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2008-04-29

松屋銀座大催会場「絵本の魔術師 エリック・カール展」を観てきました

ka-ru


美術館じゃないけど
でも美術館並の展示だったので記録。


松屋銀座大催会場
「絵本の魔術師 エリック・カール展」
を観てきました。


息子は
「おつきさまとって!」という絵本が大好きです。
このおはなしは女の子がお父さんに
「おつきさまとって!」とお願いして
お父さんがお月様にお願いして一緒に来てもらって遊ぶ
という話なんだけど
夕方散歩でお月様をみつけると
「おつきさまとって!」と
言うくらい好きです。


なのでせっかく原画展が来てるのなら
ぜひ見せてあげようと思い
朝の銀座に繰り出しました。
早起きな我が家。到着は10時半。
松屋の1Fの化粧品売り場はがらがら。
これならゆっくり見れると思ったら。。。


大催物会場は
すごい人でした。


家族連れのほんまに多いこと。
正直落ち着いてみれる雰囲気ではなかったです。
息子も最初はぐずぐずしっぱなし。
でも子供がものすごい多いから
ぐずぐずしても全然目立たない。


まあそれはそれとしても
この原画、本当にキレイ。
1つ1つのパーツが本当にいきいきしてる。


原画展ってことで
今回は不採用の作品も
いくつかあったのですが
不採用が納得できる表情なのが
またおかしい。


あと今回行って本当によかった!
と思ったのは
「インディペンデント・アート」という
絵本作成時に残った紙で作ったアート。
これがまた本当に美しいし、楽しい。
紙だけでも楽しいのに
その紙でロボットとか顔とか作ってるんだけど
これもまた楽しい!

これはテキスタイルとかに
興味がある人には
もうたまんないじゃないかな。


あまりの人混みに
息子は疲れ気味でしたが
なかなか楽しい展覧会でした。
目録と絵本を数冊買ったので
後で楽しんでもらいましょう。
エリック・カール絵本美術館
いつか行ってみたいです。
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genre : 学問・文化・芸術

2008-04-18

KIDS EARTH FUND 子供地球基金創立20周年記念「子供の絵で地球を塗りかえよう」を観てきました。

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本日の東京は雨。
しかもかなり本降り。


そんな時にこそ役立つ運動教室ってことで
本日も青山に出発。
そしてその後いつものように東京ミッドタウンへ。
息子爆睡の横で食事を済ませたあと
雨が心配なので早めに帰ろうと思ったら
KIDS EARTH FUND
子供地球基金創立20周年記念
「子供の絵で地球を塗りかえよう
」というイベントをやっていたので
観ることにしました。


こちらは
病気や子供、災害などで心に傷を負った世界中のこどもたちへ
アートを通して心のケアを行っているNPO子供地球基金の
体感イベントとのこと。

ベビカを押しながら
会場に入ってみました。


ものすごく
迫力がある絵が多くて
本当に驚きました。

kaiga3

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私自身も子供の頃
感情のコントロールのために
絵を描いたり物を作ったりしていたので
この子供たちの絵を描く気持ちは
なんとなく理解できました。

不安に押しつぶされそうなときや
感情がぐしゃぐしゃなときに
絵を描くと気持ちがすーっとしてきます。

そしてその絵が出来上がったとき
自分の中に感じる「達成感」が
自分の中にものすごく安心できる「自信」を
与えてくれるんです。

あの自信は
とっても気持ちいい。


だから


この絵が出来上がって
本当によかったね!
そしてその達成感を
一緒に喜びたいよ!!



と話しかけたくなるような
絵がとっても多かったです。

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我が息子は爆睡状態だったので
モスクワで行われた展覧会での
パンフレットが500円で販売されていたので
買って帰りました。


このパンフレットも
楽しめそうです。


こういう活動、とっても素敵ですね。
ボランティアで
活動されてる方々もとても笑顔が素敵でした。

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genre : 学問・文化・芸術

2008-04-17

森アーツセンターギャラリー「透明なスピード?BMWアート・カー展?」を観てきました。

現在森美術館は
展示替えのためお休み中。

友人と展望台にいったついでに
森アーツセンターギャラリー「透明なスピード?BMWアート・カー展?」を観てきました。
ちなみに息子は爆睡中。
車なので面白かったら再訪しようかと。。。



