2009-09-30
ワタリウム美術館「ルイス。バラガン邸をたずねる」を観てきました。

美術ブログを本格的に始めてから
数々の出会いに恵まれています。
今日出かけたワタリウム美術館も
そんな素敵な出会いからオススメされた展覧会。
「ルイス。バラガン邸をたずねる」を観てきました。
事前にHPで内容を確認して
「これは大人向けだな」と感じたので
息子が保育園の日に行ってきました。
子連れで美術館がコンセプトではありますが
子連れで行けない場所に無理にはいかないようにしております♪
こちらの展覧会のコンセプトはハコの中に家を再現するというもの。
ワタリウムの内部に、バラガンの私邸を建築家の妹島和世さんと西沢立衛さんが
「再現」するというもの。
もちろんワタリウムはワタリウムでしかないので
ここにどう再現するのかなという疑問と期待を持ちながら出かけました。
入場時に「お荷物預かります」と言われどうしてなのかなと
思ったのですがいざ入ってみて納得。
これはまさに再現。
1つ1つの椅子、テーブル、お皿など全て揃って「作品」なので
大きな鞄等がぶつかっては大変!
っていうことかと最初は思ったのですが
もしかしたら
「お呼ばれして家の中に入ったら鞄は置いておくでしょ?」
ってことなのかなと思いました。
高い天井や天窓は
「再現」に
そしてすごいなと思ったのは窓からの景色との調和。
このお店が見えるのです。

美術館内から見ると
なんだかメキシコの雰囲気にぴったり。
これってあわせて作ったわけではないですよね。すごいなあ。
まるではめ込んだみたい。
楽しい展示方法だなっ楽しいなと進んでいったのでうsが
楽しい気分が変わったのは最上階の寝室。
なんかスピリチュアルな空気がぴーんと感じました。
ここは再現ではない。
バラガンさんいるわ。
寝室っていろんな事を考える場所。
2階、3階で見た数々のドローイングが産まれる前の「ふあふあしたもの」
を明らかに感じました。
2階、3階までは「再現」と感じましたが4階まで行って
「ああ、これは作品だ」
と強く感じることが出来ました。
寝室を見たあとに見たリビングや書斎は
明らかに違って見えました。
通常「お呼ばれしたお宅の寝室」って行かないですよね。
間違って入っちゃったりしたらドキドキしますよね。
なんかそんな感じも作用してるのかな。
開催期間長いのでまた来たいです。
さむい冬の中メキシコの家を再現した作品を
どのように感じることが出来るか
ぜひ確かめたいです。
ちなみにこちらのチケットはパスポート制。
期間中は再度入場可能とのこと。
次回はギャラリー・トークの時間にあわせて
行ってみたいと思います。
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術