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2009-06-30

21_21 DESIGN SIGHT 第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展を再訪してきました。

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さて六本木の締めくくりはいつもここ。
21_21 DESIGN SIGHT 第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展を再訪してきました。


大江戸線六本木駅に降り立つと
いつもこのデザインサイトと行きつけのカフェには
必ず行くことになっています。


さてこの「骨」展。


やはり何度見ても楽しい。
参加出来る仕組みって本当に楽しいですね。


しかし今回再訪したら
やはり恐れていたことが。。。


虫さんが入院されていました。
息子は一番楽しみにしていたものだから
かなりがっかり。


その分「another shadow」の前で
躍りまくってきました。


今回の展示は繊細なものが多いからなあ。。。
なんとか元気になってほしいものです。


そういえば子供イベントの募集が始まっていました。
今回は「ダイソンを分解しよう!」だそうです。これはかなり気になります。
息子は3歳なので申し込んでもなかなか当選しませんが
もし可能ならぜひ参加してみたいです。



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最後はいつもミッドタウンインフォメーションの前にある
yao_ESTAbLISHにてアイスクリームを。
ここは息子の行きつけです。
テラス席はとても子供に優しいのでオススメです。


写真はyao_ESTAbLISH前にある安田侃さんの大理石のオブジェ「意心帰」。
子供に大人気です。
(本来は見るものなんでしょうけど。。夏の時期は冷たくて気持ちがいいのです。。。)
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genre : 学問・文化・芸術

2009-06-30

国立新美術館「野村仁 - 変化する相―時・場・身体」展を観てきました

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今度は六本木に移動。



まずはぐるっとパス最終日なので
国立新美術館にて
「野村仁 - 変化する相―時・場・身体」展を観てきました。



こちらも予備知識ゼロ。
参考にさせて頂いている美術ブログ
拝見したぐらいです。


息子には
「不思議なものを観に行こう」
と誘って出かけました。


入場の際ものすごい行列があって
「!!!」と思ったのですが
それは別の展覧会でした。
胸をなで下ろしていざ入場。


野村仁さん。
写真をはじめとする様々な手法を使う
マルチメディア・アーティストとのこと。

最初のほうの写真の作品を観て


「河原温みたいだなあ」


と漠然と感じました。
TODAYシリーズみたいなものを表現したかったのかな。


後半の宇宙的なものは
息子が食いつきまくり。

「地球と太陽の365日」を観て「じてんしゃみたい!」とはしゃぎ
「正午のアナレンマ ’90」と「3D アナレンマ」を見比べて
「一緒だ!」と興奮し
ソーラーカーの映像を見た後実物を見て「乗りたい!」と大興奮していました。



後半は「アート」なのか「サイエンス」なのか
考える部分もありましたが
鑑賞するにはとても楽しいものでした。
宇宙的なものはなんか自分の中の感覚で
「すごいなー」って思うだけでいいのかな。
きっといいんですよね。



いつも思うけどこういう時に
考えちゃうのが「大人」なのかもなーって思います。
息子はものすごくストレートに楽しんでいて
羨ましかったです。




金曜日午後フリーなので
七夕のイベントに行こうかなと思ってます。



国立新美術館 企画展示室2E
7月23日まで開催。
火曜日休館【月曜日やっています】
大江戸線六本木駅から母子の足で約5分。

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2009-06-29

ギンザ・グラフィック・ギャラリー「Max Huber ? a graphic designer」展を観てきました。

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せっかく銀座に来たのでもう1つギャラリーを。
エルメスから少し歩いて
ギンザ・グラフィック・ギャラリーにて
「Max Huber ? a graphic designer」展を観てきました。


エルメスでテンション上がった息子は
意気揚々とギャラリーの中へ入るつもりが
ドアに指を挟んで号泣。。。


挟んだだけだったので
たいしたことはなかったのですが
本人はかなりびっくりしたみたいです。


さて。
実はMax Huber。私殆ど知りません。
お名前を聞いた気がするかも。。。程度です。


でも初めて入って思ったのは
なんて楽しいんでしょう!でした。
明るい色彩にリズムある構図。
観ていてこちらが踊り出したくなる感じです。




おかげさまで息子も指を挟んだ痛みをすぐ忘れてくれました。


展示室は2つ。B1の展示室には下書き的なものがいくつか。
息子はそれを見て「これは?」



私は「思ったことを書いたんだと思うよ。」



すると



「じゃあ僕も書いてみるよ!」





今後どんな作品が出来るのか
楽しみです。



この展示は既に終了しています。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー:
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F
地下鉄/銀座線、日比谷線、丸ノ内線「銀座」駅から 母子の足で徒歩7分

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2009-06-29

銀座・メゾンエルメス8Fフォーラム「名和晃平「L_B_S」」展を観てきました。

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今日は急にフリー。
急なフリーの日はギャラリー巡り。


今日は前から行きたかった
銀座・メゾンエルメス8Fフォーラム「名和晃平「L_B_S」」展から
行ってみることにしました。


名和晃平さんの作品を観るのはこれで3回目。
上野の森美術館で拝見してもうすっかりファンになってしまいました。


もちろんエルメスなんて入ったことないので
二人でドキドキ。
素直に「個展へ伺うエレベーターはどちらですか?」と聞くと
ものすごく格好いい警備員さんが連れて行ってくれました。


