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2008-05-25

江戸東京博物館「熱き心展 寛斎元気主義」を観てきました。

kansai


本日午前東京は雨。
息子はとっても出かけたい気分。
だったら博物館に行こう!ってことで
今日は江戸東京博物館に行きました。


なぜかといと
息子が大好きな「美の壷」の中で
以前やっていた「歌舞伎入門 舞台編」が
今息子の大ブームだからです。

歌舞伎の舞台装置の説明を
いつも熱心に観ています。
なので実際に歌舞伎はまだ無理としても
博物館でなら観れるかも?と
思いまして。。。


で、実際行ってみて分かりましたが
ものすごくだだっぴろい博物館なのですね。
いろんな展示をやっていました。


という流れで本日開催されていた
熱き心展 寛斎元気主義」を
観てきました。

この展示。
山本寛斎のデザイナーから
イベントプロデューサーとしての
作品を順番に展示しています。

デビット・ボウイの衣装など
初めて間近で観ました。
あれ、ものすごく暑そう。。。


デザイナーとしての
作品は見応えあったのですが
イベントプロデューサーになってからの
作品は 正直私は好きじゃない。。。


結局何を伝えたいのかな・・・
単なるお祭りが好きってことなのかな・・・
って思ってしまいました。
私の理解力が足りないと思われます。。。


日本の織物をモチーフに
現代的なデザイン衣装が多いんだけど
この手法なら
私は三宅一生さんのほうがすっきりしていて
私の好みでした。



まあ
あれだけ大きな会場で
イベントをやるってことだけでも
ものすごく大変な事だから
それだけでもすごいのかもしれません。


ちなみに息子は
ぽかーんとしながら
観ていました。
なんだろうー?って感じ。
ただ寛斎さんのロンドンコレクションの映像を
ものすごく熱心に凝視してまして。。
私もこのコレクションは
とてもいい!って思ったので
「きみーわかってるねー♪」と
内心嬉しかったです。


江戸東京博物館そのものは
外国人の多さに驚きました。
両国国技館と一緒に見学するのでしょうかねえ。
英語が話せるスタッフも多くて
対応慣れしてる感じがしました。


ただちょっとなあと思ったのは
写真撮影OKとNGのものが
入り乱れて展示されてること!
なので間違えて撮影してしまうこと多数。
いいのでしょうか。この状況。

保存とか大丈夫なのかな。
ちょと心配になりました。。。

ちなみに息子は
歌舞伎の人形はちゃんと観ることができました。
kabuki

ただ舞台装置を説明する模型はスルー。
そうだよね、だってもう知ってるもんね。



江戸東京博物館は
薬師寺展を観た後だからでしょうか
正直歴史の浅さを感じてしまいました。


うーんがんばれ!って感じでした。
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2008-05-24

富士フィルムフォトサロン名作展 林忠彦写真展「カストリ時代」を観てきました。

dazai

昨日金曜日いつものスケジュールで
ミッドタウンでランチを済ましたあとは
ベビカで寝ている息子を押しながら散策。
(それにしても毎週ミッドタウンでランチしてるなあ。。)

そうしていたら
ものすごいかっこいいポスターと出会った。。
誰だろう?って思ったら太宰治!
どうも近くて写真展をやってるらしい。



あらまあ!
しかも無料じゃん!
って思い
寝ている息子を連れて
富士フィルムフォトサロン名作展 林忠彦写真展「カストリ時代」
に行ってきました。


このフォトサロン実は
ものすごいいい作品展を
沢山やってるんですよねー。
無料だからものすごくオススメ!



まずそもそも「カストリ」ってなあに?と思ったら
こんな記述が。


-----
“カストリ”とは
第二次大戦直後に盛んに造られた米またはイモから急造した粗悪な密造酒のことです。
-----

で、カストリとはどう作るのか思い調べてみました。

?ドブロクを鍋に入れ沸騰させる。
?その鍋の上に、もう一つ空の鍋を吊るしておきます
 すると沸騰したドブロクの蒸気が吊るした鍋の上に溜まって雫となって落ちる
?この落ちる雫を、じょうろに受けて、竹の樋に流しながら自然冷却していき、ビンにためる

だそうです。
なんか体に悪そう・・・
っていうかものすごく体に悪いそうです。
飲み過ぎると失明したり
死んでしまうようなお酒だったそうです。

ちなみに、「カストリ」と「粕取焼酎」はまったくの別物です。



昭和20年代というと
まだ焼け野原も残っています。
復員兵として焼け野原になった廃墟をさまよう林忠彦氏は
なんとかこの東京を撮りたいと思い
借金をして小型カメラを用意して記録を始めたそうです。



写真展は焼け野原から始まります。
道で泥まみれで寝てる子供をみると
胸がきゅーんと痛くなりました。

ただそこから復興していく人たちの目は
野心に満ちあふれています。
(それは今私が復興した現在を生きてるから
そう見えるのかもしれませんが。。。)
その人たちがいきいきとして見えるのは
撮り手である林忠彦氏も
新たに出発する気が満々だったからなのかな。

