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2008-06-29

横須賀美術館「あそびじゅつくる展/所蔵作品による美術入門」を観てきました。

yokosuka1

本日は1日雨の予報。
2歳児を抱え1日在宅なんて
我が家では拷問なのでもちろん外出。


なので今日はドライブしながら
横須賀美術館まで足を伸ばしました。


なぜここを目指したかというと
建物がとーってもキレイと聞いていたことと
子供向けプログラム
「あそびじゅつくる展/所蔵作品による美術入門」
を行ってると分かったからです。


正直所蔵作品は全く予備知識なし。
まっさらの気持ちで出かけました。




美術館に到着したのは
開館と同時ぐらい。
雨もそれなりに降っています。
本当に人はまばらです。

地下駐車場から濡れずに
美術館前に広場に出ることが出来ます。
海・緑・空が同時に楽しめる絶景です。


さてさてまずは企画展。
まず目に飛び込んできたのは
コレクションタウンをつくろう!
でした。

こちらは今回の展示で気に入った作品を
使って小さな作品を作り
それをみんなでコレクションしよう!という
作品。 正直かなりおっきいです。



作品に参加する前に
まずは作品を見ましょということで
はさみに興味津々の息子を説得し
いざ中へ進みます。




展示は下記の4章に分かれます。

第1章 本物みたい?
第2章 まる・さんかく・しかく
第3章 いろいろな表現
第4章 物語をつくる

そしてそこには
簡単なテーマがあり
気に入った作品のカードを
持って帰れるようになっているのですが。。



えっと正直
押しの弱い内容でした。
入門とうたっているのなら
それぞれの章にメインの作品を
どーん!って出せばいいのに
押しの弱いテーマにのっとって
ある程度素敵な作品が羅列してあるので
全体の印象が薄くなってしまうのです。


正直息子の反応もいまいち。
退屈ってわけじゃなかったみたいだけど・・・
いくつか面白い作品もあったので
その前では熱心に観ていました。






しかーし!
横須賀美術館の建物は
本当に素敵でした。




展望台も視聴覚室も
本当にキレイです。
本当に気持ちがいい。


今日みたいな雨の日でも
楽しかったんだから
天気がよかったら
もっと気持ちいいだろうな。


そんなさわやかな気持ちで
企画展・常設展を観て
ワークショップの会場に戻ってきました。


早速私たちも作品制作。
息子が気に入った
狐の屏風を土台にちょきちょきちょき。
こんな作品が出来ました。
息子もカットなどで参加しました。 そして作品に埋もれてみました。
yokosuka2
yokosuka3




ちなみに
我々が帰るお昼前には
美術館にはかなりの人。
有名な観光地になってるみたいです。
行く場合は早めの時間がオススメです。

あと最近の新しい美術館に多いんだけど
写真撮影OKとNGの境界線がはっきりしてない。
なので常設展で撮影して怒られむっとしているお客さんが
ものすごく多かったです。
表示をもっとしっかりしないと
トラブルのもと。
気をつけてほしいものです。



この美術館。
開館してまだ1年ということで
いい意味でも悪い意味でも
「若い」印象でしたが
建物そのものは
ものすごく気に入ったので
また行きたいと思います。
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genre : 学問・文化・芸術

2008-06-20

国立新美術館「エミリー・ウングワレー展?アボリジニが生んだ天才画家?」を観てきました

kokuritu

本当は息子が起きてる時に行きたかったんだけど
タイミングを逃しちゃいそうなんで
私だけでもってことで
本日運動教室の帰りに
「エミリー・ウングワレー展?アボリジニが生んだ天才画家?


を観てきました。


この方、私は名前は全く知りませんでした。
ただ横山大観を観に行ったとき
大きな予告のポスターを観て
「行ってみたい!」って思っていたので。。


正直メジャーな人ではないので
それほど混んでいなかったです。


さてこの方。
アボリジニのアートを
キャンバスに独自の方法で
表現されているとのこと。

彼女の故郷
彼女のイメージ

が最初は点、次は線、そして色彩へと
まるで生き物のように変化していきます。

確かに自然ならではの色彩感覚。
観てて体がふあっと浮いてくるような
感じになります。

ただ気になったのは
ラスト・シリーズに向かう際
額縁をイメージした色彩が多くなっていくこと。

最初絵を描いていたときは
あふれるイメージを
あふれるままに表していたのに
最後のほうは
「見せる」という概念が
入り込んできちゃったのかなあ。

こういう発掘された現代アートって
発掘したその瞬間は
生命力爆発!って感じなんだけど
その後のまわりの影響によっては
作風の勢いが減速してしまうことって
あるんだろうなあ。