ガラスに包まれたビルのエレベーターは本当に綺麗。
息子に「ここにあるものはとっても高価なものばかりだから気をつけてね」
と注意していざ8Fへ。


入り口を出て左を向くとお目当てのカモシカが待っていました。





なんということでしょう。



美しすぎます。
昼前の光をさんさんと浴びて穏やかに輝くカモシカ。
息子も息を呑むのがわかりました。



それほどまでに美しい。




そして美しいのがこの会場。
ガラスを通して感じる光が美しすぎます。
そして壁の白さも床のバランスも絶妙です。
無駄が全くありません。


さすが銀座。さすがエルメス。
ブランドなんて。。。って強がっている私ですが
やはり高級感ってのはすごいなってしみじみ思いました。



作品の数はこの部屋では2点。決して多くはないですが
とても心地よい空間です。


そしてもう1つ。
ものすごく素敵な作品がありました。
「LIQUIDリキッド」という作品で、
シリコーンオイルを発光させ、
グリッド状の泡をポコポコと発生させているものなのですが
確かにシャボン玉が出来ているような感じもします。


息子は「シャボン玉を作る機械」と名付けました。



息子はカモシカよりこちらが気に入ったようで
シャボン玉の歌を歌いながらニコニコ観ていました。



最初はあまりに小さい子が来たので
構えていたエルメスのおねーさん達も
息子が安全にとても楽しげに観ているので


「とてもこういう場を素直に楽しんでいらっしゃいますね!」


と感心して下さいました。




今後もぜひ訪れたいギャラリーです。



会場:メゾンエルメス8Fフォーラム 中央区銀座5-4-1 TEL:03-3569-3300
9月23日まで開催(会期中無休(但し7月15日(水)、9月16日(水)除く))
地下鉄日比谷線銀座駅B7口から母子の足で約3分です。

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2009-06-23

国立科学博物館に行ってきました。

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上野の森美術館を堪能した後
どうしようか息子と話し合いました。

外は猛暑。気温32度(らしい)
鞄にはぐるっとパス。


息子に「恐竜の骨を観に行こう!」と誘い
国立科学博物館に行くことにしました。


こちら。実は常設展をちゃんと観たことはありません。
猛暑の上野公園散歩は勘弁して!ということで
飛び込みました。

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まず真っ先に行ったのはレストラン。
時間は12時すぎ。
食が細い息子。おそらく放っておけば食べません。
それでは私がもちません。
なので真っ先にレストランへ。

本人の希望でハヤシライス。
美味しかったです。
国立博物館のハヤシライスも美味しいので
私の中では「博物館のレストランはハヤシライスが美味」という
定説が出来つつあります。




食事終了後いざ出陣なのですが
国立科学博物館ものすごく広いので
ここで1つ1つの階について感想を書いていたら
収集つかなくなってしまいます。
なので今回は
「骨」というキーワードに絞って感想を書き留めてみたいと思います。


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国立科学博物館ということでテーマは科学。
恐竜の骨、生き物の骨、人間の骨。
骨が至るところに出てきます。
以前21_21デザインサイトで「骨」展を観ましたが
やはり迫力が違う。


でもそんな中自分がぐっときたのが「木骨」。
木骨とは、整骨医が勉学のために工人に命じて人骨を忠実に模して作らせたもの。
江戸時代に9体作られた記録があるが、現存するのは4体だそうです。



こちら実際に観たのですが
これものすごく気に入りました。
ものすごくデザインを感じて
なおかつ向上心を感じさせる雰囲気。
息子も食いつきまくりでした。


常設展でここまで見応えあるとは。
もっと通わなきゃって思いました。



地球館をくまなく堪能しまくり日本館の地下1Fの企画展あたりから
眠さでご機嫌が悪くなってきた息子。
本人と話し合い本日はここまで。
午後3時から上野駅から帰りました。
(結局3時間いました。。。食事先にしておいて本当によかった)



ちなみに乗車後3分で爆睡。
朝9時からずっと動きっぱなし。
そりゃ疲れますよね。




とっても充実した楽しい1日でした。

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2009-06-23

上野の森美術館「neoteny japan 高橋コレクション」を観てきました。

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ずっと話題になっていて
しかも1度行っていたのだが
ぜひ息子を連れて行きたかった
上野の森美術館「neoteny japan 高橋コレクション」
梅雨の中休みの本日母子で行ってきました。


最近の私たちの上野散策は
まず日暮里に行って布を少しだけ買って
その後上野というのがおきまり。
日暮里繊維街を少し歩いただけでも
ものすごく暑かったです。


今回のこの展覧会。
一回は自分1人で鑑賞したのですが
1つ1つの作品にパワーがあって
ものすごく元気がもらえるので
ぜひ再訪したかったのです。
目録をしっかり読み込み
息子にも何度も見せて
お気に入りの作品の目星をつけて
いざ出発。


今日のような暑い日には
博物館散策は本当に楽しいです。


息子もしっかりごあいさつをしていざ。


前回1人で鑑賞に1時間半かけましたが
なんと今回は二人で1時間半楽しむことができました。
現代美術があまりお好きでない息子なのに驚きです。


本人が一番楽しみにしていた
名和晃平さんのガラスビーズの作品に目を輝かせ
以前個展に行った秋山さやかさんの作品に
「これ、おおきいの観たことある!」とつぶやき
村山留里子さんの衣装の作品に
「これは氷で出来た服だから今日みたいな日に着たらいいね」
とにっこり。


