁をもち、
腰巻きは人の切断された手足で、大変に悪魔的な様子になります。
その意味どおり力を与えてくれる神様とされています。
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実際に見ても、怖いです。


息子は見たこともない神様
見たこともない僧侶達
見たこともない祈りの仕方に硬直しまくりでした。


でも大きな声を出すこともなく
走り回ることもなく
お祈りの儀式にも参加(というか呆然と硬直?)していたので
刺激的な異文化体験になったのではないでしょうか。
特にお祈りの仕方に驚いていました。


インド文化に関しては
東博などで三歳児にしてはかなり触れているほうだと思うのですが
やはり実際は刺激的。

旅はこうでなくっちゃね。

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2010-01-15

「iPRECIATION(The Fullerton Hotel of SINGAPORE)」を訪問してきました。

iPRECIATION

今週は家族旅行でシンガポールに行ってました。
純粋にバカンスでございます。
そんな予定を以前話していたら
いつもお世話になっている
ギャルリー東京ユマニテのKさんに


iPRECIATIONにぜひ行ってみたら?富田さんの作品あるわよ!」


と教えて頂きました。

行ってみたいのはもちろんなのですが
英語が。。と不安感じながらも
でも「このチャンスを逃す手はない!」
と思い勇気を出して息子と二人で
Fullerton Hotel までMRTで行ってみました。


自分たちが泊まっていたPAN PACIFIC HOTEL もとても綺麗なホテルだったのですが
このFullerton Hotelはものすごく豪華でした。豪華すぎました。
思わず息子と二人で硬直。
そこで勇気を出してホールスタッフのおじさまに
印刷してきた富田さんの個展の資料を見せて
このギャラリーの場所を聞くと笑顔で案内してくれました。


入場するといきなり大きなチャイム音。
その音に二人で驚いていると

「Hello?」


と赤いドレスのメガネ美人登場。
つたない英語で

・富田菜摘さんの作品が好きだということ
・ギャルリー東京ユマニテによく行くこと
・シンガポールにバカンス出来てるのでぜひここに来たかったこと

を身振りと爆裂英語で説明。
なんとか通じたみたいで
ようこそ!と大歓迎してくれました。

富田さんの作品は各場所にとてもセンスよく置いてありました。
Lorraineは息子の弾丸トークと私の爆裂翻訳に
辛抱強く付き合って下さり

「これは何?」
「これは自転車に使うもの?」
「これは亀?」
「これはフラミンゴだ!ぼく知ってるよ」
「これは鉛筆のキャップだ!」

というようなトークを沢山しました。
根気よく私達につきあってくれて
本当にどうもありがとうございます。
ちなみに作品にはシンガポールのリトルインディアで
買ったジュースの缶とか使われているそうです!
どこで製作をしたのかな。ホテルかしら?
個展の秘話も聞いてみたいと思いました。



息子は富田さんの作品はもちろん他のアーティストの作品も
1つ1つ堪能。
沢山質問をして楽しんでいました。
「とてもアートを楽しんでいるお子さん!素敵です!」
と褒めて頂きとても嬉しかったです。
それにしても私の爆裂英語で何か失礼がなかったか
正直今でも不安です。
明日中にはお礼とお詫びメールを書かなくちゃ。。




iPRECIATIONは主にコンテンポラリーを扱っているようでした。
中国や台湾のアーティストの作品は
なんかとても「太い」メッセージがありました。
「こっちを見なさい!」って感じ。
そして富田さんの作品はとても柔らかい印象を受けました。

どちらのメッセージの発信の仕方も
とても作品そのものにあっていました。
そして他の作品にメッセージがぶつかっていないというのも
驚きました。
まるで多民族が混ざり合って生活している
シンガポールそのものみたい。


ちなみに富田さんの作品はちょくちょく売れているそうで
パンフレットの表紙である大きな作品は既になかったです。
正直ロビーを出入りしてるお客さんの雰囲気をみると
美術品の購買が日常なんだろうなというのは
容易に想像できました。




☆ちなみにオタマトーン&明和電機の説明もしてきました!
お礼メールを書く際に明和電機の英語サイトのURLを
送ることになってます。
興味持ってくれたら嬉しいナー。



自分だけでは
海外のギャラリーを訪問し
作品の説明を聞くなんてことは
今までの私だったら絶対にありえなかったこと。
とても素晴らしい体験になりました。

ギャルリー東京ユマニテのKさん
iPRECIATIONのMs Lorraine

Thanks for a wonderful time.
We are really happy.
Be sure to visit again.