写真の風景は焼け野原から
復興の状況、そして
繁華街、歓楽街にうつっていきます。
これは林忠彦氏の生活の変化も
あったのでしょうね。



私としては
風俗街、繁華街を写した写真のなかに
素敵な写真が多いなあと思いました。
特にキャバレーの楽屋の写真や
新宿の風俗街の写真は
以前みたロートレックの絵を思い出しました。
太宰治の写真も大きなパネルで見ましたが
とてもかっこよかったです。
あと川端康成の家族もなんかよかった。


モデルの文豪達はみんな林忠彦氏に
心を許していたのだろうなと
思いました。



ここのサロン、これからもチェックしていきたいです。

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2008-05-17

東京国立博物館「国宝 薬師寺展」を観てきました。

yakusizi


今日はとってもいい天気。
旦那さんは息子を馬に乗せたいとのこと。


じゃあ上野動物園に行くことに
って思って行ってみたら
開園時に長蛇の列!!!!
どうもパンダのお参りの列らしい。。。


あまりに混んでて
私が嫌だったので
国宝 薬師寺展」に
行くことにしました。
(というか変更させました。割引券持ってたし)



日本美術大好きの我が息子。
楽しんでもらえると思い
20分待ちの列に並びました。

ちょと暑かった。。



いざ入ってみると
入場制限してるだけあって
とても心地よい混み具合。
息子もノリノリ。

ドキドキしながら
いざ展示室にはいってみると。。。
量は少ないけど
見応えありまくりのものばかり。

もう何度息をのんだことか。。。
ものすごく充実した展示でした。

そりゃそうだよね。
だってみんな国宝だもんね。


特にぜひ観たかった
月光菩薩・月光菩薩は
もう息をするのを忘れる程の美しさ。
沢山の人が群がってるんだけど
でもみんなもうぽーっとしてるんです。
とっても不思議な空間になってます。

そしてその場を振り返ってみると
なんか感動がわき上がってくる感じなんです。


あー行って良かった。


息子自身も
吸い込まれるように
見入ってました。
特に今回しか観られない
背中をみて「すごいねー」を連発。


きみ、よーく分かってるね!


あと展示数が少ないことを逆手にとっていて
解説や模型や写真が
ものすごく上手に使われています。

特に第二展示室の国宝 吉祥天像が
その手法をものすごく上手に使っていています。
1つ1つの特徴を大きな写真で
わかりやすく解説していて
その後で本物が神々しく置いてあるので
もうしくみはわかるし
ワクワク感がどんどんあがるし
本物を観た特の感動は
もうぐーっときてしまうのです。

息子も大感動していました。。。




あと展示室にて
薬師寺の(おそらく位の高い)お坊さんと
国立博物館のお偉いさんが
薬師寺の建物を説明する大きな写真の前で
お話をしていました。

そこに写真を見に来た私たち。
息子はお坊さんに向かって「こんにちは」。
お坊さんも息子に手を合わせて「こんにちは」と
答えて下さいました。
「2歳なの!ものすごくちゃんと観てくれてるね!」
とお褒めの言葉も頂きました。
そこで私が
「来週「「迷宮美術館」が「薬師寺展特集」なので事前に見に来たんです。
私もこの子も「迷宮美術館」大好きなんで」
と話したら博物館のお偉いさんが
「あの番組とても面白いですね!見に来てくれてありがとうございます」
と喜んで下さいました。


嬉しかったー。


薬師寺展を堪能した後は
常設展をちょこっと観て
その後カフェでお茶&ランチ。
帰り車で息子は爆睡。
私たちはミッドタウンでランチをして帰りました。




ものすごく充実した土曜日でした。
よかったよかった。

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2008-05-08

熊谷恒子記念館「かなで辿る女流文学の世界」を観てきました。

atuko1


息子の大好きな番組。
それは「迷宮美術館」。

この番組は本当に好きみたいで
熱心に観ています。
来週の特集が川端龍子先生なので
予習を兼ねて龍子記念館に行こうと思ったら
なんと展示替えでおやすみ!!
なので近くにある熊谷恒子記念館
寄ってみました。


予備知識ゼロでしたが
以前観た書の展覧会は
息子も楽しかったみたいなので
興味をもってくれるかな?
って思いまして。。。


いざ入ってみると
本当にキレイな邸宅って感じ。
ちなみに私たち以外は
いらっしゃらなかったので
のんびり観させてもらいました。

今回の展示では
源氏物語の一節などを
書いた書が展示されていました。
とても美しい色紙に
川のせせらぎを感じさせるようなひらがな。
観てる私たちにまで
さわやかな風を感じさせてくれる書に
本当に気持ちよくなりました。

息子もにこにこしながら
観ていました。
彼、やっぱり「書」が好きみたいです。

それにしても
ひらがなって女性的ですよね。
さらさらって感じです。
息子に「さらさらだねー」と言ったら
音が書にあっていたみたいで
「さらさら?さらさら?」と
つぶやきながら観ていました。


記念館は1階が展示、
2階が書庫と展示室になっていました。
2階の書庫には大事そうな本が沢山!
atuko3

息子が興味津々なので
どきどきしました。
(本当は観たかったけど。。)
2階の展示室は書をしたためることも
できる場所です。
素敵な屏風もありました。
atuko2



ちいさな記念館でしたが
とても素敵な場所でした。

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