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2008-10-31

21_21 DESIGN SIGHT 吉岡徳仁ディレクション「セカンド・ネイチャー」展を観てきました。

21_21_10

本日もいつものように
運動教室の帰り道にミッドタウンへ。
そこで
21_21 DESIGN SIGHT 吉岡徳仁ディレクション
「セカンド・ネイチャー」展を観てきました。


今回もいつものように
予備知識なし。
いざ!って感じで乗り込んでみると



なぜか人が多い。
本日オープニングトークを
行っているとのこと。


息子に「騒がず静かに鑑賞」を約束させ
メンバーシップにも入会して
さくっと入場。



今回の展示。テーマは
「記憶から生み出される第2の自然、デザインの未来を考える」

 会場の空間デザインは、ディレクターである吉岡自らが担当したそうです。
その構成は
<現象><生命><光><変容>という4つのキーワードをもとに
展開していくとのこと。

よく見かけていたポスターでは
氷?結晶?で作られた椅子が。。。





はてなんでしょうと
思いながら入ってみると


まず息子が食いついたのは
大きな木が入った氷。
おおきいねーとじっくり見たあと
振り返ると。。。。




もう硬直しました。
美しすぎて。



天井には空間全体を覆い尽くす36万本のPVCビニールコードを用いた
インスタレーション「CLOUDS - インスタレーション」。



そして絶妙な間隔で結晶でつくられた

椅子「ヴィーナス-結晶の椅子」
シェーズロング 「記憶の女神」
ベートヴェンの曲を聴かせて育てた結晶作品
「運命」
「月光」

が展示されています。



ちなみに結晶が進化するプロセスも含め展示されている。


氷を観てすぐこの結晶の椅子をみると
「氷で出来てるの?」と
錯覚しそうになります。


息子は
「これこおり?何で出来てるの?」と
盛んに質問。

スタッフのお姉さんに聞いてみると
「ないしょ」とのこと。
なので息子はこれを「ないしょのいす」と命名。

そしてお姉さんに結晶のかけらを
触らせてもらいまいた。

案外軽くて
とても素敵な手触りでした。



この

インスタレーション
結晶の椅子・オブジェ
メイキング映像
ガラスの椅子


この組み合わせのお部屋は
飽きさせません。
ずっといれます。

自然が作り出すデザインを
人間がいかに心地よくみれるようにデザインするか
この行為そのものが
もうアートです。たまりません。



ひんやりした飲み物を
飲み干すような感覚が
本当に心地いいです。


結晶の椅子は
成長過程のものもあるので
何回か通ってみていきたいです。



そして息子の質問に
ちゃんと答えてくれた
デザインサイトのおねーさんたち
本当にありがとう。
今日からメンバーになったので
毎週通います。

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theme : 美術館・博物館 展示めぐり。
genre : 学問・文化・芸術

2008-10-22

横浜トリエンナーレ2008に行ってきました

yokohama5

横浜トリエンナーレのひよこツアーに
参加してきました。
このような現代アートの場合は
素直に解説に参加したほうが無難!って
思っている私は
子供ツアーには積極的に参加するタイプです。
どうしても行きたかったので
抽選はがきを多めに書いて応募。
そして早めに会場についたら。。。。




ほんまにがらーんってした場所なんですね。
周りに何もなくて
どうしようかと思っていたら
なんとトイレに行きたくなった。
しかし息子は「いやー」。

おいおいどうしよう!と困っていたら
なんと速水もこみち似のスタッフさんが
息子と一緒に遊び始めてくれました!


ほんまにすんません。。。
とご厚意に甘えてさくっとトイレへ。
そして帰ってきたら。。。




「お待ちしてましたよ!!!!!」



と大声で呼び止められる。
なんと森美術館の「おやこでアート」で
毎回お世話になってるスタッフさんの姿が!!!