ものすごく楽しく観ることが出来ました。


本人が好きであろう山口晃さんの「頼朝像図版写し」では
「あの人ならきっと何か書き込んでるよ!」と必至に新しいものを探していました。
以前観た「迷宮美術館」の影響なんでしょうがそう言われるとなんかありそうな気がして
私も凝視してしましました。




予想外だったのが
青山悟さんやさわひらきさん等
いつもなら見向きもしないタイプの絵画や映像作品に
釘付けになったこと。
特にさわひらきさんの作品3回程みました。
見応えあるんだから通路じゃなくて椅子が欲しかったです。。


途中美術館内のカフェでお茶をして
その後再び鑑賞。
三宅信太郎さんやMr.Mrさん等はあまり私も好みではないので
二人でスルー。
その後息子自ら再び目録をチェックして
最後に楽しみたい作品をリストアップ。


彼がリストアップしたのは


・鴻池朋子さんの「惑星はしばらく雪に包まれる」
・さわひらきさんの「elsewhere」
・村上隆「ポリリズム」
・小沢剛「ベジタブル・ウェポン」



共通性は全くないです(^^;)
でもいいのです(^^)


二人で元気をもらうことが出来ました。
本当によかったです。


1時間以上騒ぐことなく自分からじっくりと作品に向き合えるようになっていて
3歳なのにすごいなーと我が息子ながら感心してしまいました(親ばか)。



ちなみに息子
「この子奈良義智の作品の描く子供に似てるわ?」と
本日も知らない人から言われていました。
実はそう言われるの初めてではないです。
似てますかね?




上野の森美術館:JR上野駅公園口から母子の足で約4分。
7月15日まで開催してます。
美術館の公式ホームページには100円引きのクーポンがあります。

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genre : 学問・文化・芸術

2009-06-19

「歌舞伎座さよなら公演六月大歌舞伎 夜の部 第一幕「門出祝寿連獅子」」を再訪してきました。

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本日は午後はフリー。
数日前から本人に希望を聞くと


「きんたろうくんをみたい」


とのリクエスト。


当日朝に私に怒られる度に
「今日歌舞伎座には行ける?」
と聞いてきます。



幼稚園の未就学児クラスの帰り道でも
「今日、歌舞伎座に行ける?」
と聞いてきます。



そんなに行きたいのか!
なら心して行くべし!



ということで金太郎君の舞台を再訪してきました。
前回と同じように席約40分前に着いたので
まず確実に席をゲット。
前回見せて頂いたのが8日。初日から日が経っているせいか
幕見席は後半になるにつれて大混雑。
前回は始まりまでは約200人くらいかなと思ったのですが
今回はそれ以上に多かったです。


しかしここで問題が。


状況を確認する職員さん(研修生の札あり)の方に
人数を確認された時に「お子様料金頂きます」と宣告。
あれー前回膝の上なら大人料金のみを言われておりますが。。。
と確認しても「規則ですから」の一点張り。
「今月伺った際に「混雑してますのでお膝で観て頂ければ大人料金のみで」と伺っています。
確認を御願いします」と食い下がり確認を御願いしたところ




「すみませんでした。お膝なら大人料金のみで大丈夫です」



とのこと。
確認してよかったです。




しかし眠さと格闘している息子は
いつもよりちゃんと並べれていません。
こちらも隠し球をあまり用意してなかったのも不覚でした。
まわりが外国の人が多くて助かりました。。。
(本日はジョージアから来た観光客の団体がいらっしゃいました。。)



なんとか席を購入していざ席確保へ。
今日はいつもと違う席を!と思ったのだが
結局いつもの席になってしまいました。
奥の席はやはりもっと前に並ばないと確保できないみたいです。



そして演目が始まりました。
前回観たので特に問題なく進むと思っていた私が甘かったです。


金太郎君が登場して踊りが始まりました。
前回観たときよりかは慣れてる感じ。さすがだー。

そして口上。
こちらもなかなか盛り上がりました。
25日間同じ事を飽きちゃわないのかなあと思った私はきっと凡人ですね。。。


そして皆さんがいったん退場した後
私が個人的にものすごく楽しみにしていた三味線のその時。。。



「ひゃ!トイレ」



息子から強制退場の宣告。
これには参りました。
まあそのために隅の席を確保してるのでさくっと退場。
しかしあわてていたので鞄を忘れてしまいました。
息子をトイレに残して鞄を取りに帰る私。
あわててトイレに帰ると




「きんたろうくんがライオンになっちゃう!」




と半泣きな息子。
そこかよ!っとつっこみたいのをぐっと我慢して
トイレ終了後あわてて席に戻りました。
ナビしてくれた歌舞伎座の女性スタッフさんに感謝です。


結局獅子の舞には間に合いました。
幸四郎さん。やはり辛そうでした。
染五郎さん。美しかったです。
金太郎君。前より振りが大きかった気がします。
頑張ってます。感激しました。



