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2009-02-20

サントリー美術館「国宝 三井寺展」を観てきました。

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今更宣言することもありませんが
私には息子が1人しかいません。
なので息子が自分にとっての「子供」の
デフォルトになってしまいます。



なので気がつかないのです。
うちの息子があまりに変わっていることを。 。。




歌舞伎大好き。
仏像大好き。
普通の子供ってこうじゃないよね。




現在開催されている
サントリー美術館の「国宝 三井寺展」。
ポスターを観ると
息子の友達は皆「怖い」と泣く。
息子がだけが興味津々。



ということで
本日運動教室の帰り道
母子で観に行ってきました。



事前資料をみて
期待をしていたのですが
期待を裏切らないラインナップ。
っていうか展示物多すぎ。 特に4回部分は仏様達が狭そうに並んでいます。
円珍さんもいろんなバージョンが沢山あるし。


今の三井寺はえらく寂しいのではないでしょうか。



現在の三井寺のHP確認しても
特にアナウンスもなし。
でもこの展示次は福岡に行くそうじゃないですか。


襖絵などは複製も多かった。
だから三井寺自体は寂しくないのかな?

ちなみに複製だからといって手は抜いてません。
複製だから出来る照明の変化などは本当に見応えがありました。


ただ4階部分はあまりに沢山ありすぎで
サントリー美術館ならではの工夫があまり感じられなかったのが
ちょと残念でした。
もうすこし展示物を厳選してもよかったのではないかしら。




息子は不動明王立像をまずまじまじと見た後は
円珍さんの多彩なバージョンに感激していました。
おそらく円珍さんのお顔の独特な雰囲気がツボだったのかも。。。



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非常に見応えのある展示でした。
子供用パンフレットもとてもよかった。
あと1回は足を運ぶ予定です。
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genre : 学問・文化・芸術

2009-02-16

MOA美術館「所蔵 名品展?国宝 紅白梅図屏風?」を観てきました。

atami01

今日は予定変更で1日フリー。
天気もいいし家にいては
息子が可哀想だなあと思い
以前ポスターをみかけて行こうと思っていた
MOA美術館まで足を運ぶことにしました!
息子も新幹線に乗ったら楽しいかなって思って。




品川まで行って 新幹線で熱海へ。
そしてバスでMOA美術館まで向かいます。
案外暖かいです。



今回の目当ては「所蔵 名品展?国宝 紅白梅図屏風?」。
去年から琳派にこだわってきたわけですし
やはりこの傑作は観なくては。。って思いまして。
息子も琳派の本とか見慣れているせいか
行く気満々だったし。



さくっと新幹線に乗り(品川からだと本当に便利!)
MOA美術館にはいつものようのお昼前には到着。
しかし梅の季節ということもあり
ご老人が本当に多い!!!!そして煩い。



まあ気にしないってことで
入ってみました。
いつまでも続くエスカレーターに
息子引き気味でしたが。。。




お目当ての紅白梅図屏風は
展示室中程にありました。


確かに美しいのですが
なんでしょう
自由奔放さがあふれ出ていて
みてて楽しいなのですが


しかも他の展示からなんか浮いてるし
部屋に1つでーんってあるんですけど
川村のバーネット・ニューマンの「アンナの光」みたいな
特別感もなく
窓もない野で季節感もゼロだし。。。
(しかもまわり煩いし。。。。)


展示室の雰囲気が光琳から出る
自由奔放さとはほど遠い。
光琳が実際みたら
「こんな場所に飾らないで!!!」と
バタバタするのではないでしょうか・・・。





でもこの印象って【実際に観ないと分かりません】。
なので行ってみて本当によかったです。
(でももう行かないかな)



ちなみに息子は煩いおばあちゃん方に圧倒されてしまったせいか
新幹線と美術館の公園が楽しかったみたいです。
(息子は宗達が好き)


しかし彼が食いついたのが
こちらにある能楽堂。
写楽好き、歌舞伎好きからしたら
もちろん能楽堂にも興味津々。
食いつくようにみていました。
そして係のおばちゃんに
「やくしゃはいつでてくるの?きょうはやすみなの?なんで?なんで!?」
と食いついていました。。。
(古典芸能関係の方ですか?と聞かれてしまいました。。)



まあいろんな体験が出来てよかったです。
こんなに簡単に行けるのなら
もっといろんな美術館に足を運べそうです。たのしみだー。




帰りは立ち寄り湯に寄って温泉まんじゅうを食べて帰りました。

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今回は突発的に出かけてしまいましたが
道中トラブルもありませんでしたので
また遠出してみたいと思います。




