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2008-08-30

世田谷美術館「物語が聞こえる−ぼくたちのお気に入り 第1期収蔵品展 チルドレンズ・ミュージアム 」を観てきました。

setagaya

本日は旦那さんは夕方飲み会。
だったら午後からお友達と出かけちゃおう!ってことで
雨を避けて世田谷美術館の
「物語が聞こえる−ぼくたちのお気に入り 第1期収蔵品展 チルドレンズ・ミュージアム 」
を観てきました。



こちらの展覧会。
鑑賞教室でガイドを務めるボランティア「鑑賞リーダー」が
10年間の経験を生かして当館のコレクションから選んだ
「子供たちのお気に入りの作品」を展示
してるとのこと。


正直魯山人に???と思ったりした。
なぜ魯山人をあれだけ大量に入れたのだろう。
ちょと疑問。
素敵なお皿ばかりだったから
まあいいんだけど。



今回よかったなあと思ったのは
戸谷成雄。
大きな木を活かした作品は
まわりをゆっくり歩いただけで
様々な表情を見せてくれるので
本当に楽しかった。

ただ「ここから入るな」と明確に記されていて
中で体感出来なかったのが残念。
所蔵品での展覧会とのことだから
仕方がないかもしれないけど
出来ればもっと体感できる作品を
入れてほしかったな。



昨日みた展覧会が
あまりに過激すぎたので
ちょと今日のは私にはあっさりすぎました。

ちなみに息子が一番食いついたのは
魯山人と戸谷成雄。
ルソーとか華麗にスルーだったので
ある意味彼らしくて笑ってしまいました。


雨の心配もありましたが
なんとか直撃は受けずに済みました。
一緒に行ってくれた友人達に感謝です。
本当にどうもありがとう
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genre : 学問・文化・芸術

2008-08-29

国立新美術館「アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―」を観てきました

china

本日は予想外にいい天気。
運動教室で爆走した息子を横目に
ミッドタウンで遅めのランチをした後
まだ時間に余裕があったので
国立新美術館にて
「アヴァンギャルド・チャイナ―〈中国当代美術〉二十年―」
を観てきました。




こちらは
前からチェックはしていたのですが
内容が過激そうなので
息子にみせていいのか
まず私がチェックしようと思いまして。



ちなみにあたくし中国現代アートは全く分かりません。

以前森美術館で観に行った
「フォロー・ミー!新しい世紀の中国現代美術展」
ぐらいかな。。。
この展覧会も随分昔ですねえ。。。
しみじみ。





その他いくつか現代アートの展覧会にて
単独でお目にかかったくらい。
今回ここまで大集合というのは
初めての試みだそうです。



今回の表現方法は本当にさまざまで
絵画とオブジェとビデオアート
いろいろなものがありました。


絵画とオブジェは
それぞれ
いままでの歴史も大事にした
表現方法が多かったので
観ててとても楽しかったのですが

正直ちょと引いてしまったのが
パフォーマンスアート。
馬 六明やジャン・ホアンの
全裸でのパフォーマンスは
正直言うと
「体が美しくなかったから」
全然観ていて楽しくなかった。


やっぱさあ
パフォーマンスする人は
体に気を使ってほしいんだけどなあ。


まあ今の中国で「全裸」というのは
自分自身をさらけ出して戦うという
勇気ある行動の証になると思うので
それはそれでいいのですが
でもやっぱり美しくあってほしいなあと思う
あたくしでございました。


ちなみにこの展覧会は
息子には見せない予定です。
まだ刺激が強すぎます。

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2008-08-22

二条城展示館で黒書院障壁画を観てきました

nizyouzyou

さて、京都に移動。
今回の目的は食事なんだけど
せっかくなので観光もする。


息子にみせたいので王道を突き進んでみる。


まずは二条城。

正直私もいつ以来か全く分からない。
そのくらい久しぶりに来た。
以前との違いは
耐震工事が進んでることと
とにかく外人が多い!ってことかな。


日本美術ラブな息子。
沢山のお侍さんのマネキンに興奮!
ぜんまい侍の歌を歌いながら
狩野派の松を「かぶきだね?♪」と楽しむ。
そして鶯ばりの床の音を楽しみながら
楽しく鑑賞してくれました。
正直黙っては鑑賞出来ませんでしたが
外人観光客の声のでかさに助けられました。。



そしてお庭を散歩した後
「築城400年記念 展示・収蔵館」
に足を運びました。
そこで黒書院障壁画をガラス越しではありますが
ものすごく近くから鑑賞することができました。
修復の方法も詳しく書いてあって
とても興味深い展示でした。