終了後
「全部見れなかった!明日また来たい!」と興奮気味に話す息子を
抱えながらとりあえず歌舞伎座を出ました。

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金太郎君の看板に向かって「ごめんんさい」と謝る息子。




このような子供にありがちなトラブルを
ちゃんと回避して舞台を務めているのだから
ほんま尊敬します。。。



あともう少し。頑張って下さい。

theme : 日本文化
genre : 学問・文化・芸術

2009-06-17

アートガイア・ミュージアム東京「久保田毅楽 RECYCL'art展 HUMAN LEGACY」を観てきました。

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最近はギャラリー巡りにも目覚めてきた私たち。
今回行ったのはアートガイア・ミュージアム東京。
目黒駅からほど近くにあります。


息子のスイミング前に電車ですぐ行けることに気がつきました。


目黒駅。懐かしいです。
パイオニアのショールームがあって
遠い昔時々レーザーディスクを観に行っていた。
なぜかそこで観たことを覚えているのは
「トラ・トラ・トラ」と「戦艦ポチョムキン」。
帰りはケンタでビスケットを食べて帰るのがおきまりでした。
不思議な女子学生でした。。。



まあそんなことはいいとして



今回のテーマは「リサイクルで行うアート」だそうです。
ゴミをアートに変貌させるということなので
どんなものなのか楽しみに出かけました。


実際に作品を観ると写真と違い
質感をダイレクトに感じることが出来るので驚きました。
写真とは迫力が違います。

大きさよりも質感。その違いに驚きました。


あとはとても可愛らしさをもった作品が大いことにも驚きました。
もちろん力強いですししっかり主張してるのですが
でもなんか可愛らしさがその主張を穏やかに伝えている感じがします。

だから野口健氏や三浦雄一郎氏が提供した素材を
とても受け止めやすいメッセージにしてくれている感じがしました。

この久保田さん勝手な想像ですがお姉ちゃんがいる末っ子さんではないかしら。
可愛らしさと奔放さ、でも1つの決められた場所は守る(というか守られる)ことを
受け入れるような姿勢。なんか姉が数名いるうちの弟くんって感じがします。

1つ1つの作品がのびのび飾ってあって
ギャラリーと作品がとてもあってる気がしました。
今まで訪れたギャラリーの中では
とてもつもなく大きく
そしてとても絨毯が気持ちよかったです。


しかしそこで調子に乗った人が。。。
息子であります。


最初はアート作品の中から
「これくつ!」とか「これボール!」とか探していた息子も
後半は走ったり回ったりしてばかり。
この子、やはりオブジェ系は苦手であったか。。。
そしてこちらでもスタッフの方に親切にしていただき
あまりに嬉しくて調子に乗ってしまったという感じだそうです。


あの後
「作品の前では走らない!」としっかり叱っておきました。
すみませんでした。



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こちらの久保田さん。撮影OKという方針だそうで
撮影許可を頂けたので撮影もしてみました。
奥が私がいいなと思った「SMALL PINK FLOWERS」。
小さなお花がポイントですね。
しかしまあオブジェの下でオブジェみたいになってる
この子は。。。



ギャラリーの居心地の良さでも
落ち着いて観られるように
一緒に勉強していきますので
どうぞよろしく御願いします。




アートガイア・ミュージアム東京:目黒駅より母子の足で約5分。
こちらの展示は6月21日午後4時までです。
定休日は火曜日です。

2009-06-15

Bunkamuraザ・ミュージアム「だまし絵展 奇想の王国」を観てきました。

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本日午後2時半からプールの振替。
それまでフリーということでBunkamuraザ・ミュージアム「だまし絵展」を観てきました。


朝トイレの故障という大トラブルがあったので
対応後母子あわてての出発。
水回りには十分注意して生活しなきゃです。
あわてていた&久しぶりの渋谷なので
Bunkamuraまでの道を間違えました。。。


さて。いざ入館。
美術ブログの大御所Takさんから「大盛況みたいです」との情報を頂けたので
大混雑を覚悟して行ったのですが平日12時では
思ったほど混んではいなかったです。
親子もそれなりにいました。




こちらのだまし絵展。
日曜美術館での予習もあって
息子はあまり驚きません。

びっくりしてもらえたのは
ヒューズの「水の都」ぐらいだったかも。
確かにあれは実際観ないとダメですな。

国芳の作品群には喜んではくれたけど
広重の「即興かげほしづくし」は以前観たこともあって
華麗にスルー。


目玉の1つでもあるアンチンボルトの「ルドルフ2世」も
それほど驚いてはくれませんでした。。。
自分が好きな果物を見つけてきゃっきゃ言うくらいだったかな。

実際観ると
「ルドルフ2世」ものすごく精巧なことに驚きました。
日曜美術館では「背景が黒なことには意味がある」
「植物を使って描くことで「未来は衰退する」ことを予言している」
等色々なお話しがありましたが
シンプルに「絵」として観てもものすごくクオリティが高いものなのだなあと
実際に観て改めて思いました。



私としては
マグリットやエッシャーとかに
食いついてほしかったんだけどなー。
マグリット。あの乾いた寂しさが好きです。
川村記念美術館の「感傷的な対話」とか
もう何度観ても好き。