ちなみに息子にもこの屏風は印象深かったみたいで
お風呂の中で曇った鏡に



「さらさら?まんなかさらさら?」



と歌いながら書いてました。

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2009-02-13

21_21 DESIGN SIGHT 三宅一生ディレクション「U-Tsu-Wa/うつわ」展を観てきました。

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今日は体操教室の帰り
お友達同士でミッドタウンでお遊び。
さて解散となったときに息子が


「びじゅつかんよってかえる!」


アートに関する要望はなるべく叶えるのを
ポリシーにしているので
本日は
21_21 DESIGN SIGHT 三宅一生ディレクション
「U-Tsu-Wa/うつわ」展を観てきました。


デザインサイトはメンバーになっているので
何度も入場可能。
なので気軽に出かけました。



本展は
陶作家ルーシー・リィーとジェニファー・リー、木の作家エルンスト・ガンペール
による3人展です。

正直3人とも全く知りません。
なのでかなりシンプルな気持ちで出かけました。


っていうかこのデザインサイトは
「予備知識なんていらんよーどうぞどうぞー」
という感じなので気軽に入れます。
今回もデザインや展示を楽しみにって感じで
行ってみることにしました。


最初に圧倒されるのはその会場構成。
水が流れる棚の上に作品が独特の感覚で展示されています。



そこで息子から質問。

「どうしてお水の上にお皿があるの?」


私が考えても分からなかったので
近くにいたスタッフの方に息子から聞いてもらいました。
すると

「普段はお皿の中にお水があるのでしょ?
そこでお水の中にお皿がある状況を作って
お水の大切さを感じて欲しいからだよ」


と分かりやすく説明して下さいました。
(っていうかこの説明して下さったスタッフさん
後から考えるとエルンスト・ガンペール氏らしき人と談笑なさっていたので
とても偉いかたではないかと。。。ありがとうございました)



正直作品1つ1つを吟味する展覧会ではありません。
安藤忠雄さんの会場構成はあくまでも
会場全体を楽しむ感じになっています。
なので予備知識なしでもドキドキする感じがせず
とても楽しめました。

特に素敵だったのはルーシー・リィーのボタン。
これは本当に美しかった。
5月まで行ってるとのことなので
また伺おうと思います。

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2009-02-11

神奈川県立近代美術館葉山「アジアとヨーロッパの肖像」を観てきました。

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本日旦那さんお休み。
息子も遠出をリクエストということで
それでは郊外の美術館でしょう!ってことになり

神奈川県立近代美術館葉山にて
「アジアとヨーロッパの肖像」を観てきました。




こちらは私は初めて。
一瞬横須賀美術館と混同しそうになりながら
楽しみに出かけました。
(だってどっちも海辺だし。。。)




今回のテーマは人物画とのこと。
まあ地方の美術館だから
展示品もそれなりかなあと思っていたら
いざ実際に行ってみると
作品がバラエティに飛びまくっていて
正直びっくり。
(キュレイターさん誰なんだろう?)
とても見応えがありました。
私自身はウォーフォールの「マリリン」に久々ご対面出来て
嬉しかったです。




構成も非常に分かりやすかった。
第一章で西洋、日本とそれぞれ「肖像画」という
明確な表現方法を明示して
そして近代に行くにつれてその違いが
分からなくなっていく様がよく分かりました。

あと規模も本当にちょうどよかった。
広すぎず狭すぎず。
2点映像作品もありましたが
この2点ってのはとてもよかったです。


息子も興味深く見ていました。
3歳なのに私が美術館に連れまくっているので
「観たことがある!」作品が多かったので
本人もじっくり観れたようです。
肖像画って分かりやすいですしね。