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2010-01-07

神奈川県立近代美術館別館「所蔵品によるイギリスの版画展」を観てきました。

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さて鶴岡八幡宮を堪能した後は
せっかくなので
神奈川県立近代美術館別館「所蔵品によるイギリスの版画展」を観てから帰ることにしました。


当館が所蔵する豊かなヨーロッパ版画コレクションのうち
イギリス出身の6人の芸術家による版画約80点の展示だそうです。


知らない名前ばかりだろうと思ったのですが
ヘンリー・ムーアとかもあってびっくり。


息子は銅版画を知らないので簡単に解説。


「浮世絵みたいにいらない線がないほうがいい」


だそうです。







後は連作などの内容を解説。
ウィリアム・フォーガスの「遊女一代」等の内容は
非常に説明しづらい。



何とかかみ砕いて
「若い女の子がまわりに騙されて最後は牢屋で死ぬ」
とストーリーを説明すると


「人が嫌がることって見てて楽しいってばいきんまんも言ってた」



そうですかそうですか。
「人の不幸は蜜の味」。。。。。


ちなみにこの別館。
設備は素晴らしいのに距離が離れているせいか人影はずっとまばら。
大丈夫かな。

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2010-01-07

神奈川県立近代美術館 鎌倉「内藤礼 すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」を観てきました。 



お正月ももう終わりですね。ちなみに来週家族旅行に行きます。
そして旅行終了後は日常が始まってしまいます。
入園前の手続きが色々始まります。忙しいです。



というわけで今日しかないんじゃなかろうかと思い


神奈川県立近代美術館 鎌倉にて
「内藤礼 すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」を観てきました。


いつも拝読させて頂いている
美術ブロガーさん達がこぞって絶賛してるこの展示。
しかし内藤さんの展示は直島の「きんざ」に代表されるように
自分と向き合う姿勢が要求される作品。
(つまり子供が観るのはちょと・・・という作品。「きんざ」は年齢制限あり)
果たしてうちの子観れるのかなあ。。と思いながら
美術館の告知を何度も読み返し子連れNGでないことを確認。
一番空いていると予想される日に行くのが
自分たちにとってもよいだろうと思い
正月休み明けの平日の昼前に
電車を乗り継いで鎌倉までやってきました。


1月上旬という天気なのになぜかとても暖かい。
お散歩するには最適です。



受付でも子連れで大丈夫かどうかを再度確認していざ入室。
お客様少なめ。本当によかった。まずは2階。



「地上はどんなところだったか」

こちらは本当に作り込んである作品。
暗闇の中での等間隔のゆるやかな明かり。
その明かりに照らされる数々の布。
暗闇の教会の中を歩いている様な気分。
結婚式じゃないな。お葬式に参列してるような感覚。
注意しなくても私も息子も静かに鑑賞していました。


2つのガラスケースに入ることが出来ます。息子も入りました。
息子曰く後に入ったほう(入り口に近い方)が断然面白かったそうです。
理由を聞くと

「入る時の温度が全然違ったからだよ。
 ぼくとおかあさんが動いているのが温度で分かるからだよ。」

確かに。
こちらのガラスケースは裏口のような場所を通ります。
コンクリート打ちっ放しの場所なのでとても寒い。
そこを通ってガラスケースに入ると暑い。
明かに空気が動いているのが分かります。