こちらのツアーガイドもやってらっしゃったみたいです。
っていうかやはり子供に説明するプロですもんねえ。




息子はちなみに今回のツアーの最年長でした。
参加者は2組のグループに別れて
いざツアーのはじまりです。



さてさて展覧会の内容と言えば
今回の、ディレクターは鎌倉近代美術館の水沢氏。
氏のコンセプトは、タイムクレヴァス!
内容としては




時間というのは

決して単線的に流れるものではなく
いくつもの流れが平行し
ときにぶつかりあい
亀裂を生じ深淵を垣間見せる

そのような
時の裂け目=タイムクレヴァスを直視することから
アートは始まる




こちらがコンセプトなんだそうです。
なので新港ピアの建物は
裂け目を感じさせるようにぶつ切り感が結構あります。


現代アートって
空間を空けて展示しないと
部屋で喧嘩しちゃう場合もあるから
この展示の方法はとても見やすかったです。

自然光もとても気持ちがよかったし。



yokohama4

息子がとにかくはまったのはペドロ・レイエス。
かわいらしい人形が独裁政治や経済について語り躍る。
こちらが壺にはいったそうです。
映像の真似をして何度も躍っていました。


私が好きになったのはミケランジェロ・ビストレットの
鏡の作品。
私だったらどうするだろう?って考えちゃいました。


あとクスウィダナント a.k.a. ジョンペットの
作品もよかった。
メサジュを連想させるなあって思いました。



今回はよく知ったガイドさんだったので
息子もものすごくくつろいで見れたので
とても楽しかったです。

あとそのガイドさんに教えて頂いた姿勢
「アートにはさわらない」をちゃんと守れて
他のスタッフさんに本当に褒められたのも嬉しかった。




やっぱ母子美術館通いって楽しいわーって
改めて思いました!

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genre : 学問・文化・芸術

2008-10-17

国立新美術館「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展を観てきました

kokiritu4

今週の運動教室でも息子やはり即寝せず。
まあ歩くの好きなので
乃木坂方面まで歩いて母子で
国立新美術館の「巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡」展を
みることにしました。


前回の記事でも書きましたが
正直ピカソがそれほど好きではないあたくし。
混んでたらいやだなあと思っていたら
それほど混んではいませんでした。



今回の展覧会は
パリのピカソ博物館のものが
改装中に巡回してるとのこと。

サントリー美術館の展示が
思いの外良かったので
期待して出かけましたが。。。


私にはあまりあわない展覧会でございました(泣)。
小さい作品があまりに多すぎて
印象を整理しきれなかったって感じです。



私はサントリー美術館のほうが好きです。
テーマを絞って展示されているほうが
私は観やすい。
好きではない作家では特に。


息子も私の感情を察してか
あまり興味はもってくれませんでした。
今回はあまりに作風がバラエティに富んでいて
収集つかない感じでした。


「好きなのあった?」と聞いてみると


「いす!」


確かに「椅子」はありました。
そして白だったので
係員さんが座っている白い椅子との
対比が面白かったそうです。。

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2008-10-12

国立博物館「大琳派展?敬称と変奏?」を観てきました。

fujin

本日は息子が大好きな
「風神雷神図屏風」が展示される
「大琳派展?敬称と変奏?」を上野の国立博物館に
観に行ってきました。


準備に手間取りちょっとわさわさして
到着が10時すぎになってしまいました。
我が家としてはかなりの遅刻。
展覧会はかなりごったがえしていました。




展覧会の感想としては
予想以上に作品が多い!ってこと。
あとは
しょうがないのかもしれませんが
酒井包一以降の作家の生命力と
以前の作家(尾形乾山)までの生命力の差が
ほんとうにありすぎること