私はもっとじっくり楽しみたかったのですが
息子ったら一通り観て「面白かったよ。プール行こうー」。
本日は時間が限られてるので
じっくり楽しむのは諦めて2往復程して会場を後にしました。





帰り道「どうだった?」と聞いても
「まあまあかな。。。」だって。
(本当にこちらの勝手なんですが)ちょっとイラッとして
「なんで?だまし絵なんだよ?なんでびっくりしないの?」と聞くと






「部屋にどーんとお外の明かりがあるほうがびっくりするもの」





バレたらどうする」ですか。。。。
アートに慣れ親しんでる3歳児。
この子、これからどうなっていくのでしょうか。





「奇想の王国 だまし絵展」は8月16日までの開催です。
開催場所:Bunkamuraザ・ミュージアム(渋谷から母子で歩いて徒歩11分ぐらい)
平日10:00?19:00 毎週金曜日・土曜日は21:00まで。
開催期間中無休です。

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genre : 学問・文化・芸術

2009-06-10

アラタニウラノ(ARATANIURANO))西野達「バレたらどうする」展を観てきました。

atayaniurano0610

本日は月に1度の午後から豊洲でお友達と遊ぶ日。
午前中はいつものように美術館三昧です。

本日は参考にさせて頂いている美術ブログ多数にて話題になっている
アラタニウラノ(ARATANIURANO))西野達「バレたらどうする」展を観てきました。



新富町ということで
せっかくだから東銀座から歩くことに。
予想はしていましたが
息子は歌舞伎座の看板にかぶりつきで
そこから移動するのが大変でした。

一瞬「一幕観ちゃうか・・・」と思ったりしましたが
本日は予習をしていないので止めておき
新富町まで歩くことにしました。


新富町の駅から
地図を斜め観しながらふらふら探していたら
なんとなく場所が分からない。すると


「どこ探してるの?」


と数名のおばちゃんが集まってきました。
下町らしさを感じながら
ギャラリーを見つけていざ入室です。



入室した途端に落ちてくる天井に度肝を抜かれ
思わず立ち止まった私。
しかしその落ちてくる天井の下をすすっと歩きながら



「すみませーん♪」



とスタッフさんを探す息子。
(本当にアート慣れしてる3歳児だなあ。。。)


そこで出てきて下さった
スタッフの女性が息子にとても親切にして下さり
私も楽しく鑑賞することが出来ました。



メイン作品のひとつである電灯においては仕事場の席の横の
明かりの下まで息子を入れて下さり
「こりゃ暑いねー」と実感させて下さったりしました。
しかもお菓子まで頂いて。。。
本当にすみません。ありがとうございます。



私自身は
突き抜けた電灯とか落ちてきた天井とかを
驚きを感じながらもそこから「意味」を探ろうとしてしまうのですが
息子は「ここ、たのしーね!」ってものすごくシンプル。
作品の写真集も楽しんで鑑賞していました。羨ましい。


入室時に感じた
「うわ!」っでいいってことでいいのかな。
きっといいんですよね。



他に鑑賞者がいなかったこと、
説明がとても分かりやすく丁寧だったことで
とても楽しい時間を過ごすことが出来ました。
本当にありがとうございます。
息子もギャラリーの帰り道に
「たのしかった!
 おねーさんも歌舞伎が好きなんだって!よかったねー」と
とても嬉しそうに話していました。
説明して下さったお姉さんが歌舞伎好きだというのが
とても嬉しかったそうです。




ちなみに午後には友達親子さん達に
「おへやにおそとの明かりがずごーんってあって
 屋根が落ちてきて
 タンスや椅子を頭に乗せて歩いて
 冷蔵庫の中からしょうゆの噴水があったのー」
と熱心に話していました。
文字にするとまさに「なんじゃこりゃ」ですね。。。
親子さん達の目を白黒させていました。。。





ギャラリーの帰り道息子に感想を聞くとこんな返事が。



「今日みた作品は「ごめんなさい」がなかったから楽しかった」



最初聞いたときは意味不明でしたが
もしかしたらこういうことかな。


確かに私も今回のオブジェ作品にはものすごくドイツ的な感じ、
「いきなり持ってきちゃいましたー!」という
ノリな感じがないなあと思っていました。
きちんと許可取ってやってますって感じがあって
なんかドイツっぽなーって感じがしました。
やってることはある意味破天荒なんだけど
でも過程で「(行政に)怒られた」ということはなかったのでは
という雰囲気です。(実際はどうだったかは分かりませんが)



息子も作品から私と同じような感想を感じてくれたのかな。
イタズラするとすぐ私に怒られてるから「怒られる=ごめんなさい」なんだろうな。
「怒られずに作ったんだろうな」と思ったから
「ごめんなさいがなかった」という表現だったのかな。



ガミガミお母さん。
反省です。





ちなみに
「「ごめんなさい」がある作品ってなあに?」と聞くと


「写楽が女をやる役者を書いたやつ。
 あれは「ごめんなさいして!」っって亀治郎さんが言ってた」





なるほど。
確かに写楽の特集番組に出ていた亀治郎さんが
「写楽の描き方は役者からしたら「謝ってほしい!」という感じなんですよ」
って言ってたよね。
君は本当に歌舞伎が好きだねえ。
今月もう1回ぐらい行ってみるか。。。