ここは以前は何回か行ったことがあったのですが
訪れるのはものすごく久しぶりでした。

今回は5台のBMWがあったのですが
それぞれ個性的なペイントがしてありました。
そのまわりは風を感じさせるカーテンが
びっしり並んでいてとても綺麗でした。

車のペイントもそれぞれ個性的で
なかなか面白かったです。
丸の内でもイベントがあって
アートブックなども見れるみたいです。



でも正直言って
5台で1000円は高すぎます。
展望台と別にお金払ってるんだから
もう少し充実させてほしい。

まあお代は妥協しましょう。
でも再入場できない!ってのは
ちょと厳しすぎるのでは?


以前は再入場出来たような気がするのですが
システムが変わってしまったのでしょうか。
ちょと残念です。

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2008-04-11

国立新美術館「モディリアーニ展」を観てきました

アート三昧の金曜日。
昨日デザインサイトに行ったけど
今日も六本木なので
この機会を有効に!


ってことで
国立新美術館の「モディリアーニ展」を
観てきました。


私は以前
多摩美術大学の公開講座
現代アートの講座を1年間
受講したことがあります。
その時にモディリアーニはよく出てくる
画家でした。
ただそのときの知識ぐらいしか
私にはありませんでした。
「画風の確立した画家だよなあ、、」
って思っていたくらいです。


熟睡の息子を連れて
通い慣れたE展示室に向かいました。
今回は程よい混み具合。
特に待つことはありませんでした。


今回の展覧会では
世界10カ国から作品を集めたそうです。
35歳で病気で亡くなってしまった
モディリアーニは非常に作品の少ない画家です。
その彼の作品をここまで集めるのは
さぞかし大変だったのではと
思いました。


作品は時系列、そしてテーマをもって
展示されています。
その展示が実に見やすい。
テーマごとに壁の色を変えているので
区別もしやすいです。

そして時々
モディリアーニの肖像画の特徴でもある
「楕円」がくりぬかれています。
これもまた粋。

いくつかの絵には
絵についての解説が短く添えられています。
その解説の長さが実に心地よい。

最近観たなかで
「一番観やすい展覧会」です。
事前に勉強しなくても十分楽しめる。

正直予備知識がない私でも
とても楽しめました。




モディリアーニの作品は
なんか同じような感じだと思っていましたが
画風は一緒でもそれぞれの人物の
特徴をとても的確に捉えていて
それぞれがものすごく個性的なのが
これだけの作品を目にして
改めてわかりました。


息子にもみせたいなと
思いながらショップを観てたら
息子愚図りながら起床。
泣きも入ってきたので
急いで美術館を後にしました。。
(なので写真はありません。。。)



子供用パンフレットがあったので
次回の運動教室の時に買ってみます。
そして家で見せて
食いつくようだったら
ぜひまた再訪したいです。

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genre : 学問・文化・芸術

2008-04-10

東京ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHT 「三宅一生ディレクション「XXIc.- 21世紀人」」展を再訪してきました

miyake

今日は午後から通っている運動教室でイベント。
つまり、午前中六本木に行けるという
なかなかない状況。

行動せねば!

ってことで
雨だったのですが
東京ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHT
「三宅一生ディレクション「XXIc.- 21世紀人」」展を
再訪してきました。


11時過ぎに向かい
どうせ空いてるだろうと思ったら
けっこう人はいました。
六本木って観光地だから
午前中美術館って人も多いみたい。


息子は
先日購入したパンフをみながら予習。
なので見る気満々。


ベビカを受け付けに預けて
いざ向かいました。


デザインサイトは通常の
入り口はまず階段があって
そこを降りていきます。
(ベビカで行くときはエレベーターを使うので
通常の入り口を使わないことも多いのです)

階段を下りると
関口光太郎さんのでーっかいオブジェ
「明るい未来に出発だ」が目に飛び込んできます。

このオブジェ。全長7Mという
巨大のなものなのですが
素材が新聞紙とガムテープなせいか
なんだかとってもあったかい感じ。
息子も何度もまわりを回りながら
「おかーさん!おおきいねー!」。と
話していました。