この展示は今の季節を狙って考えられたんだろうな。きっと。


作品を構成する1つ1つのミクストメディアを
ぼうっと見つめているうちに
気がつくと随分時間が経っていました。


息子はガラスケースを通った後に
ふあふあと風船が動くことがとても楽しかったそうです。
人によって動き方が変わる。その度作品も変わるとのこと。

私は自分が洋裁をするので
置かれた布やリボンがとても興味深かったです。
どうしてこの布がここにあるのかなと考えるこの行為は
遺品整理のような感覚になりました。


という感じで第一展示室を存分に堪能した後に飛び込んだ第二展示室は。。。


息子にとってはカウンターパンチだったようです。
頭の上にはてなマークが出てきていました。
もちろん私も。。。この部屋は難しかった。

「お土産」で気持ちは穏やかになりましたが。。。


そして1階へ。


流れたゆたうリボン。
しずくのようにきらめくビーズ。
池の上でアーチを描くリボン。
そして思わず微笑んでしまうようなボタン。


1階のほうが子連れ鑑賞としてはかなり大変な感じ。
作品鑑賞に慣れていない子供だったら絶対に触る。
正直私もドキドキしてしまいました。
本人が作品を認識してくれたので大丈夫でしたが。。。
お子様連れは1階のほうが要注意です。


ここで「精霊」を観ながら作品配置の紙を観ている私に息子から質問。


息「おかあさん、これは何で出来てるって書いてあるの?」
私「リボンよ」
息「(「無題」のガラス瓶を指さしながら)じゃあこれは?」
私「水とガラス瓶よ」
私「(観たら分かるでしょー何言ってるのかしら)」

息「なんかつくった人(作家さん、つまり内藤さんのこと)ずるいね」
私「???」
息「だってこれは風や池や太陽も一緒になってる作品だよ。
  なのにそれを書いてあげないなんて。
  みんなで作品にしてるのにねえ」

私「・・・・」


屋外作品については風や太陽や池も仲間に入れてあげなきゃ!という主張。
うーそうくるとは思わなかった。
ずるいわねという結論にする訳にはいかないので
仲間はずれにしたんじゃないんだよとは言いましたが
うまく返答出来ませんでした。
その後特に触れてこなかったので彼の思いつきなのかもしれませんが。。。


もしかしたら彼が一番この空間を楽しんだのかもしれません。


ちなみにカフェもとても素敵でした。
プリン、ものすごく美味しかったです!


鎌倉まで足を運んで本当によかったです。
1月24日までです。お早めに。


おまけ:
本日の入浴終了後風呂中の桶やおもちゃのバケツに
お湯をギリギリまで溜めて風呂場に本人の思う配置で置いておりました。
本人が「作品なの!」と熱弁していたので今日のところは
展示を継続することに致します。

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2010-01-06

歌舞伎座さよなら公演 壽初春大歌舞伎「梶原平三誉石切 」「勧進帳」を観てきました。


歌舞伎座さよなら公演 壽初春大歌舞伎
「梶原平三誉石切 」「勧進帳」を観てきました。

本日は子連れではなく友人と二人です。
先日12月の歌舞伎座でトラブルがあったので
正直しばらく歌舞伎恐怖症になっていました。
この件に関しては
一番悪いのは親である自分だと思っているので
しばらく自己反省の時間を設けました。

その後サッカー教室のママさんに
「歌舞伎を見に行きたいんだけどぜひ教えて」と誘って頂き
事情を説明して私の「リハビリ」につきあって頂いたのでした。

毎月通ってるはずの歌舞伎座ですが
今日は少し緊張したなあ。。

今回は演目に集中出来るのでイヤホンガイドも借りてみました。



まずは「梶原平三誉石切 」。
こちらはどちらかというと親子の情愛を中心とした長めのお話。
長めのお話の意味をイヤホンガイドだけで把握するのは
ちょと困難かもしれませんね。
もう少しあらすじ読み込んでから行けばよかった。
娘の梢(魁春さん)がとにかく可愛らしかったです。


そして「勧進帳」。こちらは歌舞伎座では2回目です。

現在の歌舞伎座の勧進帳は團十郎さんが最後になるのでしょうね。
絶好調の頃のDVDを見過ぎているせいか
どうも弁慶が静かすぎる感じ。
もう少し荒々しさがほしいかなあ。思慮深くて私は好きですけど。
「舞は荒々しく」と團十郎さんはTVで話しておられたけど
でもやはり優雅の範疇であってほしい。