ARATANIURANOの歌舞伎好きのスタッフのお姉様。
歌舞伎座で私たちを見かけたらぜひ声かけて下さい。

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2009-06-08

歌舞伎座さよなら公演「六月大歌舞伎 夜の部第一幕 「門出祝寿連獅子」」を鑑賞してきました

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先月の経験から「歌舞伎鑑賞」に自信を持った私たち。
今月も行ける演目があれば行きたい。

確認してみると
幸四郎さんのお孫さんの初舞台が
夜の部第一幕(午後四時半?)にあるとのこと。
30分の演目だし帰り道ご飯食べて帰ればいいかなーと思い
思い切って行くことにしました。

連獅子の本、動画を見せながら
いざ歌舞伎座へ。
幕見席販売時間40分前に到着し
いつものように通路側の席を無事ゲット。
先にトイレに連れていって
着席後は周りの人に最初に挨拶を交わし
はしゃぐ本人を何とか落ち着かせました。

演目が演目だけあって
幕見には私たち以外にも小さな子の姿が。
でも一番この場をワクワクしているのはうちの子です。
もう笑顔満開でございます。


息子は歌舞伎座の雰囲気は好きみたいです。
持参した本を隣の綺麗なおねーさんに
見せてながらいかに楽しいか一生懸命説明していました。。。


そして演目が始まります。


この演目、歌舞伎初心者の私が息子にした解説は
下記でおしまい。



「山にライオンの親子が住んでいて
 そこに赤ちゃんが産まれたっていう事をきいた親子が
 その様子を伝えてるんだよ。
 そしてそのあと本物のライオンの親子が出てくるんだよ」
(獅子≒ライオンでお許しください)


あとは踊りを楽しめばいいかなーって思いまして。



最初の踊り、金太郎君可愛かったなあ。。。
どの仕草も可愛さ満点でございました。
息子も「あのこかわいーね」だそうです。
(同世代だろ!って心の中でつっこませて頂きました)



そして口上。初めて「実際に」見ました。
あれほどに緊張感が出ているものとは思いませんでした。
特に幸四郎さん、染五郎さんの緊張感は
ビシビシきたな。。。本当にお疲れ様です。



そしてお着替え中の狂言は
とても楽しい踊りでした。
ただそこで三味線のソロみたいなパートがあって
あまりにロックしてるので驚きました。
かっこえー。



そしてその後は獅子登場。
ここでもしっかりと踊ってました。
以前勧進帳1000回公演の特別番組で
毛振りの真似が好きというのは知ってましたが
実際にあそこまでやれるとは。。。
後半ふらついてましたがそれもご愛敬。
幸四郎さん、染五郎さんの毛振りも見事でした。
全然あってませんでしたが。。。
特に染五郎さんの毛振りは本当に美しかった。




金太郎君はまだ4歳のお子さん。
うちの子が3歳なのでこの位の子供を

「25日間決まった時間に決まったことをさせる」

ということがどれだけ大変かものすごく分かります。
風邪をひかせないように、お腹を壊さないように、
気分を害さないように等々気をつけることはもう沢山。
ご家族の気遣いは想像を絶するものだと思います。
染五郎さんや幸四郎さんも大変ですが
金太郎君のお母様もものすごく今大変だろうな。。。



本当にお疲れ様です。
無事1ヶ月舞台を勤めることが出来ますように
同世代の子を持つ親として
心から応援させて頂きます。



息子は今回も大満足だったそうです。
終了後隣のラーメン屋で食事をして
眠ることなく愚図ることなく笑顔で帰宅しました。
この雰囲気だと夜の部第一幕も
鑑賞候補に入れることが出来そうです。

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genre : 学問・文化・芸術

2009-06-02

HIGURE 17-15 cas 「秋山さやか「あるくゆく 日暮里?ヒグレ?谷中」」を観てきました

higure

さて怒濤の上野から日暮里へ移動。
駅前で食事を済ませた後


HIGURE 17-15 casにて
「秋山さやか「あるくゆく 日暮里?ヒグレ?谷中」」
を観てきました。



実は本日のメインはこちら。



いつも参考にさせて頂いている美術ブログにて
とても素敵な印象を持てたのと
実際の作品を「ネオテニー・ジャパン高橋コレクション展」で
拝見し実際の製作の場面をぜひ観たい、息子に見せたいと思ったのです。


ちなみに息子は秋山さんのお顔を観て
「きれい!きれい!あいたい!」と大盛り上がり。
私も会えるのかと思い楽しみに出かけました。


洋裁をやる私にとって
日暮里はとてもなじみ深い街。
ただ谷中は実は行ったことがありません。
地図を頼りにふらふら歩くと

なんだかとても素敵な商店街。
有名なんですってね。知りませんでした。
しかし目的は商店街ではありません。



商店街横の住宅街をふらふら歩いていくと。。。
HIGURE 17-15 casに到着。




息子はギャラリー慣れしているので
すぐに2階に上がりたがりました。
私も心躍らせながら上に向かいましたが。。。




秋山さんはいませんでした。。゚(゚´Д`゚)゚。



まあ仕方がない。
ただいないってことは
逆に言えば作品をあらゆる角度から
凝視してもいいってことです。



なので
前、後ろ、そして材料、道具。。

すべて見まくりました。
脚立で作業されているのはちょと意外でした。
「ネオテニー・ジャパン展」の作品は
あまりよれていなかったのでてっきり平面で作業されていると
思っていたのです。


