
さて本日はおやこでアートの日。
行く前に歯医者で歯科検診を受けた後
バスに乗っていざ
森美術館へ。
「おやこでアート
「アイ・ウェイウェイ展「何に因って?」」を再訪してきました。
この「おやこでアート」というのはこんなツアーです。
以下美術館HPより抜粋。
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■おやこでアート *日本語のみ
ベビーカーに乗っている赤ちゃんから、小さなお子様まで、おやこでアートを楽しむツアーです。希望するツアーをどちらかお選びいただけます。
★ ベビーカーツアー
小さなお子様を連れた保護者の方を対象にしたツアーです。ベビーカーでのご来館でも安心してお楽しみいただけます。
★ おやこでおしゃべりツアー
おしゃべりを始めたお子様と、作品を見てお話しながら展示室を回るツアーです。お子様の視点に立って、親子で一緒にお楽しみいただけます。(3歳以上におすすめです。)
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私がこの森美の「おやこでアート」が(数多い美術館プログラムの中で)
ものすごく家族プログラムとして優れていると思うのは
下記の5点です。
1:2?3組の親子にスタッフが数名つく。
2:その他にもゾーンディフェンスのスタッフが数名いる。
3:おおまかな流れで進めて下さるので子供の好奇心が満たされる
4:家族同士子供同士の交流も促してくれる
5:「本日おやこツアー開催してます」と入り口にアナウンスがしてある
特に有り難いのは「2」と「5」。
初めて美術館に子供を連れ出す時に
一番怖いのは予期せぬ子供の行動。
その点を一緒に対応してくれる人がいるというのは
とても心強いことです。
そして「美術館に子供がいるなんて!」という考えの人に
「現在美術館主催のツアーに参加して頑張っています」
と胸を張っていられるというのはありがたいです。
私たちは2年以上参加しています。
きっとこれからも参加すると思います。
さて我が息子。
今回一緒に回って下さった女の子も
ツアー参加経験者ということなので
ものすごく穏やかに出発。
一緒に回るスタッフさんも何度もご一緒した方なので
ものすごくリラックスムード。

このツアーは11時から開始なので天窓から零れる光の美しさには
改めてうっとり。
夕方は何時頃が素敵なんでしょうか。ぜひ知りたいです。
息子は1回予習済み。
しかし少し間があいているので
「どうかなー」と思っていましたが
内容はほぼ覚えていました。
一緒に参加してくれた女の子に解説とかしちゃったりして。
この子は将来きっと美術館デートをするんでしょうねえ。。
理屈優先にならないように私も気をつけなきゃ。
二人で観た時と違いスタッフさんが
積み木や真珠の指輪や中国の地図など
色々理解を促すパーツをご用意して下っていて
新たに作品を味わえてとても楽しかったです。
私はやはり「蛇の天井」がよかったなあ。今回のツアーにて
リュックが特注でサイズが違うのは
四川大地震の被害者の子供は幼子から高校生まで幅広かったから
「蛇」というのは中国では「予期せぬ出来事」という意味もある
というのを解説して頂き
母親として涙が出そうになりました。

息子はものすごくリラックス。
何度もお話ししているスタッフさんも大勢いるので
安心して鑑賞していました。
アイ・ウェイウェイさんのモノマネなんかしちゃったりして。
最近アーティストのモノマネがブームみたいです。
子連れで美術館に行くようになってから
「1回で観るのは無理だから」と
気に入った展覧会は数回足を運ぶようになりました。
結果として
ある時は独りで
ある時は親子で
ある時はツアーに参加して
等々いろいろなアプローチから
展覧会を味わうという手法を入手出来た感じがします。
感謝感謝です。
息子も私だけではなくスタッフさんに感想を自分の言葉で話したりして
インプットもアウトプットも沢山出来て脳内フル稼働!って感じでした。
ありがたやありがやたです。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
息子もとても楽しかったそうです。
午後はお友達と待ち合わせしてヒルズの公園で遊びまくったので
ヒルズを満喫した1日になりました。寝る前に
「今日もたのしかったよー。
なんじょうさんにどこらへんが楽しかったか今度話に行かなきゃね」
と言いながら
明和電機の「WAHHA GO GO(ワッハゴーゴー)」のドローイング本を読み
笑いながら寝ました。
アートが身近な三歳児の夏ももうすぐ終わりです。

作家:アイ・ウェイウェイ
この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示・非営利・改変禁止2.1日本」ライセンスでライセンスされています。
森美術館
東京メトロ日比谷線「六本木駅」より母子の足で徒歩7分。
11月8日(日)まで無休です。
theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術