この展示館、庭園の後にある配置が本当にいい。
御殿を観て庭を散歩して過去の残り香が
ほんのり残っている時に出てくるのがいい。


正直訪れる人は少なかったです。
ここはもっと行ったらいいのに。。。
って思いました。

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2008-08-21

家プロジェクトを観てきました

ie

直島滞在中絶対しておくことの1つに
「家プロジェクトを体感する」
があります。


でも正直よく分からなかった私・・・


とりあえず近くの役場まで行って
地図をもらいました。
近くの無料駐車場に止めさせて頂き
いざ家プロジェクト体感がスタートしました。

※今回はお盆後で人が少なめだったから
簡単に駐車できましたが
混んでいる時期はかなり辛いと思います。
その場合は宿泊施設に車を止めて
バスが無難と思われます。


家プロジェクトのきっかけは
役場からベネッセに
本村の家屋を譲りたいんだけど使いますか。。
という打診からとのこと。
この古い日本家屋と現代アートの融合ということで
家プロジェクトは始まったそうです。


ある程度の敷地内を
地図を頼りに1つ1つ回っていくわけですが
こちらはお子様付きなので
よそ様+作品に迷惑がかからないように
気を遣いながら鑑賞しました。



今回面白かったなーと思ったのは「南寺」と「角屋」そして
「石橋」でした。


まず「角屋」は六本木ヒルズでのおっきな電光掲示板で有名な
宮島達夫さんの作品です。

母屋に入るとそこには大きな海と沢山の数字の光があります。
この海は瀬戸内海を表しているそうです。
そして数字の光の感覚は村の人に決めてもらったそうな。
道理であったかい感じがしたのね。



そして「南寺」。
ここは安藤忠雄さんが新築で作られたものだそうです。
この作品はとにかく真っ暗です。
ずっと真っ暗です。
私は不安だったのですが旦那が息子を抱っこして
連れて行ってしまいすぐだっこは私に。
そこで大丈夫大丈夫と背中をさすりながら
作品を体感したのですが
子供の安心する感覚って真っ暗闇だと
温度で本当によく分かるんですね!
暗闇の中で感じる温度変化と視覚の変化に
個人的には大感動した作品でした。
幸い息子は泣きわめいたりしませんでしたが
不安だっただろうな。ごめんね。


そして「石橋」。
私自身千住博さんはとーっても好きな作家さんなので
楽しみにしていました。
こちらはガイドブックと飾り方が変わっていて
大作1点をじっくり観察する形になっていましたが
ものすごく素敵だったなあ。
水は傍にないのに本当に水を感じさせる作品でありました。



他にもいくつかのプロジェクトがありましたが
正直このプロジェクトは作品によって好き嫌いがあると思います。
ただ町並みを歩きながら
民家にかかっている素敵なのれんを楽しみながら
作品を堪能して歩くというスタイルは
本当に気持ちいいものでした。


作品はこれからもどんどん変貌していくそうなので
機会を設けてぜひまた行ってみたいです。

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2008-08-20

地中美術館に行ってきました

andou_tityu

今回の目的の1つ、地中美術館を訪問しました。


デザインサイトなど
安藤忠雄さん建築は
かなり身近であるあたくし。
正直それほど驚かないかな。。。
って思ったのですが。。。



もうノックアウトされました。
この美術館のクオリティは
もう高すぎます。

この地中美術館
最初の構想のきっかけは
モネの「睡蓮の池」を展示するため
だったそうですが
正直ここのモネほど
印象に残らなかったモネはありません。

(話が飛びますがモネはやっぱり
アサヒビール大山崎山荘美術館が一番いいと思いますわ)


それほど
建物のパワーがすごすきます。
この迫力に絵画は追いつくことは
出来ない気がします。


じゃあ何ならいいのか。
やはり自然を取り入れた
建築物と共存した
現代アートなのではと思うのです。


そういうコンセプトでみると
ウォルター・デ・マリアの作品は
安藤忠雄とガチンコ勝負
ジェームス・タレルはダンス
という印象をうけました。

ウォルター・デ・マリアの作品は
屋外にもあるので
違いがよく分かります。
地中美術館のこの作品は
美術館の箱というかスペースと
ものすごく戦っています。
その戦いを浄化していくのは
空から地中に降り注ぐ
瀬戸内海の光と風なのです。

屋外作品はその光と風の中に作品があるので
戦いの印象はないんです。
同じ作者なのに不思議です。




そしてこの美術館。
まだまだもっとパワーがつきそうな気がします。
もっと月日が経って
雨風にさらされて
まわりを囲む自然がより濃厚になり
作品が自然と解け合うようになったら
美術館そのものが
もっともっとすごい作品に
なると思います。



こちらの美術館は
数年おきに是非訪れたいです。

そして息子が将来
彼女や奥さんと来て
「俺小さい時から来てたんだけど
 その時はこんなだったんだよ♪」
って言わせてあげたい。


そんな未来を想像させてくれる
パワー全開の美術館でした。




絶対再訪します。
旦那には宣言していませんが
私の中でもう決めています。

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2008-08-20

ベネッセハウスに行ってきました

kabocha

さて今回の夏休み。
私の強い希望で直島のベネッセハウスに行くことにしました。


ベネッセハウスとは美術館と宿泊施設が一体になっているところです。
コンデナスト社が発行する旅行誌『コンデナスト・トラベラー』の
"seven places in the world you should see next"
(次に見るべき世界の七か所)特集で
取り上げられたことをきっかけに、世界各地の新聞や雑誌で紹介されており
海外での注目度も高い施設なんだそうです。