そして材料が思った以上に少なめだったのも驚きました。
勝手な想像だが
段ボールに手芸材料や写真や食べ物が沢山入っていて
その中からランダムに取りだして作品を作っているのかなと
思っていました。
(途中でお菓子とか食べちゃったりとかしてるのかと思ってました)



材料も作品のように美しく置かれていて
とても観ていて気持ちよかったです。
整理整頓が上手な人なのかもしれません。



息子は
「おねーさんがいない!」と最初は憤慨していたが
持ってきた地図と作品の地図を見比べて
同じであることにまず興奮。
そして作品をあらゆる角度から凝視して「たのしー」を連発。
次は垂れ下がったリボンやスパンコールが
触りたくて仕方がない模様。



「さわっちゃだめ!」の声、上のスタッフさんに聞こえまくっていたと思います。
ごめんなさい。


「おうち帰ったら地図におえかきする!」と
言っているのでぜひやらせてみようと思います。


秋山さんご本人に会えなかったのは残念だったけど
でも作品をとても身近に感じられる素敵な空間に行けて
本当によかったです。


「ネオテニー・ジャパン展」。阿修羅やルーブルが終わって
上野が落ち着いたらまたぜひ行きたいです。

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genre : 学問・文化・芸術

2009-06-02

東京藝術大学大学美術館「皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界」を観てきました。

geidai0602

上野の続き。




東京藝術大学大学美術館
「皇女たちの信仰と御所文化 尼門跡寺院の世界」を観てきました。



阿修羅、ルーブルに溢れたおばちゃま達の洪水は
実はこちらにも来ていました。
というかこちらのほうが多かったかも。



こちらの展覧会、息子に「なにがあるの?」
と聞かれてうまく答えられませんでした。

実際に観て思ったのは「かわいいなー」ってこと。
仏様や観音様も小さめでとてもかわいらしく感じます。
息子には
「これから見るのはとても位の高い女の人が生活した気品あるお寺の宝物なんだよー」と説明。
そして「お坊さんも女の人なんだよー」とものすごい簡単に説明して入場。



息子はまず数々の尼さんの絵を見て


「たまさぶろーさんみたい」


確かに高貴な尼さんというのは
気品ある歌舞伎役者に通じるものはあるかもしれませんね。



そして貝あわせやカルタをみて
「これ、あそぶものだよね!あそびたいね。」
とニコニコしていました。


しかし!

貝あわせの後ろにある箱(貝をしまう箱だと思うのですが・・)を見て



「これはお片付けの箱なんでしょ?おんなの人はお片付け好きだからねー(ため息)」



だそうで。。
いつも「使わないおもちゃは片付けなさい!」と
叫んでいる自分を思い出し恥ずかしくなりました。


本当はもっとゆっくり見るべき展覧会だと思うのですが
あまりに人が多くてじっくりは拝見出来ませんでした。
ここまでの品が1度の場所に集まることはないと思うので
ちょっと心残りです。

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genre : 学問・文化・芸術

2009-06-02

東京都美術館「美連協25周年記念 日本の美術館名品展」を観てきました

tobizytu0602

本日もアートに埋もれる日。
メインは日暮里。

でもその前にぜひということでまずは
東京都美術館「美連協25周年記念 日本の美術館名品展」を観てきました。


こちらも頂いたチケット。
自分ではまず選ばないジャンルなので
感謝しながら入場。
息子も「ありがとー♪」と歌いながら入場。


さてこちらの展覧会の概要はこんな感じだそうで。


---ー
本展は、公立美術館のネットワーク組織である美術館連絡協議会の創立25周年を記念して開催するもので、教科書に載っている作品から、これまで美術館を出たことがない作品まで、西洋絵画50点、日本近・現代洋画70点、日本画50点、版画・彫刻50点の220点により、日本のコレクションのひとつの到達点をお見せします。
----

「洋画」というのは実はあまり興味のわかないジャンルなので
どんな印象かなーと思いながら入場。



と思ったら!


火曜午前中だというのにかなりの混み具合。
なんでかしらと思いおばちゃまたちの声に耳を傾けると


「だって阿修羅もルーブルも1時間以上待つし。。。」


なるほど。
確かに2つの展覧会は会期ももうすぐ終わり。
かなりの待ち時間のようです。


というわけで不安な入場。
しかも息子興味薄の洋画の洪水。
うーんどうなるかと思ったところ。。


フランソワ・ポンポン「シロクマ」に救われました。
感謝です。


あとは香月泰男「涅槃」(シベリアシリーズ)や
片岡球子「面構 徳川家康公」
ポール・デルヴォー「海は近い」等

美術番組で興味をもった作品に実際に出会えたことは
収穫でした。
やっぱり現物観ないと感動できないことってありますね。


ちなみに息子は


「日本の絵って牛が多いよね。牛かおねーさんが多いね。」


と1人で納得してました。
確かに牛、多かった気がします。
理由は分かりません。


それにしても人、多かったです。
そして更に人の多いところへ行くことになろうとは。。。

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2009-06-01

21_21 DESIGN SIGHT 第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展を観てきました。