そして
今回のメインの1つでもある
三宅一生の作品「21世紀の神話」は
音と大きなオブジェの壮大な作品。
ここは正直2歳の子には
怖い部屋でした。。。

泣かれては困るので
さささっと移動。

そして
前回私が心奪われた
イサム・ノグチの水墨画とデュイ・セイドの作品を
いったりきたりしながら鑑賞。
「そっくりだねー」と息子も感心。
そしてノグチの水墨画の前では
じーっと観ていました。


そして
前回私はあまり食いつかなかった
nendoの「キャベツチェア」を
息子が食いついたので
じっくり鑑賞。
近くでみると加工されたグラデーションの美しさに
息をのんでしまいました。



そして最後は
藤原大+イッセイ ミヤケ クリエイティブルームによる『ザ・ウィンド』。
これはダイソンの部品をつかって作られた服やオブジェ。
これも今回はじっくり観ました。
息子が1つ1つのオブジェをみながら
「おかーさん!このひとわらってるね!」とか
「このひともぐもぐしてるねー」とか
1つ1つ感想を言ってくれるので
以前では気がつかなかった見方が出来て
とっても面白かったです。


そのほか
気に入った作品を
順番を全く無視して
いったりきたり。
小一時間楽しく堪能しました。


息子が一緒だったのでミヤケさんの
「21世紀人はどう生きるべきか」
というテーマを深く考える余裕はありませんでしたが
私が一人で観ていたら気がつかなかった視点を
息子は沢山教えてくれるので
私自身もとても楽しかったです。


この展示会は
子供でもとても楽しめるので
本当にオススメです。

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genre : 学問・文化・芸術

2008-04-06

岡本太郎記念館「『MAYAMAXXのさようなら 』 展」を観てきました。

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昨日、今日と東京はとってもいい天気!
なので今日は
家族3人で「岡本太郎記念館」に行ってきました。

ここはずっと前から
行ってみたかったのですが
なかなか機会がなくて。。
今日はとてもいい天気だったし
旦那さんがいるので車で移動できるので
思い切って行ってみました。


車で近くまで行って
いざ行ってみると
なんと以前よく行っていた
青山ブルーノートの前。
そっかーブルーノート行くときは
いつも夜だったから気がつかなかった。

隣接してるコインパーキングからはオブジェがいくつも見えます。
なのでスキップしながら入ってみると。。。
なんとこの記念館、写真撮影OK!
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なので今回は写真撮りまくりました。

ちなみに今回の企画展は
『MAYA MAXXのさようなら 』。
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名前だけしか知らなかったMAYA MAXX
この絵の集合体は迫力はあるんだけど
でもなんか勢いありきの感じがして
私はあまり好きになれませんでした。
でも太郎さんが応援したくなるってのは
なんか分かる気がします。
どうも世界に旅立つそうで。
これからの更なる活躍に、期待ですね。

絵の展示もありました。
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でもこちらは絵のみ。説明は殆どありません。
以前みた美術館での「にらめっこ」展にでてた作品が
いくつかあったような気がしますが。。自信はありません。。。


そして記念館の見学に戻ります。
こちらはアトリエ。

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迫力が半端じゃないです。
立てかけてる絵のキャンバスの端からも
エネルギーを感じます。すごい。

許されるのならずっと立っていたかった。

そしてこちらはリビング。

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ほんまに素敵なおうちです。
HPで確認するとコルビジュの愛弟子だった坂倉準三という
人の建築だそうです。なんか納得。

そしてお庭。
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生田緑地にある
岡本太郎美術館より
より作品が近くに感じられて
とても見応えがありました。
(でも痛みもかなりきてましたが。。。大丈夫なのか?)