確かに外国人が本当に多かったです。


今回mixiで情報収集し
私たちはあえてお金をかけて
岡山で車を借りフェリーで直島入りしました。
理由は私たちが上陸する8月20日あたりは
まだ暑い日々が続いているらしいので
2歳児連れなら車のほうがいいとの
情報をゲットしたからです。

結果的にこれは正解でした。
炎天下のなか2歳児を連れての移動では
車はかなり役立ちました。



さて、私たちが泊まったのはビーチ棟。
まずはベネッセハウスのアートについての
感想を書いていきたいと思います。


ベネッセハウスには
大きくわけて
・ミュージアム棟
・屋外作品
・室外作品

3つのエリアがあります。

私たちが宿泊した
ビーチ棟からは室外作品が沢山見えます。




ここに有名な草間彌生さんのかぼちゃもあります。


このかぼちゃ。
実際にみるともう絶妙な場所にあるんです。
ここ以外考えられない!っていう場所にあります。
これは実際にこの場に行かないと
味わえない感動があります。




そして屋外作品。
こちらは絶対人がいない時に見るのを
オススメします。
我が家は息子が早起きなので
早く観に行くことができたのですが
もう感動しまくりでした。。。






ここは絶対に早朝か夜だと思いますわ。


そして
ミュージアム棟では
夕方5時から約一時間
ギャラリーツアーをやってくれます。

このツアーがまた
とっても親切で分かりやすくてよかったです。




ちなみに屋外作品の説明もしてくれるので
ギャラリーツアーの後また外にいくと
楽しみが倍増です。

ただここみんな写真撮ってたので
私も撮っちゃったけどよかったのかな?


食事はテラスレストランでした。
大変美味しかったです。
ただこちらは家族連れが多いみたいなので
正直煩かったと思います。
うちの子もよー話してたし。。。






なのでデートで行く場合は
テラスレストランは避けましょう。



正直
「ベネッセハウスは大人の宿泊施設だから
子連れは迷惑かなあ」
と思っていたのですが
ホテル側の計らいで
ちゃんと棲み分けが出来ていて
非常に心地よく過ごすことが出来ました。


今回のビーチ棟はこの季節には
本当に最高でした。朝日も素晴らしかったし。
もう少し息子が大きくなったら
今度はぜひミュージアム棟に
泊まってみたいです。

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genre : 学問・文化・芸術

2008-08-09

ハラミュージアムアーク「「觀海庵」 落成記念コレクション展?まなざしはときをこえて」を観てきました

hara1

世間は夏休み。
しかし我が家の夏休みはもう少し先の予定。
そうしたら旦那さんから
「金曜休みを取ったからどこか行こう!」と提案。


ならぜひ行ってみたかったので
ハラミュージアムアークのある伊香保グリーン牧場に出かけました。


ものすごく暑かったので
前泊して行くという手段は
正解でした。
しかも息子前日に発熱だったので
どうしようかと思ったのですが
無事熱も下がってよかったです。


原美術館そのものは
妊娠前から何度も足を運んでいる
大好きな美術館のうちのひとつです。

こちらのアークは
どんな雰囲気なのかなあと
思ったら
原美術館の良さを活かしながら
そこに大自然の生命力が加わっていて
本当に素晴らしい美術館でした。
大きなキャンベルスープは
この芝生だからこそ
面白み倍増です。
hara2



ギャラリーは4つ。
1つ1つはつながっていません。
なので重みのある作品群を
それぞれ見終わると
芝生に囲まれることが出来るので
とても心が落ち着きます。
hara3



順番は決まっていないそうなんですが
私としては觀海庵は最後に観るのをオススメします。


なぜなら
觀海庵を最後にすると觀海庵のすごさを
より体感できるからです。


具体的にはギャラリーB、Cにある扉を使って入る作品が
分かりやすいです。

ギャラリーBの束芋「真夜中の海」と
ギャラリーCの草間彌生「ミラールーム(かぼちゃ)」

こちらに「入って」「別世界を体感して」「出てくる」という作業は

アークの中の移動
そして
牧場の中を移動
と同じようにいろいろな世界を体感出来る
という体験を実感させてくれます。

その体験を踏まえて觀海庵に入ると
「古美術と現代美術の出会いの場」
という觀海庵のコンセプトを
より深く感じることが出来るのです。

特にミラールームを見た後に
狩野永徳「虎図」と
狩野探幽「龍虎図」と
草間彌生の「かぼちゃ」の融合を体感すると
古美術も現代美術の異種格闘技をリング際で
観戦しているかのような
臨場感を感じることが出来ました。




息子も吸い込まれるように
見つめていました。
この觀海庵、本当に心地よかったです。

本当に素晴らしい美術館です。
前泊した旅館もとてもよかったので
ぜひ定期的に訪れたいです。

隣接してるカフェもとっても素敵でした。




帰宅後少し発熱をぶり返してしまった息子。
しかし「今日はとらをみたよ!おもしろかったよ!」
と何度も言ってくれたので
面白かったようです。

頑張ってくれてありがとう。




再来週はいよいよ直島が待っています。
そのとき万全になるように
体調整えねば

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