私はしきたりとか分からないので
とんちんかんな発言かと思いますが
そろそろ血気盛んな「弁慶」を観たい感じがしました。
新歌舞伎座ではきっと海老蔵さんあたりが
やってくれないかしら。

勘三郎さんの義経はちょっとキャラ違いのような感じも。。
透明感が欲しいんだけどな。義経には。

なんていっちょまえな感想を言える分際でもないですけどね。
やはり劇場は本当にいいですね。
行ってよかったです。

ちなみに今日はマナーの悪いお客さんが多かったです。
最後の飛び六法で客席を駆け下りる人が数名いたのには驚きました。




色々考えることが多い鑑賞になりました。
ただお友達のおかげで歌舞伎恐怖症は完璧に脱することは出来ました。
もう少しリハビリを続けた後にまた母子で鑑賞に行きたいです。
幕見で「勧進帳」はありかな。今日思った以上に幕見空いてました。

あと一緒に行ってくれたSさん本当にどうもありがとう。
来月もぜひ行きましょうね。

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genre : 学問・文化・芸術

2010-01-06

メゾンエルメスギャラリー「小谷元彦 「Hollow」」を観てきました。

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メゾンエルメスギャラリーは
私達母子が大好きな場所の1つです。

エルメスという私からしたら高値過ぎる存在なのに
このギャラリーは暖かく受け入れてくれる感じが大好きです。


前回の展示の際に
「今度はぜひお子さんもご一緒に」
とお話ししていただいたのに行けなかったので
今日はぜひと思い伺わせて頂きました。


で。展示は


小谷元彦 「Hollow」


Hollow...Hollow...Hollow!!!


私ホラー映画は超苦手分野でございます。
どうしてお金払って怖い思いしなきゃいけないのさ!って
思います。

なので題名を見た時正直怯んだのですが
息子は慣れた場所なので
「こんにちはー」と行ってしまう有様。。


怖かったらどーすんのさ!


なんてことを思いながらドキドキしながら入ってみましたら


怖くはありませんでした。
というかとても美しい。。。
あえて恐怖感をなくしてるんでしょうか。
1つ1つが海草のような清らかさを感じます。
なんだか水槽の中に迷い込んだみたい。
でも浮遊してる作品が多い割には
私は風を感じることが出来ませんでした。
この違和感は意図的なのかしら。
むずむず感が恐怖感に繋がるのかな。


ギャラリーさんからは
昔のパンフレットを色々頂くことが出来ました。
読み応えあります!どうもありがとうございます。


息子は慣れた場所でもあり
大型オブジェには慣れてる不思議な3歳児なので
慣れた感じで鑑賞。
しかし!まか不思議な物語が始まらなかったので
正直怖かったようです。
最近は「怖い」と感じる展示はあまり直視しない様ので。。。。
でも夜はちゃんと寝ました。夢には出てこなかったみたいです。




しかし帰宅後この記事を書くために
ネットで色々調べていたら
こちらを「草食系ホラー」と名付けている記事発見。


うーんこういう○○系って言葉で
分類しちゃうのって小谷さんに対してとても無礼な感じがするのは
私だけでしょうか。

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genre : 学問・文化・芸術

2010-01-05

三井記念美術館「江江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵」を観てきました。

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そして時間がまだあったので
三井記念美術館「江戸の粋・明治の技 柴田是真の漆×絵」を観てきました。


こちらは「なんだこりゃコレクション」で山下先生が「花瓶梅図漆絵」を紹介されていたので
ぜひ観てみたかったのです。


実際に行ってみると
「花瓶梅図漆絵」だけでなくとても魅力的な作品が多いことに
驚きました。
もちろん漆絵も素敵なのですが絵画も器も超技巧なのに楽しさ満載。
きっと柴田是真ご本人もとても遊び心満載の人だったんだろうな。
もしかしたら収集家であるエドソン夫妻のお人柄なのかしら。
とにかく楽しい雰囲気が満ちています。



息子は琵琶を弾いているカエルがお気に入り。
特に「口」がよかったそうです。
確かに可愛かった!!!