その点
このエミリー・ウングワレーさんは
激しい減速はしていませんでしたが
なんかビジネスが見えた時代があったのには
少し興ざめかも。。。


気を取り直して先に進みます。
亡くなる2週間で描いた
「私の故郷」シリーズは
本当に色遣いが
まるで天使が飛んでいる空のように美しくて。。。


ぐぐぐって引き寄せられてしまいました。


あと途中に「ユートピア・ルーム」とした資料展示コーナーが設けられています。
ユートピアで採取した岩石などアボリジニ文化の一端を紹介しているのですが
これってとってもいい場所にあります。

後半少し前あたりにあるのですが
エイミーの世界に慣れというか
飽き始めたかなっていう時に
すくっと存在します。

そして実際の文化紹介の展示をみて
やる気を再注入って感じなんです。


あの場所の展示コーナーは
すごいなって後で思いました。

息子がみたら
どんな反応をするか
ぜひ観てみたいので
起きているとき
ぜひ連れてってみたいと思います。




ちなみに絵を見ながら
「おみやげ屋さんには
この絵の柄のスカーフとか布小物とか多いんだろうな」
って思っていたら
ショップ、ものすごく充実してらっしゃいました。。。
でもちょち高かったかな。。。

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2008-06-13

富士フィルムフォトサロン「日・欧巡礼の道」展 日本編を観てきました。

huji

さて、運動教室のイベントも終わり
いつものように爆睡した息子を連れて
ミッドタウンに戻ってきました。


そしてランチをした後
またまた富士フィルムフォトサロンで
素敵な展示を発見!


「日・欧巡礼の道」展 日本編を
観てきました。


熊野ってなんか引かれるんですよ。
パワースポットであることが
写真1枚だけでも伝えられるような
力強さがあるから。


なので
森の元気をもらいに行こう!と思い
いざ出かけてみると



なんか違うぞ!


写真のパワーが違う。
なんか本当に清んでいる。
初めて50インチの液晶テレビで
ハイビジョンを観たような感じ。




???



秘密はカメラにありました。
今回撮影で使われたカメラは
世界で3台しか作られなかったアメリカ製大判カメラ
「ディアドルフ8×20」に手を加えたものなんだそうです。
世界に1台しかない貴重なカメラなんだそうです。


実際観ると
本当に大きい!

っていうか
こんな大きなもの担いで
撮影してたのか。。


って感動してしまいました。


このカメラで撮影された
森林や仏像には
見えない力まで
明確に表現されています。



行って良かったです。

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2008-06-12

サントリー美術館「KAZARI ―日本美の情熱―」を再訪してきました。

kazari

本日は運動教室のイベントに参加。


ということは
午前中に六本木に行ける!


ってことで
前回行ってとても気に入った
サントリー美術館「KAZARI ―日本美の情熱―」を
親子で再訪してきました。


息子サントリー美術館は
もう数え切れない程訪問しているので
ベビカを預けたあとも慣れたもの。

お姉さん達に
「いってきます」とご挨拶して
いざ出陣。



今回は息子のマイブームである
「歌舞伎」に関連した
衣装を中心に鑑賞予定。



しかし!
最初の土器→焼き物のコーナーに
息子釘付け。

そしてそこで
「おや?」とつぶやきまくり。



美の壺のオープニングトークの
モノマネでした。

「おや?あんなところにも 美がかくれていた」

谷啓のモノマネをする2歳児。


前回感心した
「大きい展示と小さい展示をいったりきたり」
という展示方法は
息子にもとても観やすかったらしく
宴の絵巻の拡大図を見ながら
お皿の展示などを
「ごはんたべてるねー」
等といいながらとても楽しく観ていました。




そして
今回の鑑賞のメインにしようと思っていた
舞台衣装の展示3階に行く途中
息子は階段下の広場の石見神楽の衣装に釘付け!
石見神楽の動く映像を
食い入るように観ていました。



しかし
その隣にある実際の衣装に近づくと



「こわいよー」


いいねえ!このライブな鑑賞法!!!



やはり
映像と本物の組み合わせは最強です。
この映像と本物を行ったり来たりを
しばらく楽しみました。


ちなみに息子は
陶器や茶器といった生活の周りにある品物を組み合わせて
人物や動物などを創り上げるという
平田地区に昔から伝わる独特の芸術「一式飾」には
それほど食いつかず。


これもお皿で出来てた大きなお人形だったから
ものすごく面白かったのにな。
息子はやっぱ「人間が着てる」というほうが
楽しいのかな。
ちなみにこの後一緒に観た歌舞伎の衣装にも
息子はそれほど食いつきませんでした。



ただ全体的には
とても楽しめたようです。
帰宅後録画しておいた
新日曜美術館の特集も
とても楽しんで観ていました。



サントリー美術館は
朝はとても静かに観れるので
本当にオススメです。
あと子供用プログラムも充実しています。

またぜひ行きたいです!