210601

さてサントリー美術館を堪能した後は
雨の降らないうちにデザインサイトに移動します。


こちらは今回は
第5回企画展 山中俊治ディレクション「骨」展です。


こちらは息子かなり期待大。
「ホラーマンに会いに行くのー」と
足取りも軽いです。


デザインサイトはメンバーなので
ささっと入場。スタッフさんも息子のことはよく知っていて
みんな笑顔で話しかけてくれます。


今回の企画展のキーワードは「骨」と「骨格」だそうです。
洗練された構造を持つ生物の骨をふまえながら
工業製品の機能とかたちとの関係に改めて着目しています。
出展作家の作品にインスピレーションを受けつつ
"未来の骨格"を探っていく展覧会を目指しているんだそうです。


なんてまあ難しいことはこっちに置いておいて
ものすごく楽しめる参加型の展覧会です。


虫眼鏡で分解された部品達を堪能するのも良し
体を使って表現されたアートを楽しむのも良し
座ったり入ったりして五感で感じるのも良し


かなり長い時間楽しめます。


息子も

「Phasma」のボタンを押したり
「Galvanic Frame」に座ってみたり
「WAHHA GO GO」に笑われてみたり
「another shadow」の前を歩いてみたり
「Mientras estamos aquí(私たちがここにいる間)」の中に入ってみたり
「失われた弦のためのパヴァーヌ」を弾いてみたり


もう全身使って堪能しました。
これだけ羅列するといかに体感型かよく分かりますね。



あと本人が楽しがっていたのは
家具や時計の骨。貸し出し用の虫眼鏡で楽しんでいました。
美しい工業製品って部品も美しいのですね。


私個人としては義足の美しさには心が奪われました。
あの流線にはとても美しさと開発者の情熱を感じます。



あと今回すごいな!って思ったのは
作品を説明するナビのシステム。
リーディング・エッジ・デザイン「on the fly」。
テーブルに置かれた紙を操作し、映像が映し出される
インタラクティブなナビゲーション。


これはすごいです。
紙を裏返すと英語になったりするんです。
心配なのは故障かな。
ぜひ会期中元気に体感させてほしいです。




次回更に楽しむために
今回は目録を買ってみました。
メンバーだと10%オフ。これも嬉しい。



帰り道かなり楽しかったみたいで
六本木歩いていると
「おかーさん!あそこにも!ここにもほねー!」と
笑いながら話す息子。


六本木のお店の看板って骨というか骸骨モチーフの看板多いんですね。
今日初めて気がつきました。

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2009-06-01

サントリー美術館「天地人―直江兼続とその時代―」展を観てきました。

san060101
本日久しぶりの六本木。
せっかくなので観たい展覧会をはしごします。


まずは
サントリー美術館「天地人―直江兼続とその時代―」展に向かいます。

理由は簡単。ミッドタウンでは
サントリー美術館の開館が他の美術館より1時間早いのです。
美術館目当てで行く場合は
10時台に行って営業前のミッドタウンを
くねくね歩いて3階まで向かいます。
ちょと行き方が複雑なのですが
慣れれば大丈夫。


平日朝のサントリー美術館は人も少なめだし
いたとしても団体のお客さんが多いです。
声も大きい人が多いので子連れでも安心です。



ちなみに私戦国武将には全く興味がありません。。。
そして妻夫木聡君も特に好きではありません。


っていうか最近イケメン俳優が武士役をやるとき
なんでまあ今の髪型にまげをつけたような
へんてこな頭でやるでしょうねー。
頭を剃ってまげを結って初めて大人を認められたはずなのに。。


話はそれました。
まあいいんですけど。 そんなことは。




この直江兼続という人にも予備知識はないです。
正直言うと洛中洛外図屏風が観たくて行きました。
本命は永徳なんですがまずはってことで。。。




観た感想としては
「今回の展覧会は私のような予備知識が浅い人をメインターゲットにしてるのでは?」
と感じました。



絶妙な場所に置かれている映像。
そしてその後に現物を配置。


特徴がありすぎる鎧兜。
誰でも知っている武将の掛け軸。
映像で説明があった文献。


いつも以上に予備知識がない人でも
楽しめる配置になっているなーって
感じました。



ちなみに息子は
鎧兜や屏風にはあまり食いつかず。
鎧兜に至っては「バランスが悪い」と一刀両断。
興味があったのは日本刀と能面と能装束。
日本刀は「綺麗だねー持ち手も持ちやすそう!」と
まるで自分が使う予定があるかのように話していました。

少し前に購入した坂東玉三郎さんの能を取り入れた舞台。
『信濃路紅葉鬼揃』のDVDが現在のお気に入りだからでしょうか。
能面の前で舞を躍っておりました。
★玉三郎さんの「中の舞」という静かな舞なので館内で迷惑ではなかったはず。。

ちなみに最後ブログ用の写真と撮ろうしたら
全然笑わない息子。「どーしたの(怒)」と聞くと



「うしろろ(鎧兜)のまねをしているの!」


san060102

思わず爆笑。
似ていますか?


こういう展覧会って
武将が好きな人だときっと楽しいんだろうな。



永徳の洛中洛外図屏風が観たいので
もう1回行く予定です。
次回までにはもう少し予備知識を入れておきたいと思います。

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