予想以上に観てて楽しくなる展覧会でした。
子供が見ても楽しいと思います。

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genre : 学問・文化・芸術

2010-01-05

東京国立博物館「国宝 土偶展」を観てきました。

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今年はなぜか新春から激しい腹痛に襲われまして
お正月は体内大掃除状態でした。。
しかし休んで横になるという訳にもいかないので
今回はただひたすら胃腸薬を飲みながら
水分を取りながらトイレに駆け込みながら
おせちを振る舞ったり初詣に行ったりしました。


そんな状態だったので当然息子にも伝染。
三が日以降も二人で本調子が出ませんでした。
なのでなかなか鑑賞に行けなかったのですが
本日やっとほぼ完治ということで
やはり王道からということで
東京国立博物館にて「国宝 土偶展」を観てきました。


最近の東博のイメージから
激混み必死という感じでしたが
今日はさすがに程よい混み具合でした。


息子には今日は「「土偶」を見るんだよ」と説明。
当然「土偶ってなあに?」との返事。そこで


「昔の人が神様の代わりに作った土で作ったお人形だよ」


微熱上がりってこともあり
電車で愚図り途中下車したり喧嘩したり
号泣しながらなんとか到着。
3歳児、なかなか難しいです。


でも東博の姿が見えてきたら自分からダッシュ!
ここに来たら楽しいこと、美味しいこと沢山あるって
よーく知ってるもんね!


今回の土偶展は
平成館ではなく本館の特別5室で行われます。
ここのお部屋ってとても今回の展示にあっていますね。
今までは石仏関係が多かった場所です。
天井の高さとライトアップが土偶達をより一層美しく見せます。

正直最初見るまでは
無理に盛り上げてるのかしらなんて
斜めな予想をしていたのですが
1つ1つの土偶のデザインがものすごく楽しくて
気がついたら必死で見ていました。


息子もガン見。


「みんなそれぞれお顔が違うようにそばにいてほしい神様も違うんだねー」


ええこと言うのう。

ちなみに「しゃがむ土偶」「合掌土偶」は

「おやますわりー」

なんだそうです。
息子の通う体操教室ではいわゆる「体育座り」のことを
「おやますわり」といいます。



私自身は
1つ1つの土偶に「リズム」があることにとても驚きました。
きっと素敵なビートを刻みながら土とかこねてたんでしょうね。
そしてそのビートから生み出される無駄のないデザイン。
現代のメディアアートに通じるものを感じます。


明和電機の土佐社長が
「叩くか叩かないで奏でる打楽器と
 ゼロかイチのデジタル音楽は実はとても近いものなんです」
とテレビで知花くららさんに話していましたが
こういうことか!っと実感出来ました。



今回のテーマは子供にとても分かりやすいと思います。
子供ツアーが小学生しかないのがとても残念。
幼稚園児対象とかあってもいいのになー。
みんなで粘土こねるの。楽しいと思うんだけどなー。



お土産屋さんも楽しかったです。
でもね、でもねシカン展の時も思ったのですが
こういう土ものの展覧会の後は
土に戯れたいと思うわけですよ。

はにわ作りセット

高い?じゃあこれでどうだ!

やけるんだセット(野焼き燃焼材付き陶芸キット)


うちは結局クッキーのみ購入。
その後は法隆寺宝物館1階 ホテルオークラ ガーデンテラスにて
ハッシュドビーフを。
dogu010502

上野界隈のレストランでは
ハッシュドビーフかハヤシライスはみんな美味しいです。

theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2010-01-01

あめましておめでとうございます

akeome

新年明けましておめでとうございます。
なんと今年は明け方から腹痛に悩まされてしまい
本日は初詣が限界でした。。
明日はお年始なのでなんとか体調回復に努めています。。



今年も色々なアートをぜひ体感していきたいと思います!
本年もどうぞよろしく御願い致します。


さて、旦那さん3日から出勤。
3日はどうしようかなー。

theme : 思うこと
genre : 学問・文化・芸術

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