本当に不思議なのは
息子は日本や中国の絵画には
ものすごく食いつくのだけど
西洋の古典には本当に興味がないこと。
好みなのかな。なんか面白いです。




こちらの美術館
規模は決して大きくないのですが
とてもきちんとした構成と
美しい建物にとても感動しました。

またぜひ訪れたいです。




ちなみに売店で旦那さんが浮世絵のクリアファイルを見せながら
息子に「これ誰?」と聞くと
「これはうたまろ!」「これはほくさい!」「これはしゃらく!」
って即答しまくっていて恥ずかしかったです。
売店のお姉さんが固まってました。。。


hayama021102

帰りは葉山を散策して帰りました。
思った程寒くなかったです。
春はもうすぐなのかもしれません。

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2009-02-06

国立新美術館「第12回文化庁メディア芸術祭」に行ってきました。

media

本日息子はサントリー美術館の
「三井寺展」に行く気満々だったのですが
展示は明日から。


どうしても諦めきれなくて
「おおきなびじゅつかんいくの!」
と言うので
国立新美術館に出向きました。


しかし現在の加山又造展がどうもピンとこなくて
どうしよっかなーと思っていたら
「第12回文化庁メディア芸術祭」も
開催中とのこと。

こちらに行ってみることにしました。

こちらは


アート部門大賞の「Oups!」
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/art/001017/

こちらは人間の映像にあわせて
グラフィックが追加されていくもの。
これってシルパ・グプタと同じじゃないのかなあって
思ったのは私だけではないはずだ。


優秀賞の「touched echo」
http://plaza.bunka.go.jp/festival/2008/art/001028/
高台の鉄柵。そこに肘をつき、てのひらを耳にあてると、骨伝導によって飛行機の降下する音や爆撃音が響いてくる。
こちらは息子も体験。お兄さんに「何が聞こえた?」と聞かれ
「ひでんが聞こえた!」と意味不明なことを言い
お兄さんを混乱させていました。


ちなみにゲーム部門もあったのですが
息子はチャレンジするもすぐに飽きてました。
母としてはちょと安心しました。

短編アニメも沢山あって
ちょっとしたゲームセンター的な感じでした。
無料でしたがとても楽しめました。

何よりも有り難かったのは
若いスタッフさんが沢山いて
皆さん息子に楽しみ方を教えて下さったこと。
とても嬉しかったです。
どうもありがとうございました。








でも息子は展示を出たら一言。
「楽しかったよ。で、美術観てないよ。美術館は?」


(;・∀・)
考え方が古風な2歳10ヶ月です。

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2009-02-03

東京国立博物館「特別展 妙心寺」を観てきました。

touhaku0203

今日は昨日用事が殆ど終わったので
遠出も可能な日。
どうする?と昨日息子に聞くと
「とおくのはくぶつかんがいいなー」



ということで
東京国立博物館「特別展 妙心寺」を観てしてきました。
息子は建仁寺をとても楽しんだし
同じ禅寺ってことで
NGってことはないだろう。
しかも今日は暖かいし散歩にもいいかなー。



なんて軽い気持ちで行きました。



妙心寺おそらく行ったことはあるはず。
私出産前までは年に3?4回京都に行って
友人のお店で食べるという行事がありまして
旦那さんにもう覚えられないほど
寺には連れ回されていたのです。
おそらくここにも行ってる(はず)。


なので正直気軽に出かけました。


いつものように到着は10時過ぎ。
ここは早めに出向くと楽しみの度合いが違うのです。

そして沢山のお坊さんの掛け軸や
屏風絵を堪能しながら
お目当ての虎図屏風(狩野山楽筆)を堪能。

息子の
「これはね、とらさんがつよいんだよ!りゅうよりとらさんがつよい!って絵なの!」
という力説に苦笑いした後



ふっと振り返ると涙があふれてきました。

そこには
老梅図(狩野山雪筆・メトロポリタン美術館所蔵)
あったのです。



えーーーーー!
これ来てたの!!!!!


実はこの「老梅図」私大好きなんです。
山雪の心の叫びや悲しさや空しさが
とても上品に襖の中にあふれている。
(上品ってのがポイントね。)
こんなに感情があふれているのに
上品な絵って初めて!って
以前テレビで観た時感動したんです。
でも調べてみると現在はアメリカにあるとのこと。
いつの日か息子と一緒に観たいなあと
思っている絵のひとつだったのです。



え!こんな形で会えたなんて!!!!



私が泣いてると息子が
「おかあさん泣いてるの?」
私は「そうだよ。この絵にとっても会いたくて会えたから泣いてるんだよ」

「そうなんだー会えてよかったね。」


老梅図は展覧会HPにもなかったので
(目録見れば気がついていたのかもしれないが今回は見なかった)
本当に予想外の出会いでした。
息子に頼んで3回観て帰りました。



あー本当に嬉しかった。
やっぱり東博大好きです。
そして「はくぶつかん行きたい」って昨日息子が言ってくれなかったら
行かなかったので息子にも感謝です。


touhaku020302

ちなみに次はこれです。
これも絶対行かなきゃ!

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