こちらを訪れた人は
絶対に生田緑地の岡本太郎美術館に
行くべきだと思いますね。。
青山は作品の由来などが非常にわかりにくい。でも近くに感じることは出来る。
生田は作品の説明は非常によく分かるけど、でもやっぱり美術館。

両方行くことで
より深く「太郎さん」を感じることが出来るはずです。




ちなみに息子は数々のオブジェに大興奮。
オブジェのまねをしていました。
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そして記念館には
素敵なカフェもありました。
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息子と3人で素敵なお茶タイムが出来ました。


また行ってみたいと思いますー。

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genre : 学問・文化・芸術

2008-04-04

東京ミッドタウン 21_21 DESIGN SIGHT 「三宅一生ディレクション「XXIc.- 21世紀人」」展を観てきました

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春です。春です。
気持ちいい春です。

そこで今日は運動教室の帰りに
東京ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで
「三宅一生ディレクション「XXIc.- 21世紀人」」展を
観てきました。

息子は爆睡中で同行。
なので今回は「予習」メインです。
パンフレットが700円と格安なので
早速購入。このパンフは買いです。


三宅一生さんは以前は単なる服飾デザイナーと
思っていました。でも
デザインサイト設立のドキュメンタリーを拝見してから
ものすごく「日本のデザインの行く末」を真面目に考えておられる人
だとわかり現在はとっても好きです。
そして息子はその番組で何度も流れていたA-Pocのアニメーションが
お気に入りだったのでおそらく気に入るはず。

この「デザインサイト」は最初の展覧会は私にとっては難解で
疑問点も多かったのですが
回を重ねるごとに企画展の方向性がとても明確で面白くなってきてるので
今回の展示は本当に楽しみでした。


結論としては とても面白かったです。




会場には最初にこんな定義がされています。

----
21_21 DESIGN SIGHT 第3回企画展のテーマは「21世紀人」です。
かつて未来と呼ばれた21世紀に、
わたしたちは多くの問題とともに暮らしています。

ディレクターの三宅一生はさまざまなリサーチをおこない、
想像力を働かせました。
そして、誰もが感じている疑問や課題に向きあいながら
新しい表現にとりくんでいる国内外の作家とともに
展覧会をつくりあげます。

会場を訪れた人たちと一緒に考え、
最後には希望を感じられる――
そうした展覧会をめざしています。
----

今回の展覧会は11の作品で構成。
その作品1つ1つには明確は連続性はありません。
でもそれぞれの作品に「未来に対する問題について考えよう」
という明確な主張があります。
そしてその主張が展覧会全体にまとまりをもたせている感じがします。


例えば三宅一生『21世紀の神話』。1部屋を使った壮大な作品の原料は紙。
「プリーツ プリーズ イッセイミヤケ」の製造工程で使用された、
廃棄前の紙を8人の娘たちのボディと衣服に再利用しています。

そして藤原大+イッセイ ミヤケ クリエイティブルームによる『ザ・ウィンド』。
これは「DYSON A-POC」という、ダイソンクリーナーのパーツを一度すべて分解し、
それぞれの部品を服のパーツに置き換えたシリーズを元に制作されたもの。

この2つの作品は「リサイクル」で作ることにより
環境を考えるというメッセージを
おだやかに組み込めている感じがします。


私が特に今回ぐっときたのは
イサム・ノグチの墨絵と
その墨絵にインスパイアされて出来た
デュイ・ライトの彫刻。

ノグチの墨絵は
「父親からの拒絶」という傷心の時にかかれたもの。
そしてライトの彫刻はノグチの絵にインスパイアされて
作られたものだそうです。
(ただその旨はパンフレットには書いていません。
私は説明してくれた案内の人から聞きました)

この2つの作品は隣に置かれているのですが
その間には1つ長方形の「壁」が存在します。

この壁の存在が
20世紀に出来たノグチの墨絵と
21世紀に出来たライトの彫刻の間に
年月という誰にも止められない壁が
存在することを表すと同時に
その壁を行き来できる自分の自由さに
強い爽快感と未来に対する責任感を
感じることが出来るのです。


でももしからしたらそれは
20世紀に産まれ21世紀に生活する
私だからそう感じるのかもしれません。


21世紀に産まれそして育っていく
我が息子はこの展覧会をどのように
感じてくれるでしょうか。


今度は親子で再訪する予定です。



ちなみにデザインサイトは
大きくない美術館ですし
そして正直平日ならそれほど混んでいないし
移動にエレベーターも使えるし
再入場も可能なので
子連れに優しい美術館だと思います。
展示会場にいるスタッフさんも
子供の扱いが上手な人が多いです。

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