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genre : 学問・文化・芸術

2008-06-02

サントリー美術館「KAZARI ―日本美の情熱―」を観てきました。

image.jpg


今日は運動教室振替日。
そこで
いつものように
息子が寝た後にアート鑑賞。

本日は
サントリー美術館「KAZARI ―日本美の情熱―」を観てきました。
今回かざりがテーマということで
息子に見せるにはどうかな?小さすぎるかな?
と思い予習に行ってみました。

以前同美術館での「和モード」
小物が見づらく流れを感じることが出来ず
私にとっては欲求不満だったので
今回正直あまり期待しないで
行ったのですが。。。


とってもよかったです!


何がいいって
「かざり」を多面的に分かりやすく
そして大きく
見せてくれるからです。




今回の展示構成はこちら。


第一章 かざるDNA
(1)イントロダクション 「かざり」の源流
(2)荘厳と祭祀 神仏へささげるかざり

第二章 場をかざる
(1)中世のかざり
(2)室内を彩るかざり

第三章 身をかざる
(1)武将のダンディズム
(2)町衆の粋

第四章 動きをかざる
(1)芸能のかざり
(2)祭礼の華、風流(ふりゅう)のかざり





この展示構成は本当に素晴らしいです。

第一章で
かざりの原点である「神への想い」を確認し
第二章で
そのかざりが神への想いから自らへの装飾に変化し
第三章で
装飾が役割をもったことを表し
第四章で
役割を持った装飾を使った職業、つまり芸能のかざりを堪能する


というように
展示にとっても分かりやすい「流れ」があります。
しかも
小さいかざりを大きく感じられるように
屏風の一部を拡大して壁に展示したり
着物と小物を同じ高さで展示して
小物に動きをもたせたり



展示方法に沢山の工夫があって
全然飽きません。
かざりの大きさ関係なく
1つ1つのかざりを大きく感じることが出来ます。



1つ1つの展示品も
素晴らしいのですが
この流れのおかげで
武将の兜や
歌舞伎の衣装などに

長い歴史や強い生命力を
感じることが出来るのです。



日本美術が好きな人
着物が好きな人
歌舞伎が好きな人

そしてそうでもない人でも
とっても楽しめると思います!


ちなみに今回から
こんな子供向けのちらしも出来てました。
kapo.jpg

これ、とってもいいです!
これから毎回やってほしいなあ。。




次回息子が起きてる時間に
再訪する予定です。

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2008-06-01

東京藝術大学大学美術館「バウハウス・デッサウ展」を観てきました。

20080601103125.jpg

本日久しぶりの快晴。
是非沢山森林浴したい!
そしてアートに触れたい!!!


ということで
上野まで車で行って
長蛇の列の薬師寺展の横を通って
以前から私が行きたかった
東京藝術大学大学美術館「バウハウス・デッサウ展」
を観に行きました。
旦那さん、ドイツデザイン好きじゃないのに
つきあってくれてありがとう!


バウハウスとは1919年にドイツ、ヴァイマールに誕生した造形芸術学校
です。
ヴァイマール、デッサウ、ベルリンと拠点を変え活動し、
1933年、ナチスの台頭とともに閉校を余儀なくされました。


そうなんです。
実は活動期間は短いんです。
ですがその影響は現在でも
いろいろなデザインの中に生きています。

今回の構成は、
第1部 バウハウスとその時代
第2部 デッサウのバウハウス
 (1)基礎教育
 (2)工房
 (3)バウハウスの写真と芸術
 (4)舞台工房
第3部 建築

となっています。
バウハウスといれば
建築が有名ですが
今回ぜひ注目したかったのは第二部の教育。

名前の知れた芸術家達の担当した授業がどんなものだっか
課題を元に細かく知ることが出来ます。

これが本当に面白い。
授業の様子が手に取るように分かる。
声が聞こえてくるようです。

バウハウスらしいデザインの
洪水の展覧会、
私はわくわくしっぱなしでした。



日本美術好きな息子は
度肝をぬかれるデザインに
時々「こわいー」と言ってました。。。

我が家の男性陣は
あまり好みじゃなかったかな。



そんな息子が釘付けになったのが
舞台映像。

説明をみてみると
1923年に子供向け番組として
作られたパフォーマンス。

私も観ましたが
今みてもとっても面白いんです!
子供くいつきまくりなんです。



もしかして
NHKの人バウハウスの
舞台映像観てるんじゃないかな。
聞いてみたいなって思いました。


芸大の美術館そのものも
とても素敵な建物でした。
またぜひ行きたいです。

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