を感じました。
特に俵屋宗達と尾形乾山ってすごい。

創造性と独創性にあふれているのに
本阿弥光悦とお互いを高めるコラボをしている俵屋宗達。


真のボンボンである尾形光琳の
才能をきちんと理解し自分の工芸とのコラボを成功させた尾形乾山。

この二人にはプロデューサー的な側面も感じます。
本当にすごいです。
モダンアートって言ってもいいと思います。
きっとモダンアートを言い出した人たちは
何百年も前の島国でこんな芸術が花開いていた
ことを知ったら仰天したでしょうね。



息子は
最初大好きな風神雷神図屏風に
興奮していましたが
ものすごい人の多さに不機嫌になってしまい
今回はあまりちゃんと鑑賞できませんでした。


あ、でも全部はちゃんと観ましたよ。光琳の
燕子花屏風に「おはなきれいだねー!」と
嬉しそうに話していました。






ちなみにこの日の夜
偶然なんですが
録画していた狩野永徳の番組も観ました。
そこで狩野派と琳派の違いをまざまざと
感じましたねえ。。。

派の地位向上とその地位を守るために
日々命を懸けていた狩野派と
書きたいモノを自由に書いていた
おぼっちゃま集団の琳派。



筆使いの違いを
まざまざと感じました。




力の入り方が躍動感ありすぎの狩野派
何も考えていない軽やかな琳派


どっちもとーってもすてきだと思います。
あー狩野派の展覧会みたいなあ。



話がそれました。





この第一回目の鑑賞の結論としては

宗達の風神雷神図屏風を
この目でみないといかんねー
って感じでしょうか。


宗達ってほんまにすごそうですよ。
一体どんな人だったのかな。




11月息子保育園の日に
再訪する予定です。

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2008-10-10

サントリー美術館「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展を観てきました。

picasso1

本日はいつもの運動教室。
ご飯を食べて小児鍼に行って
教室のラウンジで散々遊んで


そして
六本木駅までお散歩したのに


息子寝ない。
そして「びじゅつかんいくー」とのリクエスト。



眠いはずなので「騒がない」と何度も約束させて
(最近約束がある程度効くのがありがたいです)
サントリー美術館で
「巨匠ピカソ 魂のポートレート」展を観てきました。



正直申しますと
私自身はピカソは好きな画家ではありません。
なぜなら
とーっても図々しいのに
結果を出しているから。

色々な作風や技法に行きまくってるのに
でもみんな「ピカソ」という個性を出せている。
本当に真の天才で「俺様」モード全開
なところがどーしても気にくわないのです。



ただ美術好きにとって
ピカソは避けることが出来ない画家。
なので息子に説明する自信はばっちり!
だったので
いざ出かけました。


今回のテーマは
「ポートレート」(自画像)です。
ピカソが描いたポートレートを
中心に展示がしてあります。
しかも青の時代から順番に
展示ができています。

ポートレートという
限定されたテーマなのに
本当にバラエティに富んでいます。



やっぱすげーな。
このじいさん。



息子は約束通り
大声を出すことなく鑑賞。


私も自分の持っている知識を
かみ砕きまくって説明。
「青の時代」からキュビズムに移行する際


「このおじいちゃんはね。見えすぎちゃって
 前向きも横向きも後ろ向きも全部書きたくなってきちゃったの。
 だからおめめもおはなもいろんな向きを向きはじめちゃったんだよ」


と伝えると
彼なりに納得。



そしてその後の作品に
どんなに突拍子もないものが出てきても


「おじいちゃんにはこう見えたんだねー」


とクールに受け止める。


我が子ながら感動(親ばか)。



彼が気に入ったのは
「彫刻家」という作品でした。
今回は「青の時代」や「キュビズム」時代の作品が多くて
全体的に落ち着いた色彩が多かったからかなあ。


ただミュージアムショップで
この作品のレプリカ(約50万円!)を欲しがって
思わず固まってしまいました。



図鑑で勘弁してもらいました。。。




今回もサントリー美術館は
子供用の可愛いパンフレットがあり
こちらもものすごく楽しめます。


この展覧会。
やはり奥深そうなので
あと2回ぐらいは行こうかなと思っています。

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